ライトコイン(LTC)とは?今後の見通しや価格予想・将来性を徹底解説
ライトコイン(LTC)は仮想通貨の代表格である「ビットコイン」の技術を応用し、開発された仮想通貨です。
スピーディーな決済が可能なライトコインは、ビットコインの欠点を補う通貨として、ここ数年で急激に人気が高まりました。
2020年のコロナショック後は1LTC=3,000円ほどの価格でしたが、その後価格が急騰し、2024年7月時点での価格は以下の通りです。
2022年の下落から、現在は回復傾向のライトコインですが、今後どこまで価格が上がるのでしょうか。
今回の記事では、そんなライトコインの今後について、様々な角度から予想をしていきます。
・ライトコインの価格(円換算)は直近1年間のうちに約5倍も上昇した
・米有名企業ペイパルも決済手段にライトコインを導入
・ビットコイン以上の承認速度であるライトコインは、日常の決済に向いている仮想通貨
・今後の技術の向上が期待される、将来性の高い仮想通貨のひとつ
・ライトコインの取引を始めるなら、「コインチェック」「DMM Bitcoin」が最適
アルトコインおすすめランキングでも取り上げられているライトコインは、今後の将来性にも期待が高まります。
今回の記事を参考に、ライトコインへの取引を検討してみてください。
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【リアルタイム価格】ライトコイン(LTC)の現在の値動き
現在のLTCのリアルタイムの価格は下記の通りです。
ライトコインは2019年に一度高騰を見せました。
海外仮想通貨取所での上場が影響しています。
その後は2020年まで価格停滞が続きましたが、2021年4月に最高値である3万円台を更新しました。
その後は、2023年10月にかけて下降トレンドが続いていましたが、2024年7月現在は上昇傾向です。
これはライトコイン単体での価格上昇ではなく、ビットコインを含む仮想通貨全体での上昇に連動した形です。
2023年前半は9000円ほどで推移していましたが、2024年7月現在は約12,000円ほどで推移しています。
2023年後半からビットコイン現物ETF承認期待による上昇傾向にあり、ライトコインも連動して上昇しました。
ライトコインの過去の価格推移
まずは、ライトコインの過去の価格推移(円換算)を見てみましょう。
2019年から現在までの値動きを見ると、ライトコインのボラティリティ(価格の変動幅)の大きさが分かります。
期間ごとに区切って、詳しく見てみましょう。
2019年前半:価格が5倍近く上昇
2019年前半においては、価格が5倍近く上昇しました。
2019年夏に半減期が訪れると言われていたことが影響し、その前に購入したいと考える人が増えた可能性があります。
2019年前半において大量に購入された結果、価格は大きく跳ね上がりました。
2019年1月では1LTC=3,000円ほどでしたが、同年6月には¥15,822.14ほどにまで価格が急騰しました。
2020年10-12月:再び4倍近く高騰
2020年10月から12月にかけて、再び4倍近く高騰する時期が訪れます。
2019年前半には15,000円ほどまで上昇したライトコインでしたが、その後勢いは衰え、価格が下落し始めます。
コロナショック後の2020年3月においては、3,000円ほどにまで下落、その後半年ほど低迷期が続きます。
しかし、同年10月にペイパルの仮想通貨市場参入の発表があったこと等が影響し、再び上昇し始めます。
3,000円〜5,000円の間で価格が停滞していたライトコインでしたが、12月には13,000円ほどまで回復しました。
2022年以降:下落傾向に
2020年後半に上昇し始めたライトコインでしたが、その後の勢いは衰えてしまった状況と言えるでしょう。
2022年は仮想通貨全体での下落が続いており、ライトコインも連動して価格を下げ続けています。
2024年7月現在の価格は¥12,000ほどです。
しかし、1LTC=3,000円台だったコロナショック後と比較すると、現在は約4倍以上に上昇しています。
ライトコインの価格を左右した要因
2019年前半、および2020年末において、ライトコインの価格が急上昇しました。
それぞれの時期における価格上昇の主な要因について、考察してみます。
・2019年前半:半減期を迎えたことによる影響
・2020年末:ペイパルなどのサービスに活用発表による影響
・2022年:大型アップグレードの実装
それぞれについて、詳しくみてみましょう。
半減期を迎えた
2019年前半において、価格が5倍近く上昇しました。
この価格上昇の要因としては、2019年8月頃に半減期が訪れると言われていたことが原因の一つとして考えられます。
半減期とは…
仮想通貨のマイニング(採掘)に貰える報酬が半減する時期のこと。
半減期に向けて仮想通貨の希少性が高まると考え、購入したい人が増え、価格が上昇することが多い。
なお、この期間においてはビットコインの価格も急上昇しています。
ライトコインの価格上昇は、ビットコインの価格上昇による影響も大きいと考えられます。
ペイパルなどのサービスに活用された
この価格上昇の要因としては、10月下旬、米大手決済サービスのペイパルが仮想通貨市場への参入を発表した影響が大きいと考えられます。
ペイパルは、ライトコインを含む仮想通貨が決済手段として利用できるようになるサービスを開始することを発表しました。
決済手段だけではなく、取引や保管ができるウォレット機能の実現も可能とのことです。
さらに、ペイパルと同業界の米大手企業Squareも、約53億円相当のビットコインを購入したことを発表しました。
アメリカの大手企業が仮想通貨を認めたと話題になり、仮想通貨市場は大きな盛り上がりを見せました。
結果として仮想通貨全体の人気が高まり、ライトコインの価格も大幅に上昇しました。
大型アップグレードのリリース
ライトコインは、2022年2月から3月にかけて大型アップグレードのリリースを行ったことが話題となっています。
アップグレードの内容は以下の通りです。
・提供するプロトコルの新たなセキュリティ強化
・プライバシー機能の追加
決済用としての用途が利用されることが多いライトコインでは、仮想通貨特有のセキュリティ面やプライバシー面での懸念が叫ばれていました。
2022年に行われたアップグレードにより、プライバシー機能が追加されセキュリティ面が強化されています。
2022年は仮想通貨市場全体のネガティブな話題から市場が冷え切っていましたが、ライトコインの2022年3月以降のチャートを見ると上昇傾向にあったのです。
しかし、プライバシー機能が理由となって韓国の大手取引所などから上場廃止を受けるなどのネガティブな話題もあり、その後は下落傾向にあります。
プライバシー機能が韓国における仮想通貨規制ルールに反するとされていますが、このように各国の規制状況によって事態は悪い方向に向かう可能性も充分あると考えていいでしょう。
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ライトコインの注目すべき特徴
ライトコインには、以下のような注目すべき特徴があります。
・発行上限がビットコインの4倍
・日常の決済に特化した仮想通貨
・『segwit』を導入
それぞれの特徴について、詳しく説明します。
発行上限がビットコインの4倍
ライトコインの発行上限は、ビットコインの4倍です。
ライトコインなど仮想通貨の多くは、発行枚数に上限があります。
ビットコインの発行上限は2,100万枚ですが、ライトコインはその4倍の8,400万枚です。
もともとライトコインは、ビットコインよを補完する通貨として開発され、日常的に利用できる高速決済手段を想定して設計されています。
そのため、ライトコインはビットコインよりも多くの枚数の発行が可能な仮想通貨となっています。
日常の決済に特化した仮想通貨
ライトコインは、日常の決済に特化した仮想通貨です。
そのため決済サービスに力を入れており、高速かつ安全に決済できる仮想通貨を目指しています。
その将来性が認められ、ペイパルからも決済手段として導入すると発表されています。
ビットコインのトランザクション(取引)の承認時間に関する問題も、ライトコインでは改善されています。
承認を行うためのブロック生成速度は、ビットコインにおいては約10分というのに対し、ライトコインにおいては約2分半に調整されています。
ビットコインに比べて、ライトコインは約4倍の承認速度ということが分かります。
日常的な決済に使われることを想定して設計されているため、ライトコインは高速決済が可能な通貨となっています。
『segwit』を導入
ライトコインの高速決済が可能な理由としては、『segwit(セグウィット)』を導入したことが挙げられます。
ビットコインでは、ブロックチェーンの生成は約10分に1回となっており、取引や送金などが多くなると遅延が生じやすくなってしまうという問題がありました。
ライトコインにおいて、この問題を解決したのがsegwitと呼ばれるシステムです。
segwitとは、「分離された署名領域」という意味の「Segregated Witness」の略語です。
これまでは、「どれくらいの取引量で、誰から誰に渡すのか」をまとめてブロックに記録する必要がありました。
しかし、segwitにより署名領域(「誰から誰に渡す」の部分)を別領域に記録することで、使用容量を節約することが可能になり、承認速度が向上しました。
【2024年以降】ライトコインの今後の将来性・見通し
次は、2024年以降のライトコインについて、将来性や見通しを考えていきます。
以下の観点から、ライトコインは将来性が期待できる通貨のひとつだと考えられます。
・ライトニングネットワークの導入
・送金/決済手段としての普及
それぞれについて詳しく見てみましょう。
ライトニングネットワークの導入
今後、ライトニングネットワークの導入が本格的に進む可能性があります。
ライトニングネットワークとは、取引自体はブロックチェーンの外で行い、取引の最初と最後のみをブロックチェーンに記録する仕組みです。
ライトコインは、2018年において既にライトニングネットワークの運用実験に成功しており、今後本格的な導入が進むと見られています。
この仕組みが本格的に導入されると、さらなる高速決済が可能になり、また取引におけるコスト(手数料)も低くなると考えられます。
ライトニングネットワークの導入により、ライトコインが今以上に日常的に利用できる通貨になるかもしれません。
送金/決済手段としての普及
送金/決済手段としてのライトコインの普及に関しても、今後の期待が高まります。
現時点において、知名度においてはビットコインには劣るものの、ビットコインの欠点を補うことを想定して設計されたライトコインです。
決済能力においては、ビットコインよりもライトコインの方が優れていると言えます。
ライトコインの方が、取引スピードが4倍ほど早く、また将来的には今以上に低コストでの取引が実現する可能性もあります。
実際に米大手企業ペイパルにて決済手段として導入されました。
今後も決済手段として利用する企業が増え、送金手段や決済手段としてライトコインが普及するかもしれません。
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ライトコインの今後の価格予想
ライトコインの今後の価格を予想してみましょう。
ライトコインの価格は、上昇する可能性が十分にあると考えられます。
その主な理由については、以下の3つが挙げられます。
・サービス普及による影響
・ハードフォークによる影響
・ビットコイン価格による影響
それぞれについて、詳しく見てみましょう。
サービス普及による影響
サービス普及による影響を受け、ライトコインの価格が上昇する可能性があります。
ライトコインは決済手段に特化した仮想通貨で、決済スピードという点においてはビットコインを補完する役割を持ちます。。
そのため、ペイパルのようにライトコインの有用性を認める企業が今後増える可能性があります。
あらゆる企業においてライトコインによる決済サービスが普及されれば、その価値が認められたという印象を与えます。
将来性を見込んで保有する人や、決済/送金手段として利用するため入手したいと考える人も増えるでしょう。
その結果、ライトコインの価格は今以上に上昇する可能性は充分にあると言えます。
ハードフォークによる影響
ハードフォークによる影響を受け、ライトコインの価格が上昇する可能性があります。
ハードフォークとは…
ブロックサイズの拡張をはじめとする機能の向上など、大規模なアップデートのこと。
ハードフォークに向けて期待が高まるため購入したい人が増え、価格が上昇することが多い。
ハードフォークが実施されれば、以前とは異なるものに生まれ変わります。
たとえば、仮想通貨のひとつであるビットコインキャッシュは、もともとビットコインのハードフォークによって生まれた仮想通貨でした。
ハードフォークが実施されることになれば、期待が高まることで価格上昇を招く可能性が高いと言えます。
さらに、ハードフォーク後の品質が高ければ、それが評価されて価格が一層上昇すると考えられます。
ビットコイン価格による影響
また、ビットコイン価格による影響を受け、ライトコインの価格が変動する可能性があります。
基本的にアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)はビットコインの価格変動の影響を受けやすい傾向にあります。
中でもビットコインに似た性質を持っているライトコインは、特にビットコインの値動きとの相関性が高くなっています。
そのため、ビットコインの価格が上昇すればライトコインも上昇し、反対にビットコインが下落すればライトコインも下落する可能性が高いと言えます。
今後は、ビットコインも将来性のある通貨ですので、ビットコインの価格上昇に伴ってライトコインの価格が上昇する可能性が高いと見られます。
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ライトコインの今後の予想や見通しのまとめ
今回は、ライトコインの今後について、予測や見通しをしてみました。
今回の記事のポイントは以下の通りです。
・直近4年以内に、ライトコインの価格が急騰した時期が2回もあった
・2023年後半から上昇傾向
・送金/決済手段に特化したライトコインの将来性に期待できる人は、取引検討の余地あり
ボラティリティが高いライトコインは、タイミングを逃さなければ利益を出しやすい仮想通貨です。
しかし、価格の変動幅が大きいことは、利益を出しやすい反面、損失も出しやすいという性質があります。
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