少額から不動産に投資できる不動産投資型クラウドファンディング。
しかし、不動産投資型クラウドファンディングの仕組みや、どうやってサービスを比較すれば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、おすすめの不動産投資型クラウドファンディングや選び方を詳しく解説していきます。
不動産投資型クラウドファンディングに関するよくある質問などもご紹介するので、これから始めようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
- 1万円〜10万円程度の少額から不動産投資が可能
- property+(プロパティプラス)は平均的な利回りが高く利益を得やすい
- 不動産投資型クラウドファンディングは案件の豊富さや不動産の種類を比較して選ぼう
- 元本割れなどのリスクが気になる方は優勢劣後出資を採用しているところを選ぶと良い
property+(プロパティプラス)には不動産のプロが厳選した案件が多数あり、1口1万円から取引ができます。
少額から不動産投資が始められるので、初心者の方にもハードルが低くく最適です。
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不動産投資型クラウドファンディングとは?
不動産投資型クラウドファンディングとは、投資家たちから募った資金を利用して不動産投資を行い、その売却益(キャピタルゲイン)や家賃収入(インカムゲイン)をシェアする投資方法のことです。
一般的に個人で不動産に投資する場合は数百万円〜数千万円かかると言われていますが、不動産投資型クラウドファンディングを利用すれば1万円〜10万円程度の少額から投資が可能です。
不動産の運用はすべて管理会社が行うので、投資さえしてしまえば投資家たち自身は管理をする必要がありません。
また各不動産投資型クラウドファンディングによって、取り扱う不動産の種類や運用期間が異なります。
マンションやテナントなどが一般的ですが、中にはホテルや保育園、学校などに投資ができるところもあります。
個人ではなかなか投資できない物件に気軽に投資できるのがメリットです。
不動産投資型クラウドファンディング比較表
まずは不動産投資型クラウドファンディングの12社を一覧で比較しました。
サービス名 | サービス開始年 | 対象物件 | 期待利回り | 運用期間 |
---|---|---|---|---|
property+(プロパティプラス) | 2021年 | マンション | 3.2%〜10% | 3ヶ月~14ヶ月 |
72crowd | 2021年 | 国内不動産 | 4%~5% | 3~12ヶ月 |
TECROWD(テクラウド) | 2021年 | 国内不動産 海外不動産 | 7.0〜11.1% | 3~28ヶ月 |
jointα | 2019年 | マンション テナント | 3.2〜6.0% | 6〜12ヶ月 |
利回りくん | 2010年 | マンション 工場敷地 | 3.0%〜5.71% | 6ヶ月〜20年 |
OwnersBook(オーナーズブック) | 2014年 | マンション 複合ビル | 3.0~5.0%程度 | 3~62ヶ月 |
ぽちぽちFUNDING(現在終了) | 2020年 | マンション | 5.0~5.5% | 3~7ヶ月 |
みんなの年金 | 2021年 | 不明 | 6.0~8.0% | 12ヶ月 |
BATSUNAGU | 2021年 | オフィスビル レジデンス 空き家 古民家 | 6.0~7.0% | 12ヶ月 |
CLEAL(クリアル) | 2018年 | マンション 保育園 オフィス | 4.0〜5.5% | 12~24ヶ月 |
Rimple(リンプル) | 2020年 | マンション | 3.8~10.0% | 6〜12ヶ月 |
COZUCHI | 2019年 | マンション テナント | 4.0~12.0% | 3~24ヶ月 |
えんfunding | 2021年 | マンション | 8.1%~9% | 3ヶ月 |
期待利回りや運用期間はそれぞれ異なり、また投資対象の物件もさまざまです。
不動産投資型クラウドファンディングの平均的な利回りは4~5%と言われているので、高い利益を求めている方は期待利回りが5%以上の案件があるサイトを利用すると良いでしょう。
また短期的な投資がしたい方は、運用期間が3〜6ヶ月程度の案件が多いところがおすすめです。
不動産投資が初めての方でも比較的簡単にチャレンジできるでしょう。
おすすめ不動産投資型クラウドファンディング
ここからは、おすすめの不動産投資型クラウドファンディングを詳しくご紹介します。
それぞれ詳しく解説していきますので、ぜひあなたにあった不動産投資型クラウドファンディングを見つけてみてください。
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property+(プロパティプラス)
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サービス名 | property+(プロパティプラス) |
運営会社名 | 株式会社リビングコーポレーション |
サービス開始年 | 2021年5月11日 |
対象物件 | マンション |
期待利回り | 3.2%〜10% |
運用期間 | 3ヶ月~14ヶ月 |
公式サイト | property+の公式サイト |
property+(プロパティプラス)は最低10,000円と少額から投資ができる不動産クラウドファンディングです。
property+が展開する投資用デザインマンション(quador/Branche)は政令指定都市を中心に全国規模で商品開発を行っている他、290棟超の供給実績を誇るシリーズです。
さらに、主要都市に駅徒歩10分以内という好立地なだけでなく、高い人気を誇るデザイナーズマンションを提供しているため、機関投資家や個人投資家などから多くの支持を集めています。
セキュリティー面に関しても、国際ウェブセキュリティ標準機構(OWASP)の策定するガイドラインに沿って構築されたシステムに登録しているので安心して利用することができるでしょう。
毎月10万円をproperty+で運用した場合と銀行に預金した場合のシミュレーションは以下になります。

少額から投資可能なうえ、豊富な開発実績と⾼い稼働率を誇るproperty+で不動産投資をしたい人は是非公式サイトをチェックしてみてください。
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72crowd

サービス名 | 72crowd |
運営会社名 | 株式会社インヴァランス |
サービス開始年 | 2021年 |
対象物件 | 国内不動産マンション |
期待利回り | 4%~5% |
運用期間 | 3~12ヶ月 |
公式サイト | 72crowd公式サイト |
72crowdは2021年にサービスが開始された国内不動産向けクラウドファンティングを提供するサービスです。
質の高い提案力や高い入居率、万全のサポート体制と安心して始められる環境から、人気が急増しています。
1口1万円ほどの少額から始められるので、資金の少ない方や初心者の方でも気軽に開始できます。

2023年現在は都内を中心としたマンションを多く扱っており、想定利回りが4~5%と高いのが特徴です。
運用期間も3カ月から12カ月と比較的短いプロジェクトが多く、低リスクでの投資ができる点も魅力となっています。
ファンド詳細からは出資口数を入力するだけで予定される利回りのシミュレーションもできるので、投資の計画も立てやすいです。
ぜひこの機会に72crowd公式サイトをチェックしてみてください。
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TECROWD(テクラウド)
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サービス名 | TECROWD(テクラウド) |
運営会社名 | TECRA株式会社 |
サービス開始年 | 2021年4月 |
対象物件 | 海外不動産 国内不動産 |
期待利回り | 7.0〜11.1% |
運用期間 | 3~28ヶ月 |
公式サイト | TECROWD(テクラウド)の公式サイト |
TECROWD(テクラウド)は「新興国の発展に投資ができる不動産クラウドファンディング」として注目を集めています。
最大の特徴はモンゴルを中心に中央アジア新興国の不動産へ投資ができるという点です。
また対象が経済発展中の新興国なため、期待利回りも平均7.0〜11.1%と非常に高いということも大きなメリットと言えます。
為替変動に対するリスクヘッジや資金の分別管理など様々なリスクに対する対策も行なっているため安心して利用することができるでしょう。
海外不動産投資が気になる方は是非利用してみてください。
jointα(ジョイントアルファ)

サービス名 | jointα |
運営会社名 | 穴吹興産株式会社 |
サービス開始年 | 2019年 |
対象物件 | マンション |
期待利回り | 3.2〜6.0% |
運用期間 | 6~12ヶ月 |
公式サイト | jointαの公式サイト |
jointα(ジョイントアルファ)は、東証一部に上場している穴吹興産株式会社が運営しています。
運営会社の信頼度が高いので、不正リスクや経営破綻リスクを気にする方も安心して投資ができるでしょう。
投資対象となる物件は日本全国のマンションで、期待利回りが3〜4%の手堅い案件が多い印象です。
最低投資金額は10万円とやや高めですが、投資額が多いほど得られるリターンも多くなるので、元々多額の投資を考えていた方にはぴったりな不動産投資型クラウドファンディングでしょう。
詳しくは、公式サイトをチェックしてみてください。
利回りくん

サービス名 | 利回りくん |
運営会社名 | 株式会社SYLA |
サービス開始年 | 2010年 |
対象物件 | マンション 工場敷地 |
期待利回り | 3.0%〜5.71% |
運用期間 | 6ヶ月~20年 |
公式サイト | 利回りくんの公式サイト |
利回りくんは2010年から株式会社SYLAが運営している応援型不動産クラウドファンディングです。
利回りくんの本人確認はeKYCを利用しているためオンライン上で完了し、最短10分でサービスを利用することができます。
また、1口1万円から投資することが可能なため、少額から始めたい人や初心者の人にもおすすめです。
利回りくんでは、著名人が関わっているファンドに投資することができます。
例えば、起業家として有名な堀江貴文氏のロケットファンドやZOZOTOWN元社長前澤友作氏の犬猫共生型マンションに投資することが可能です。
著名人が関わっていることでファンドの信頼度も高く、より安心して投資することができるでしょう。
OwnersBook(オーナーズブック)

サービス名 | OwnersBook |
運営会社名 | ロードスターキャピタル株式会社 |
サービス開始年 | 2014年 |
対象物件 | マンション 複合ビルなど |
期待利回り | 3.0~5.0%程度 |
運用期間 | 3~62ヶ月 |
公式サイト | OwnersBookの公式サイト |
OwnersBook(オーナーズブック)は、2014年にサービスを開始した歴史の長い不動産投資型クラウドファンディングです。
累積投資実行額は214億円を超えており、運用実績は申し分ありません。
最低1万円から投資ができるので、リスクを抑えて投資したい方や不動産投資の勉強をしたい方には嬉しいサービスです。
また運用期間は最短で3ヶ月、長期にわたるものだと62ヶ月運用している案件もあります。
短期運用、長期運用どちらもバランス良く投資したい方にぴったりです。
ぽちぽちFUNDING(現在終了)

サービス名 | ぽちぽちFUNDING |
運営会社名 | アイディ株式会社 |
サービス開始年 | 2020年 |
対象物件 | マンション |
期待利回り | 5.0~5.5% |
運用期間 | 3~7ヶ月 |
公式サイト | ぽちぽちFUNDINGの公式サイト |
ぽちぽちFUNDINGは、「スマホでぽちぽち」 と 「クラウドファンディング」を足してネーミングされており、その名のとおりスマホの操作性が良いところがメリットです。
1口1万円から投資ができ、また原則いつでも解約が可能なので、気軽に不動産投資にチャレンジできます。
さらにフィナンシャルプランナーによるライフプランニングも無料で実施しているため、不動産投資初心者にとって非常に使いやすいサービスです。
しかし、2022年5月31日をもってサービスは終了してしまったので、興味がある方は不動産業界で実績のあるproperty+(プロパティプラス)をチェックしてみましょう。
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みんなの年金

サービス名 | みんなの年金 |
運営会社名 | 株式会社ネクサスエージェント |
サービス開始年 | 2021年 |
累積募集額 | 27,510万円 |
期待利回り | 6.0~8.0%(税引前) |
公式サイト | みんなの年金の公式サイト |
みんなの年金は、株式会社ネクサスエージェントが運営する不動産クラウドファンディングサービスです。
「日本国民の年金代わりはここだ!」という高い志を持って2021年にスタートした新しいプラットフォームになります。
低リスク・低コスト・低労力で資産形成ができ、予定配当利回りも6~8%と高めに設定されているのがサービスの魅力です。
新しいサービスであり実績が累積していくのはこれからですが、サービスの今後に期待ができるおすすめの業者と言えます。
BATSUNAGU

サービス名 | BATSUNAGU |
運営会社名 | 株式会社リムズキャピタル |
サービス開始年 | 2021年 |
対象物件 | オフィスビル レジデンス 空き家 古民家 |
期待利回り | 6.0~7.0% |
運用期間 | 12ヶ月 |
公式サイト | BATSUNAGUの公式サイト |
BATSUNAGUは、地方創生・地方活性化に貢献することを目標として掲げる不動産クラウドファンディングです。
1口1万円の小額から気軽に地方の古民家などの不動産に投資することができます。
サービスがスタートしたのは2021年で新しいサービスですが、投資対象物件のユニークさから注目度の高いクラウドファンディングサービスになります。
BATSUNAGUでの不動産投資を通じて日本の地域活性化を応援しましょう。
CREAL(クリアル)

サービス名 | CREAL |
運営会社名 | クリアル株式会社 |
サービス開始年 | 2018年 |
対象物件 | マンション 保育園 オフィス |
期待利回り | 4.0%〜5.5% |
運用期間 | 12~24ヶ月 |
公式サイト | CLEALの公式サイト |
CREAL(クリアル)は取り扱っている案件数が豊富で、投資対象となる物件はマンションだけでなく保育園、オフィスなど多岐に渡ります。
個人投資がしにくい不動産に最低1万円から投資できるのはとても大きなメリットではないでしょうか。
優勢劣後出資を採用しているため、万が一損失が出てしまった場合にはまずCREALが負担します。
CREALの負担分で損失をまかなえれば投資家は被害をうけることがないので、不動産投資のリスクを気にする方も安心して投資できます。
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Rimple(リンプル)

サービス名 | Rimple |
運営会社名 | プロパティエージェント株式会社 |
サービス開始年 | 2020年 |
対象物件 | マンション |
期待利回り | 3.8~10.0% |
運用期間 | 6~12ヶ月 |
公式サイト | Rimpleの公式サイト |
Rimple(リンプル)は、東証一部に上場しているプロパティーエージェントが運営している不動産投資型クラウドファンディングです。
片手で手軽に不動産投資することをコンセプトにしているため、スマホの取引画面が非常にシンプルで、投資初心者にもわかりやすくなっています。
期待利回りが10.0%と高い案件も取り扱っているので、ハイリターンを重視する方には最適だと言えるでしょう。
また提供している案件のほとんどは6ヶ月間程度の短期運用です。
長期的な投資が苦手な方や、短期間で結果を出したい方にぴったりなクラウドファンディングです。
COZUCHI

サービス名 | COZUCHI(旧:WARASHIBE) |
運営会社名 | LAETOLI株式会社 |
サービス開始年 | 2019年 |
対象物件 | マンション テナント |
期待利回り | 4~12% |
運用期間 | 3~24ヶ月 |
公式サイト | COZUCHIの公式サイト |
COZUCHIは、1999年に創業したLAETOLI株式会社が運営している不動産投資型クラウドファンディングです。
長年不動産に関わっている企業なので、不動産投資に関する知識やノウハウは十分にあると言えるでしょう。
投資先は主に都心のマンションですが、人気レストランが入った物件なども取り扱っています。
平均的な期待利回りは4~12%程度と比較的高く、中には10.0%を超える高利回りの案件もあり、利益率の高さを重視したい方に最適な不動産投資型クラウドファンディングです。
またCOZUCHIは事務手数料を支払えばファンドの途中解約ができるので、急に現金が必要になった際も安心です。
ぜひこの機会に、COZUCHI公式サイトをチェックしてみてください。
えんfunding

サービス名 | えんfunding |
運営会社名 | 株式会社えんホールディングス |
サービス開始年 | 2021年 |
対象物件 | マンション |
期待利回り | 8.1%~9% |
運用期間 | 3ヶ月〜 |
公式サイト | えんfundingの公式サイト |
えんfundingは業界初の、福岡市エリアに特化している不動産投資クラウドファンディングです。
1口1万円の少額からの投資が可能なので、不動産投資クラウドファンディング初心者の方でも比較的手軽に始めることができます。
また、優先劣後システムを採用していることもあり、リスクを抑えての投資が可能となっています。
物件はプロによって運営されているので、不動産投資に対する専門的な知識やノウハウなどがなくても気軽に投資することができる点が大きな魅力の一つとなっています。
不動産投資型クラウドファンディングの比較ポイント
不動産投資型クラウドファンディングの比較ポイントを解説します。
①案件の豊富さで比較
②不動産の種類で比較
③不動産情報の開示量の多さで比較
④運営会社の信頼性で比較
⑤トラブル発生時のサポートで比較
それでは一つずつ確認していきましょう。
案件の豊富さ
不動産投資型クラウドファンディングは、各サイトによって取扱う案件数が異なります。
案件数が多いほど選択肢が広がり、自分の希望する案件が見つかりやすくなります。
そのため幅広いエリアや多様な不動産に対応していて、なるべく案件が豊富なサイトを選ぶようにしましょう。
案件数が少なく募集金額も少ないと、投資の機会すら得られません。
せっかく投資家登録をしたのに投資ができないのでは意味がないので、案件数が少ないところは避けておきましょう。
不動産の種類
不動産投資型クラウドファンディングの投資先は、マンション、ホテル、学校、商業施設など各サイトによってさまざまです。
自分が希望する不動産を取り扱っているサイトを選択すると良いでしょう。
マンションなどの居住用不動産は、あまり景気に左右されず安定した収益が見込めるところがメリットです。
ただリスクが低い分、そこまで高い利回りは期待できないかもしれません。
商業施設やホテルなどは、知名度や評判が高ければ大きな収益が見込めるので、リターンも大きい場合があります。
ただし売上の減少や景気の悪化によって運営できなくなる場合もあるので注意が必要です。
どの不動産もメリット、デメリットが存在するので、よく比較した上で選ぶようにしましょう。
不動産情報の開示量の多さ
不動産情報がどれほど開示されているかも見逃せないポイントの一つです。
不動産情報は、その物件が投資先として妥当かどうか判断するために非常に重要な情報です。
所在地などの物件の概要だけでなく、周辺施設の状況や空室率、収支シミュレーションまで開示されていると納得の投資判断ができるでしょう。
もし投資対象となる物件の情報が不明確なまま出資してしまうと、想定以下の利益になってしまったり貸し倒れになってしまったりと思わぬトラブルを招いてしまうかもしれません。
そのため、しっかりと情報が開示されているかどうか事前によく確認しておくことが大切です。
運営会社に信頼性
不動産投資型クラウドファンディングを選ぶ際、運営会社も重視したい点の一つです。
例えば運営会社が東証一部などに上場している企業の場合、未上場の企業に比べて資本力が高く、倒産のリスクも低いので不動産投資が初めての方でも安心して投資することができます。
万が一貸し倒れた際の回収力も高いと言えるでしょう。
また創業してから長年経っており不動産事業の営業実績が多い会社だと、ノウハウや知識が豊富で信頼度が高いです。
ただし、上場企業が運営するサービスであっても元本割れのリスクなどは存在するので、「上場企業だから安心」と過信して安易に投資判断をするのはやめておきましょう。
トラブル発生時のサポート
万が一貸し倒れや返済遅延に陥ってしまった場合、どのようなサポートをしてくれるのか確認しておきましょう。
例えば「優先劣後」を採用している運営会社の場合、損失が発生した際には劣後出資者である運営会社がまず損失分を負担します。
優先出資者:投資家たち
劣後出資者:クラウドファンディング事業者
劣後出資分で損失をまかなえれば、優先出資者である投資家たちの元本には影響が出ないこともあります。
また不動産担保が付いている案件の場合、貸し倒れが起きた場合にも売却などによって資金を回収することができます。
トラブル発生時に対して、どのようなサポート体制があるのか事前によく確認してから決めると安心です。
不動産投資型クラウドファンディングのリスク
不動産投資型クラウドファンディングでは、元本割れのリスクもあります。
不動産価格は需要や供給のバランス、または経済の状況によって大きく変動するものです。
想定利回りよりも安く売却された場合は元本割れのリスクが高まり、損失を出してしまう可能性があります。
事前に提示されている利回りはあくまでも想定であり、成果を保証するものではありません。
リスクを回避するポイント
不動産型クラウドファンディングでリスクを回避する方法は以下の通りです。
- 利回りだけを重視しない
- 長期よりも短期運用の方がリスクが低い
- 複数の案件に分散して投資する
- 過去のデータで元本割れがないか確認する
多くの方は利回りが高い案件を選びがちですが、利回りが高ければ高いほどリスクも上がってしまいます。
利回りが低い案件ほど収益が安定しやすい傾向なので、不動産の立地や入居率なども含めてチェックしておきましょう。
また、短期・長期のどちらか、過去データから元本割れリスクは高くないかなど、入念に情報収集しておくことが重要です。
不動産投資型クラウドファンディングに関するよくある質問
不動産投資型クラウドファンディングに関するよくある質問をまとめました。
①ソーシャルレンディングと何が違うの?
②REITや現物不動産投資と何が違うの?
不動産投資型クラウドファンディングを実際に始める前にしっかり確認しておきましょう。
- ソーシャルレンディングと何が違うの?
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「不動産投資型クラウドファンディング」と「ソーシャルレンディング」の主な違いはリターンやリスクです。
「ソーシャルレンディング」は、投資家から集めた資金をソーシャルレンディング事業者が「融資を希望する企業」に貸付し、返済時に支払われる利息分を投資家に配当する仕組みです。
ソーシャルレンディングは投資先が不動産に限定されないので、不動産投資型クラウドファンディングに比べて高利回りの案件が多数存在します。
ただ担保の設定がされていない案件も多く、また投資先の情報が不透明な場合があり、不動産投資型クラウドファンディングに比べるとリスクが高いと言われています。
「不動産投資型クラウドファンディング」は、現物の不動産に投資するので基本的に不動産そのものの価値がゼロになることはなく、損失が出た場合にも物件の売却などによって資金を回収しやすくなっています。
また、売却によるキャピタルゲインが得られる場合もあります。
ソーシャルレンディングのおすすめサービスはソーシャルレンディングのおすすめ比較ランキングで紹介していますので合わせてご覧ください。
- REITや現物不動産投資と何が違うの?
-
「REIT」は投資信託の一種で、投資家から集めた資金で複数の不動産に投資し、運用益や売買差益を投資家に分配する金融商品です。
REITは証券取引所に上場されているので日々取引が行われ、不動産投資型クラウドファンディングと比較して値動きが大きく、現金化しやすいのが特徴です。
不動産投資型クラウドファンディングは投資する物件を自分で選択できますが、REITはファンドが投資先を選定するので、望まない物件にも投資せざるを得ない場合があります。
「現物不動産投資」は、自身で不動産を購入して売却益や家賃収入を得る投資方法です。
現物の不動産を保有できるため、居住用や事業用など状況に合わせて自由に利用方法を決められます。
ただし投資するには数百万円〜数千万円単位の資金が必要となり、場合によっては管理会社依託費や物件の修繕費などが発生するため、不動産投資型クラウドファンディングよりも投資のハードルは高いと言えます。
どの手段で不動産投資をするのかは、メリット・デメリットをよく比較した上で決めるようにしましょう。
おすすめ不動産投資型クラウドファンディングまとめ
不動産投資型クラウドファンディングを利用すれば、個人ではなかなか投資できないような不動産にも1万円程度の少額から投資ができます。
物件を管理する必要もなく、一度出資すればあとは配当金を受け取るだけでOKです。
優先劣後方式を採用している不動産投資型クラウドファンディングを選べば、投資家に損失が発生しにくいので安心して投資できるでしょう。
不動産投資型クラウドファンディングは他の金融商品に比べて歴史が浅い分、今後さらなる市場の拡大が期待できると言われています。
本記事を参考にして、この機会に不動産投資型クラウドファンディングをチェックしてみてはいかがでしょうか。
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