仮想通貨のIEOとは?ICO・STOとの違いやメリットについて徹底解説!
今回は、IEO(Initial Exchange Offering)の仕組みや特徴、参加方法まで詳しく解説していきます。
IEOとは、ICOやSTOなどと同じように、仮想通貨における資金調達方法の一種です。
IEOを通じて収益を得たいと考えている方は、是非この記事を参考にしてみてください。
- IEOはICOやSTOなどと同じように資金調達方法の一つである
- IEOは取引所による厳しい審査を通しているので、信頼度が高い
- 上場後に価格が暴落する可能性があるなどのリスクもある
- 日本では、2021年7月にコインチェックで国内初のIEOが行われた
IEOの仕組みを理解し、自分のスタイルに合わせて参加することが大切であると言えるでしょう。
日本では、コインチェックが2021年7月1日に国内初のIEOを実施し、大きな話題となりました。
また、コインチェックでは2024年5月27日よりブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEOを実施することが決定しています。
IEOに参加してみたいという方は、是非コインチェックをチェックしてみてください。
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なお、最近話題のIEO一例として「コインリスト(CoinList)」のIEOが挙げられます。
コインリストについてサクッと学んでみたいという方は、こちらの動画が詳しく解説しているので気になる方は参考にしてみてください。
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【2024年5月最新】国内取引所でのIEO情報
2024年5月現在のIEO情報を紹介します。
IEOに興味がある方は、IEO情報をいち早くつかんで実施に備えておきましょう。
コインチェックがブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEOを実施
コインチェックは、2024年5月にブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEOを実施することを発表しました。
申し込み期間 | 2024/5/27(月)12:00〜2024/6/10(月)12:00 |
---|---|
販売価格 | 1BRIL=21.6円 |
販売数 | 280,000口。(1口あたり250BRIL) |
ブリリアンクリプトトークンとは、株式会社コロプラの100%子会社である株式会社Brilliantcryptoが発行する仮想通貨です。
上場企業100%子会社による初のIEOとなります。
日本発のブロックチェーンゲーム『Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)』内で使用できる通貨で、ゲームのリリースは2024年6月17日が予定されています。
なお、本IEOを実施したのちに、2024/6/17(月)11:30(予定)にはCoincheck(コインチェック)での上場も予定されています。
購入申し込み当日にIEOの購入申し込みを行った方には、抽選で10名に100,000円相当のブリリアンクリプトトークン(BRIL)を付与するキャンペーンも実施されるので、ぜひこの機会にCoincheck(コインチェック)をチェックしてみましょう。
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コインチェックとFanpla社がIEO実施に向けた契約の締結
2024年3月には、Coincheck(コインチェック)とFanpla社がIEO実施に向けた契約の締結したことが発表されました。
IEOで発行される新しい暗号資産は、Fanplus社が運営するアーティストのファンクラブおよびファンサイト内で流通する見通しです。
Fanpla社が運営する300を超えるファンクラブの有料会員250万人に対して「コンテンツを創る側」と「楽しむ側」の双方が参加する新しい「推し活」の場の創出を目指しています。
ぜひこの機会に、Coincheck(コインチェック)の公式サイトをチェックしてみましょう。
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GMOコインでIEO実施が決定
GMOコインでのIEO実施が決定され大きな話題になっています。
IEO概要
NOT A HOTELが新規で発行するNOT A HOTEL COINの先行販売。
NOT A HOTEL COINを取得すると、ステーキングやNOT A HOTELの宿泊券が獲得できる。
NOT A HOTELはこれまで、NFTサービスなど暗号資産業界へ積極的な参入の姿勢を見せてきました。
今回GMOコインとのIEO実施決定により、自社施設や開発用の土地を保有・運用するプロジェクト「NOT A HOTEL DAO」を実施する事が決定しています。
IEOの詳細はまだ未公表ですが、参加するにはGMOコインアカウントが必要になるので、まずはGMOコインの公式サイトをチェックしてみましょう。
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IEOとは?
最近日本でも話題に上がるようになったIEOですが、その仕組みがわからないという方も多いかと思います。
まずは、IEOとICOやSTOとの違い、IEOの仕組みなどについて解説していきたいと思います。
ICO・STOとの違い
IEOとICOやSTOとの違いとは一体何なのでしょうか?
それぞれの情報を表にまとめたので順番に見ていきましょう。
ICO | IEO | STO | |
---|---|---|---|
利用できる人 | 誰でも | 取引所利用者 | 認定された投資家 |
取引相手 | 発行元 | 取引所 | 発行元 |
投資方法 | スマートコントラクトを通して | 取引所を通して | スマートコントラクトを通して |
管理者 | 無し | 取引所 | 無し |
プロジェクトの評価 | 無し | 取引所によって作成 | 米国証券取引委員会などの機関によって作成 |
実行条件 | 無し | 有り | 有り(法律により明記はされていない) |
カスタマーチェック | 第三者によって検証(無い場合もある) | KYC/AML | KYC/AML |
プロモーション | 発行元によって実施 | 発行元と取引所によって実施 | 発行元と取引所によって実施 |
発行コスト | 最小 | 平均 | 平均 |
流動性 | 低い | 高い | 中 |
透明性 | 低い | 高い | 高い |
セキュリティー | 低い | 高い | 高い |
ICO(Initial Coin Offering)とはトークンを投資家に買ってもらうことでプロジェクトの資金を集める仕組みのことです。
ICOは以前、たくさんの投資家の注目の的となっていたのですが、詐欺などの被害が多発し、今ではほとんど使われていません。
仲介業者がなく信頼性が低いというICOの欠点を改善した仕組みがIEO(Initial Exchange Offering)です。
ICOではトークン発行元と投資家がダイレクトで繋がっていましたが、IEOではその仲介に取引所が入ります。
取引所が認めたトークンしか取引できないため信頼性が格段に上がりました。
また、IEOの盛り上がりの裏でじわじわ伸びてきているのがSTO(Security Token Offering)です。
STOは従来の株式や社債などの金融商品をイーサリアムなどにのせて暗号化トークンにし、取引できるようにする仕組みです。
STOを使うことにより、上場のハードルが下がり取引がしやすくなったり、透明性が高くなり安心して取引ができるようになると期待されています。
まだセキュリティー面など数々の課題はあるものの、数年以内に中小企業の株なども取引可能になるのではと言われています。
IEOの歴史
2017年ごろに新しい資金調達方法としてICOが流行り始めました。
ICOとはInitial Coin Offering の頭文字をとったものです。
仕組みはとてもシンプルで以下の流れで行われます。
新規プロジェクトの資金調達のために新しいトークンを作成する
⬇
︎投資家にSNSなどを使ってプローモーションを行い、トークンを買ってもらう
新規トークンの値上がりを狙った投資家がこぞって参加したのですが、法的な規制が整備されておらず詐欺などが横行しました。
そういうったこともあり、ICOは2018年後半には大幅な減少を見せ始め、ICO市場は低迷の一途を辿っていました。
そんなICOに変わる資金調達方法として誕生したのがIEOです。
IEOの仕組み
IEOとはInitial Exchange offeringの頭文字をとったもので、取引所を仲介してトークンの取引をする仕組みです。
IEOの仕組みは以下の通りです。
新規プロジェクトの資金調達のために新しいトークンを作成する
⬇
取引所がプロジェクトを審査し、選ばれた銘柄のみが新規上場
⬇︎
取引所を通してトークンの取引を行う
上の流れにもある通り、株式上場の仕組みと似たような流れであると言えるでしょう。
上場された銘柄は取引所で自由に取引ができるようになります。
IEOのメリット
IEOのメリットは主に下の4つです。
それぞれ解説していきたいと思います。
- 信頼度が高い
- 参加がしやすい
- プロモーションが不要
- プロジェクトの立ち上げがスムーズになる
信頼度が高い
先ほども述べましたがIEOは信頼が高いのが特徴です。
取引所が選んだ銘柄だけを新規上場するため、株取引と同様の信頼性が見込まれています。
取引所がかなり念入りに審査を行っているので、ICOの時のような詐欺まがいのトークンは事前に排除される可能性が非常に高いと言われています。
これから市場規模をさらに拡大しようと画策している取引所にとって、信頼性は欠かせないと言えるでしょう。
参加がしやすい
ICOでは、トークン発行元と直接繋がっていなければ取引できませんでした。
しかし、IEOでは取引所のアカウントを持っていれば誰でも気軽に参加することができます。
また、ICOではトークンの買い手を自分で探さなくてはならず、取引が簡単であるとは言えませんでした。
一方、IEOでは取引所にすでに買い手と売り手が集まっているため取引がスムーズに行えます。
売買のしやすさもIEO参加のハードルを下げている一因と言えるでしょう。
プロモーションが不要
また、IEOは投資家だけではなく、プロジェクトの立ち上げを考えている企業側にもメリットがあります。
ICOではトークン発行元と投資家が直接取引をする仕組みであるため、企業側が自らプローモーションをする必要がありました。
しかし、IEOでは仲介者である取引所がプロモーションを実施してくれるため、企業側が積極的にプロモーションを行う必要がなくなりました。
プロモーションコストを削減することができるため、将来的には様々な企業がIEOによって資金調達を行うのではと期待されています。
プロジェクトの立ち上げがスムーズになる
プロジェクトの立ち上げがスムーズになることも、IEOにおける大きなメリットと言えます。
これまで、企業が市場から資金調達を行う際は、IPO(Initial Public Offering)を行うことが一般的でした。
ただ、上場するための準備期間が必要だったり、条件が厳しかったりと、ハードルが高いのがデメリットであると言われていました。
もちろん、IEOでもプロジェクトがしっかりしていないと取引所に断られてしまいますが、東証に上場するよりはるかにハードルが低いです。
現在、値段の高騰が期待できる新規トークンを数多くの投資家が欲しがっているため、上場できれば資金がすぐに集められると言われています。
プロジェクトの立ち上げがスムーズになるということが知られれば、様々な企業が参加するようになり、資産を増やすチャンスも増加します。
後述しますが、コインチェックが日本初のIEOを2021年7月に提供開始し話題となりました。
IEOに参加してみたいという方は、是非コインチェックをチェックしてこれからのIEOに備えてみてください。
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IEOのデメリット
大きな期待をされているIEOですが、デメリットもあります。
IEOの主なデメリット以下の通りです。
- 上場後に価格暴落の可能性
- 取引所の審査が厳しい
- 法的規制の強化
上場後に価格暴落の可能性
株の取引に慣れている方には想像しやすいと思いますが、IEOで販売が開始された新規トークンは、上場後に大きく値上がりする場合がほとんどです。
値上がりした後すぐに売却すれば問題はないのですが、一定の期間が経つと値段が大暴落してしまうこともあります。
IEOの参加者が新規トークン販売開始後、すぐに売り抜けて利益を確定させるからです。
また、IEOの市場が成熟するまでは何が起こるか予想が非常に難しく、投機的な取引になりやすいことは覚えておいた方が良いでしょう。
取引所の審査が厳しい
IEOはこれからさらに発展していくであろう新たな仕組みであるため、信用を損ねることはあってはなりません。
そのため、特に最初の頃は取引所の審査が厳しくなると予想されています。
審査が厳しければ、それに伴って、扱われるトークンの数も限られてしまうため、その部分はデメリットであると言われています。
ある程度上場するトークンの数が増えてくれば、調整されていき適切な条件での審査となってくると言われていますが、それはまだ数年先のことだと予想されています。
法的規制の強化
ICOに比べると格段に信頼度が高まったと言えますが、詐欺などの犯罪に利用される可能性も否定できません。
また、完全には整っていないICO関連の法律やルールの整備が実施されたとき、どのようになるかはわかりません。
IEOの成長に伴い、各国がどのような対応を取るのかは常に気にしておかなくてはならないと言えるでしょう。
コインチェックとIEO
コインチェック株式会社と株式会社Hashpaletteは、日本初のIEOの実現に向け共同プロジェクトを発足しました。
株式会社Hashpaletteは東証一部上場企業で合計1,000万MAUのマンガアプリを運営する株式会社Link-Uとブロックチェーン分野で着実に実績を積み上げてきた株式会社HashPortの合弁会社です。
Hashpaletteにおいて、ユーティリティ性を有するトークンである「パレットトークン(PaletteToken, PLT)」の発行を行い、暗号資産取引所「Coincheck」でパレットトークンの販売を行うと発表されていました。
パレットトークンは、「パレット(Palette)」と呼ばれるマンガ・アニメ、スポーツ、音楽をはじめとするコンテンツのためのブロックチェーンプラットフォームで利用することができます。
コインチェックが先陣を切ってスタートし、IEOのフレームワークが安定してきた場合、他の企業のIEO参加などが大いに期待できます。
そして、ついに2021年7月1日より「Coincheck IEO」の提供を開始ししました。
国内初のIEOとして大きな注目を集め、約12万人もの参加者が集いました。
コインチェックの口座をお持ちでないという方は、是非コインチェックをチェックして、これからも行われるであろうIEOに備えてみてください。
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IEOへの参加方法
それでは、実際にIEOに参加するにはどうすれば良いのでしょうか?
ここでは、IEOへの参加方法について解説していきたいと思います。
コインチェックでのIEO
コインチェックは、2021年7月1日に「Coincheck IEO」の提供を開始し、大きな反響を呼びました。
今回は、そのコインチェックの例を用いてIEOの参加方法をみていきたいと思います。
まずはIEOを実施している取引所のアカウントを開設しましょう。アカウントがなくては取引ができません。口座開設に時間がかかったり、手数料がかかったりと取引所によって条件が違うのでしっかりと確認をしておきましょう!
各取引所では多くの場合、取引手数料支払いなどで使われる独自仮想通貨が存在します。その独自仮想通貨を一定量保有していることがIEO参加条件にしています。また、通貨の保有量に対して、IEO取引参加のための抽選券が配られます。コインを無理のない範囲でできるだけ多く持っておくほうが望ましでしょう。
コインの保有量対して配られた抽選券により抽選が実施されます。期日になり当選すると、保有している仮想通貨が新規発行トークンに自動的に交換されます。
上記で解説した通り、コインチェックでのIEOに参加するためにはコインチェックの口座が必要となってきます。
まだ口座をお持ちでないという方は、是非コインチェックをチェックしてみてください。
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IEOを行っている海外取引所
海外取引所ではもうすでにIEOが実施されています。
代表的な取引所は以下の2つです。
- バイナンス(Binance Launchpad)
- フォビ(Huobi Prime)
それぞれどんな取引所か見ていきましょう。
※海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないため、利用には十分注意してください。
バイナンス(Binance Launchpad)
バイナンスは世界最大級の仮想通貨取引所として有名です。
そのバイナンスでIEOに参加することができます。
「Binance Launchpad」は、2017年12月にローンチされた世界初のIEOプラットフォームです。
今のところ、1ヶ月に約1〜3件のペースでIEOが行われています。
バイナンスでIEOに参加するには、バイナンスコイン(BNB)を保有していなければなりません。
BNBは注目のIEOが近づくと価格が上がるという傾向があります。
BNBの保有量に応じて抽選券が配布されるので、IEOが実施されていない期間にBNBを保有しておきましょう。
バイナンスコインについてまとめた記事もありますので、気になる方は是非チェックしてみてください。
Huobi prime
Huobi Primeは、世界最大級取引所の1つフォビ(Huobi)が運営するIEOプラットフォームです。
バイナンスに比べると開催頻度は低いですが、約1ヶ月に1件のペースでIEOが行われています。
Huobi PrimeもIEOに参加のために独自トークンであるフォビトークン(HT)の保有が必要です。
Huobiはバイナンスとは違い、先着順での購入となるのでIEOが始まったらすぐに申し込みをしないと購入できないようです。
また、日本版取引所であるBitTradeでもIEOの検討が発表されています。
BitTradeでIEOが開始されたらより多くの日本人ユーザーが参加することでしょう。
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IEOのまとめ
今回は、IEOの仕組みや特徴についてまとめてきました。
これから、IEOを利用して稼いでみたいという方は是非参考にしてみてください。
- IEOは今後さらに価値が高まっていく可能性が高い
- IEOを行っている主な海外取引所はバイナンスとフォビ
- IEOにはデメリット存在する
- IEOに参加するためにはその仮想通貨取引所の口座が必要である
- 日本では、コインチェックが国内初のIEOを実施した
IEOはまだ発展途上なテクノロジーであるがゆえに今後の価値の高まりに期待ができます。
興味がある方は、是非IEOに一度参加してみてください。
IEOに参加してみたいという方は、是非国内初のIEOを実施したコインチェックをチェックしてみてください。
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