株式投資の情報収集で必見のツールは?投資に役立つ情報源を紹介
作成日:2021年10月08日 更新日:2022年01月27日2020年に新型コロナウイルスが拡大し、家庭で過ごす時間が増えた人の中で新たに株式投資を始めた方が増加しました。
さらに、年金の心配で20代の若者でも投資に興味を持ち始めています。
ただ、いざ株や投資信託を買おうと決意して証券会社に口座を開いたものの、このような疑問をもった方が多いのではないでしょうか。
・投資情報はそもそもどこから集めれば良いのか?
・初心者過ぎて世界経済や日本の現状について分かっていなくても大丈夫?
・オンラインで集められるけど、情報が多すぎてどれを信じればいいの?
昨今のインターネットの普及によって無料で簡単に投資情報を集めやすくなった分、情報過多で何を信じてよいのか分からなくなっている方が多いと思います。
そこで、当欄では、収集したい情報をスタイル別に分けて具体的なサイトを紹介しながら失敗しない情報収集のやり方を紹介します。
この記事の要点 |
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・自分の取得したい情報をしっかりと絞る ・4つのスタイルで自分と重なるものを選び、実際に情報収集を行ってみる ・経済情報や市況・速報を知りたい人は「Yahoo!ファイナンス」、銘柄情報を知りたい人は「フィスコウェブ」をチェックしよう ・投資の知識を身に付けたい人は「本やYouTube」、プロの意見を参考にしたい人は「SNSやアナリストレポート」にアクセスしてみよう ・SNSや他人の意見をすべて信じるのではなく、一つの意見として参考程度に意識して、自分の考えに落とし込み自分の投資スタイルを確立させよう |
フィスコでは、株式投資を行う際に必須の投資情報を個人投資家向けに無料で配信しています。
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投資情報の収集が重要な理由とは?
株式の投資において情報収集が重要な理由は、世界経済の状況や企業の情報を知っていないと損してしまうからです。
情報をしっかりと収集せずに、有名な企業や自分の好きな企業の株を購入した後、すぐに株価が下落してしまった経験をした方は少なくないのではないでしょうか。
株式投資で重要なことは、株価が上下どちらに動くかわからない中で、ネットや本にある多くの情報を収集・取捨選択し、株価がどのように変化するか丁寧に予想することです。
もちろん、時間をかけて投資情報を収集したからといって、株価の今後の動きを完璧に予想できる人なんてこの世にはいません。
しかし、しっかりと情報収集を行うことで自分の予想に自信が生まれ、曖昧なまま投資を行うことがなくなるでしょう。
目的によって情報収集の媒体を変える
投資情報の収集は重要ですが、やみくもに情報を検索して自分の本当に知りたい情報にたどり着けないため、目的によって情報収集を行う媒体を変えてみましょう。
投資情報の収集と言っても、初心者は投資の知識を身に付け、ほかの人の意見も参考にしたい、経験者やある程度の知識を持っている方は個別の企業の詳細な情報を知りたい、など状況によって情報収集のやり方が変わってきます。
以下に書かれている4つのスタイルで自分と重なるものを選び、実際に情報収集を行ってみましょう。
スタイル別!投資情報の収集方法
前置きが長くなりましたが、
・銘柄情報を知りたい人
・経済情報や市況・速報を知りたい人
・投資の知識を身に付けたい人
・プロの意見を参考にしたい人
上記4つのスタイルに分類しています。
それでは、紹介していきます。
投資情報の収集スタイル1:銘柄情報を知りたい人
投資に慣れている人や買いたいと思った株の情報を詳細に調べたいという人は、投資情報を配信している会社のサイトや調査したい企業のIRページなどがおすすめです。
短期投資や長期投資など投資家のスタイルによって投資先は異なりますが、企業の将来性はどちらのスタイルでも大事なことなので、以下のサイトで企業の詳細な情報を取得しましょう。
企業のIRページ
調査に比較的時間を割ける方は、企業のホームページにあるIRページを閲覧してみましょう。
IRページには、投資家に向けた情報がまとまっており、決算短信や決算説明会資料の他に中期経営計画やIR動画などが掲載されています。
また、自社株買いの発表や業務提携の発表など株価に直接影響を及ぼす情報が配信されています。
ただ、IRページを作成していない企業も存在します。
実際に、IRに積極的な企業は投資家をしっかり考えていると、投資家から一定の評価を得ています。
調査したい企業のIRページを、是非確認してみてください。
会社四季報
1936年の創刊以来上場企業のデータを網羅しており、企業情報収集の定番として、株式投資のみならず、取引先の調査やマーケティング、就職活動にも活用され、“会社辞典”とも呼ばれています。
四季報記者の徹底取材により、企業寄りでも証券会社寄りでもない中立的・客観的な分析に定評があり、全上場企業を1冊にまとめた雑誌が販売されています。
従来の雑誌は、厚く文字が小さく少し読みにくく感じる人も多かったのですが、昨今では、文字が大きくて読みやすいワイド版も発行されています。
現在は、会社四季報オンラインもあり、インターネットを通しても会社四季報の情報を取得できるようになりました。
情報配信会社のサイト
フィスコ
最良の投資支援サービスを提供するプロフェッショナル集団として、株式市場から為替、暗号資産(仮想通貨)まで幅広く情報提供を行っている企業です。
調査レポートや情報サイト、株価予測ツールなど、個人投資家向けに資産形成をサポートする各種サービスを展開しています。
情報サイト「フィスコウェブ」では、日々のおすすめ銘柄やマーケット速報を正確に即座に提供、スクリーニング機能もあり自分の調べたい条件を絞って簡単に銘柄を調査できます。
また、会員制情報販売サービス「CLUB FISCO(クラブフィスコ)」では、各種投資情報のレポートの販売・提供を行っているため、自分での調査に行き詰まった際はアナリストが紹介しているレポートを閲覧することができます。
無料で簡単に会員登録でき、有力な情報を取得できますのでこの際に是非登録してみてください。
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投資情報の収集スタイル2:経済情報や市況・速報を知りたい人
個別の銘柄を調べたい人以外にも、現在の株式マーケットの状況(市況)や株価に影響を与えそうな情報の速報などをいち早く知りたい方が多いと思います。
また、世界経済の状況を理解するために各国の雇用統計や消費者物価指数(CPI)などの経済指標、株式市場で最も注目されるアメリカの金融政策を決定する米連邦公開市場委員会(FOMC)等のイベントスケジュールを知りたい方もいます。
このような方は、以下のサイトで情報収集を行いましょう。
Yahoo!ファイナンス
「Yahoo!ファイナンス」は、無料の株価情報サイトで初心者から経験者までほとんどの方が聞いたことがあるかと思います。
トップページのヘッドラインニュースで最新の情報を確認でき、ロイターやフィスコ、株探が配信している市況や速報記事をリアルタイムで比較しながら閲覧できます。
情報報収集を行うには無料でも申し分ない内容ですが、月額1,980円(税抜)で「Yahoo!ファイナンス VIP倶楽部」に入会すると有料会員限定のニュースを読むことができ、テレビ東京の経済・投資情報番組が見放題になっています。
また、有料版では株価や板気配をリアルタイムで確認でき、1983年以降の上場日から当日までの日本株・ETF・REITなどの時系列データがダウンロード可能になっています。
TDnet
TDnetは、東京証券取引所の運営する適時開示情報伝達システムです。
上場企業が、決算や人事再編など有価証券の投資判断に大きな影響を与える情報の開示を行う場合は、TDnetを利用することが義務づけられています。
また、法令や規則によって開示が定められていないその他の情報の開示の場合においても、TDnetでの開示が推奨されています。
つまり、上場企業の重要な情報はすべてTDnetで開示されており、リアルタイムでいつでも確認できます。
経済情報やマーケットの動向は確認できませんが、会社の開示情報を入手する際にはTDnetを活用している投資家も多いようです。
日本経済新聞
日本経済新聞は、日本経済新聞社が発行する新聞で日経及び日経新聞と呼ばれており、投資家や証券会社などの金融関係に勤めている方が、経済情報や投資情報を収集するために使っています。
日本の経済情報や投資情報だけでなく、世界経済に関するニュースから株価に影響を与えそうなニュースまで幅広く提供しており、記事の信頼性も高く独自取材の記事も多くの投資家に好まれています。
新聞というとスピード感に劣ると感じる方もいると思います。
ただ、日経電子版を提供しており、新聞に書かれている内容だけでなく電子版のみの記事や豊富なマーケット情報が速報で配信されています。
クラブフィスコでは、アナリストが厳選した株価の上昇が期待される銘柄をレポートで提供しています。
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投資情報の収集スタイル3:投資の知識を身に付けたい人
具体的な銘柄選定のための情報ではなく株式投資の初心者で投資の知識を身に付けたい投資家や、ネットでは載っていない詳細な情報を知りたい投資家などは、書籍やYouTubeがおすすめです。
本やYouTubeは、作成者の今までの経験をもとに作られた内容となっているので、様々な人の経験を知っておくことは、株式投資において有利になります。
本や雑誌
本や雑誌は、作成者の今までの経験をもとに作られた内容となっており、ネットで膨大な情報の中から信頼できる情報を選定するよりかは、読むだけで知識がつき、時短を兼ねて作成者の投資方法を参考にもできます。
また、本は繰り返し読めるため、投資を実践しながら振り返ったり次の戦略に役立てたりできます。
投資の基礎や概念はここ数十年間変わっておらず、情報の新しさはそれほど重要ではなく、信頼性の高い情報を収集することが大事です。
先人の方の知恵を生かしながら自分の投資戦術に役立てることはとても重要なことなので、本を読むことが苦手でも実際に手に取って読んでみると価値観が変わるかもしれません。
ただ、本の内容全てを信用することはおすすめできません。
本の内容で参考になるところは参考にして、参考にならない部分は割り切って、自分に合った投資スタイルを確立できるようにしましょう。
YouTube
昨今は、ネットで検索するだけでなく、YouTubeの動画で投資情報を収集することが可能で、企業のYouTubeアカウントや著名投資家のYouTube配信など、幅広く動画で情報を集めやすくなっています。
本は実物を持っていないと読めないですが、YouTubeだと無料で音声にしても情報を収集できるため、通勤中や運動中など隙間時間で耳から有効に情報を収集できます。
ただ、YouTubeも作成者の私情が入っているため、すべてを信じることはお勧めできません。
視聴回数を稼ぐためにサムネイルで人を釣ったり、信憑性のない情報を本当のように喋ったり、騙されないようにするためにもYouTubeの情報は一つの説として聞くようにしましょう。
企業のYouTubeアカウントは信頼性が担保されているので、情報配信企業のYouTubeアカウントを確認してみても面白いかもしれません。
フィスコでも、アナリストレポートやYouTubeアカウント「FISCO TV」で投資情報を随時配信しています。
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投資情報の収集スタイル4:プロの意見を参考にしたい人
自分で情報を収集しながらも、プロの投資家の意見を参考にしたいと感じている初心者の投資家の方は多いのではないでしょうか。
最後に、プロの意見を聞くための情報収集を紹介します。
SNS
主にTwitterですが、Facebookや先ほど紹介したYouTubeなどのSNSを活用して投資情報を収集する投資家もいます。
有名な投資家のTwitterをフォローすることで、その方の意見を聞き、質問もできるため、自分の考えとの比較しながら知識を身に付けて情報も収集できます。
ただ、Twitterは匿名で多くの人が情報発信を行っているため情報にあふれており、信頼性に欠ける情報が多いのが懸念点です。
しっかりとしたプロ投資家や自分が気になっている人の意見をリアルタイムで聞くツールとして活用し、このような人が発信している情報もあくまで一つの意見として、自分でしっかりと考えて結論に導くようにしましょう。
アナリストレポート
アナリストレポートは、証券アナリストという企業分析の専門家が企業の業績や将来性を経済動向やテクニカル指標を考慮しながら作成したレポートです。
証券会社で口座開設をすることで投資判断に役立つ一部のアナリストレポートを読むことができます。
株式相場に関する動向や世界経済の動向、業界別の分析など投資情報は様々で、アナリストの経験に基づいて考えられており、専門家の分析も自分の投資判断に生かすことができます。
また、証券会社以外にフィスコでも「クラブフィスコ」で有料のレポートを配信しています。
フィスコでは、ヘッジファンド向けに日本株運用の助言を行うアナリストの知識・経験を集大成した「ヘッジファンドレポート」やアナリストが実際に企業を取材して選別した「厳選中小型株レポート」を提供しています。
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投資情報を集める際の注意点
以上、4つのスタイルに分けて投資情報の集め方を確認してきました。
最後に、投資情報を収集する際の注意点を3つ確認します。
自分の知りたい情報を絞る
まずは、自分の知りたい情報をしっかりと絞り、それに合わせて情報を収集しましょう。
初心者でも一から投資について勉強したいのか、投資で早く結果を出すためにプロの意見やアナリストの考えを参考にしたいのか、投資家の方それぞれの事情は異なります。
ただ、情報があふれかえっている現代で、時間をかけず情報を収集するために、今一度自分が何を知りたいのか振り返ってみてください。
SNSの意見を信じすぎない
初心者のみならずベテラン投資家の方でもほとんどは負けたくないため、他人の意見を少しでも参考にするかと思います。
しかし、ウェブサイトで検索する以外に、TwitterやYouTubeで情報を無料で簡単に収集できるようになった今、信頼性には十分に気を付けましょう。
自分の意見と合致していたから一喜一憂したり、自分と異なった意見が述べられていて焦って行動したりせず、あくまで他人の一つの意見として参考程度に意識して、自分の考えに落とし込んでいくと今後の投資スタイルが確立されるかもしれません。
情報は最新のものをチェック
株価は様々な要因で上下するため、日々更新されていく世界経済に対するニュースや企業活動の動向には日々アンテナを張っていないといけません。
企業決算などは四半期に一度株価の行方を大きく左右する大きな情報や書籍などの古い情報も投資判断の役に立ちます。
ただ、それらが全てではないため、日々情報が更新されていることを頭に入れておきながら、随時チャートに反映されているローソク足の動きなども参考にして、投資を行っていきましょう。
フィスコでは、クラブフィスコの無料会員向けに株式や為替の市況の見通し、レポートや知っておきたいニュースなどをを提供しています。
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まとめ
本稿では、投資情報の集め方を投資家のスタイルに分類して紹介してきましたが、株価が情報に大きく左右される株式投資においては、情報はいくらあっても足りないです。
しかし、情報があふれかえっている現在のネット社会では、自分が知りたい情報にたどり着くことは意外に困難ですし、やっと入手した情報に信頼性がほとんどない可能性も十分に考えられます。
この記事の要点 |
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・自分の取得したい情報をしっかりと絞る ・4つのスタイルで自分と重なるものを選び、実際に情報収集を行ってみる ・経済情報や市況・速報を知りたい人は「Yahoo!ファイナンス」、銘柄情報を知りたい人は「フィスコウェブ」をチェックしよう ・投資の知識を身に付けたい人は「本やYouTube」、プロの意見を参考にしたい人は「SNSやアナリストレポート」にアクセスしてみよう ・SNSや他人の意見をすべて信じるのではなく、一つの意見として参考程度に意識して、自分の考えに落とし込み自分の投資スタイルを確立させよう |
当記事を参考にしながら投資情報を収集し、自分に合った投資スタイルを見つけると株式投資が面白く感じるかもしれません。
是非、自分の資産を守るために様々な情報サイトなどを使って株式投資に挑戦してみてください。
フィスコでは、初心者やベテランの投資家にとって役に立つ投資情報を無料で提供しています。この際是非、確認してみてください。
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