マネックス証券の評判・口コミを徹底調査!メリットはあるけど手数料が高い?
マネックス証券は、マネックス証券株式会社が運営する大手ネット証券サービスのひとつです。
1999年の設立後から近年にかけて利用者数は徐々に増え、2020年には口座開設数が188万口座を超えました。
その他にも、IPO(新規公開株)への投資がしたい人や分かりやすい資産管理ツールが使いたい人などにも嬉しいサービス内容になっています。
今回は、そんなマネックス証券の概要から口コミ・評判まで詳しく解説します。
・大手のマネックス証券なら、豊富な金融商品が選べる
・NISA口座の売買手数料が無料のほか、各種手数料が安い
・米国株や米国ETFの取引がしたい人に最適
・公平なIPO抽選を実施しているので、初心者にもチャンスあり
2020年において、マネックス証券に口座を開設した人の約6割が投資経験者でした。
初心者だけでなく多くの投資経験者がマネックス証券の魅力に気づき、口座開設先として選んでいます。
ぜひ最後まで読んで、マネックス証券の魅力を判断する参考にしてください。
マネックス証券とは?|基本情報
名称 | マネックス証券 |
公式サイト | 公式ページへ |
取り扱い銘柄数 | 3,600銘柄以上 |
最低取引額 | 100円 |
取引手数料 | 0円〜 |
マネックス証券は、投資初心者もベテラン投資家も満足できるサービスで、ネット証券おすすめランキングでも紹介されている証券会社です。
金融商品は国内株式のほか、米国株・中国株や海外ETF、債券、FX、暗号資産など幅広く取り扱っています。
国内・海外問わず取扱銘柄数も豊富で、投資先選びに困るといった心配が要りません。
また、投資信託つみたてなら多くの銘柄が100円から積立が可能なほか、すべての投資信託の購入時申込手数料が無料です。
投資の経験を積んでベテラン投資家になっても、いつまでも使い続けられる利用しやすいサービスです。
サービス概要
ポイント | 米国株 | ETF | CFD | 積み立て投資 | IPO | NISA | 投資信託 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
マネックスポイント | ○ | 〇 | 〇 | 〇 | ○ | 〇 | 〇 |
マネックス証券では「マネックスポイント」という独自のポイントサービスが利用できます。
マネックスポイントは取引に応じて貯めることができ、貯まったポイントは他のポイントサービス(dポイントやTポイントなど)への交換や暗号資産(ビットコインなど)への交換などが可能です。
また、1ポイント=1円として株式売買手数料に充当することができますので、実質手数料を安くすることも可能です。
取扱商品については、米国株、ETF、CFD、積み立て投資、IPO、
、投資信託などの多くの金融商品を取り扱っており幅広い取引が期待できます。
外国株はマネックス証券が特に力を入れている分野であり、米国株・中国株を合わせると6,000銘柄を超えます。
マネックス証券なら日本株だけでなく、外国株への投資も楽しむことができます。
取引手数料
マネックス証券の取引手数料は比較的安いです。
株式取引・信用取引においては、下記の2つの手数料コースから選ぶことができます。
・取引毎手数料コース:1注文ごとに手数料を計算
・一日定額手数料コース:1日の約定金額の合計額に対して手数料を計算
具体的な金額を見てみましょう。
上記のように細かく手数料が決められています。
各コースのポイントを説明します。
まず、「取引毎手数料コース」のポイントは、「取引件数が少ない人」に向いているという点です。
約定金額20万円〜30万円以下の現物取引をした場合の手数料を見てみましょう。
図から分かるように、1回目の取引においては250円の取引手数料で済んでいます。
しかし、2回目でさらに250円が増えて合計500円に、3回目でも250円が増えて、最終的には750円の取引手数料がかかってしまいました。
取引の回数が増えれば増えるほど、取引手数料で損をしてしまう可能性が高くなります。
一方、「一日定額手数料コース」は「1日に何回も取引をする人」に向いています。
取引手数料と1日の約定金額の関係を見てみましょう。
1日あたりの約定金額が大きくなると、取引手数料が高額になります。
取引の回数は手数料に影響しないため、1日に何回取引をしても手数料が高くなってしまうことはありません。
「取引毎手数料コース」を選んだ場合に比べて、取引の回数が増えれば増えるほど取引手数料が得になります。
マネックス証券のメリット
次にマネックス証券のメリットについて紹介します。
・NISA口座で取引をする場は売買手数料が無料
・ワン株(単元未満株)は買付手数料が無料
・充実の米国株
・米国ETFの取引では、手数料が実質無料
・無料で高機能ツールを使った取引ができる
・公平なIPO抽選で初心者にもチャンスあり
具体的に見ていきましょう。
NISA口座の売買手数料無料
マネックス証券のNISA口座においては、売買手数料が無料です。
一般NISA口座もしくはジュニアNISA口座で対象銘柄を売買する際、手数料がかかりません。
具体的に見てみましょう。
上記のように、現行制度において一般NISA・ジュニアNISA口座で国内株式を取引する場合の手数料は、恒久的に買付時・売却時ともに0円です。
また、一般NISAにおいて米国株式・中国株式を取引する場合は、買付時の国内取引手数料がキャッシュバックされ、実質0円になります。
利益が非課税になるNISA口座に、さらに取引手数料無料というメリットが加わることで、より資産運用がしやすい環境になっています。
また、つみたてNISAについては、つみたてNISAにおすすめの証券会社の記事をご参考ください。
ワン株(単元未満株)買付手数料無料
7月5日からマネックス証券では、ワン株(単元未満株)の買付手数料が無料となりました。
少額から株式投資を始められるワン株は、投資初心者の方の資産形成におすすめの金融商品です。
この機会に、マネックス証券でワン株の少額投資から株式投資をスタートしましょう。
充実の米国株
マネックス証券では、充実の米国株を取り扱っています。
その銘柄数は、米国株・中国株合わせて6,000銘柄を超えており、うち米国株(個別銘柄・ETF・ADRを含む)は充実の4,000銘柄以上を占めます。
大手オンライン証券の中では群を抜いた米国株取扱数です。
しかも、マネックス証券では外国株も特定口座で取引ができるので、確定申告が煩わしくなるという心配も要りません。
※特定口座(源泉徴収あり)なら、確定申告を省くことができます。
人気の米国株を取引するには、マネックス証券は非常に適した環境といえます。
米国ETFの手数料が実質無料
米国ETFの手数料が実質無料になるというメリットもあります。
2020年1月からは、米国株ETF買い放題プログラムが始まっています。
バンガードETFなどの米国ETF21銘柄の買付手数料(税抜)が全額キャッシュバックされ、実質無料になるという内容です。
なんと、キャッシュバック額の上限はありません。
現在の対象銘柄は以下となっています。
※今後変更になる可能性があります。
・バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
・バンガード・S&P 500 ETF(VOO)
・バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
・バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)
・SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)
・iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)
・グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(QYLD)
・グローバルX リチウム&バッテリーテック ETF(LIT)
・グローバルX サイバーセキュリティ ETF(BUG)
・グローバルX 自動運転&EV ETF(DRIV)
・グローバルX 米国優先証券 ETF(PEED)
・グローバルX・S&P500・カバード・コール・ETF(XYLD)
など
米国ETFでは、米国株を個別に売買するよりもリスクを抑えることができます。
米国株の取引と比べて大きな利益を得ることは難しいですが、安定的に運用したい人には米国ETFがおすすめです。
マネックス証券なら米国ETFの取引手数料が実質無料になるので、低コストで運用することができます。
ETF投資をしたい方は、おすすめETFの記事も合わせてご参考ください。
無料の高機能ツール
マネックス証券では、多くの高機能ツールを無料で利用することができます。
特に「マネックストレーダー」は初心者から上級者まで使いやすい機能が搭載されており、株式取引のほか先物・オプション取引に対応している無料ツールです。
具体的には、以下のような機能があります。
まずは「Trading One」です。
Trading One画面で銘柄をチェックすると、一画面に様々な情報を表示することができます。
板情報やチャート、ニュースなどを同時に表示できるほか、同じ画面から注文することもできます。
次に、「株式スピード注文&2WAY注文」です。
板情報を見ながらすぐに注文をしたい人は「スピード注文」でワンクリックで注文を出すことができます。
さらに、「2WAY注文」では注文スピードはそのままで、画面をよりコンパクトに表示させることができます。
「マルチチャートビューア&マルチ気配ビューア」で特定の銘柄を確認すると、チャートと気配をまとめてチェックすることができます。
「マルチチャートビューア」で、お気に入り銘柄リストのチャートをまとめて表示させ、「マルチ気配ビューア」では同様に気配を一度に表示させることができます。
「リアルタイムランキング&株式市況アラーム」で、取引時間(ザラ場)内の値動きが確認しやすくなります。
「リアルタイムランキング」では値上率・値下率など様々な項目におけるランキングをリアルタイムで確認することができます。
さらに、「株式市況アラーム」では、自分で設定した条件(当日高値、安値更新など)に合致した銘柄がリアルタイムで表示されます。
日本株の取引手数料が安い
マネックス証券は日本株の取引手数料が安いという特徴があります。
日本株の取引手数料について、大手ネット証券サービスと比較してみましょう。
約定金額 | マネックス証券 | SBI証券 | PayPay証券 |
~10万円 | 90円(税込:99円) | 〜99円 | 〜500円 |
~30万円 | 250円(税込:275円) | 〜275円 | 〜1,500円 |
~50万円 | 250円(税込:275円) | 〜275円 | 〜2,500円 |
~100万円 | 487円(税込:535円) | 〜535円 | 〜5,000円 |
上記3社で比較した結果、マネックス証券、SBI証券、PayPay証券の順に手数料が高くなりました。
また、マネックス証券は他社よりも細かく手数料が設定されており、例えば5万円以下の約定金額に対する手数料は50円(税込:55円)、5万円超 10万円以下の場合は90円(税込:99円)となっております。
手数料の設定が細かい方が好みという人には最適です。
公平なIPO抽選
マネックス証券はIPOにおすすめに証券会社でも紹介されているように、公平なIPO抽選が実施されています。
初心者にも上級者にも平等にチャンスがあるのが魅力です。
大手ネット証券の中には、申し込み口数につき一票(資金が多いと当たりやすい)という方式や、過去の取引量(取引をたくさんすると当たりやすい)、過去の申込回数(たくさん落選すると当たりやすい)など、様々な条件を採用している会社もあります。
もちろん、様々な条件を考慮したほうが「公平」と考えることもできますので、人によってはそちらの方が良いかもしれません。
しかし、そのような条件下においては、残念ながら初心者がチャンスを掴みにくくなってしまいます。
IPO投資がしたい初心者トレーダーは、他の証券会社よりもマネックス証券を選んだ方が当選のチャンスが大きくなります。
マネックス証券のデメリット
次に、マネックス証券のデメリットを説明します。
・スマホアプリが使いにくい可能性あり
それぞれについて、詳しく見てみましょう。
スマホアプリが使いにくいとの評判
マネックス証券は、パソコンからでもスマホからでも取引が可能ですが、スマホアプリが使いにくいとの評判があります。
スマホアプリはiOS版、Android版のいずれもリリースされていますが、使いにくいというレビューが多くありました。
5段階評価においてiOS版は4.3(2022年10月)ですが、 Android版は3.3(2021年2月)とやや低めの評価になっています。
また、アプリのレビューを見ると、「画面が固まる」「エラーが出る」などの声もあり、そもそも取引自体ができない人もいるようです。
スマホアプリでの取引よりも、パソコンなどで取引をした方が安定しているようです。
マネックス証券の評判・口コミ
ここでは、マネックス証券の評判・口コミに関して3つほどピックアップしていきます。
実際の利用者の評価を参考にし、口座開設するか決めてみてください。
マネックス証券のマーケットボードがとても見やすく、株価情報が瞬時に把握できるので重宝しています。シンプルで素早く取引したい人には満足できる証券会社だと思います。
女性(30代)
株式投資をする際には、ユーザーインターフェイスも重要なポイントです。
そもそもトレード画面が使いにくかったらトレードのモチベーションは上がりません。
マネックス証券はNISAに対応しているところが良いと思います。ネット証券の中にはNISAに対応していないところも多いですが、マネックス証券は手続きもわかりやすくて良かったです。
男性(20代)
ネット証券ではNISA対応していないところも多々ありますが、マネックス証券は対応しています。
NISAでは100万以上非課税で株式投資をすることができるので、株初心者はまずNISA口座が開設できる証券会社を選びましょう。
便利な取引ツールやオンラインセミナーなど、取引以外のサポートが手厚いです。安心感を求める方にぴったりではないでしょうか。
女性(30代)
取引以外でも評価が高いようです。
トレードに関する知識がない方などは、サポートが手厚いマネックス証券から始めて見るのも良いかもしれません。
マネックス証券の始め方|口座開設方法
次に、マネックス証券の始め方を解説します。
ここではパソコン版の口座開設方法を説明しますが、モバイル版の公式ウェブサイトから口座を開設することも可能です。
マネックス証券で無料で口座を開設し、取引を始めてみましょう。
口座開設の方法は、「オンライン口座開設」もしくは「郵送による口座開設」のいずれかを選ぶことができます。
ここでは、4ステップで簡単にできるオススメの「オンライン口座開設」の流れを見てみましょう。
STEP1:メール登録
画面の指示に従って、メールアドレスを入力し、登録します。
STEP2:申込フォーム入力本人確認
登録したメールアドレス宛に、口座開設申込み手続きの案内メールが届きます。
メールにURLが記載されています。
URLを開くと口座開設の申込画面が開きますので、手続きを進めます。
以下の組み合わせの本人確認書類をオンラインにて提出します。
STEP3:開設完了メールの受信
審査が終わると、「証券総合取引口座開設完了のお知らせ」という件名の開設完了メールが届きます。
メールに記載のURLからログインIDやパスワード等を確認することができます。
STEP4:マネックス証券にログイン
マネックス証券のウェブサイトもしくはスマートフォンアプリから、自分の口座にログインが可能になりました。
最初に表示される簡単なアンケートへの回答後、取引が始められるようになります。
取引方法については、株の買い方の記事をご参考ください。
マネックス証券の評判・口コミまとめ
大手ネット証券サービスのひとつであるマネックス証券では、初心者でも上級者でも快適な環境で取引ができます。
マネックス証券は、以下のような人におすすめです。
・NISA口座で取引をしたい人
・米国株や米国ETFを取引したい人
・高機能ツールを使って取引したい人
・IPO投資がしたい初心者トレーダー
取引環境が整っているマネックス証券は、特に米国株・米国ETFを取引したい人には非常に優れたサービスといえます。
取引手数料は業界最安水準とまではいきませんが、比較的安い水準となっております。
さらに取引によって貯まったマネックスポイントを使えば、実質的に手数料を安くすることもできます。
初心者からも上級者からも選ばれているマネックス証券公式サイトをチェックしてみてください。