仮想通貨Solar(ソーラー/SXP)とは?価格推移や今後の将来性を解説
仮想通貨Solarは、スピーディーかつ低コストな決済ができるブロックチェーン「Solar」におけるネイティブトークンです。
ピアツーピア方式(対等なデバイス同士で直接通信するネットワークの仕組み)の分散型決済の促進を目的に開発されたSolarネットワークは、効率良いDAppsの構築を可能にします。
もともとは「Swipe」という名称のプロジェクトでしたが、大手仮想通貨取引所Binanceによる買収を経て、現名称の「Solar」へとブランド名が変更されました。
今回の記事では、仮想通貨Solarについて解説していきます。
- 仮想通貨SXPは、Solarブロックチェーンにおけるネイティブトークン
- コンセンサスアルゴリズムにはDPoS(Delegated Proof of Stake)を採用
- DPoSにおいて、トランザクションの承認作業を行う人は投票により選出される
- Solarネットワークでは、SXPトークンが自動的に発行・焼却されている
- 今後は、SolarメタバースやSolarローンチパッドなど、様々な機能の追加が計画されている
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仮想通貨ソーラー(Solar/SXP)とは?
仮想通貨名称 | Solar(ソーラー) |
ティッカーシンボル | SXP |
基盤のブロックチェーン | Solar(ソーラー) |
最大供給量 | 上限なし |
価格 | 66.71円 |
時価総額 | 40,010,596,967円 |
時価総額ランキング | 261位 |
詳細 | Solar公式サイト Solar公式X |
仮想通貨Solar(ソーラー / SXP)は、Solarブロックチェーンにおけるネイティブトークンです。
Solarプロジェクトでは、分散化されたピアツーピア方式の決済手段とスマートコントラクト、代替可能トークンおよび非代替性トークン(NFT)とスマートコントラクトの仕組みを提供し、効率よくDAppsを構築できます。
SolarネットワークのコンセンサスアルゴリズムにはDPoS(Delegated Proof of Stake)が採用されており、高い処理性能が実装されています。
今後は、Solarメタバース、Solarローンチパッドなど、新しい機能の開発が計画されています。
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仮想通貨ソーラー(Solar/SXP)の特徴
仮想通貨ソーラー(Solar/SXP)の特徴を紹介します。
分散型決済の促進を目的に開発されたブロックチェーン
Solarは、ピアツーピア方式の分散型決済を提供することを目的として開発されたレイヤー1ブロックチェーンです。
もともとは2018年に始まった、Nayiem Willems(ナイエム・ウィレムス)とJoselito Lizarondo(ホセリート・リザロンド)の2名による、「Swipe(スワイプ)」という決済システムでした。
Swipeネットワークにおいて、ユーザーである企業や個人は、仮想通貨に裏付けされたデビットカード「Swipeデビットカード」を使用して決済を行います。
2019年にICOにて約1,200万ドルもの資金調達に成功したのちにBinanceにより買収され、SwipeブランドはSolarネットワークに変更されました。
Solarブロックチェーンは、世界中の団体とグローバルにパートナーシップを結びながら、様々な市場におけるSolarネットワークの普及を目指しています。
現在はレイヤー1メインネット上にて、ピアツーピア方式による決済の促進を強化するための取り組みを進めています。
効率的かつスピーディーな承認作業を可能にするDPoS
Solarネットワークは、PoS(Proof of Stake)に類似したコンセンサスアルゴリズムDPoS(Delegated Proof of Stake)を採用しています。
PoSとDPoSでは、仮想通貨の取引が行われる際の承認の仕組みが異なります。
PoSにおいては、保有しているトークン枚数によりトランザクションの承認作業を行う人が決まりますが、一方、DPoSでは投票により承認作業を行う人を決めます。
DPoSにおける承認作業を行う人は「デリゲート(代表者)」と呼ばれ、Solarネットワークにおいては53名のデリゲートが投票により選出されます。
DPoSのメリットは、承認作業をデリゲートに委任する仕組みにより、承認数を必要最小限に抑えられる点です。
必要な承認数に絞ることで、より効率的でスピーディに承認作業を進めることができます。
なお、DPoSにおけるデリゲート選出のための投票では、保有しているトークン量により発言権が異なり、多くのトークンを保有している人ほど票の重み(影響力)を持ちます。
保有トークン量により発言権が異なるDPoSの仕組みは、多くのトークンを保有する富裕層に意思決定権が集中してしまうリスクがあるため、平等さの観点において問題視される場合もあります。
DAOの形式により運営されるエコシステム
Solarエコシステムは、Solar Blockchain Foundation(ソーラーブロックチェーン財団)により、DAOの形式にて運営されています。
エストニアに設立されたSolar Blockchain Foundationは、Solarブロックチェーンや関連するテクノロジーのサポートに特化した非営利組織です。
SwipeプロジェクトがBinanceにより買収されたのちにSolar Blockchain FoundationはSolarメインネットをローンチし、Swipeのネイティブトークン「Swipe(スワイプ / SXP)」保有者が、1Swipe=1Solarの比率でSolarネットワークへ移行できるようにしました。
※Swipeトークン、Solarトークンのいずれも、ティッカーシンボルは「SXP」です。
コミュニティのメンバーはSolarブロックチェーンの運用およびガバナンスに関する発言権を持ち、ガバナンスに関する重要な意思決定において、保有するSXPトークン量に応じた投票を行います。
活発なコミュニティ活動により運営されているSolar Blockchain Foundationは、安全で分散化されたエコシステムを構築することを目標に、Solarエコシステムにおけるプロジェクトをサポートしています。
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仮想通貨ソーラー(Solar/SXP)の価格推移
仮想通貨ソーラー(Solar/SXP)のこれまでの価格推移について確認しておきましょう。
2022年5月に1USDTを下回って以降、現在に至るまでほぼ横ばいの状態が続いています。
2022年から2023年上半期までの価格推移
BinanceによってSwipeは買収され、その後、SwipeはSolarへとリブランドされました。
その後、2022年2月1日には、Solar公式ウェブサイトにてロードマップなどの詳細情報が公開されました。
また、3月21日には、一週間後の3月28日にSolarメインネットがローンチされることが発表されました。
5月までは1USDT以上をキープしていたものの、5月10日には半値の0.5USDTほどまで急落します。
5月10日から30日までは、CoinMarketCapと提携したSolarのエアドロップイベントが開催されました。
エアドロップの総額は50,000SXPであり、2万7千人余りが参加し、翌月6月9日には5千人が当選(一人あたり10SXPを獲得)したことが発表されました。
5月11日、Solarメタバースの実現を目指して、DAOは「blockcraft(ブロッククラフト)」のα版をリリースしました。
「blockcraft」とは、大ヒットゲーム「Minecraft」のようなコンセプトの、サンドボックス型ゲームです。
なお、このプロジェクトは初期段階で大きな成功を収めたので、現在、Solarプロジェクトはデスクトップおよびモバイル向けのMinecraftベースのブロックチェーンゲーム「District 53」のメタバース構築に取り組んでいます。
エアドロップイベントや「blockcraft」プロジェクトを経て、5月12日には0.39USDTだった価格は6月3日には0.5956USDTまで回復しました。
その後は下落し6月13日には0.3459USDTを記録したのち、8月に向けて再び回復します。
7月2日には第二四半期の大規模アップデートに伴い、Solarロードマップの更新が行われました。
また、8月7日には、韓国のソウルにて「Korea Blockchain Week(韓国ブロックチェーン週間)」のイベントにて「District 53」の企画が実施され、多くのブロックチェーン関係者やファンで賑わいました。
8月13日には0.5054USDTだった価格は年末に向けて下落し、12月30日には0.1974USDTを記録します。
10月1日に行われた第三四半期の大型アップデート後は、新しいウォレット機能「Solar Desktop Wallet」のリリースなどが発表されました。
12月からは世界中のホテル・宿泊施設の予約ができる旅行サイト「Travala.com」での決済に仮想通貨SXPが利用できるようになりました。
2023年3月11日からは、ヨーロッパ最大級の仮想通貨取引所「Whitebit」に上場し、世界中の350万人のユーザーが仮想通貨SXPを取引できるようになりました。
さらに、同月29日には、ブロックチェーン技術を活用した新しいブロックエクスプローラー「Solarscan」が発表されました。
「Solarscan」は、ウェブ上でトランザクションを簡単に追跡することや、ネットワークをリアルタイムで監視することを可能にする、Solarブロックチェーン探索のための究極のツールです。
2023年下半期から現在までの価格推移
「Solarscan」の発表前後では価格が大きく高騰し、3月27日時点で0.2583USDTだった価格は、4月3日には0.9311USDTまで跳ね上がりましたが、その後は9月末まで下落トレンドに転換します。
また、2022年から「SXP swap portal」が公開されていましたが、約一年後である2023年6月末に閉鎖されました。
「SXP swap portal」上では旧トークン(ERC20、BEP20、BEP2 SXPトークン)を2022年3月28日にローンチされたSolarメインネット上の新トークンに交換することができましたが、7月1日以降は交換することができなくなり、Solarは次のステージに舵を切ります。
続く7月8日にはSolarネットワークのアップデートが行われ、ホワイトペーパーやロードマップも更新されました。
翌月8月26日には仮想通貨取引所のExolixへの上場を果たし、世界中のトレーダーが、さらにSolarにアクセスしやすくなりました。
また、9月21日から仮想通貨取引所HitBTCでは2週間のSXP取引キャンペーンが開催され、期間中に取引したSXPの総量に応じてSXPトークンが配布されました。
9月11日に0.2436USDTまで下落した後は上昇を始め、12月27日には0.4341USDTまで回復しました。
12月20日、Solarは、Androidユーザー向けに、アプリ版バーチャルデビットカード「Solarカード」の発売を発表しました。
2024年に入ると価格は下落し始め、2月4日に0.3026USDTを記録します。
2024年1月15日には、仮想通貨取引所Coinstoreへの上場が発表されました。
2月からは価格が上昇し始め、3月26日には、日本の取引所「BitTrade」が仮想通貨SXPの取り扱いを開始し、現在に至るまで上昇トレンドが継続されています。
仮想通貨ソーラー(Solar/SXP)の今後の見通し・将来性
仮想通貨ソーラー(Solar/SXP)の今後の見通しや将来性を考察します。
様々な機能のリリースが計画されている
Solarプロジェクトは、Solarメタバース、Solarローンチパッドなど様々の機能の追加が計画されています。
Solarメタバースとはエコシステム内の機能をSolarブロックチェーン上で自由に操作できるプラットフォームであり、仮想マーケットプレイス、VIPパスの発行、DAppsの構築などの機能の実装が計画されています。
また、Solarローンチパッドとは、開発者が自身のプロジェクトをSolar上に展示するためのプラットフォームです。
これらの機能がリリースされると、Solarプラットフォームの使いやすさは大幅に向上する見込みです。
Solarに新たな機能が追加されることで、他のブロックチェーンに引けを取らないような存在感を示すことになるかもしれません。
自動発行・焼却による価格安定
Solarネットワークにおいて、SXPトークンで支払われる取引手数料や出金手数料の90%は、オンチェーンで自動的に焼却(バーン)されます。
また、SXPは発行上限が設定されていないトークンであり、プログラムにより自動的に追加発行が行われます。
トークンの自動発行・焼却を繰り返すことで、価格が安定されやすくなります。
現在の仮想通貨SXPの発行総量や焼却履歴は、Solarscan.com公式サイトにて随時公開されています。
インフレまたはデフレにより価値が不安定になる場合もありますが、自動的な焼却および追加発行の仕組みにより、ある程度の価値の安定が期待できます。
詐欺への対策を徹底
Solar Blockchain Foundationは、Solarコミュニティを詐欺から守る取り組みを徹底しています。
Solarプロジェクトの知名度上昇にともない、詐欺グループの活動も活発になってきています。
詐欺からユーザーを守るため、Solar Blockchain Foundationは詐欺サイトを見つけて削除する取り組みを行っています。
実際に、2024年1月から2月にかけて、合計4サイトの偽のウェブサービスやMediumブログを、わずか一週間のうちに閉鎖させました。
Solar Blockchain Foundationは常に調査を実施し、詐欺を未然に防ぐための取り組みを続けていますので、安心してネットワークを利用することができます。
とはいえ、どんなに多くの偽サイトを閉鎖させたとしてもすぐに新しい偽サイトが出現してしまうため、まずはユーザー一人ひとりが自分自身やコミュニティを守るための意識を持つことが重要です。
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サービス名 | SBI VCトレード(SBI VC Trade) |
現物取引(取り扱い銘柄数) | 販売所形式:20通貨 |
レバレッジ取引 | あり |
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関連記事 | SBI VCトレードの評判 |
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仮想通貨ソーラー(Solar/SXP)に関するよくある質問
仮想通貨ソーラー(Solar/SXP)に関するよくある質問を紹介します。
- 仮想通貨SXPはボラティリティの高い資産ですか。
-
仮想通貨SXPは、価格が安定しやすい仕組みとなっている資産です。
発行と焼却が自動的に行われる仕組みが採用されていることから、トークンの価格は比較的安定しやすいと考えられます。
ただし、予期せぬ価格の変動が起きる可能性もあるため、他の仮想通貨と同様に、投資を行う際は注意しましょう。
- Solarネットワークに、より深く参加するにはどうしたら良いですか。
-
Solarネットワークに深く貢献する方法のひとつとして、Solar Blockchain Foundationのメンバーとして参加することができます。
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まずは通常のコミュニティメンバーとして活動し、さらに深くエコシステムに関わりたいと思った場合は、Solar Blockchain Foundationに応募してみてはいかがでしょうか。
仮想通貨ソーラー(Solar/SXP)まとめ
今回の記事では、仮想通貨ソーラーについて解説しました。
- DPoSでは、承認作業数を最小限に絞ることでスピーディーな承認作業が可能になる
- 保有するSXPトークン量が多い人ほど、投票における発言権が大きい
- Binanceによる買収を経て、SwipeはSolarにブランドを変更した
- トークンが自動的に追加発行・焼却される仕組みが採用されている
- Solarネットワークでは、53名のデリゲート(代表者)が投票により選ばれる
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