【コラム】仮想通貨のアノマリーとは?よく当たる経験則を紹介

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相場の経験則などに基づくアノマリーは、市場の歴史が長い株式市場や為替市場のものをイメージされる方が多いことでしょう。

しかしアノマリーは、仮想通貨市場にも数多く存在しています。

そこで今回は仮想通貨のアノマリーについて、知名度が高いアノマリーやその信ぴょう性などをご紹介していきます。

この記事の要点
  • アノマリーとは具体的な根拠はないものの、繰り返し起こりやすい相場の経験則や事象のこと
  • アノマリーは、時期に関わるものと個別銘柄に関わるものに大別される
  • アノマリーの中には、相場格言として古くから伝えられているものもある
  • アノマリーは未来を予知しているわけではないので、あくまで参考程度に留めた方がよい

アノマリーはただ知識として知っているだけでは宝の持ち腐れで、投資に活用できてこそ意味があります。

この記事でアノマリーについて学んだら、実際にDMM Bitcoinなどの取引所で、アノマリーを元に組んだ投資戦略を実践してみるのもよいでしょう。

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目次

仮想通貨のアノマリーとは?

アノマリーとは明確な根拠はないものの、繰り返し起こりやすい相場の経験則や事象のことであり、中には「節分天井、彼岸底」のように、相場格言として広まっているものもあります。

仮想通貨のみならず株や為替、コモディティなど、金融市場に広くアノマリーは存在します。

またアノマリーは、時期に関わるものと個別銘柄に関わるものに大別されます。

なおこの記事では、個別銘柄のアノマリーではなく、より多くの銘柄に当てはまる時期のアノマリーを中心に取り上げていきます。

有名な仮想通貨のアノマリー

さて、ここでは仮想通貨市場に数多くあるアノマリーの中から、知名度が高いものを5つピックアップしてご紹介します。

仮想通貨のアノマリー5選
  • 3月は値下がりしやすく、4月は値上がりしやすい
  • 週末は値下がりしやすい
  • 水星逆行
  • 月の周期(新月・満月)
  • 夏枯れ相場

3月は値下がりしやすく、4月は値上がりしやすい

アノマリー1つ目は「3月は値下がりしやすく、4月は値上がりしやすい」というもので、彼岸底(3月20日前後が相場の底)という投資格言も似たようなアノマリーの一つです。

仮想通貨市場には実際のところそれほど強い関連性はないのかもしれませんが、株式市場では年度末で企業の決算対策売りが集中するため3月20日前後まで大きく下げるという説が有力です。

また、そういった売りの動きが一服すれば、おのずと4月に入ってから相場は復調していきます。

それではこのアノマリーが、実際に仮想通貨市場に当てはまっているのか確かめてみましょう。

ビットコインの価格分析サイト「BITCOIN MONTHLY RETURN」によると、ビットコインにおける2010年以降の月ごとの変動幅は以下のようになっています。

引用:BITCOIN MONTHLY RETURN

3月は2011年~2022年の間で月次マイナスになったのが7回でプラスになったのが4回、また4月はマイナスが3回でプラスが8回となっています。

さらに月ごとの平均値を見ても4月は上昇幅が大きいことから、比較的信ぴょう性のあるアノマリーの一つだと言えるでしょう。

週末は値下がりしやすい

2つ目は、仮想通貨市場は週末に値下がりしやすいというものです。

明確な根拠にはならないのですが、年中無休の仮想通貨市場では週末を区切りとして決済売りが集中して、値下がりがおこるのではないかと言われています。

それでは、このアノマリーも実際のデータと照らし合わせてみましょう。

以下のチャートは2022年・年初来のBTC/USD日足チャートであり、日曜日に垂直線を入れて、その陽線と陰線の数を数えてみました。

引用:TradingView

6月11日時点で2022年中の日曜日は23回であり、その内で陽線は12回、陰線は11回とほぼ差はありませんでした。

この検証で確かめたのはわずか半年分であり十分なデータ量とは言えませんが、休日が存在しない仮想通貨市場において週末に値下がりが起こるというアノマリーは、実際は眉唾物なのかもしれません。

また長期トレンドの状況によっても、このアノマリーが活きるかどうかは大きく変わってくることでしょう。

水星逆行

アノマリーの中には、占星術を取り入れたものもあります。

その一つの「水星逆行」は、地球より太陽に近い位置で回っている水星が、他の星と逆の方向に動いているように見える現象のことで、水星逆行が起こるとその期間中は相場の乱高下が激しくなると言われています。

では、2021年の水星逆行期間は仮想通貨市場がどのように推移していたのか、チャートで確認してみましょう。

2021年の水星逆行期間は以下の通りで、BTC/USD日足チャート上でその期間をマーキングしてみました。

2021年の水星逆行期間
  • 1回目:1月31日~2月21日
  • 2回目:5月30日~6月23日
  • 3回目:9月27日~10月19日
引用:TradingView

すると2回目の水星逆行期間は値動きに明確な方向性が見えませんが、1回目と3回目の期間は見事に大きく高騰していることが分かります。

占星術なんて疑わしいと考える方も多いかもしれませんが、そもそも天体の動きは人間を含む様々な生物に影響を及ぼしています。

仮想通貨市場をコントロールする投資家ももちろん人間なので、値動きに及ぼす影響も否定できず、十分に検証の余地があるアノマリーの一つだと言えるでしょう。

ちなみに、2022年の水星逆行期間は以下の通りです。

興味を持った方は今後の水星逆行期間中の値動きを、ぜひ自分の目で確かめてみてください。

2022年の水星逆行期間
  • 1回目:1月14日~2月4日
  • 2回目:5月10日~6月3日
  • 3回目:9月10日~10月2日
  • 4回目:12月29日~2023年1月18日

月の周期(新月・満月)

月の周期(新月・満月)は、金融市場に古くからあるアノマリーの一つです。

先ほどの水星逆行と基本的な考え方は同じで、月の動きが投資家に影響を与え、それが値動きにも反映されると言われています。

それではこのアノマリーも、実際のチャートでチェックしてみましょう。

無料で使えるチャートツールのTradingViewには「ムーンフェーズ(MP)」というインジケーターが実装されており、それを使って新月・満月の日と周期を2021年のBTC/USD日足チャート上に落とし込んでみました。

引用:TradingView

赤い枠で示している通り、中には新月・満月のタイミングで乱高下が起こる場面も見受けられます。

なお、ここでは2021年の1年間で検証しただけなので、もっと長い期間を調べてみると何かしらの法則性を発見できるのかもしれません。

夏枯れ相場

夏枯れ相場とは、夏季休暇中に市場参加者が減少して値動きが鈍ることを言います。

これも金融市場に古くからあるアノマリー・相場格言であり、仮想通貨市場では欧米のバカンス期間である7月中旬から8月中旬までの約1ヶ月間が夏枯れ相場だとされています。

このアノマリーも、実際の値動きで検証してみましょう。

引用:BITCOIN MONTHLY RETURN

先ほども紹介したBITCOIN MONTHLY RETURNのビットコインにおける月ごとの価格変動表で、7月と8月の価格変動の平均値を見てみると、特に8月は他の月と比べて値動きが落ち着いていることが分かります。

このデータから見ても、夏枯れ相場は十分に信ぴょう性のあるアノマリーだと言えるでしょう。

仮想通貨のアノマリーは信じていい?

今回メジャーなアノマリーを5つ取り上げましたが、では実際にこれらを信用して仮想通貨取引をおこなってもよいのでしょうか。

例えば3月は「値下がりしやすく(彼岸底)、4月は値上がりしやすい」というアノマリーは、先ほどビットコインの過去の値動きで示したようにそのアノマリーの通りに動きやすい傾向はあるものの、確実に実現するわけではありません。

直近の2021年と2022年を見ても、ビットコインはアノマリーとは逆に、3月に上がって4月に値下がりしています。

このようにアノマリーは未来を予知しているわけではないので、全幅の信頼を置くのは禁物です。

実際に仮想通貨に投資する際は、アノマリーはあくまで戦略を立てる際の参考程度にとどめて、ファンダメンタルズや値動きにもしっかりと目を向けるようにするとよいでしょう。

またアノマリーを参考にして投資戦略を立てる際は、万が一アノマリーが外れた場合の撤退戦略も、投資する前にあらかじめ用意しておきましょう。

おすすめの仮想通貨取引所

最後に、使いやすい仮想通貨取引所を3社ピックアップしてご紹介します。

様々なアノマリーの知識を身につけたら、次はこれらの仮想通貨取引所を用いて、実戦の中でアノマリーの活用方法を見出していきましょう。

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関連記事DMM Bitcoinの評判・口コミ
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関連記事LINE BITMAXの評判・口コミ
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仮想通貨のアノマリーまとめ

今回は仮想通貨のアノマリーをご紹介しました。

この記事のまとめ
  • アノマリーとは具体的な根拠はないものの、繰り返し起こりやすい相場の経験則や事象のこと
  • アノマリーは、時期に関わるものと個別銘柄に関わるものに大別される
  • アノマリーの中には、相場格言として古くから伝えられているものもある
  • アノマリーは未来を予知しているわけではないので、あくまで参考程度に留めた方がよい

アノマリーには古くから伝わっている相場格言を含め数多くのものがあり、中には高確率でその事象が起きている信ぴょう性の高いものもあります。

ただ、信ぴょう性があると言っても100%実現されるわけではないので、妄信して高リスクな投資に走るのは禁物です。

アノマリーを用いる際はあくまで参考程度に抑えて、ファンダメンタルズやテクニカル分析なども踏まえながら、投資戦略を練るようにするとよいでしょう。

またアノマリーについて学んだら、実戦で検証することも大切です。

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