仮想通貨取引所は複数開設しよう!メリット/デメリットとおすすめ口座を紹介
仮想通貨取引をこれから始めようとする方やまだ始めたばかりの方は、取引所へのアカウント作成は1カ所のみでおこなえば十分だと考えている方が多いことでしょう。
しかしベテランの投資家の多くは、複数の取引所で口座を保有しています。
もちろん、そうすることにメリットがあるからです。
そこで今回は、仮想通貨取引所の口座を複数持つすべき理由やそのメリット・デメリット、おすすめの取引所などをわかりやすく解説していきます。
- 複数の仮想通貨取引所で口座開設すべき理由
- 海外の取引所よりも国内取引所での口座開設をおすすめする理由
- 複数の仮想通貨取引所で口座開設した場合のメリット・デメリット
- 複数口座開を保有するなら、CoincheckやDMMBitcoinが最適
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仮想通貨取引所の口座開設にかかる手数料・維持コストは無料
まず、複数の仮想通貨取引所での口座開設を検討するにあたり、もっとも気になるのはコスト面だと思います。
しかし取引所の口座開設手数料・維持コストは、無料となっているところが大半です。
そのため複数口座をつくることで、開設・維持コストの面でデメリットを被ることはありません。
また、どこの仮想通貨取引所でも口座開設時に審査がありますが、そのハードルはいずれの取引所も決して高くありません。
審査時のポイントは主に次の3つです。
- 本人確認ができること
- 20歳以上であること
- 嘘をつかない
そのため基本的には、20歳以上であれば大学生や主婦でも、特段の資格も必要なく登録することができます。
- 口座開設の手数料・維持コストがかからない
- 口座開設時の審査のハードルはどこも一様に低い
こういったことから複数の取引所での口座開設は、気兼ねをすることなく行うことができます。
仮想通貨取引所の口座を複数持つべき理由・メリット
続いて仮想通貨取引所の口座を複数持つべき理由・メリットを4つご紹介します。
- 取引所ごとにトレードのスタイルを分けられる
- 取引所ごとの長所を活かせる
- 本当に自分に合った取引所を見つけられる
- 通信障害などによる機会損失を避けられる
取引所ごとの長所を活かせる
仮想通貨取引所には、
- 取引手数料が安い
- スプレッドが小さい
- 約定力が強い
- レバレッジをかけてトレードできる
- 積立投資ができるサービスがある
といった、取引所ごとにそれぞれ異なった長所があります。
複数の取引所に登録すれば、
- スプレッドが小さい取引所でデイトレードをやる
- 一方で、積立投資サービスがある取引所で積立投資をやる
- また別のところで、少ない資金でハイレバレッジ取引をやる
といったように自分のやりたい投資内容や目的に合わせて、それぞれの長所のいいトコどりをすることができます。
本当に自分に合った取引所を見つけられる
はじめて取引所の口座を開設しようとするとき、多くの方はネットを介してその取引所がどういった特徴を持つのか調べてから口座開設をすると思います。
しかしネットでいくら情報を集めても、それが自分に合っているかどうかはやはり実際に使ってみないとわかりません。
くり返しますが取引所の口座開設にかかる手数料・維持コストは、基本的にどこも無料です。
それならばひとつひとつ実際に口座をつくってトレードしてみて、自分に合ったものをじっくりと探すことをおすすめします。
通信トラブルなどによる機会損失を避けられる
決して頻度が高いわけではありませんが、仮想通貨取引所はネットを介しているので、どうしても取引所側の要因で通信トラブル・システムトラブルが発生することがあります。
トラブルが起きた場合、ひとつの取引所しかアカウントを作成していないと仮想通貨取引の機会損失につながりかねないので、複数口座を持っておけばそのリスクを回避することができます。
取引所ごとにトレードのスタイルを分けられる
トレードのスタイルは主に次の3つがあります。
- スキャルピング:数秒から数分で決済するトレードスタイル
- デイトレード:数分から数時間で決済するトレードスタイル
- スイングトレード:数日から数週間保有して決済するトレードスタイル
例えばスキャルピングとスイングトレードを同時におこなうのは、ひとつの取引所の取引ツールのみを用いる場合だと情報が煩雑になってしまうので非常に難しいです。
そのため複数のスタイルでトレードする場合は、スキャルピングをおこなう取引所、スイングトレードをおこなう取引所といったように、それぞれを分けた方がよりスムーズにトレードを進めることができます。
メインの仮想通貨取引所として、通貨ペア数が多く使いやすいコインチェック公式サイトをチェックしてみてください。
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国内取引所と海外取引所の違い
仮想通貨取引所には、日本の金融庁の業者登録のもとサービスをおこなっている国内取引所と、日本の法の管轄外の海外取引所とがありますが、複数口座を持つ場合も国内取引所から選ぶと良いです。
両者にはそれぞれ次のメリット・デメリットがあります。
メリット
- 日本の法律で守られている
- 仮想通貨を円で購入できるところもある
デメリット
- 取り扱われているアルトコインの種類が少ない
メリット
- 取り扱われているアルトコインの種類が多い
- よりハイレバレッジな取引ができる
デメリット
- 日本の法律の所管外なので、トラブルが起きても自己責任
- 日本語対応していないところも多い
上に挙げた通り、海外取引所にもメリットはあります。
しかしそれでも、基本的に海外取引所の利用はおすすめしません。
その理由はデメリットでも挙げた通り、海外取引所は日本の法律の所管外なので、もしトラブルが起きても守ってもらえる保障がないからです。
複数の取引所で口座を保有する場合でも、いずれも国内取引所の中から選びましょう。
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口座を複数持つ際のおすすめ仮想通貨取引所
2024年時点の主な国内取引所は、次の表のとおりです。
取引所名 | 取扱い数 | 取引手数料 | 最低注文数量 |
---|---|---|---|
Coincheck | 29種類 | 取引所:無料 販売所:無料 | 取引所:500円 販売所:500円 |
DMMBitcoin | 38種類 (レバレッジ取引含む) | 無料 | 0.0001BTC |
bitFlyer | 32種類 | 取引所:0.01-0.15% 販売所:無料 ※別途スプレッドあります | 取引所:0.001BTC 販売所 :0.00000001BTC |
Zaif | 22種類 | maker:0% taker:0.1-0.3% | 0.001BTC |
BITPOINT | 22種類 | 変動制スプレッド | 0.0001BTC |
bitbank | 39種類 | maker:-0.02% taker:0.12% | 0.0001BTC |
マネックスビットコイン | 4種類 | 無料 | 0.01 BTC/JPY |
この中でも特に人気なのは、CoincheckとDMM Bitcoinです。
現物取引はCoincheck(コインチェック)
名称 | Coincheck(コインチェック) |
公式サイト | Coincheck(コインチェック)公式サイト |
取扱通貨数 | 29種類 |
最低取引額 | 500円 |
提供サービス | 仮想通貨販売所 仮想通貨取引所 Coincheckつみたて 貸仮想通貨サービス |
関連記事 | コインチェックの評判・口コミ |
- 取り扱っている仮想通貨の種類が29種類と豊富
- 日本円から購入できる
- スマホアプリがシンプルで使いやすい
- 積立投資サービスがある
Coincheckは、29種類の豊富な銘柄を取り扱っている取引所です。
また取引用のスマホアプリはシンプルで、初心者でも非常に使いやすいです。
残念ながら2020年3月にレバレッジ取引はサービス提供を終了してしまいましたが、これらの理由から現物取引をするならコインチェックがもっともおすすめできます。
また、仮想通貨に積立投資ができる「Coincheckつみたて」というユニークなサービスがあることも人気ポイントのひとつです。
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レバレッジ取引はDMM Bitcoin
名称 | DMM Bitcoin |
公式サイト | DMM Bitcoin公式サイト |
取扱通貨数 | 38通貨 |
最低取引額 | 0.0001BTC |
提供サービス | 仮想通貨販売所 BitMatch注文 レバレッジ取引 |
関連記事 | DMM Bitcoinの評判・口コミ |
- レバレッジ取引ができる
- 取引ツールがPC版・スマホ版ともに多機能
- LINEを使って365日カスタマーサポートを受けられる
レバレッジをかけて取引したい場合は、DMM Bitcoinが最適です。
DMM Bitcoinでは、最大2倍までレバレッジをかけられるので、よりハイリスクハイリターンなトレードをすることができます。
ただレバレッジ取引をおこなう場合は、状況次第でスプレッドが大きくなる場合があるので、その点には留意が必要です。
また、Coincheckの取引ツールはシンプルであることをおすすめポイントに挙げましたが、一方でDMM Bitcoinの取引ツールは複数のテクニカル指標を使って、より高度な分析をした上で取引をすることができるようになっています。
ツールの良い点・使い勝手がそれぞれ異なるので、ぜひ両方の取引所にチェックしてご自身で使い心地を試してみてください。
仮想通貨取引所の口座を複数持つ際のデメリット・注意点
最初に述べた通り、複数の取引所で口座開設するにあたり、コスト面(口座開設の手数料・維持コスト)のデメリットはありません。
しかしそれ以外に次のデメリット・注意点があるので、留意してください。
- 1つの取引所で取引するよりも必要な資金が増える
- 資産管理の難易度が上がる
- 確定申告時の手間が増える
- 取引所からのメールがわずらわしい
1つの取引所で取引するよりも必要な資金が増える
複数の取引所で取引する場合、取引所それぞれの長所を活かした取引が可能です。
しかしそのためには、いずれの口座にも取引をするのに十分な資金を入金しておく必要があります。
なお試験的に使った際に、自分のスタイルや目的に合わないと判断した取引所の口座については、入金せずにそのまま置いておいて問題ありません。
資産管理の難易度が上がる
複数の取引所で取引する場合、
- それぞれの取引所にいくら入金するか
- どの仮想通貨にいくら投資するか
- それぞれのトレードスタイルにいくらまで資金を投入するか
- 積立投資をおこなうか
こういったことをひとつひとつ自分で決めていかなければならないので、ひとつの取引所で取引する場合よりも、資金管理の難易度が上がります。
ただ最初は難しいと思いますが、経験を積んでいくうちに慣れてきて自分のスタイルが定まっていくので、あまり重くとらえる必要もありません。
確定申告の手間が増える
仮想通貨取引で利益が出た場合、給与所得のある人の場合は利益が20万円を超えたら、収入がない学生や主婦の場合は38万円を超えたら確定申告をする必要があります。
複数の取引所で取引をおこなった場合は、それらの利益と損失について、損益通算を自分でおこなう必要があります。
取引所からのメールがわずらわしい
取引所で口座を持つと定期的にお知らせのメールが届くのですが当然、口座の数を増やせば増やすほど比例してメールの数も増えるので、それをわずらわしく感じることもあるかもしれません。
そのため複数の取引所を試したあと「ここは使わない」と決めた取引所については、そのまま放置しておいても構わないのですが、絶対に使わないようなら解約してしまうのもアリです。
[まとめ]仮想通貨取引所の口座は複数持っておこう
仮想通貨取引を始めるなら、次のメリットから複数の取引所で口座保有しておくと良いです。
- 取引所ごとにトレードのスタイルを分けられる
- 取引所ごとの長所を活かせる
- 本当に自分に合った取引所を見つけられる
- 通信障害などによる機会損失を避けられる
複数持つことで生じるデメリットもありますが、それらは主に管理や確定申告時の手間が増えるというものです。
継続してやっていけば次第に慣れるものなので、基本的にはメリットの方が大きいです。
口座開設の手数料や維持コストはかからないので、ぜひいろいろな取引所で口座をつくり取引を実践してみて、自分のスタイルや目的に合ったところを探してみてください。
中でも、コインチェックやDMMBitcoinが定番で人気の取引所です。
定番の取引所ですので、この機会にチェックをしておきましょう。
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