仮想通貨BSV(ビットコインSV)とは?将来性や今後の見通し・将来性を徹底解説!

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ビットコインやビットコインキャッシュはこれまで幾度もハードフォークをおこなっており、その中でビットコインキャッシュから生まれたのが、今回取り上げる「ビットコインSV」です。

この記事ではビットコインSVについて、特徴やこれまでの価格動向、将来性などを紹介していきます。

この記事の要点
  • ビットコインSVは、サトシ・ナカモトを自称するクレイグ・ライト氏らが開発した仮想通貨
  • 2018年11月にビットコインキャッシュから分岐した
  • ブロックサイズの制限を撤廃して、スケーラビリティの改善を果たしている
  • 半減期の前後には、価格の急変動が起こりやすい
  • 2022年6月に、「BitTrade」から国内取引所に初上場した

2018年11月に誕生したビットコインSVは、これまで国内市場での取り扱いがありませんでした。

しかし2022年6月に、BitTradeから日本初上場をしています。

ビットコインSVに興味がある方は、ぜひこの機会にBitTradeのこともチェックしておきましょう。

目次

ビットコインSV(BSV)とは?

通貨名ビットコインSV
シンボルBSV
価格¥4,987.76
時価総額¥96,074,180,331
時価総額ランキング52位
取り扱いがある国内取引所BitTrade
公式サイトビットコインSV公式サイト 
2023年10月12時点

ビットコインSVは2018年11月に、ビットコインキャッシュのハードフォーク(分岐を伴うアップデート)によって誕生した仮想通貨です。

名前にあるSVとは「Satoshi Vision」のことで、ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトの思想を継承した正当な通貨であることを主張しています。

またビットコインSVは誕生から約3年半を経て、BitTradeでの取り扱いが開始されました。

これは国内取引所としては、初めてのことです。

ビットコインSVに興味がある方は、ぜひこの機会にBitTradeもチェックしておきましょう。

ビットコインSV(BSV)の特徴

仮想通貨ビットコインSVには、次のような特徴があります。

ビットコインSVの主な特徴
  • ビットコインキャッシュから分岐した通貨である
  • 4つの柱を掲げている
  • 半減期がある

ビットコインキャッシュから分岐した通貨である

まずビットコインキャッシュはビットコインから分岐した通貨であり、そのビットコインキャッシュから更に分岐してできたのがビットコインSVです。

ビットコインSVは、オーストラリアの起業家クレイグ・ライト氏らの手で、2018年11月に開発されました。

開発の目的は機能性の向上やスケーラビリティ問題の解決であり、実際にこれまでのアップデートによって、それらの基本的な問題が改善されてきています。

4つの柱を掲げている

ビットコインSVは、「安定性・スケーラビリティ・安全性・安全で速いトランザクション」の4つを柱に掲げて運営されています。

例えば、元となったビットコインキャッシュはブロックサイズが32MBとなっていますが、ビットコインSVではアップデートでブロックサイズを拡張して最終的には制限をなくしたことによって、“スケーラビリティ問題の解決”や、“トランザクションの高速化”を実現しました。

半減期がある

ビットコインSVには、ビットコインやビットコインキャッシュと同じく半減期があります。

半減期とは、コンセンサスアルゴリズムがPoW(プルーフ・オブ・ワーク)になっている通貨において、マイニングの報酬が半減する時期のことです。

ビットコインSVやビットコインのようなPoWの通貨にとっては一大イベントであり、その前後には価格が大きく変動する傾向があります。

ちなみにビットコインSVの半減期の周期は約4年で、次回の半減期は2024年になると予想されています。

ビットコインSVの価格動向

ここで、ビットコインSVの長期・短期の価格動向をそれぞれ確認しておきましょう。

長期的な価格動向

まず2018年11月に誕生してから2023年10月現在までのBSV/USDチャートは、以下の通りです。

長期的な価格動向
引用元:Tradingview

これまでビットコインSVは2019年5月~6月、2020年1月~2月、2021年4月~5月と、三度大きな急騰が起きており、初上場の価格から+200%超まで値上がりしたこともありました。

ところが、2021年4月~5月の急騰以降は一転してひたすら下落基調であり、2022年5月末は初上場時の価格から半値以下になるまで落ち込んでいます。

ちなみにビットコインSV誕生からのチャートを、上昇幅・下落幅が分かるパーセント表記で、ビットコインと比較すると以下の通りです。

ビットコインは2018年11月の価格から見て最大で+900%超、現在は+353%となっており、値動きの差は歴然であることが分かります。

BSVと他通貨の比較
引用元:Tradingview

短期的な価格動向

次に、直近1年の価格動向も見ておきましょう。

短期的な価格動向
引用元:Tradingview

2022年4月にはやや復調の動きがあり、一時100ドル台をマークしました。

なお2022年に起きているこの下落は、アメリカの金融情勢の変化に対して仮想通貨市場全体が警戒感を示していることが主要因だと見られています。

また大手取引所FTXの破綻問題も影響しています。

そのためビットコインSVのみならず、ビットコインやイーサリアムなどの主要通貨も軒並み価格を下げています。

ビットコインSV(BSV)の将来性

2021年中旬以降に苦戦が見て取れるビットコインSVですが、その将来を考察してみても、次のような不安要素があります。

ビットコインSVの将来に関わる不安要素
  • 過去に大手取引所が上場を廃止している
  • 2021年にネットワークへの攻撃を受けている
  • 魅力的な競合が次々と誕生している

過去に大手取引所が上場を廃止している

ビットコインSVは、開発者であるクレイグ・ライト氏が率いていて、やや中央集権的な性格を持っています。

またライト氏は、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトを自称しているのですが、このことに疑義があると大手取引所のバイナスCEOが批判しました。

その批判に対してライト氏が訴訟も辞さない態度を見せたことで、バイナンスは2019年にビットコインSVの上場廃止を決め、さらにはクラーケンなどのいくつかの取引所もその上場廃止の動きに続きました。

2023年現在も軋轢は消えておらず、それらの取引所への再上場の動きは見られません。

2021年にネットワークへの攻撃を受けている

ビットコインSVは、2021年6月~7月にかけてネットワークへの攻撃を受けており、その際コインの二重支払いが実行されたことが確認されています。

なお、この一連の攻撃による被害の程度は明らかにされておらず、単に混乱を与える目的でおこなわれたのではないかという声も上がっています。

ただ実害の有無に関わらず、ビットコインSVのネットワークに脆弱な部分があると露呈したことは言うまでもないでしょう。

魅力的な競合が次々と誕生している

ビットコインSVが2018年に開発されて以降、ビットコインSVを上回る性能を持ったものや、まったく異なる目的を持つ魅力的なブロックチェーンおよび通貨が続々と誕生しています。

そういった流れの中でも2023年4月時点でビットコインは、先行者利益もあって時価総額ランキング1位を堅持、また分岐元であるビットコインキャッシュも50位台につけてます。

一方でビットコインSVは、2018年の誕生当初こそ1ケタ台でしたが、2023年現在は67位台まで沈んでいます。

次々と高性能なブロックチェーンや通貨がつくられ需要を獲得していく中で、よほどのプラス材料がなければビットコインSVは、時を経るほど浮上が難しくなっていくことでしょう。

ビットコインSV(BSV)の入手方法

さて、最初に述べた通り2022年6月上旬にビットコインSVは、BitTradeに国内取引所としては初めて上場しました。

価格動向や将来性でネガティブな部分もご紹介しましたが、一方で現状を安く買うチャンスと捉えることもできます。

ビットコインSVに興味を持っている方は、もちろんリスクコントロールをしながら、BitTradeを使って割安なビットコインSV取引を検討してみると良いでしょう。

なおBitTradeにおけるビットコインSVの入手方法は、以下の通りです。

ビットコインSVの購入方法
  1. アカウント作成続きをおこなう
  2. 資金を口座に入金する
  3. 取引所または販売所で、ビットコインSVを入手する

アカウント作成手続きをおこなう

まずはBitTrade公式サイトにアクセスして、アカウント作成手続きをおこないましょう。

手続きの流れは以下の通りで、最短即日で取引を始めることができます。

口座開設手続きの流れ
  • メールアドレスの登録とパスワードの設定
  • 個人情報の入力
  • 本人確認(ハガキ受取による本人確認、もしくはスマホでのかんたん本人認証)

なお口座開設手続きについては、以下の記事で画像付きで紹介していますので、詳しくはそちらをチェックしてみてください。

また口座開設手続きは、パソコンからだけでなくスマホアプリからおこなうこともできます。

アプリをメインに取引をしたい方は最初にダウンロードしておいて、口座開設手続きもアプリでおこなうとよいでしょう。

投資資金を口座に入金する

口座を開設できたら、次は投資資金をその口座に入金しましょう。

BitTradeでの入金方法は、次の4種類が用意されています。

BitTradeでの入金方法
  • 銀行振込:金融機関窓口から入金する方法
  • クイック入金:住信SBIネット銀行、またはPayPay銀行口座でのオンライン入金サービス
  • ペイジー入金:ネットバンキング・ATMからの入金サービス
  • コンビニ入金:コンビニ店頭で支払うことで、入金できるサービス

取引所または販売所で、ビットコインSVを入手する

BitTradeには取引所(ユーザー同士が取引する形式)と、販売所(ユーザーとBitTradeが取引する形式)が設けられています。

ビットコインSVは取引所と販売所の両方で扱っています。

手数料を抑えたい方は、取引所での入手を検討しておきましょう。

以上、BitTradeでビットコインSVを入手するまでの流れをご紹介しました。

ビットコインSVはBitTradeへの上場を受けて、短期的に大きく価格が変動することも予想されます。

そのチャンスを見逃したくない方は、BitTradeでのアカウント作成と入金を済ませておくとよいでしょう。

ビットコインSV(BSV)のよくある質問

最後にビットコインSVに関して、よくある質問を3つご紹介します。

ビットコインSVに関するよくある質問
  • クレイグ・ライト氏はサトシ・ナカモトなのですか?
  • ビットコインSVはなぜ、ビットコインキャッシュから分岐したのですか?
  • ビットコインSV関連で、何か目ぼしいプロジェクトはありますか?

クレイグ・ライト氏はサトシ・ナカモトなのですか?

ビットコインSVの開発者であるクレイグ・ライト氏は、2016年に自身がビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトだと名乗り出ました。

しかしビットコインのコミュニティからは大きな疑念を持たれており、また現在もクレイグ・ライト氏がサトシ・ナカモトであるという証明はなされていません。

ビットコインSVはなぜビットコインキャッシュから分岐したのですか?

2017~2018年当時、分岐元であるビットコインキャッシュはスケーラビリティ問題を抱えていました。

その問題を解決するためのハードフォークで、まずはビットコインABCという通貨が誕生しました。

ただビットコインABCは、イーサリアムと同じくスマートコントラクトなどの機能を付加できる、つまりビットコインの思想とはまた違った変更がなされていたため、それに反発してビットコインの流れをより正当に汲もうとするビットコインSVが別途つくられました。

ちなみにその後ビットコインABCの方は、ビットコインキャッシュの名称や通貨単位を引き継いで、ビットコインキャッシュに成り代わっています。

ビットコインSV関連で、何か目ぼしいプロジェクトはありますか?

2020年にEUの仮想通貨決済プロセス企業Simplexは、ビットコインSVへの対応をおこないました。

また、同じく2020年にポーランドの国立農業支援センターが、農産物の生産過程等を追跡するシステムにビットコインSVのブロックチェーンを採用したことで話題になりました。

ただ2021年以降は、他の優秀なブロックチェーンが数多く台頭してきた影響もあり、ビットコインSVのプロジェクトはメディアであまり取り上げられなくなってきています。

ビットコインSV(BSV)のまとめ

今回はビットコインSVについて、特徴や価格動向、将来性などを紹介しました。

この記事のまとめ
  • ビットコインSVは、サトシ・ナカモトを自称するクレイグ・ライト氏らが開発した仮想通貨
  • 2018年11月にビットコインキャッシュから分岐した
  • ブロックサイズの制限を撤廃して、スケーラビリティの改善を果たしている
  • 半減期の前後には、価格の急変動が起こりやすい
  • 2022年6月に、「BitTrade」から国内取引所に初上場

ビットコインSVは、2018年11月にビットコインキャッシュからのハードフォークで誕生した通貨です。

先ほど示した通り2021年中旬以降、ビットコインSVでは2018年初上場時の価格を割り込むほどの大きな下落基調が続いています。

ただこの現状を、割安で買えるタイミングと捉えることもできます。

2022年6月中旬にはBitTradeから国内に初上場したので、この記事を通して興味を持った方は、リスク管理も考えつつビットコインSVへの取引を検討してみてください。

監修者

InvestNavi(インヴェストナビ)編集部です。我々は、証券会社銀行省庁等の出身者や、FP証券外務員などの資格を持つ有識者を中心に、株式・為替・仮想通貨をはじめとした各分野に精通した金融の専門家によって結成されています。各自の専門知識をもとに、鮮明かつ初心者の方々から上級者の方々まで参考にすることができる信頼性の高い情報を提供します。

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