ASSECLI(アセクリ)の評判・口コミ|メリット・デメリットを解説
近年、「株式投資型クラウドファンディング」「不動産投資型クラウドファンディング」「ソーシャルレンディング」などの新しい投資方法が登場し、続々とそれらのプラットフォームが増えて、投資家からの注目を集めるようになってきました。
今回はそれらの中から、不動産投資型クラウドファンディングのプラットフォームの一つである「ASECCLI(アセクリ)」をご紹介します。
この記事ではASSECLIの基本情報から、メリット・デメリット、ユーザーの評判・口コミなどを紹介していきます。
ASSECLIの利用を検討している方は、ぜひ最後までお読みいただいて参考にしてみてください。
- ASSECLIは、投資家と事業者が共同で出資する不動産投資型クラウドファンディング
- ASSECLIなら、1口1万円という少額から投資できる
- ASSECLIの想定利回りは、4~8%と高めの数値になっている
- ASSECLIなら優先劣後方式によって、元本割れのリスクが抑えられる
- お得なアマゾンギフト券のプレゼントキャンペーンも開催中なので、是非この機会に登録してみよう
ASSECLI(アセクリ)の概要
サービス名 | ASSECLI(アセクリ) |
運営会社 | 株式会社エボルゾーン |
サービス開始日 | 2019年10月1日 |
投資対象 | アパートなどの不動産を運用するためのファンド |
最低投資金額 | 1万円 |
想定利回り | 年利4~8% |
ASSECLIとは
ASSECLI(アセクリ)は、株式会社エボルゾーンが2019年10月から運営している不動産投資型クラウドファンディングのプラットフォームです。
ASSECLIは「不動産特定共同事業法」の許可を得ており、その法律をもとに不動産の運用をおこない、家賃収入や不動産売却で得た利益を出資した投資家に還元します。
ASSECLIのこれまでの実績
ASSECLIにて2019年10月のサービス開始以降にリリースされた7件のファンドを見てみましょう。
なお、これまでのファンドで運用対象となった不動産はいずれも関東圏の物件で、区分所有のマンションが2件、アパートが5件となっています。
また、募集方式はすべて先着順となっており、これまでのファンドではすべて募集金額を超える応募があったため、いずれも先着順による権利の取り合いが発生していることになります。
ファンド名称 | 募集金額 | 想定利回り(年利) | 想定運用期間 | 運用状況 |
---|---|---|---|---|
ASSECLI都庁前駅(区分) ファンド1号 | 1,716万円 | 8.00% | 2020/2/1~7/31 (6ヶ月) | 終了・償還済 |
インカム重視型 白金台(区分) 2号ファンド | 3,600万円 | 4.00% | 2020/3/31~9/30 (6ヶ月) | 終了・償還済 |
埼玉県草加市 #3ファンド | 1,600万円 | 8.00% | 2020/8/28~11/27 (3ヶ月) | 終了・償還済 |
板橋区上板橋 #4ファンド | 4,050万円 | 7.00% | 20/11/27~21/5/26 (6ヶ月) | 終了・償還済 |
神奈川県横須賀 #5ファンド | 1,980万円 | 6.00% | 2020/1/25~7/24 (6ヶ月) | 運用中 |
千葉県我孫子市 #6ファンド | 2,160万円 | 6.00% | 2021/2/15~8/14 (6ヶ月) | 運用中 |
埼玉県三郷市 #7ファンド | 5,350万円 | 6.00% | 2021/5/20~11/19 (6ヶ月) | 運用中 |
このように、非常に人気が高い話題のサービスとなっています。
ASSECLI(アセクリ)のメリット
ASSECLIには、次のようなメリットがあります。
- 少額から始められる
- 比較的利回りが高い
- 早期償還でも、分配金が満額まで支払われるファンドもある
- 優先劣後構造により元本割れリスクを下げている
- 投資権利確定後の入金でOK
少額から始められる
ASSECLIでは、一口1万円という少額から出資できます。
また利用のためには、ASSECLIに投資家として登録しなければいけませんが、年齢以外の利用条件が設定されていないので、審査はされるものの登録のハードルは低いものになっています。
そのため投資の経験がこれまで全くないような方でも、少額から気軽にチャレンジできます。
利回りが比較的高い
ASSECLIの想定利回りは、年利4~8%になっています。
この数値は、株式投資や投資信託などの投資商品と比べても十分に高い水準です。
また最大8%というのは、他社の不動産投資型クラウドファンディングサービスと見比べても高めの数値となっています。あ
早期償還でも、分配金が満額まで支払われるファンドもある
不動産投資型クラウドファンディングでは、保有した不動産の家賃収入や売却による利益が、投資家に分配されます。
また最初に想定運用期間が設定されていますが、「早期償還」と言って想定よりも早く建物を売却してしまって、分配金が目減りしてしまうことがよくあります。
しかしASSECLIの扱うファンドの中には、もし早期償還に至った場合でも減額せずに、予定の運用期間の通りに分配金を支払ってくれるものもあります。
早期償還で分配金が減ってしまうと、もともとその可能性がある上で投資しているので理解はしつつも、やはり多少なりとも残念な気持ちになります。
しかし分配金が固定されているファンドなら、そういった事態になることがありません。
優先劣後方式により元本割れリスクを下げている
ASSECLIではファンドの対象不動産を取得する際に、投資家から集めた出資金だけでなく、運営元のエボルゾーン社のお金も利用しています。
またその際に、投資家を「優先出資者」、エボルゾーン社を「劣後出資者」に設定しており、出資元本の返還や分配金の支払いが投資家(優先出資者)の方から優先的におこなわれるようになっています。
そのため、例えば「優先出資80%劣後出資20%」だった場合、対象の不動産を売却する際に最初の取得価格を下回ったとしても、取得価格の80%を割り込まなければ投資家の出資元本に影響を及ぼすこと(元本割れ)はありません。
なお、ASSECLIサービス開始以降リリースされた7つのファンドでの、優先劣後の割合は次の通りです。
ファンド名称 | 募集金額 | 優先劣後の割合 |
---|---|---|
ASSECLI都庁前駅(区分)ファンド1号 | 1,716万円 | 優先出資:78% 劣後出資:22% |
インカム重視型 白金台(区分)2号ファンド | 3,600万円 | 優先出資:90% 劣後出資:10% |
埼玉県草加市 #3ファンド | 1,600万円 | 優先出資:80% 劣後出資:20% |
板橋区上板橋 #4ファンド | 4,050万円 | 優先出資:90% 劣後出資:10% |
神奈川県横須賀 #5ファンド | 1,980万円 | 優先出資:90% 劣後出資:10% |
千葉県我孫子市 #6ファンド | 2160万円 | 優先出資:90% 劣後出資:10% |
埼玉県三郷市 #7ファンド | 5,350万円 | 優先出資:90% 劣後出資:10% |
このようにASSECLIでは、ファンドごとに優先劣後の割合が異なります。
そのため、元本割れのリスクをより低く抑えたいのであれば、優先出資の割合が小さく劣後出資が大きいものを狙うとよいでしょう。
投資権利確定後の入金でOK
不動産投資型クラウドファンディングに限らず、先着順や抽選によって権利を取り合う投資商品の中には、支払い能力があることを担保させるために、申し込みより前に必要な金額を入金しておかなければならないことがよくあります。
しかしASSECLIの場合は、申し込んで投資の権利を獲得した後に入金すればOKです。
投資の権利が得られるか分からない状態でお金を出し入れする必要がないので、手間いらずで気軽に申し込めます。
ASSECLI(アセクリ)のデメリット
一方で、ASSECLIには次のようなデメリットもあります。
- ファンドの募集自体が少ない
- 投資家としてサイトに登録しないと物件概要を確認できない
- 各ファンドの運用実績がわからない
ファンドの募集自体が少ない
ASSECLIでは、2019年10月のサービス開始から約20ヶ月の間で、7件のファンドをリリースしました。
平均化すると、約3ヶ月に1本のペースです。
これは他社の不動産投資型クラウドファンディングサービスと比べても、やや遅いペースです。
そもそも他社を含めて不動産投資型クラウドファンディングサービス自体が、投資家の需要に対してファンドの供給がまったく追いついていない状態なのですが、ASSECLIではなおさら供給が足りていないと言えるでしょう。
例えば「ASSECLI都庁前駅(区分)ファンド1号」では、投資家からの応募が殺到して開始からわずか1分で募集が締め切られてしまいました。
多くの他社でも同じことが言えますが、ASSECLIでも、
- そもそも投資家の需要に対して、ファンドの募集が足りていない
- 先着順によるクリック競争になるため、それに負ければ気に入ったファンドであっても投資できない
こういった現状があります。
投資家としてサイトに登録しないと物件概要を確認できない
ASSECLIでは、一般の方に対してファンド情報の一部(物件概要)が伏せられており、投資家登録して口座を開設しないとその情報を閲覧できません。
口座開設・投資家登録は無料でできるのですが、わざわざそこまでしないと情報が手に入らないというのは、これからASSECLIを利用するかどうか検討している投資家に対して他社よりやや不親切な印象を受けます。
各ファンドの運用実績がわからない
ASSECLIでは、過去に運用されていたファンドの「収支・その他」「運用報告」を、そのファンドに投資した人でないと閲覧できないようになっています。
これから投資するかどうか検討している人にとって、
- 過去のファンドでは、元本割れせずに全額返還されたのか
- 早期償還は発生したのか
- 早期償還があった場合、分配金は想定と比べてどの程度減額されたのか
こういった情報は非常に気になるところだと思いますが、ASSECLIのサイト上では一般向けに一切明かされていません。
このようにASSECLIは、情報の面ではやや不親切さを感じる部分があります。
また、「口座開設してくれないと情報を渡さない」「投資しない人には情報はあげない」と言われると、情報を明かせないようなやましい点でもあるのかと勘ぐってしまいますよね。
ちなみにtwitterで、1号ファンドと2号ファンドに投資した方が自身の投資状況を公開されていたのですが、それによると1号ファンド・2号ファンドの運用状況は次のようになっていました。
ファンド名称 | 想定運用期間 | 実際の運用期間 | 元本返還 | 想定利回り (年利) | 確定利回り |
---|---|---|---|---|---|
ASSECLI都庁前駅(区分) ファンド1号 | 2020/2/1 -2020/7/31 | 2020/2/1 -2020/3/30 (早期償還) | 満額返還 | 8.00% | 1.29% (年利換算8%) |
ASSECLI都庁前駅(区分) 2号ファンド | 2020/3/31 -2020/9/30 | 2020/3/31 -2020/9/30 | 満額返還 | 4.00% | 2.01% (年利換算4%) |
このように1号ファンド・2号ファンドともに、元本が満額で返還されています。
しかし分配金については、1号ファンドは早期償還によりわずか2ヶ月の運用となってしまい、利回りの割合は想定通りだけれど、期間が短すぎて金額で見ると大幅減といった状況だったようです。
けれども、運用期間も最初に示されているのはあくまで「想定」なので、状況によって分配金が目減りすることは致し方ないことです。
また、ASSECLIだけでなく他社の不動産投資型クラウドファンディングサービスでも、早期償還は当たり前に発生します。
以上の通りASSECLIは、情報面でやや不親切な感があることは否めませんが、隠さないといけないようなネガティブな要素を抱えているわけでもなく、運用自体はまったく問題なくおこなわれています。
なお、他のサービスについては、おすすめのソーシャルレンディングの記事をご参考ください。
ASSECLI(アセクリ)の評判・口コミ
続いて、ASSECLIを実際に使っているユーザーの評判・口コミを見てみましょう。
決戦の金曜日がやってきました。12:00~
ASSECLI「神奈川県横須賀#5ファンド」
↓
FANTAS「check PJ 第91,92号」
↓
バンカーズ「地域医療機関支援・商業手形ファンド第1号」
の順で狙っていた4案件申し込み完了しました!
twitter
本日12時の案件。
①FANTAS Funding:実質3案件先着 (3.5~3.8% 6~7ヶ月)
②ASSECLI:1案件先着 (6% 6ヶ月)
③バンカーズ:1案件先着(実質3.68%、4ヶ月)
全部狙いはさすがに無理だよなー。
どうしたものか。
twitter
デメリットでも示したとおり、ASSECLIに限らず不動産投資型クラウドファンディングは、投資家の需要に対して供給が追い付いていません。
そのためASSECLIを利用している投資家の中には、複数のクラウドファンディングサービスやソーシャルレンディングサービスと併用することで、先着順や抽選で権利を勝ち取るチャンスを広げている方もおられます。
ASSECLIの1号案件。
運用期間6カ月の予定が2カ月の早期償還となりました!笑
まぁね、状況が状況ですから。
お金が無事に戻ってくるだけ良しとしましょう。
ASSECLIさん、ありがとうございました!
twitter
先ほど示したとおり、ASSECLIの1号ファンドは早期償還となって分配金が減額されています。
もちろん残念に思う気持ちもあるでしょうが、想定の範囲内であり元本も適切に返還されているので、批判の声は上がっていないようです。
ASSECLIに限らず不動産投資型クラウドファンディングでは早期償還が起こり得るので、利用を検討する際は分配金が減る場合もあることを最初によく理解しておきましょう。
募集時間に都合がつかなかったのであきらめていた「ASSECLI」14時頃見たらまだ募集してた♪
資金不足気味ですが(笑)
このファンド早期償還しても利息予定どおり分配してくれるみたいなので30万円投資しました(*^^*)
楽しみです☆
twitter
早期償還によって分配金が減ることもあると述べましたが、ASSECLIのファンドの中には早期償還しても予定通り分配される、例外的なものもあります。
こちらはやはり、好評を得ているようです。
以上、ASSECLIの評判・口コミをご紹介しました。
ASSECLIの利用を検討する際は、ぜひこういったユーザーの声も参考にしてみてください。
ASSECLI(アセクリ)で開催中のキャンペーン【現在終了】
ASSECLIでは期間限定で、新規投資家登録をおこなうとAmazonギフト券が当たるお得なキャンペーンを実施していました。
ぜひこのチャンスを生かして、ASSECLIから不動産投資型クラウドファンディングの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
- 【Welcomeキャンペーン】新規投資家登録で抽選300名にAmazonギフト券をプレゼント ※終了
キャンペーン期間中に新規で投資家申請をおこなうと、抽選で300名にAmazonギフト券1,000円分が当たります。
当選した場合は2021年8月初旬ごろに、登録したメールアドレス宛にメールでAmazonギフト券のコードが送られてきます
キャンペーン期間は2021年5月20日~2021年7月31日ですので、是非お得な今の期間に登録しておきましょう。
- 「会員登録」だけでなく「投資家申請」までおこなわないと、キャンペーンの対象になりません。
- 会員登録のみをすでに済ませていて、キャンペーン期間中に投資家申請をおこなった方も対象になります。
ASSECLI(アセクリ)の始め方
最後にASSECLIの始め方をご紹介します。
ASSECLIで、ファンドへ投資するまでの流れは次の通りです。
- STEP1:会員登録
- STEP2:投資家申請
- STEP3:本人確認はがきの受取り
- STEP4:「契約成立前書面」の確認とファンドへのお申込み
- STEP5:「契約成立時書面」の確認
- STEP6:専用振込口座への入金
- STEP1:会員登録
ASSECLIサイトTOPページの「会員登録」をクリックし、メールアドレスやログイン用パスワードなどを登録します。
登録したメールアドレス宛に、認証メールが届くのでそこに記載されているURLにアクセスすると、会員登録完了です。
なお登録は無料ででき、年会費などもかかりません。
- STEP2:投資家申請
ファンドへ申し込むには、会員登録だけでなく投資家申請が必要です。
会員登録後、ASSECLIのTOPページで「投資家申請」をクリックし、個人情報などを入力していきます。
また、本人確認書類とマイナンバー確認書類のアップロードも必要なので、あらかじめ用意しておきましょう。
- 運転免許証(表面・裏面)
- 個人番号カード(顔写真付き)(表面)
- パスポート(顔写真掲載ページ・住所掲載ページ)
- 在留カード(表面・裏面)
- 特別永住者証明書(表面・裏面)
- 個人番号カード(裏面)
- 通知カード(表面)
- 個人番号入りの住民票(表面)
- STEP3:本人確認はがきの受取り
エボルゾーン社の審査が完了し次第、登録した住所に「本人確認キー」が記載されたはがきが郵送されます。
はがき内に記載されている「本人確認キー」をサイト上で入力すると、ファンドへ申し込めるようになります。
- STEP4:「契約成立前書面」の確認とファンドへのお申込み
良さそうなファンドが公開されたら、募集開始を待って投資を申し込みましょう。
また申し込みの際は、ファンドごとの「契約成立前書面」をダウンロードして確認しておく必要があります。
- STEP5:「契約成立時書面」の確認
申し込みは多くの場合で先着順による競争が起こると思われますが、無事に権利を勝ち取って申し込みが確定すると、登録したメールアドレス宛に確定した旨のメールが届きます。
また、メールには「契約成立時書面」を確認するためのURLが記載されているので、そこから書類をダウンロードして必ず確認しておきましょう。
- STEP6:専用振込口座への入金
ファンドへの申し込み確定後、自身の専用振込口座に、申し込んだ金額を振り込みましょう。
なお専用の振込口座は、投資家申請完了後に作成されています。
以上で、ファンドへ投資するための手続きは完了です。
運用開始日になれば、自動的に運用が開始されます。
なお、投資できるファンドは常にあるわけではないので、まずは会員登録・投資家申請をおこなって、新しいファンドに投資できるタイミングを逃さないようにしましょう。
ASSECLI(アセクリ)の評判・口コミまとめ
今回は、不動産投資型クラウドファンディングのプラットフォーム「ASSECLI」をご紹介しました。
- ASSECLIは、投資家と事業者が共同で出資する不動産投資型クラウドファンディング
- ASSECLIなら、1口1万円という少額から投資できる
- ASSECLIの想定利回りは、4~8%と高めの数値になっている
- ASSECLIなら優先劣後方式によって、元本割れのリスクが抑えられる
ASSECLIは、2019年10月にサービスが開始された不動産投資型クラウドファンディングのプラットフォームです。
募集頻度が少ないというデメリットもあるものの、想定利回りが高く、またこれまでの所は特段のトラブルもなく運営がおこなわれています。
投資経験のない方でも利用することができ、1万円という少額から始められるので、不動産投資型クラウドファンディングにチャレンジしてみたい方はぜひASSECLIの利用を検討してみてください。