LENDEX(レンデックス)の評判・口コミ|メリット・デメリットを紹介
株・投資信託・FX・仮想通貨・先物などなど投資商品には様々な種類がありますが、個人投資家が企業などにお金を貸してその利息で稼ぐ「ソーシャルレンディング」への注目が近年高まってきています。
そこで今回は数あるソーシャルレンディングのプラットフォームの中から、不動産関連のファンドを多く取り扱っている「LENDEX」をご紹介します。
この記事ではLENDEXの基本的な情報からメリット・デメリット、ユーザーの評判・口コミなどを紹介していきます。
- LENDEXは、不動産関連のファンドが多いソーシャルレンディングプラットフォーム
- LENDEXでは小額(2万円)から投資できる
- LENDEXのファンドは、想定利回りが6~13%と高め
- 担保や保証が設定されているファンドが多い
- LENDEXでは運営開始からの4年間で、一度も貸し倒れや返済遅延などのトラブルがない
- 不動産関連の投資をしたい方は、是非LENDEXに登録してみよう
なお、ソーシャルレンディングがどういったものかそもそもよく知らないという方は、別途「ソーシャルレンディングとは?」で解説していますので、まずはそちらからご覧になることをおすすめします。
LENDEX(レンデックス)の概要
サービス名 | LENDEX(レンデックス) |
運営元 | 株式会社 LENDEX |
サービス開始年月 | 2017年7月 |
投資対象 | 不動産関連ファンド 医療系ファンド 飲食業ファンド RIZINファンド 他 |
最低投資金額 | 2万円(一部例外あり) |
想定利回り | 6.0~13% |
運用期間 | 2ヶ月~(1年以内の短期投資中心) |
LENDEX(レンデックス)は、不動産関連のファンドを主に取り扱うソーシャルレンディングのプラットフォームです。
なお不動産関連のファンドがメインですが、それのみに特化しているというわけではなく、稀に医療系のファンドや飲食業のファンドなども扱っています。
また、2019年からは総合格闘技のイベント「RIZIN」の運営資金を集めるためのファンドも定期的に扱っており、はじめてRIZINファンドがリリースされた際は、たった20秒で募集金額に到達してSNSを中心に話題になりました。
LENDEXのこれまでの実績
LENDEXは2017年7月から2022年10月現在まで、約800件のファンドで投資の募集をおこなっています。
また、その中で貸し倒れや返済遅延などのトラブルは一度も発生していないようです。
なお、ここではすべての実績を紹介しきれないので、2021年5月の1ヶ月間で募集のあった案件(21件)を参考にご紹介します。
ファンド名称 | 募集金額 | 想定利回り (年利) | 運用期間 | 募集状況 |
---|---|---|---|---|
ローンファンド 326号 | 1,201万円 | 7.50% | 7ヶ月 | 100% |
ローンファンド 327号 | 801万円 | 7.50% | 7ヶ月 | 100% |
ローンファンド 328号 | 901万円 | 7.50% | 7ヶ月 | 100% |
ローンファンド 329号 | 3,501万円 | 7.50% | 6ヶ月 | 100% |
ローンファンド 330号 | 4,801万円 | 7.50% | 7ヶ月 | 100% |
不動産担保付きローンファンド 331-1号 | 9,101万円 | 7.00% | 8ヶ月 | 100% |
不動産担保付きローンファンド 331-2号 | 9,201万円 | 7.50% | 8ヶ月 | 100% |
不動産担保付きローンファンド 331-3号 | 9,301万円 | 8.00% | 8ヶ月 | 100% |
不動産担保付きローンファンド 331-4号 | 9,401万円 | 8.50% | 8ヶ月 | 100% |
不動産担保付きローンファンド 332号 | 701万円 | 9.00% | 12ヶ月 | 100% |
ローンファンド 333号 | 901万円 | 7.50% | 6ヶ月 | 100% |
ローンファンド 334号 | 1,001万円 | 7.50% | 6ヶ月 | 100% |
ローンファンド 335号 | 2,501万円 | 7.50% | 9ヶ月 | 100% |
不動産担保付きローンファンド 336号 | 7,901万円 | 7.50% | 12ヶ月 | 100% |
ローンファンド 337号 | 4,001万円 | 8.00% | 6ヶ月 | 100% |
不動産担保付きローンファンド 338号 | 4,001万円 | 7.00% | 12ヶ月 | 100% |
不動産担保付きローンファンド 339号 | 2,801万円 | 7.00% | 6ヶ月 | 100% |
不動産担保付きローンファンド 340号 | 5,001万円 | 8.00% | 12ヶ月 | 100% |
ローンファンド 341号 | 901万円 | 7.50% | 6ヶ月 | 100% |
ローンファンド 342号 | 901万円 | 7.50% | 6ヶ月 | 100% |
ローンファンド 343号 | 1,101万円 | 7.50% | 6ヶ月 | 100% |
LENDEXのメリット
LENDEXには、次のようなメリットがあります。
- 少額から投資できる
- 運用に手間がかからない・技術もいらない
- 高いリターンを期待できる
- 収益(利息)が毎月発生する
- 担保や保証が設定されているファンドが多い
- 貸し倒れなどを起こしたことがない
- 1年以内の短期投資が中心となっている
少額から投資できる
LENDEXでは一部の例外を除いて、ほとんどのファンドで2万円から投資できます。
少額から始められるので、投資に利用できる余剰資金が少ない方でも利用しやすくなっています。
運用に手間がかからない・技術もいらない
LENDEXでは最初にファンドへ投資したら、あとは借主が集めた資金を使って運用します。
ユーザー側は利息の発生と運用終了後の元本返済を待つのみなので、手間がほぼかかりません。
また、自分で運用するわけではないので、投資技術もまったく必要ありません。
高いリターンを期待できる
LENDEXのファンドの想定利回り(利息)はこれまでのところ、年利6~13%で設定されています。
これは株式投資や投資信託などと比べると、十分に高い水準です。
また、他社のソーシャルレンディングと見比べても高い部類に入ります。
なお、早期償還などによって運用後に利回りが低下することもあるので、最初に提示されている数字はあくまで「想定」であることをよく理解しておきましょう。
収益(利息)が毎月発生する
他社のソーシャルレンディングでは、利息が運用終了時に元本返済とまとめて支払われる場合もあります。
しかしLENDEXのファンドの場合は、毎月支払われるようになっています。
最後にまとめて支払われるのと毎月支払われるのと、どちらがいいかは人によって捉え方が違うと思います。
ただ多くの方は利息が毎月入ってくると、適切に運用されていることを実感できて安心できるのではないでしょうか。
担保や保証が設定されているファンドが多い
他社のソーシャルレンディングサービスでは担保や保証がついていない場合もありますが、LENDEXでは多くのファンドで担保や保証が設定されています。
なお、担保や保証が設定されているからといって、元本が返ってくることを確約しているわけではありません。
ただ万が一トラブルが発生した場合に、優先してユーザーに返済されやすくなりますし、なによりもそれらが設定されていないものと比べればはるかに安心して投資できます。
貸し倒れなどを起こしたことがない
LENDEXは運営開始からの約4年間で400件近いファンドをリリースしていますが、その中で貸し倒れや返済遅延などのトラブルを起こしたことが一度もありません。
なお、ソーシャルレンディング自体はまだまだ未成熟な投資サービスで、他社では貸し倒れなど元本返済に関するもの以外にもトラブルが何度も発生しており、中には訴訟に発展した事例もあります。
最近ではSBIソーシャルレンディングで、融資先が集めたお金を提示した計画以外の用途に使っていたことが発覚し、SBIは自主的に廃業してソーシャルレンディング事業から撤退することを発表しました。
そんな中で何の問題もなく4年間運営し続けているLENDEXは、十分評価できるでしょう。
1年以内の短期投資が中心となっている
他社のソーシャルレンディングでは、複数年お金を預けるものもあります。
しかしLENDEXの場合は、いずれのファンドも1年以内の短期投資になるように設定されており、投資家のリスク軽減を図っています。
LENDEXのデメリット
様々なメリットがある一方で、LENDEXには次のようなデメリットもあります。
- 気に入ったファンドに投資できるとは限らない
- 借主の名前が伏せられている場合が多い
- 運営元が2年連続で赤字を出している
気に入ったファンドに投資できるとは限らない
LENDEXでは、先着順で投資の募集をおこなっています。
ここで直近10件の募集では、どれくらいの時間で目標額に到達したのか見てみましょう。
ファンド名称 | 募集総額 | 募集期間 |
---|---|---|
ローンファンド 334号 | 1,001万円 | 2021年5月17日20:00 〜 2021年5月17日20:00 |
ローンファンド 335号 | 2,501万円 | 2021年5月18日20:00 〜 2021年5月18日20:00 |
不動産担保付きローンファンド 336号 | 7,901万円 | 2021年5月21日20:00 〜 2021年5月21日23:04 |
ローンファンド 337号 | 4,001万円 | 2021年5月24日19:00 〜 2021年5月24日19:00 |
不動産担保付きローンファンド 338号 | 4,001万円 | 2021年5月25日20:00 〜 2021年5月26日17:15 |
不動産担保付きローンファンド 339号 | 2,801万円 | 2021年5月25日20:00 〜 2021年5月25日22:21 |
不動産担保付きローンファンド 340号 | 5,001万円 | 2021年5月27日12:30 〜 2021年5月27日12:32 |
ローンファンド 341号 | 901万円 | 2021年5月28日18:00 〜 2021年5月28日18:11 |
ローンファンド 342号 | 901万円 | 2021年5月28日18:00 〜 2021年5月28日18:15 |
ローンファンド 343号 | 1,101万円 | 2021年5月28日18:00 〜 2021年5月28日18:06 |
上の表から読み取れるとおり、10件中3件は1分かからず目標額に到達して募集が打ち切られています。
もっとも時間がかかったものでも、1日以内で募集を終了しています。
LENDEXに限らずソーシャルレンディング全般に言えることですが、需要と供給の不釣り合いによって投資家側で権利の取り合いが頻繁に発生しており、必ずしも気に入ったファンドに投資できるとは限りません。
借主の名前が伏せられている場合が多い
ソーシャルレンディングはつまるところ、個人投資家からお金を必要としている事業者への「金貸し」です。
お金を貸すなら、借りる側を信用できるかどうかが重要ですよね。
しかし、LENDEXでは多くの場合で借主となる事業者が匿名となっています。
そのため投資するかどうか検討する際に、借主がどういった会社なのか事前に調べて、詳しく知っておくことができません。
また、LENDEXでは借主の財務情報が開示されていますが、「財務情報は審査の参考として提出されたものだけれど、それが事実かどうかは保証しない」とわざわざ注意書きがされています。
そのため、LENDEXはこれまで一度も貸し倒れなどのトラブルを起こしていませんが、借主への信用が確実に担保されていないと不安だという方には利用をおすすめしません。
運営元が2年連続で赤字を出している
LENDEXを運営しているLENDEX社は、2019年と2020年の2年連続で赤字を出しています。
- 2019年(2019年1月1日~2019年12月31日):5,281万円の赤字
- 2020年(2020年1月1日~2020年12月31日):2,775万円の赤字
2019年よりも2020年の方が縮小していますが、それでも2年連続赤字です。
なお、LENDEX社は赤字になった主な理由を「会員獲得のために広告費を多く使ったから」と説明しています。
また、赤字によって会社の活動資金が不足するような事態には陥っていないとも述べています。
確かにより高い売上を将来出すために、設備投資や広告を利用することは企業にとって重要なことです。
実際にLENDEXでは宣伝効果もあり着実に会員数が増加しており、会員獲得施策の費用を除けば黒字になっています。
ただ、
- トータルの数値としては2年連続で赤字を出している
- 人のお金を預かる立場の会社が赤字になっている
こういった事実に対して不信感を拭えない方は、利用を控えた方がよいでしょう。
LENDEXは想定利回り6~13%と高い利回りを実現しており、これまでの4年間で一度も貸し倒れや返済遅延などのトラブルを起こしていません。
しかし、ソーシャルレンディングはお金を貸してその利息で稼ぐビジネスであり、お金を借りる側やプラットフォームへの信用が非常に重要です。
実際問題として他社のソーシャルレンディングサービスでは、貸し倒れや返済遅延、借主による貸付金の目的外利用、プラットフォームによる虚偽の投資勧誘などのトラブルが発生しています。
LENDEXの利用を検討する際は、単に利回りだけを見るのではなく、
- お金を貸す相手やLENDEXを信用し、納得してお金を出せるか
- もしくは信用面に多少のリスクがあると感じていても、そのリスクを許容できるか
こういった点もよく考えてみてください。
なお、他のサービスについては、おすすめのソーシャルレンディングの記事を併せてご参考ください。
LENDEXの評判・口コミ
続いて、実際にLENDEXを利用しているユーザーの評判・口コミを見てみましょう。
LENDEXの利用を検討する際は、ぜひこれらの評判・口コミも参考にしてみてください。
LENDEXは去年の今頃作った記憶がありますね
問題なく承認されましたよ
実際数十万程度お金入れてみましたが、無事利回り通りで全額戻ってきました^^
ここは割といい方だと思います
twitter
今日はLENDEXの分配日!
もはや私のソシャレン、クラファンの主戦力の一つ‥!
今月償還された分がまだ再投資できてないので、次の案件待機中です!
早めに再投資したいところ。
twitter
昨日はLENDEXの分配日でした!
早期償還が1軒あったので予定より収益が下がりましたが、さすが高利回りなので嬉しい金額(*^^*)
超短期運用のものだけに絞ってるので、再投資が面倒なんですが今後もこの方針で一定額はまわしていきたい!
twitter
LENDEXはこれまでの4年間で、貸し倒れなどのトラブルが一切ありません。
また利回りも比較的高いため、運用についてのネガティブな評判・口コミはほぼありません。
またヘビーユーザーの中には、償還された元本と分配金を再投資することで複利運用をされている方もおられるようです。
一方で、投資の募集に関しては次のような声があります。
久しぶりに昨日LENDEXの募集のクリック合戦を制したので、やる気に満ち溢れています!
twitter
もうLENDEXからデポジット全部引上げたる
ちょっとぐらい募集の仕方替えたらどないや!
たまに抽選式にするとか!
アホのひとつ覚えみたいに コンマ01秒を競わせて あまりにも品が無さげ
twitter
LENDEXって全然案件申し込めないのに、まだ新規ユーザー掻き集めるんですね……
twitter
LENDEX。もう7連敗ぐらいしてる。
誰かyoutubeにクリック合戦に勝つ動画upよろしう
twitter
lendexのクリック早押し大会なんなの。
毎回スピード勝負やんけ
twitter
今日のLENDEXもだめだった号泣
twitter
LENDEXは、1つのファンドに対して募集が殺到することが多々あり、投資の権利を無事獲得できる人もいれば、募集に漏れてしまう人もいます。
それらの人が両方存在しているはずですが、やはり人間の心情としてはネガティブな感情の方がだれかに聞いてもらいたくなるものですよね。
そのため「募集に通ってうれしい!」という声よりも、「応募しても通らなかった」「何度応募しても通らない」といった声の方が圧倒的に多くなっているようです。
LENDEXの仕組み上、思い描いたように投資できないことがあるのは致し方ないので、利用を検討する際はそこからフラストレーションを感じる場合もあることを十分理解しておきましょう。
LENDEXの始め方
最後に、LENDEXの始め方をご紹介します。
LENDEXでは「投資家登録(口座開設)」をおこなう必要がありますが、その流れは次の通りです。
- STEP1:投資家登録申請
- STEP2:個人情報の登録
- STEP3:本人確認書類等の提出
- STEP1:投資家登録申請
まずはLENDEX公式サイトにアクセスして、トップ画面の「口座開設」ボタンをクリックしましょう。
そこからまずは、投資家登録の申請をおこないます。
具体的には、
- 重要書面の確認と同意
- 資産状況と投資経験の登録
- ログイン情報(ユーザー名・メールアドレス・パスワード)の登録
をおこないます。
これらの登録が完了すると、設定したメールアドレス宛に確認メールが送られてくるので、それに記載されているURLへアクセスしましょう。
- STEP2:個人情報の登録
続いて、氏名・住所・勤務先などの個人情報を登録していきます。
一通りの入力が完了すれば、個人アカウントが作成されます。
- STEP3:本人確認書類等の提出
アカウントが作成されたら、次はLENDEX公式サイトからログインして「マイページ」から、
- 本人確認書類
- 銀行口座確認画像
- 個人番号確認書類
これら3つをアップロードします。
これらをLENDEX社が確認し審査が完了すると、登録した住所あてに簡易書留で「本人確認ハガキ」が送られてきます。
ハガキの受取をLENDEX社で確認できると、投資家登録が完了します。
あとは公開されているファンドの中で気に入ったがあれば、募集開始を待って応募してみましょう。
なお、投資家登録(口座開設)の基準は次のようになっています。
- 申請の時点で20歳以上75歳未満の方
- 日本国内に在留資格を有しており、居住地が日本国内の方
- LENDEX社の取引約款等に同意できる方
- LENDEX社の審査に通った方 (審査内容は開示されていません)
保有資産や投資経験についての条件がなく登録のハードルは高くはないので、LENDEXに興味を持った方はぜひ気軽にトライしてみてください。
LENDEXの評判・口コミまとめ
今回は、ソーシャルレンディングのプラットフォーム「LENDEX」をご紹介しました。
- LENDEXは、不動産関連のファンドが多いソーシャルレンディングプラットフォーム
- LENDEXでは小額(2万円)から投資できる
- LENDEXのファンドは、想定利回りが6~13%と高め
- 担保や保証が設定されているファンドが多い
- LENDEXでは運営開始からの4年間で、一度も貸し倒れや返済遅延などのトラブルがない
LENDEXは、年利6~13%と高い想定利回りを実現しているソーシャルレンディングプラットフォームです。
また利回りが高いにも関わらず、これまで貸し倒れや返済遅延などのトラブルが発生したことがありません。
投資家登録(口座開設)のハードルも決して高くないので、LENDEXに興味を持った方はメリット・デメリットなどをよく理解した上で、ぜひ利用を検討してみてください。