ArthSwap(アーススワップ)とは?使い方やARSWの今後の見通しを徹底解説!
DEX(分散型取引所)は、仮想通貨やDapps(分散型アプリ)に触れる上で欠かせないプラットフォームであり、イーサリアム上のUniswap、BNBチェーン上のPancakeSwapをはじめとして、各ブロックチェーンに多くのDEXがつくられています。
そのDEXの中から今回取り上げるのは、2022年1月末にAstar Network上で誕生したDEX「ArthSwap」です。
この記事ではArthSwapについて、特徴や使い方、使用時の注意点などをご紹介していきます。
- ArthSwapは、Astar Network上につくられたDEX(分散型取引所)
- Uniswapなど既存のDEXと同様に、流動性マイニングやステーキングで稼ぐことができる
- 2022年中にはNFTステーキングなど、NFTに関わるサービスも実装予定
- 利用の際はガス代として、Astar Networkの基軸通貨であるASTRが必要である
- ASTR調達の元手となるビットコインやイーサリアムは、LINE BITMAXで入手可能
ArthSwapを使用する際は、ガス代などのためにAstar Networkの基軸通貨であるASTRが必要です。
ただASTRは国内に未上場であるため、入手するにはまずLINE BITMAXなどの国内取引所でメジャーな通貨を用意して、それを元手に海外取引所で換金することになります。
LINE BITMAXは初心者でも扱いやすい取引所となっているので、この機会にあわせてぜひチェックしてみてください。
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ArthSwap(アーススワップ)とは?
名称 | ArthSwap(アーススワップ) |
基盤のブロックチェーン | Astar Network (ポルカドットのパラチェーン) |
基軸通貨 | ARSWトークン |
主なサービス | スワップ 流動性マイニング ステーキング(2022年9月時点では未実装) |
ArthSwap(アーススワップ)は、2022年1月末にAstar Networkを基盤にしてつくられた、比較的新しいDEX(分散型取引所)です。
リリースからわずか2ヶ月でTVL(DEX内にロックされた資産総額)が1億ドルを超えたことが話題となり、またDappRadarによると2022年9月時点において、Astar Network上の数あるDeFiの中で圧倒的なユーザー数トップに立っています。
また、ArthSwapの基軸通貨は「ARSWトークン」であり、流動性マイニングの報酬などに用いられています。
ArthSwap(アーススワップ)の特徴
DEX(分散型取引所)のArthSwapには、次のような特徴があります。
- Astar Network上にあるDEXである
- スワップや流動性マイニングなどのサービスを利用できる
- IDOに参加できる
Astar Network上にあるDEXである
Astar Networkは、日本人起業家である渡辺創太氏がCEOを務めるシンガポールの企業ステイクテクノロジーズが開発したブロックチェーンです。
またAstar Networkは、異なるブロックチェーンの相互運用を目指すポルカドットに、パラチェーンとして接続しています。
ArthSwapはそんなAstar Network上につくられており、将来的にはAstarエコシステム内の全てのトークンを取り扱い、また同エコシステムのDeFi市場をけん引するDEXとなることを目指しています。
なおAstar Networkやポルカドットの仕組み等については、以下の記事でそれぞれ詳しく解説していますので、気になる方はこれらもチェックしてみてください。
スワップや流動性マイニングなどのサービスを利用できる
Astar Networkは、例えばUniswapなど他のブロックチェーンのDEXと同様に、以下のサービスを利用することができます。
- スワップ(交換)
- 流動性マイニング
- ステーキング(2022年5月末時点では未実装)
- IDO
またサイト内には外部リンクが設置されており、ArthSwapからレンディングサービスを手がけている「Starlay Finance」や、ブリッジサービスを提供している「cBRIDGE」にアクセスすることも可能です。
なお、DEXの流動性マイニングやステーキングがどういったものか分からないという方は、先に以下の記事をチェックしておきましょう。
IDOに参加できる
IDO(Initial DEX Offering)とは、新規プロジェクトなどが分散型取引所を介しておこなうトークンセールのことです。
ユーザーはIDOに参加すると市場に上場する前のトークンを入手することができ、もしもそのトークンが市場上場後に値上がりすれば、大きなリターンを得られます。
Astar NetworkではこのIDOを手がけており、2022年9月末時点ではArthSwapの基軸通貨である「ARSWトークン」と、Starlay Fainanceの基軸通貨である「LAYトークン」のIDOが完了しています。
特にARSWトークンは、用意された50万ドル分(100万枚)がわずか2分で完売して大きな話題を呼びました。
ArthSwap(アーススワップ)の使い方
続いて、ArthSwapの使い方をおさえておきましょう。
ArthSwapの使い方は、UniswapやPancakeSwapなど既存のDEXとほぼ変わらず、ウォレットを繋ぐだけで使える状態になります。
- 元手となるASTRを購入する
- ASTRをウォレット(MetaMask)に送金する
- ウォレット(MetaMask)を接続する
- ASTRをスワップする
元手となるASTRを入手する
ArthSwapはAstar Network上にあるため、利用の際はガス代としてAstar Networkの基軸通貨であるASTRが必要です。
またASTRは、他のトークンにスワップ(交換)するための元手としても利用できます。
なおASTRは残念ながら国内取引所に未上場であるため、購入の際は次のような手順を踏むことになります。
- 国内取引所でビットコインやイーサリアムなどを購入する
- ビットコインやイーサリアムを元手にして、海外取引所でASTRに換金する
バイナンス、Huobi Global、クラーケン 等
ビットコインやイーサリアムなど元手となるメジャー通貨は、LINEアプリ内で簡単に仮想通貨取引ができるLINE BITMAXで購入できます。
まだ国内取引所の口座をお持ちでない方は、この機会にぜひLINE BITMAX公式サイトにもアクセスしてみてください。
ASTRをウォレット(MetaMask)に送金する
ASTRを用意できたら、次はそれをArthSwapに接続できるウォレット(MetaMask)に送金しましょう。
ただASTRは今のところ、大半の海外取引所では直接MetaMaskなどに送ることができません。
そこで、一旦ASTRを海外取引所からポルカドットのウォレットである「Polkadot{.js}extention」に送って、そこからさらにMetaMaskに移し替えることになります。
なおMetaMaskに移し替える際の具体的な手順については、以下の記事で画像付きで解説していますので、そちらをご参照ください。
ウォレット(MetaMask)を接続する
ASTRをMetaMaskに入金できたら、MetaMaskをArthSwapに接続しましょう。
ArthSwapにアクセスして、画面右上の「Connect」をクリックします。
ウォレットの選択画面でMetaMaskをクリックして、MetaMask側のロックを解除すれば接続完了です。
ASTRをスワップする
ここまでの流れでウォレットを繋げば、ArthSwapを使える状態になります。
ただ流動性マイニングなどにチャレンジするなら、複数のトークンが必要になるためASTRを他のトークンにスワップ(交換)しておきましょう。
なおASTRから直接他のトークンにスワップすることはできないため、他のトークンに替えたい数量分を一旦、WASTR(ASTRのラップドトークン)にスワップしましょう。
ArthSwap(アーススワップ)は稼げる?
ArthSwapではステーキングが未実装であるため、2022年9月末時点での稼ぐ手段は流動性マイニングに限られます。
そこで流動性マイニングを覗いてみると、2022年9月末時点での推定APR(年換算利回り)は、6%~約100%となっています。
流動性マイニングのAPRは対象ペアの流動性やトークンの価格などを元に算出されるのですが、中にはまだArthSwap内での供給が不十分なために、利回りが非常に大きくなっているものもあります。
もちろんAPRが100%を超えるようなものは比較的マイナーなトークンばかりであり、預け入れている間の価格変動リスクなども大きいのですが、高いリターンを狙いたいならそれらへの流動性マイニングにチャレンジしてみるのもよいでしょう。
ArthSwap(アーススワップ)の注意点
最後に、ArthSwapを利用する際の注意点を3つご紹介します。
- 2022年中に重要なアップデートが繰り返される見込みである
- 言語表記は英語である
- ARSWトークンはまだCEXに上場していない
2022年中に重要なアップデートが繰り返される見込みである
先ほどArthSwapはステーキングが未実装だと紹介しましたが、ロードマップによるとそれ以外にも、数多くのアップデートが予定されています。
例えば、2022年第2四半期に開始予定の「ArthShot」では、Astar Networkの有力な新規プロジェクトに対してArthSwapを通して支援できるようになる見込みです。
また、ARSWトークンを用いてそれに参加するユーザーには、IDO前の独自トークンを入手可能になるなどの見返りが用意されるようです。
他には、NFTランチパッドやNFTのステーキングサービスの実装、有名IPとのコラボ、オーダーブック機能の実装などが予定されています。
これらはいずれも2022年中に追加される見込みであり、アップデートの際には使い勝手や稼ぎやすい手段も大きく変わる可能性があります。
そのためArthSwapを使っていくなら、これらのアップデート情報に対するチェックを怠らないようにしましょう。
言語表記は英語である
Astar Networkは日本人がCEOを務める企業が開発したブロックチェーンですが、そのサービスは日本向けではなく、グローバルに展開されています。
またAstar Network上にあるArthSwapも同様であり、言語表記は英語で、他の言語に切り替える機能はありません。
DEXは特に専門的な用語が多いので、英語が不得意な方にとっては難解に感じられることでしょう。
ただ、例えば使用するWebブラウザがGoogle Chromeの場合は、ブラウザに搭載されている翻訳機能でArthSwapを日本語に変換することができます。
そういった機能を有効活用していけば、英語が苦手でも少しずつArthSwapの取扱いに慣れていけるでしょう。
ARSWトークンはまだCEXに上場していない
ArthSwapの基軸通貨であるARSWトークンは、2022年4月16日にIDOで100万枚が販売されましたが、2022年7月末時点でまだCEX(Centralized Exchange、一般的な中央集権型の取引所)には上場していません。
つまり、まだ市場価格が定まっていないということです。
近日中には上場に至ると思われますが、上場直後は価格が大きく変動しやすいので要注意です。
ArthSwap(アーススワップ)のまとめ
今回は、DEXの一つ「ArthSwap」についてご紹介しました。
- ArthSwapは、Astar Network上につくられたDEX(分散型取引所)
- Uniswapなど既存のDEXと同様に、流動性マイニングやステーキングで稼ぐことができる
- 2022年中にはNFTステーキングなど、NFTに関わるサービスも実装予定
- 利用の際はガス代として、Astar Networkの基軸通貨であるASTRが必要である
- ASTR調達の元手となるビットコインやイーサリアムは、LINE BITMAXで入手可能
ArthSwapは2022年1月に誕生した比較的新しいDEXですが、TVLなどを見るとすでにAstar NetworkのDeFi市場で中心的な存在になっていることがうかがえます。
またロードマップによると、今後も便利なサービスが拡充されていくようなので、特にAstar Networkのプロジェクトに関心がある方はArthSwapを使ってみてはいかがでしょうか。
なおArthSwapを使用する際は、ガス代やスワップの元手としてAstar Networkの基軸通貨であるASTRが必要であり、ASTRを調達するには国内取引所と海外取引所を併用することになります。
まだ国内取引所の口座をお持ちでない方は、初心者でも扱いやすいLINE BITMAXをぜひチェックしてみてください。
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