【暴落する?】仮想通貨stETH(Lido Staked ETH)とは?将来性や今後の見通しを徹底解説!
stETHは、Lido FinanceにステーキングされたETHを表しています。
ETHをステーキングすると同時にstETHが生成され、イーサリアム2.0のアップデート完了後にETHに戻すことが可能です。
stETHはETHと同様にDeFiやレンディングで運用できるため、投資効率が高く、大口投資家の利用者も多いです。
本記事では、様々な理由で今注目されているstETHについて徹底解説しましょう。
- LidoでETHをステーキングするとstETHがもらえる
- stETHはAAVEや1inchiなどのDeFiで運用できる
- イーサリアムの大型アップデート完了後した現在はETHへ償還できる
- LidoはDAOで管理されており完全にコミュニティ主導
- GMOコインで仮想通貨を準備するとスムーズにstETHを入手できる
stETHは投資効率の良さから多くの投資家が運用しています。
しかし、イーサリアムの大型アップデートを前に、巨大化しすぎたstETHのステーキング率は、良い意味でも悪い意味でも業界で注目され、結果ディペッグが発生する事態となりました。
今後stETHの運用を考えるなら、GMOコインで仮想通貨を準備しておくと安心です。
GMOグループが運営する安心感があり、サポートも充実していて初心者でも使いやすい取引所といえます。
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stETH(Lido Staked ETH)とは?
通貨名 | Lido Staked ETH |
シンボル | stETH |
価格(2024年5月時点) | ¥590,363.58 |
時価総額(2024年5月時点) | ¥4,347,491,597,299 |
時価総額ランキング(2024年5月時点) | 201位 |
公式サイト | https://lido.fi/ |
stETHとは、Lido FinanceでETHをステーキングすると付与されるトークンです。
ETHのステーキング中でも、トークンの移動や流動性の確保ができるようにとLidoが構築したリキッドステーキングソリューションとなります。
stETHは様々なDeFiプラットフォームで運用できるので、レンディングやファーミングで金利報酬を獲得することに期待できます。
つまり、最初のETHのAPYと合わせて、同時に2つ以上の報酬を獲得できる投資効率の高いプロジェクトと言えます。
stETHは海外取引所経由で購入できるので、入手するなら国内取引所GMOコインを使ってみてはいかがでしょうか。
GMOコインは、アルトコインのレバレッジ取引にも対応しており、トレードを楽しむなら申し分ない取引所です。
まだ国内取引所の口座を持っていない方は、ぜひ利用検討してみてください。
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stETH(Lido Staked ETH)の特徴
stETHの特徴を4つ解説します。
Lido Financeで、ETHのステーキングと引き換えに付与されるstETHの概要や使い道、Lidoについてもまとめるのでぜひ目を通してください。
Lido FinanceでETHをステーキングするとstETHが付与される
stETHとは、Lido FinanceでETHをステーキングしたときに付与されるトークンです。
預け入れたETHと同量のstETHが付与される仕組みです。
上の画像を見ると、「Lido APR」が4.0%となっているので、ETHのステーキングで金利が4.0%もらえるとわかります。
つまり、4.0%の金利報酬を獲得しながら、付与されたstETHでも運用できるというステーキングソリューションです。
Lidoのステーキングソリューションとは、イーサリアムのPoS移行にかかる大型アップグレード(The Merge)の際、ステーキングされたETHの移動・取引が一切できない状態となることを解決するための機能です。
Lidoを使うと、ETHをステーキングしてもstETHがあるので取引や移動が可能となり、流動性が確保されます。
ETHのステーキングをシンプルにして、流動性確保というメリットを付け加えたのがLido Financeです。
付与されたstETHは、本物のETHと同様にレンディングやDeFiで運用できるので、追加の報酬獲得に期待できます(後述)。
この仕組みは「リキッドステーキング」と呼ばれており、Lidoはリキッドステーキングのサービスプロバイダーです。
イーサリアムはこれまで【The Mergeなどの】定期的なアップデートを行っていることから、LidoのstETHも注目されています。
旧イーサリアムで採用されたコンセンサス・アルゴリズム(トランザクションの承認ルール)は、最初に計算処理を完了したマイナーが報酬を獲得する「Pow」でしたが、新イーサリアムでは「PoS」を採用します。
「PoS」では、ランダムに選ばれた検証者がトランザクションを承認して報酬を得ます。
このPoW→PoSへの移行アップデートが「The Merge」です。
stETHはDeFiで運用できる
Lidoのエコシステムには、上の画像のようにCurveやAAVE、1inchiなど様々なDeFiプラットフォームがあるので、stETHを使って運用できます。
運用の方法について一例を挙げて紹介しましょう。
- Curve Finance:stETHとETHを交換できる流動性プール
- AAVE:stETHを担保として別のトークンを借入できる
- 1inchi:stETHとETH・LDOのペアで流動性提供、ファーミング
このように、他のDeFi・レンディングプロトコルで運用できるため、金利報酬に期待できます。
ただし、2024年5月時点で、stETHがETHの価格から乖離し始めており、ETH:stETHの比率が1:0.96まで下がっています。
このため、stETHを担保に借入すると、今後さらにペッグが外れた際に清算リスクが高まるため、懸念されているのが現状です。
stETHはステーキングと同時に生成され、引き換え時にバーンされる
stETHについてもう少し深堀りします。
「st」とは、Lidoにステーキングされたエーテル(化合物)を表すトークンです。
エーテルとは、初期の預け入れ+ステーキング報酬-ペナルティを組み合わせたものという意味です。
LidoにETHを預け入れたと同時にstETHが生成され、stETHからETHに戻す際にバーン(焼却)されます。
そして、LidoにはETH以外にもステーキングできるトークンがあるので、以下を参照してください。
ステーキングするトークン | 受取るトークン | APY(2023年11月時点) |
---|---|---|
ETH(イーサリアム) | stETH | 4.0% |
SOL(ソラナ) | stSOL | 4.8% |
KSM(Kusama) | stKSM | 21.7% |
MATIC(Polygon) | stMATIC | 8.7% |
DOT(Polkadot) | stDOT | 16.5% |
上記のように、ETH以外に4つのトークンに対応しています。
これらのトークンもstETHと同様に、ステーキングと同時に生成され、償還の際にはバーンされます。
ちなみに、償還時はstETHの価格に関わらず、1:1でETHに戻すことが可能です。
LidoはDAOで管理されるリキッドステーキングのプロバイダー
stETHを管理するLidoのDAOも把握しておきましょう。
Lido DAOは、リキッドステーキングのサービスを構築するプロバイダーの役割を果たします。
DAOとは自律分散型組織のことです。
中央集権的な管理者が存在せず、コミュニティ主導で資金集めやサービス管理を行い、メンバー全員で方針を決めます。
決定方法はガバナンストークンを購入して投票することで、自分の意思をDAOに反映する仕組みです。
ユーザーがLidoにステーキングしたETHは、Lido DAOが制御するスマートコントラクトに預けられ、その後イーサリアムにロックされます。
The Mergeが完了した現在はイーサリアム2.0に移行しており、引き出しが可能となるルールがDAOで決まっているので、それまでETHを勝手に引き出すことはできません。
また、Lido DAOのガバナンス権となるのは「LDO」トークンです。
ロックするLDOが多いほど、投票者には大きな意思決定力があります。
このように、Lido DAOはリキッドステーキングを管理して、ETHやstETHなどの報酬・料金を決定し、Lidoの安定性の確保を行う重要な存在です。
なぜ最近stETHは注目されている?
Lidoの仕組みは、良い意味でも悪い意味でも評価されています。
上記の通り、イーサリアム本元が、2022年6月初めにLSD(リキッドステーキングデリバティブ)の使用に対して警告を出しました。
Lidoはリキッドステーキングとして成長し、イーサリアムチェーンのステーキングシェアを約25%も占領しています。
大部分のステーキングにより、Lidoのブロックチェーンの検証者(バリデーター)による不正操作や利益横取りなどが発生するリスクがあると発表したのです。
その結果、徐々にディペッグが始まり、stETHはすでにETHと1:1の裏付けがありません。
逆に、Lidoの強みは、The Mergeが完了した現在stETHをETHに償還できることです。
上記のように、そのころにはペグも取り戻すと分析する専門家もいますが、現在は実際にペグを取り戻しつつあります。
stETHを懸念して大量売却した大口投資家により、現在は一時的にディペッグしているのかもしれません。
stETH(Lido Staked ETH)の入手方法
stETHは国内の仮想通貨取引所に上場していません。
そのため、国内から海外取引所へ送金してstETHを入手する必要があります。
ここでは、stETHを入手するまでの手順を解説しましょう。
GMOコインのアカウント作成をして日本円を入金する
GMOコインは、GMOグループが運営する仮想通貨取引所なので、セキュリティや安全性が抜群です。
取扱通貨数が多く、各種手数料も無料なので、まだ口座を持っていない方はGMOコインを検討してみてください。
アカウント作成完了後、本人確認を済ませて日本円を入金しましょう。
ETHを入手して海外取引所へ送金する
GMOコインで仮想通貨を入手しましょう。
海外取引所でstETHとペアになっている通貨が望ましいです。
Gate.ioやBybit、MEXCなどでstETHを購入できますが、ETHとペアになっているのはGate.ioのみでした。
そのためETHを購入すると手間が少なくて済みます。
海外取引所のウォレットアドレスをGMOコインの送金リストに追加して、送金処理を完了してください。
ETH建てでstETHを購入する
海外取引所で、stETH/ETHペアで取引します。
これで、stETHの購入は完了しました。
DEX(分散型取引所)でもstETHを購入できますが、LDOやWETHなどが必要です。
スムーズに購入するためには、GMOコインを利用して海外取引所経由でstETHを入手しましょう。
GMOコインは、レバレッジ取引など、幅広いトレードを楽しめるので、まずは公式サイトを覗いてみてください。
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ETH(イーサリアム)の暴落に備えた投資戦略
stETH並びにLido Financeが、今後のETHの暴落に備えた投資戦略を解説します。
基本的にはイーサリアム向けのリキッドステーキングを重視していますが、幅広くサービスを展開することでマルチに活躍していることがわかります。
マルチチェーン戦略
stETHはイーサリアム向けのステーキングソリューションです。
Lidoでは、その他にもSolana・Kusama・Polygon・Plkadotのマルチチェーンに対応しています。
上の画像をみると、ステーキングされている量は圧倒的にETHに軍配が上がっていますが、Solanaも7,200万ドルを超えており、KusamaはAPYが20%を超えています。
それぞれメリットがあり、イーサリアムの完全独占ではありません。
さらに主要チェーンを取り入れてLidoを拡大すれば、ETHの暴落にも耐えられるかもしれませんね。
a16zによる80億円の出資・過去にはParadium主導の100億円の資金調達を実施
2022年3月、Lidoは大手VCである「a16z」から7,000万ドル(約80億円)の資金調達を実施しました。
a16zは自社で保有するETHをLidoへステーキングしてstETHを受け取っていることも明かしています。
過去には、2021年5月にはParadium主導の資金調達ラウンドで7,300万ドル(当時で100億円程度)を獲得しました。
資金はDAOで管理され、投票により使い道が検討されますが、運営コストやDAO貢献者への報酬はある程度調達した資金でまかなわれるでしょう。
そのため、急にETHが暴落しても、ある程度の対策ができると考えられます。
なお、100%保護されるわけではないので、投資は自己責任であり、本記事は成功を保障するものではないという点を理解してください。
stETH(Lido Staked ETH)のまとめ
この記事では、stETH(Lido Staked ETH)の特徴や入手方法などを徹底解説しました。
Lido Financeを使うと、ETHのステーキングで同量のstETHが付与されることがわかったと思います。
stETHを活用して他のDeFiで運用すれば、さらなる報酬獲得へも期待できますね。
もう一度、stETHの重要ポイントをおさらいしましょう。
- Lido FinanceでETHをステーキングするとstETHがもらえる
- stETHは1inchiやAAVEなどのDeFi・レンディングでETHと同じく運用できる
- Lido DAOによってステーキングの預かり資産や報酬などすべてが管理されている
- イーサリアムの「The Merge」を目前にstETHはETHの価格から乖離してたが、現在はペグを取り戻しつつある
- stETHを入手するなら国内取引所のGMOコインが使いやすい
アップデート完了した現在はETHとして引き出しできており、ペッグも元通りになりつつあります。
今後活用するならGMOコインで仮想通貨を準備しておくと安心です。
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