dYdX(DYDX)とは?トークン価格の今後の予想や見通しも徹底解説!
dYdXは、分散型取引所のプラットフォームである「dYdX」と、ガバナンストークンとして取引や購入できる「DYDX」トークンがあります。
分散型取引所では、預入金の何倍もの額で取引できる証拠金取引がメインとなっており、さまざまな仮想通貨でトレード可能です。
このdYdXの分散型取引所は、レイヤー2に移行した(後述)ことで即時決済できる処理能力の高さとガス代ゼロを実現しました。
この記事ではdYdXについて、特徴や価格解説、今後の予想について解説します。
- dYdXはレイヤー2を使った高速処理・ガス代なしの分散型取引所(DEX)
- 証拠金取引で最大レバレッジ25倍の取引が可能
- ガバナンストークンDYDXは投票や提案に使用または取引手数料割引にも使える
- DYDXトークンは国内取引所コインチェックから海外取引所へ送金して入手するのとスムーズ
dYdXのプラットフォームで証拠金取引をすると、ガス代は発生しませんが取引手数料が発生します。
DYDXトークンがあれば、取引手数料の割引に使ったり、ガバナンスに参加してdYdXの方針やルール決定に加わることも可能です。
大手国内取引所のコインチェックをチェックして、海外取引所に通貨を送金すればDYDXトークンを入手することができます。
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仮想通貨dYdX(DYDX)とは?
名称 | dYdX |
シンボル | DYDX |
価格(2023年10月時点) | ¥293.20 |
時価総額(2023年10月時点) | ¥53,791,128,237 |
時価総額ランキング(2023年10月時点) | 87位 |
公式サイト | dYdX公式サイト |
dYdXは仮想通貨の分散型取引所(DEX)です。
分散型取引所(DEX)とは、管理者が存在せず、ユーザー自身がウォレットを管理して取引を行うブロックチェーン上に存在する取引所です。
dYdXでは、仮想通貨を2~25倍賭けでトレードする証拠金取引や、預入で金利を得るステーキングなどのサービスを提供しています。
しかも、イーサリアムブロックチェーン上に構築されているにもかかわらず、ガス代が発生せず、完了までの速度もスピーディーです。
これは、dYdXがイーサリアムのレイヤー2(後述)に移行して取引できるように開発したためです。
発行トークン「DYDX」は、2021年9月に海外取引所へ上場したこともあり知名度や活用方法の幅が広がりました。
DYDXはまだ日本の取引所へ上場していないので、コインチェックなどの国内取引所から海外取引所へ送金して入手するのとスムーズです。
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仮想通貨dYdX(DYDX)の特徴とは
仮想通貨「DYDX」と、さまざまな取引が可能なプラットフォーム「dYdX」について、それぞれの特徴を解説します。
dYdXの利用でDYDXトークンを受取ったり、DYDXの保有でガバナンス(方針やルール決定)に参加できたりするので、双方の仕組みや違いをしっかり理解しておきましょう。
- レイヤー2導入により低コスト・高速の取引が可能
- DeFiプラットフォームで証拠金取引ができる
- ステーキングして報酬を獲得することも可能
- DYDXトークンはガバナンスの提案・投票などに利用できる
レイヤー2導入により低コスト・高速の取引が可能
イーサリアムブロックチェーンは、利用者や取引量が大量なので処理速度が落ちたり、ガス代(手数料)が高値になるスケーラビリティ問題があります。
それを避けるべく、dYdXは、スケーラビリティ向上に取り組むプロジェクト「StarkWare」と提携してレイヤー2へ移行しました。
イーサリアム | 主なプロジェクト | 特徴 |
---|---|---|
レイヤー1 | イーサリアム | 分散性が高いが手数料割高で処理が遅い |
レイヤー2 | StarkWare、Optimisum、Arbitrumなど | 手数料が安く処理能力が高い |
サイドチェーン | バイナンススマートチェーン、Polygonなど | 手数料が安く処理能力が非常に高い |
レイヤー2とは、上の表のようにイーサリアムのレイヤー1とは異なるレイヤー2というチェーンで処理を行う方法です。
レイヤー2を使うと、イーサリアムブロックチェーンの処理機能と互換性を持ちながら、別のチェーンで処理するので手数料が安く、処理速度が速くなります。
dYdXがレイヤー2に移行したことで、分散型取引所(DEX)で行われる取引時のガス代や処理速度の問題を解決しました。
従来まで、取引ごとに高額なガス代がかかりユーザーの負担でしかなかったのが、レイヤー2で管理するdYdXの口座に預けてそこから取引するのでガス代がかからない仕組みです。
DeFiプラットフォームで証拠金取引ができる
dYdXでは、分散型金融アプリケーションであるDeFiを提供しています。
現在レイヤー2で取引できるのは証拠金取引ですが、今後、現物取引や先物取引も完全にレイヤー2へ移行予定です。
証拠金取引は、ある程度の資金(証拠金)を預けて取引を行うことです。「レバレッジ効果」をかけると、預けた証拠金の何倍もの額で取引できます。
dYdXでは2~25倍のレバレッジ倍率で取引できます。
例えば、10万円の証拠金を預け入れておくと、レバレッジ10倍にすれば100万円分の取引が可能です。
保持する仮想通貨の価格は常に変動するので、価値が上がればその分利益になります。
実際のdYdXの証拠金取引画面です。
dYdXは、価格が板状に並べられている「板取引」も提供しており、板にある注文を取りに行ったり(成行注文)、自分で板に注文を並べること(指値注文)もできます。
レバレッジ倍率は左側のメニューで設定して注文します。
日本の取引所では最大2倍までと決まっていますが、dYdXは海外のDeFiプラットフォームなのでそれ以上の倍率が可能です。
しかも、本人確認や資産状況の提出も不要なので、すぐに取引開始できます。
海外取引所でレバレッジ取引を行うトレーダーにとって、dYdXなら管理者がいる中央集権型の取引所の制限がなくなるので使いやすい環境といえますね。
仮想通貨の価格変動により価値が一気に下がるリスクは常にあります。レバレッジ取引では、dYdXが定める証拠金の維持率を下回ると強制的に注文が終了して精算されるので注意してください。
ステーキングして報酬を獲得することも可能
dYdXでは、2021年9月にDYDXトークンを発行すると同時にステーキングも開始しました。
ステーキングとは、通貨を預け入れて金利を稼ぐ仕組みです。
dYdXではUSDCをステーキングして、流動性を提供することができます。
流動性を提供することにより、dYdXのDeFiプラットフォームのマーケット構築を促進するので、その代わりに報酬を受け取ることができます。
上の画像のように、2023年4月時点では、USDC1,000ドルのステーキングで、1日0.02DYDXトークンを稼げると分かりますね。
この時点では、ステーキングできるのはUSDCのみですが、今後dYdXの拡大やユーザーの意向によりステーキングできる通貨は増えると考えられます。
独自トークンdYdXに興味がある方は海外の取引所で取引をする必要がありますが、海外の取引所では日本円の入金を受け付けていない場合がほとんどです。
そのためまず国内の仮想通貨取引所であるコインチェックをチェックしてみてください。
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DYDXトークンはガバナンスの提案・投票などに利用できる
DYDXトークンは、ステーキングの報酬として受け取ったり、dYdXのプラットフォームで一定の取引をすると配布されたりするので、dYdXのユーザーは無料で獲得することも可能です。
このDYDXトークンは、コミュニティの方針やルール決めを提案したり、投票する権利であるガバナンスとして利用できます。
- レイヤー2で使う新しいトークン上場の提案
- ステーキングに追加するトークンの提案
- 損失発生時のユーザーへの支払い事項
- dYdXコミュニティ全体の資金の割り当てなど
さらに、dYdXプラットフォームでトレードするときの手数料割引にも活用できます。
例えば、100DYDX以上の残高があれば、取引手数料から3%割引されます。
証拠金取引では通常0.2~0.05%の取引手数料が発生するので、この手数料分から3%割引になるイメージです。
このように、DYDXトークンはガバナンスや手数料割引として活用できます。
仮想通貨dYdX(DYDX)の現在価格
DYDXトークンが9月に取引開始してからのDYDX/USDのチャートです。
たった20日余りで3倍近くまで上昇していることが分かります。
この背景には、中国の仮想通貨規制が関係すると考えられます。
2021年9月、中国では仮想通貨取引や関連サービス事業の禁止を発表し、中国系の取引所(Huobi Globalなど)で中国人ユーザーのアカウント登録停止が始まりました。
その資金移動や避難場所としてdYdXプラットフォームが盛んになった可能性が高いです。
この時期、取引高が海外大手取引所コインベースを超えることになったdYdXは、今後さらなる上昇も期待されていました。
その後は、仮想通貨市場全体での下落と連動して、大きく価格を下げている現状です。
しかし、今後の価格上昇に期待されており、今が底値という見解を示す投資家が多い傾向にあります。
dYdXを購入してみたいという方はまず、国内のコインチェックをチェックしておきましょう。
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仮想通貨dYdX(DYDX)の今後の予想・見通し
ここでは、dYdXのプラットフォームとしての成長や、ガバナンストークンDYDXの拡充について、今後の予想をまとめます。
ブロックチェーンベースで、将来の拡大要因について予測して解説するのでぜひチェックしてください。
StarkWareとの連携により最大のDeFiプラットフォームを築き上げる
dYdXは、手数料や速度問題であるスケーラビリティの解決に取り組むソフトウェア企業「StarkWare」と連携して、レイヤー2に移行しました。
StarkWareの技術では、取引データ(トランザクション)を圧縮しひとまとめにしてブロックチェーンに書き込んだり、複雑な計算を主要ブロックチェーン外で行ったりすることで処理機能を格段に上げています。
これによりdYdXは、取引量や取引ペアの拡大と即時取引が可能となり、取引中のガス代(ブロックチェーンへの手数料)が必要なくなりました。
多くのメリットにより、dYdXプラットフォームには、DeFiユーザーやハイレバレッジを好むトレーダーが集まると予想されます。
dYdXの将来像である「最大のDeFiプラットフォームの一つとなる」ことはStarkWareとの連携により実現間近ですね。
ガバナンストークンDYDXでコミュニティ全体で分散化を向上
DYDXトークンを保有していると、コミュニティ全体でdYdXプラットフォームの将来について議論できます。
議論した結果をdYdXに提出して方針や決定が進んでいきます。
上の画像は、DYDX保有者による新トークン上場の話し合いです。
まだdYdXプラットフォームに上場していないトークンの中から、コミュニティ全体で新トークンを決定します。
SOLやAVAX、XLMといったトークンが挙げられ、実はまだ上場していないDYDXトークンの希望者も多かったです。
このようにコミュニティ全体で分散化できるため、ガバナンストークンは重要であり、今後dYdXがユーザー目線で成長していくのがわかります。
将来的には分散型自律組織(DAO)がdYdXを統治する
dYdXは、レイヤー2に移行して機能性の向上と取引市場の活発化に成功しました。
将来的にdYdXは、分散型自律組織(DAO)へ進んでコミュニティを統治すると公式で発表しています。
分散型自律組織(DAO)とは、事前にプログラミングされたルールに基づいて自動的にさまざまな活動が行われる組織で、意思決定や運営などはコミュニティ全体で管理されます。
DAOによってdYdXが管理されることで、運営元に左右されることなくdYdXプラットフォームを使い続けられ、何事も全体で決めて実装するという完全自動化された巨大な金融プラットフォームになるでしょう。
仮想通貨DYDXの今後の価格予想
仮想通貨の価格予想サイトPrice Predictionでは、人工知能によるテクニカル分析により将来の価格を予測します。
その予測によると、DYDXトークンは、2023年は1.91ドル、2024年には2.64ドル、2025年には3.66ドルです。
2年後には今の2倍に大きく成長すると予想されています。
2031年には35ドルまで価格を伸ばしているとの予想がされており、今後の価格上昇に大きな期待が持たれているのです
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仮想通貨dYdX(DYDX)の購入方法
DYDXは、国内取引所に上場していないので、海外取引所で購入する必要があります。
BTCなどの仮想通貨を国内取引所で準備して、海外取引所へ送金してDYDXを入手しましょう。
ここではDYDXを購入するまでの手順を解説します。
国内取引所で口座開設し、BTCを購入する
まず、国内取引所に口座を開設します。
取扱い通貨数が多く、初心者でも使いやすいコインチェックが最適です。
会員登録は5分で完了するので、本人確認と二段階認証を完了させて日本円を入金しましょう。
入金後、コインチェックの販売所でBTCを購入すれば準備完了です。
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BTCを海外取引所へ送金する
コインチェックで購入したBTCを海外取引所へ送金します。
DYDXが上場しており、DYDX/BTCの取引ペアがある海外取引所に口座開設してくださいね。
BTCの入金用アドレスを入手して、コインチェックの送金画面に貼り付けて送金すればOKです。
海外取引所でDYDXを購入する
海外取引所にBTCの着金を確認後、マーケットでDYDX/BTCで取引してDYDXを入手します。
これでDYDXを購入することができました。
dYdXプラットフォームの取引やガバナンスで使うのもいいですが、価格上昇に期待して保有しておくだけでも価値があります。
海外取引所経由でさまざまなアルトコインを購入できるコインチェックは、口座開設しておいて損しないですよ。
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仮想通貨dYdX(DYDX)に関するQ&A
dYdXについて、よくある疑問をQ&A形式で答えます。
プラットフォームに上場しているトークンや、今後の上場予定について、簡潔に答えるのでぜひ参考にしてください。
dYdXの分散型取引所(DEX)で取り扱っているトークンとは?
上の画像は、dYdXのプラットフォームで取引できるトークンの一覧です。
BTCやETHのような王道に加えて、UNIやSUSHIなどDeFiプラットフォームのトークンも取引できます。
今後ガバナンスによりさらに拡大していくので、もっと取扱いトークンは増えるでしょう。
取引ペアはすべてUSD建てとなります。
国内取引所にDYDXトークンの上場予定はある?
2021年10月時点でDYDXが国内の取引所に上場する予定はありません。
主に海外の大手取引所のみで取り扱っています。
DYDXを購入するなら、国内取引所から海外取引所へ通貨を送り、購入する方法が簡単です。
まだ国内取引所の口座を持っていない場合は、取引サービスが豊富なコインチェックをチェックしておくと良いでしょう。
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仮想通貨dYdX(DYDX)のまとめ
この記事では、dYdXのDeFiプラットフォームとDYDXトークンについて、特徴や将来予測、購入方法を解説しました。
dYdXは、レイヤー2への移行により、証拠金取引を行うときのガス代ゼロで即時取引が可能となった仮想通貨取引のプラットフォームです。
2021年9月にDYDXトークンの取引開始とともに価格が爆上げ状態の注目プロジェクトといえます。
dYdXの特徴をもう一度振り返りましょう。
- dYdXの分散型取引所(DEX)で証拠金取引やステーキングができる
- 一般的な取引所と同じトレード機能を管理者なし・分散型・高速処理で行う
- レイヤー2導入によりガス代ゼロ・最先端機能で安全に取引できる
- ガバナンストークンDYDXでコミュニティ投票や取引手数料割引が可能
- DYDXトークンを入手するならコインチェックが最適
dYdXは、管理者がいる中央集権型の取引所のメリットである取引機能の高さや取引手数料の安さを提供しており、かつ分散型取引所なので管理者に左右されません。
従来までデメリットだったガス代は、レイヤー2移行により無料、しかも即時処理が可能となり、まさに良いとこ取りを叶えたDEXです。
最近では中国の仮想通貨規制の影響もあり、DYDXトークンがかなり値上がりしており、今後も上昇トレンドが続く可能性はあります。
国内取引所のコインチェックで口座開設して、海外取引所経由でDYDXを入手してみてください。
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