リンプル(Rimple)の評判・口コミは?始め方とデメリットをご紹介
不動産クラウドファンディングのプラットフォーム「Rimple」は、近年注目を集めているサービスです。
「どんなサービスなのか?」「信頼できるサービスなのか?」という点が気になっている人は多いのではないでしょうか?
本記事では、Rimpleのメリット・デメリットや評判・口コミを紹介していきます。
さらに、Rimpleの始め方や不動産クラウドファンディングサービスとの比較も合わせて解説していきます。
Rimpleが気になっている方はぜひ本記事を参考にして、利用を検討してみてはいかがでしょうか?
Rimpleは1万円から手軽に不動産投資ができるため、知識に自信がない人でも始めやすいサービスです。
出資した資金も「優先劣後方式」によって元本割れのリスクを低減しているので、安心して取引を行うことができます。
ぜひこの機会にRimpleで不動産クラウドファンディングを始めてみましょう。
リンプル(Rimple)とは?
まず始めにRimpleの基本的な情報について紹介していきます。
運営会社とサービスの内容についてそれぞれ解説します。
プロパティエージェント株式会社が運営
Rimpleは、プロパティエージェント株式会社が運営しているサービスです。
会社の概要を以下の表にまとめましたのでご覧ください。
商号 | プロパティエージェント株式会社 |
所在地 | 〒163-1341 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー41階 |
設立 | 平成16年2月6日 |
事業内容 | 不動産開発販売事業 プロパティマネジメント事業賃貸管理サービス 建物管理サービス 不動産クラウドファンディング事業 FreeiD事業(個人認証プラットフォーム事業) DX事業 システム受託開発事業 |
詳細 | https://www.propertyagent.co.jp/ |
プロパティエージェント株式会社は主に不動産関連の事業を行なっており、上場企業のグループ会社が運営していることから信頼ができる企業であることが分かります。
不動産クラウドファンディングサービス
Rimpleとは、プロパティエージェント株式会社が運営している不動産クラウドファンディングサービスです。
不動産クラウドファンディングサービスとは…
インターネットで多数の人がお金を投じ、集まった資金で不動産投資を行う仕組みのこと。
事業会社が不動産の運営・管理を行い、投資家は出資をするだけで得られた利益に応じて分配金がもらえる。
Rimpleはプラットフォームとして不動産の運営・管理をしてくれるので、投資家は資金を投じることだけでリターンを得ることができます。
もちろん投資なので必ずリターンを得られるわけではなく損失を被る可能性はあります。
投資としてのリスクとリターンの関係について把握した上で、Rimpleを利用するようにしましょう。
リンプル(Rimple)のメリット
それでは、不動産クラウドファンディングサービスのRimpleについてのメリットを紹介していきます。
【Rimpleのメリット】
・一万円から不動産投資ができる
・他社のポイントで投資ができる
・優先劣後方式で元本割れリスクを低減できる
上記のメリットについて、それぞれ順番に解説していきます。
一万円から不動産投資ができる
不動産投資をするとき実際に自分で不動産を購入して投資を行う場合、一度に大きな費用がかかってしまいます。
まとまった資金を用意するために銀行で融資を受けたり、多額の資金を運用するため物件選びにも非常に時間がかかったりと、一般的にハードルが高いのが不動産投資のデメリットとなっていました。
しかしRimpleでは、数多くの投資家から資金を集めて運用を行うため、1口1万円から投資することができます。
さらに物件選びもRimpleのプロに任せることができ、投資家は提供されているファンドを選んで応募するだけで運用に参加することができます。
そのため不動産の価値を見抜いたり、収益性予測などの勉強を一からする必要もありません。
これまで高いハードルだった不動産投資の資金面・物件選びの面で労力を割かずに気軽にスタートできる点が、Rimpleが提供する不動産クラウドファンディングの大きなメリットです。
他社ポイントで投資可能
Rimpleでは他社で貯めたポイントをリアルエステートコインと交換し、そのコインを「1コイン=1円」で利用して投資をすることができます。
投資に使える他社ポイントとそのレートは、以下のようになっています。
【投資に使える他社ポイント】
・永久不滅ポイント:1,000ポイント=4,500コイン
・ハピタス:1,000ポイント=1,000コイン
・モッピー:1,000ポイント=1,000コイン
・WILLs Coin:200ポイント=100コイン
・株主優待ポイント:100ポイント=100コイン
上で紹介した他社ポイントを保有していれば、レートに沿ってリアルエステートコインと交換し、投資に利用することができます。
例えばハピタスのポイントを5,000ポイント保有している場合、リアルエステートコイン5,000コインと交換できます。
残り5,000円の現金を用意すれば、1口の1万円に到達するため投資をスタートすることができます。
他社で貯めたポイントをお得に投資できる点が、Rimpleの大きなメリットとなっています。
優先劣後方式で元本割れリスクを低減
Rimpleでは投資資金の元本割れリスクを低減するために、「優先劣後方式」という方法を取り入れています。
出資の際に全体の7割を投資家(出資者)が負担、残りの3割をRimpleが負担してくれます。
投資家の出資を「優先出資」、Rimpleの出資を「劣後出資」として、万が一選んだファンドが損失を被った場合でも、30%までは投資家の元本が守られる制度となっています。
そのため通常の不動産投資を比べると元本割れになるリスクが低減されており、安心して取引を行うことができます。
ただしもちろん30%を超える損失となった場合には、投資家が損失を被ることになるので注意が必要です。
リンプル(Rimple)のデメリット
Rimpleには「少額から投資ができる」「信頼度が高い」などのメリットがある一方で、デメリットがあることも把握しておきましょう。
【Rimpleのデメリット】
・抽選の倍率が高い
・歴史が浅く過去の運用実績が少ない
・出資後の解約ができない
それぞれ順番に解説していきますので、注意点についてもきちんと把握しておきましょう。
抽選の倍率が高い
Rimpleはファンドへの出資者を集める際に抽選を行っています。
この抽選に当選しなければ不動産に投資をすることができませんが、不動産クラウドファンディング自体が注目を集め始めているため倍率も高くなっています。
当然収益が期待できそうな人気のファンドは抽選の倍率がより高く、当選し投資することの難易度が高いです。
実際に他の不動産クラウドファンディングサービスでも、申し込み人数が多過ぎて期待したように投資ができない状況が続いているようです。
今後もしかするとサービス自体が拡張していって募集するファンドの数が増えたり規模が大きくなって抽選に当たりやすくなる可能性はありますが、現状では抽選の倍率が高い点がデメリットとなっています。
歴史が浅く過去の運用実績が少ない
不動産投資に限らず、基本的に投資をする際には投資対象の配当推移や過去の利回りなど、これまでの運用実績を確かめます。
しかしRimpleは2020年の2月にサイトがオープンされたばかりの新しいサービスで、運用実績はまだまだ少ないです。
もちろん予定利回りや運用期間などが示されているため、ある程度の収益予想はつきますが、「これまで想定通りの運用をしてきたのか?」といった点に少し不安が残ります。
「過去のリターンが良いから投資してみよう」と思えるほどのデータがまだ集まっていない点が、Rimpleの現時点でのデメリットと言えるでしょう。
出資後の解約はできない
Rimpleではファンドに当選して出資してしまった後では、原則として途中解約をすることができません。
例外として「事業者の信用低下」などが明らかで、やむを得ない場合のみ途中で解約することができます。
少額から参加できるからと相次いで応募してしまい、「やっぱりお金が必要になった」という状況になっても基本的に出資したお金は戻ってきません。
多くの不動産クラウドファンディングサービスでは出資後の解約はできませんので、必ず急な出費があっても問題がない余裕資金で投資するようにしましょう。
ただし、同じく不動産クラウドファンディングで人気を集めている「COZUCHI」では、出資後に途中で解約できるので、急な出費のリスクに備えたい人はこちらを利用してみるのもひとつの手段でしょう。
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不動産クラウドファンディング比較一覧
他のクラウドファンディングサービスである「COZUCHI」「Joint α」「OwnersBook」「Creal」との比較を表にまとめました。
不動産クラウドファンディング | 運営母体 | 最低投資金額 | 他社ポイント投資 | 優先劣後方式 | 途中解約 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|---|
Rimple | プロパティエージェント株式会社 | 1万円 | ・永久不滅ポイント ・ハピタス ・モッピー ・WILLs Coin ・株主優待ポイント | 投資家70%、Rimple30% | できない | 公式ページ |
COZUCHI | LAETOLI株式会社 | 1万円 | なし | 採用されている | できる | 公式ページ |
Jointo α | 穴吹興産株式会社 | 10万円 | なし | 投資家50〜70%、Jointoα30〜50% | できない | 公式ページ |
OwnersBook | ロードスターインベストメンツ株式会社 | 貸付型:1万円 エクイティ型:案件個別設定 | なし | 採用されていない | できない | 公式ページ |
Creal | クリアル株式会社 | 1万円 | なし | 採用されていない | できない | 公式ページ |
他の不動産クラウドファンディングと比較してみると、Rimpleが気軽に投資をスタートしやすいことが分かります。
最低投資金額も1万円と低めに設定されており、優先劣後方式の採用やポイント投資など充実したサービスであることが分かります。
一方でポイント投資ができないものの、途中で解約できるCOZUCHIも魅力的です。
Rimpleと同じく1口1万円から投資が可能で、優先劣後方式も採用されていて、もし投資資金を引き上げたくなっても対応してくれるため、初めてでも安心して利用することができます。
ポイント投資をしてみたい人はRimple、途中解約も視野に入れたい人はCOZUCHIを利用すると良いでしょう。
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リンプル(Rimple)の評判・口コミ
実際にRimpleを利用している人からどのような評価を受けているのか見ていきましょう。
SNSでの良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
リンプルの良い評判・口コミ
Rimpleに関する良い評判・口コミは主に以下のようなものがありました。
Rimpleはモッピーで登録するとちょっとだけお得です。
引用:Twitter
わーい、Rimpleで運用してた不動産が売却により早期返金決定。 しっかり元本+分配金も入る!!
引用:Twitter
TポイントはSBI証券、楽天ポイントは楽天証券で投信を買うことにしたけど、セゾン永久ポイントはRimple (不動産投資クラウドファンディング)に回してみようかと。
引用:Twitter
SNSでの口コミでは、案件に当選して「不労所得として活用できる」という声や「収益が得られた」という報告が見受けられます。
1万円から気軽に不動産投資をスタートしている人が多いことが分かります。
また、「他社のポイントサイトの活用でお得になる」という口コミも多く見られました。
他社ポイントで投資できるというRimpleのメリットを享受している人が多いことが分かります。
リンプルの悪い評判・口コミ
一方でマイナスの評判・口コミも一部で見受けられました。
不動産投資のクラウドファウンディング『RIMPLE』に登録してみました
引用:Twitter
が、投資出来るファンドが一件もございません…
不動産クラウドファンディングのRimple’s selection#8の応募が以外と伸びてないな。 今回は今までと違いいろいろ条件変えてる。運用期間1年が引っかかってるのかな?
引用:Twitter
不動産系クラファン
引用:Twitter
○当たる・先着順 大和財託 クリアル
✕なかなか当たらない Rimple SYLA GAテクノロジー パートナーズ
マイナスな口コミを見ると、「投資できる案件がない」「案件の応募があまり伸びていない」という声がありました。
実際、タイミングによっては募集している案件がなかったり、応募が少ない案件も見受けられることでしょう。
また「案件の抽選に当たりにくい」というデメリットを挙げている人もいました。
信頼を集めている人気の裏返しとも言えますが、なかなか当選できないという懸念材料もあるようです。
Rimpleを利用する際は、案件が募集されているタイミングをしっかり見極めて、当選できるまで辛抱強く応募することが大切でしょう。
リンプル(Rimple)の始め方
それでは次にRimpleをスタートする方法について解説していきます。
順番に始め方を紹介していきますので、ひとつずつ確認してみてください。
会員登録
まず始めにRimpleのWebページから会員登録を行います。
ホームの右上にある「会員登録」ボタンから登録ページに移り、メールアドレスや個人情報を入力します。
本人確認書類を手元に用意して、個人情報に間違いがないように入力しましょう。
その後審査が行われ、完了後にログイン時に必要な認証コードが記載されたハガキが到着します。
ファンド応募
会員登録後はファンドに応募することができます。
Webページの「ファンド一覧」から応募をすることができます。
募集しているファンドの中から自分が投資したいものを選び、応募していきましょう。
契約締結/入金
応募したファンドに当選した場合、登録したメールアドレスに連絡が届きます。
「不動産特定共同事業契約書 兼 契約成立時書面」を確認次第、契約が締結となるので、出資金をRimpleが指定する口座に入金します。
この際にリアルエステートコインを持っている場合は、出資額に自動的に充当されます。
運用開始
契約締結後に入金が確認されたら、実際に運用がスタートします。
運用しているファンドの進捗状況については、メール配信やファンド情報詳細で確認することができます。
運用状況がどうなっているのかを逐一確認しておきましょう。
分配金/運用完了
運用完了した月の翌月末までに出資金と分配金が口座に振り込まれます。
運用報告書を交付されるので内容を確認しておく必要があります。
また、分配金は雑所得に該当しますので、年間で20万円を超える場合は確定申告を忘れないようにしておきましょう。
リンプル(Rimple)に関するよくある質問
Rimpleに関するよくある質問についてまとめました。
疑問点などがある人はこちらを参考にしてみてください。
REITやソーシャルレンディングとの違いは?
少額から不動産に投資する手法として「REIT」や「ソーシャルレンディング」があります。
それらとRimpleの違いを解説していきます。
REITとは…
投資家から集めた資金を元手に不動産投資を行い、得られた収益を投資家に分配する商品のこと。
不動産クラウドファンディングとは主に以下の点で異なる。
①証券取引所に上場している
②キャピタルゲインが得られる
③多数の不動産に投資している
REITは、証券取引所に上場されているため価格が常に変動しており、値上がりしたタイミングで売却すると、キャピタルゲイン(値上がり益)を得ることができます。
不動産クラウドファンディングでは価格の変動がないため、基本的には分配金のみとなります。
また、不動産クラウドファンディングが一件の不動産の運用を行うのに対し、REITが複数の不動産を投資対象としている点も異なる点です。
ソーシャルレンディングとは…
クラウドファンディングの一種で、お金を借りたい企業に対して複数の投資家から集めた資金を融資して、利息を投資家に分配するという仕組みのこと。
「複数の投資家から資金を集めて事業を運営する」という点で似ている2つのサービスですが、収入源が異なります。
不動産クラウドファンディングが家賃収入や不動産の売却益が投資家に分配されるのに対し、ソーシャルレンディングでは企業への貸付金利が分配金の収入源です。
また、ソーシャルレンディングは不動産に限らず多種多様な融資先があるため、リスクが高い案件もあります。
その分得られるリターンも大きくなりますが、返済不能となる可能性についても把握しておきましょう。
REITやソーシャルレンディングとの違いを理解して、自分に適した投資手法を用いてみましょう。
リアルエステートコインの入手方法は?
Rimpleで「1コイン=1円」で投資用資金として利用できるリアルエステートコインは、他のポイントサイトから交換するために用いられるコインです。
そのためRimple会員以外は利用できず、コインをポイントや現金に交換することもできません。
交換可能な他社のポイントは以下のサイトのものです。
永久不滅ポイント | 1,000ポイント=4,500コイン |
ハピタス | 1,000ポイント=1,000コイン |
モッピー | 1,000ポイント=1,000コイン |
WILLs Coin | 200ポイント=100コイン |
プレミアム優待クラブポイント | 100ポイント=100コイン |
各ポイントサイトで保有しているポイントをリアルエステートコインに交換することで入手できます。
ポイントによって交換方法が異なるので、それぞれのポイントサイトを参照して交換してみてください。
リンプル(Rimple)の評判・口コミまとめ
この記事では、Rimpleのメリット・デメリットや口コミでの評判について紹介してきました。
Rimpleは、手軽さと信頼度の高さから初心者にもおすすめできる不動産クラウドファンディングサービスです。
1万円からの不動産投資ができ、他社で集めたポイントを投資に利用することができる点が非常に魅力的です。
ぜひこの機会にRimpleを使って、不動産投資をスタートさせてみてはいかがでしょうか?