モネロ(Monero)とは?特徴と見通し/今後の予想について解説
今回はアルトコインのひとつであるモネロ(Monero)について解説します。
モネロは時価総額も高く、一定の人気・需要があるアルトコインですが、一方でとある問題も抱えています。
モネロを始めとしたアルトコインへの投資を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
- モネロは、「匿名性が高い」という性能を持った仮想通貨
- モネロは匿名性が高いという性能から、犯罪への悪用を懸念されている
- モネロは2024年現在、日本の取引所での取扱いがない
- アルトコイン取引するなら、日本の法律での安全性が担保されたコインチェックなどでが最適
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モネロとは?
通貨名 | モネロ(Monero) |
ティッカーシンボル・単位 | XMR |
現在の価格(2024年7月時点) | ¥24,291.05 |
時価総額(2024年7月時点) | ¥448,193,799,530 |
時価総額ランキング(2024年7月時点) | 30位 |
公式サイト | Monero公式サイト |
モネロは2014年に生まれた匿名性、プライバシー保護の性能に優れた仮想通貨です。
モネロを利用するユーザーは身元を隠すことができ、指定先以外の第三者から送金された金額を隠すこともできます。
またその性能への評価から、時価総額は2024年7月時点で¥448,293,799,5300、時価総額ランキング30位と高い人気と需要があります。
ただ、詳しくは後述しますが「匿名性が高い」というその性能から、犯罪への悪用が懸念されているといった問題も抱えています。
また日本においては国内取引所のコインチェックで2018年まで取扱いがありましたが、「犯罪利用の懸念がある通貨を取り扱うことは適切でない」という理由から取り扱いを廃止されています。
その後は今のところ、国内取引所での取り扱いはありません。
モネロの特徴
モネロの主な特徴は次の3つです。
- 匿名性が高く、プライバシー保護に優れる
- 一般的なパソコンでもマイニングが可能
- 送金速度が速い
匿名性が高く、プライバシー保護に優れる
モネロは匿名性が高く、取引をした当事者のプライバシー保護に優れている仮想通貨です。
仮想通貨での「匿名性が高い」というのは、「誰が誰に送金したか」という情報を取引の当事者以外からは特定できないことを意味します。
匿名性が高いことによって、情報の流出や不正なアクセスを防ぐことができます。
なおモネロは、「リング署名」「ステルスアドレス」という技術を採用することで、その匿名性を生み出しています。
リング署名とはデジタル署名の一種で、送金者の情報を他の取引の中にまぎれこませて分からなくさせる仕組みのことです。
リング署名で署名された内容は、特定のグループの誰かによって承認されますが、署名者同士を特定・区別することはできません。
ステルスアドレスとは、送金する時に一時的なワンタイムアドレスをつくり、それを使って取引をすることで情報を第三者の目から隠す技術のことです。
モネロのアドレスは、「閲覧用」と「送金用」の2つの秘密鍵から生成されます。
アドレスはマスターキーのような役割を果たし、送金の度にランダムなワンタイムアドレスをつくります。
送金時はワンタイムアドレス宛に送信されるため、第三者がマスターキーとなる元のアドレスをのぞいたとしても、取引内容を確認することはできません。
しかしモネロは、高い匿名性という優れた性能によって支持を集める一方で、その性能を悪用され、テロリストの資金供給経路や闇市場サイトの決済手段として使われることを懸念されています。
一般的なパソコンでもマイニングが可能
例えばビットコインは、ハイスペックなパソコンがないとがマイニングできません。
また、ハイスペックなパソコンを長時間稼働させ続けると、莫大な電気代を要したり、パソコンから出る熱を冷却し続ける必要があったりと設置環境の確保と設備維持のための資金投資がかかせません。
一方でモネロは家庭用のパソコンなど、一般的なスペックのパソコンでも十分にマイニングが可能です。
ただ、マイニングのハードルが低いという特徴も悪用されており、ハッカーが企業のパソコンなどの計算能力を乗っ取ってモネロをマイニングさせる「クリプトジャッキング」という被害も一部では発生しています。
送金速度が速い
モネロは送金速度も優れています。
例えばビットコインの場合は送金に約10分を要します。
しかしモネロの場合は約2分で送金することができ、ビットコインと比べて約5分の1の時間で送金することが可能です。
モネロのこれまでの価格推移
モネロのこれまでの価格推移の主なポイントは次の3つです。
- 2014年 初上場
- 2017年 仮想通貨バブルで高騰
- 2020年 規制強化の動きから注目を集めて高騰
2014年 初上場
モネロは2014年5月に初上場し、上場当時の価格は1XMRあたり約2.5ドルでした。
またその後、2017年中旬までは大きな値動きはありませんでした。
2017年 仮想通貨バブルで高騰
2017年中旬から2018年上旬にかけて「仮想通貨バブル」が起こり、モネロも他の仮想通貨と同様に高騰しました。
しかし、バブル崩壊によって2017年に最高値約400ドルだったものが、2018年終値では54ドル台まで急落しました。
2020年 規制強化の動きから注目を集めて高騰
モネロをはじめ匿名性が高いという特徴を持つ仮想通貨は、その性能を活かした犯罪への悪用の可能性から欧米で規制が進んでいます。
例えば、EUのユーロポール(欧州刑事警察機構)は「2020年インターネット組織犯罪脅威評価」の中で、モネロをはじめとするプライバシー強化型の仮想通貨などを「一番の脅威」にあげています。
しかし2020年は仮想通貨市場全体が上昇傾向にあったことから、危険視されて規制が進められていく一方でその注目を集めてしまったのだと見られていますが、下落するどころか逆に高騰していくこととなりました。
また2020年当時、ブロックチェーンセキュリティ大手サイファートレースのデビッド・ジェバンズCEOはモネロ高騰の理由について、「投機目的の投資家やアルゴリズムトレーダーが価格上昇に拍車をかけている可能性がある」とコメントしています。
モネロの高騰の要因
モネロは2020年上旬から徐々に価格が高騰して来ていましたが、2021年2月に入ってからさらに急騰していました。
その要因は次の2つだと考えられています。
- ハッカーへの身代金としての需要があるという憶測が立っている
- 仮想通貨全体の投資熱増大
- ハッカーへの身代金としての需要があるという憶測が立っている
2021年のモネロの急騰に関して、ロンドンのプライムブローカー、ブローカレッジ・ベクワントのデニス・ビノコウロフ氏は、「一部の企業は、ポートフォリオを多様化するためにビットコインへの投資を始めている。ハッカーが支払い手段として指定することが多いために、モネロのような通貨を確保する企業もある。」と述べています。
「ハッカーにハッキングを受けたときの身代金として、モネロを準備しておいてあげよう」という何とも馬鹿げた話で、事実のほども定かではありませんが、この憶測がモネロの需要拡大および高騰の一因となっています。
- 仮想通貨全体の投資熱拡大
2020年は前半から少しずつ仮想通貨市場が上昇傾向にありましたが、特に2020年10月以降、主要な仮想通貨は軒並み高騰しています。
仮想通貨全体の投資熱が高い状態の中で、上記のようなモネロに対する憶測が立ったことから注目が集まり、急騰が起こったと見られています。
なぜ仮想通貨全体で高騰が起こっているのかその要因については、ビットコインの見通しの記事をご参照ください。
なお、現在は仮想通貨市場は不安定のため、全体的に下落を招いています。
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モネロは買うべき?
ここまでの話を読んで、すでに積極的にモネロを購入しようと考える人は少ないかもしれませんが、やはりモネロの購入はあまりおすすめしません。
その理由は次の3つです。
- 犯罪利用の可能性から規制が進められている
- 国内取引所で取扱いがない
- 海外取引所でも取扱い廃止が相次いでいる
- 犯罪利用の可能性から規制が進められている
モネロはその匿名性の高さから、
- テロリストの資金供給経路として利用される
- 闇市場サイトでの決済手段として利用される
といった犯罪利用の懸念があり、特に欧米では規制の流れが強くなっています。
現状は市場で取引がなされていますが、今後どこまで規制されるのか予見できないので、現時点でむやみに手を出すことはおすすめしません。
- 国内取引所で取り扱いがない
モネロは時価総額44位と、世界的に見ると比較的需要が大きいと言える仮想通貨ですが、現在、国内取引所での取り扱いがありません。
以前はコインチェックでのみ取扱いがありましたが、犯罪利用の懸念から2018年6月に廃止されています。
もちろん海外取引所を使うことで、モネロを購入することも可能です。
しかし海外取引所は、日本の法律の所管外です。
もしも出金トラブルなどが発生しても、日本の法律では守ってもらえずあくまで自己責任となるので、海外取引所を使うこと自体をあまりおすすめしません。
- 海外取引所でも取り扱い廃止が相次いでいる
モネロは日本のコインチェックだけでなく世界的に見ても、顧客確認/アンチマネーロンダリング要件遵守の観点から、取り扱いを中止する取引所が相次いでいます。
ただ一方で価格が高騰しているので、モネロの需要が拡大し続ければ、取り扱いを再検討する取引所が出てくるだろうという楽観的な見方も一部のトレーダーからは出ているようです。
しかしいくら需要が伸びているとしても、アメリカやヨーロッパ諸国での規制がどこまでおこなわれるのか今後の見通しが立たない以上、モネロに手を出すのはあまりおすすめしません。
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アルトコインはコインチェックが最適
名称 | CoinCheck(コインチェック) |
公式サイト | CoinCheck(コインチェック)公式サイト |
取扱銘柄数 | 30銘柄 |
最低取引額 | 500円 |
提供サービス | 仮想通貨販売所 仮想通貨取引所 CoinCheckつみたて 貸仮想通貨サービス |
関連記事 | コインチェックの評判・口コミ |
モネロへの投資はあまりおすすめしませんが、もしその他のアルトコインへの投資を検討しているなら、国内取引所のコインチェックの公式サイトをチェックしてみてください。
おすすめ理由は次の3つです。
- 日本の法律で守られた取引所なので安心
- アルトコインの取扱い数が豊富
- 日本円でアルトコインを購入できる
- 日本の法律で守られた取引所なので安心
コインチェックも以前はモネロを取り扱っていました。
しかし金融庁から指摘を受けて2018年に、
- 顧客確認/アンチマネーロンダリングの管理体制の整備・強化が必要
- 少しでも懸念のある通貨を取り扱うことは適切でない
という判断のもと、モネロを含むいくつかの匿名性の高い仮想通貨の取扱いを廃止しました。
このように国内取引所は日本の法律によってしっかりと守られ、万が一問題が発生しても改善がなされていくので、信頼できます。
- アルトコインの取扱い数が豊富
コインチェックは2024年7月時点で、30種類の豊富な通貨を取引できます。
もちろんこれらのアルトコインは、コインチェックの各種リスク検証を受けた上で扱われているので、いずれも安心して取引できます。
- 日本円でアルトコインを購入できる
海外の取引所の多くは日本円で取引できませんが、コインチェックでは日本円でアルトコインを購入することができます。
海外取引所の場合は、一旦国内の取引所を日本円をビットコインに換金して、ビットコインを海外の取引所に送金する必要があります。
一方、国内取引所であるコインチェックでは、そういった余計な手間やコストがかかりません。
定番の取引所ですので、是非この機会にチェックしておきましょう。
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まとめ
今回は、アルトコインのひとつであるモネロについて解説しました。
- モネロは、「匿名性が高い」という性能を持った仮想通貨
- モネロは匿名性が高いという性能から、犯罪への悪用を懸念されている
- モネロは2018年に国内取引所のコインチェックから取扱いを廃止されている
- コインチェックでの取り扱い廃止以降、国内取引所では上場していない
- アルトコインに投資するなら、日本の法律での安全性が担保されたコインチェックなどでの投資が最適
モネロは匿名性が高い、取引の内容を第三者に特定されにくいという性能を持つことから一定の人気・需要がある仮想通貨です。
しかし、犯罪利用の懸念からアメリカやヨーロッパ諸国で規制が進められており、今後どこまで規制がなされるのか見通しが立っていません。
また、日本の取引所では一切の取扱いがないことからも、現時点での購入はおすすめできません。
アルトコインを購入するなら、ぜひ国内取引所のコインチェックなどで取扱いのあるものへの取引を検討してみてください。
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