NYダウとは?今後の予想/見通しも分かりやすく解説!【初心者向け】

NYダウ

NYダウはS&P500、ナスダック総合指数に並ぶ、アメリカの代表的な株価指数です。

今回はそのNYダウについて、その特徴、これまでの歴史、今後の見通しなどをわかりやすく解説していきます。

この記事からわかること
  • NYダウは、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに属する企業のうち、優良株30銘柄で構成される株価指数
  • NYダウは1896年生まれで、世界で2番目に長い歴史がある
  • NYダウはアメリカの経済成長とともに上昇し続けており、特に平成では約12倍と大きく伸びている
  • NYダウは2021年も続伸するという見方が強いが、増税・金利上昇の可能性などのリスク要因もある
  • NYダウに連動したETFに投資するなら、オリコン顧客満足度No.1のSBI証券が最適

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目次

NYダウとは?

NYダウ(ニューヨークダウ)はアメリカの株価指数のひとつで、正式名称を「ダウ工業株30種平均」と言います。

また、「ダウ平均」「DJIA」と呼ばれることもあります。

ウォール・ストリート・ジャーナルを発行するダウ・ジョーンズ社が発表する株価指数で、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している企業の中から選出した代表的な30銘柄の株価を修正単純平均して算出されています。

NYダウの構成銘柄

2022年8月現在の、NYダウの構成銘柄一覧は次の通りです。

銘柄セクター
1シェブロンエネルギー
2メルクヘルスケア
3アムジェンヘルスケア
4ユナイテッドヘルス・グループヘルスケア
5ジョンソン&ジョンソンヘルスケア
6ナイキ一般消費財
7マクドナルド一般消費財
8ホーム・デポ一般消費財
9IBM情報技術
10シスコ・システムズ情報技術
11ビザ情報技術
12インテル情報技術
13アップル情報技術
14マイクロソフト情報技術
15セールスフォース・ドットコム情報技術
16ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス生活必需品
17コカ・コーラ生活必需品
18プロクター・アンド・ギャンブル生活必需品
19ウォルマート・ストアズ生活必需品
20ダウ素材
21ボーイング資本財
22スリーエム資本財
23ハネウェル・インターナショナル資本財
24キャタピラー資本財
25ゴールドマン・サックス金融
26アメリカン・エキスプレス金融
27JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー金融
28トラベラーズ金融
29ベライゾン・コミュニケーションズ電気通信
30ウォルト・ディズニー電気通信

30種に絞られており、ナイキやアップルを始めとした多くの方が知っている有名企業が並んでいます。

NYダウの主な特徴

NYダウの主な特徴は次の3つです。

NYダウの主な特徴3つ
  • 優良株30銘柄で構成される
  • 構成銘柄が入れ替わる
  • 120年以上の歴史を誇る

優良株30銘柄で構成される

NYダウはニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している企業の中から、先ほどの一覧で示したように代表的な優良株30銘柄で構成されています。

一方で、同じくアメリカの代表的な株価指数であるS&P500とナスダック総合指数は、

ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQに上場している企業の中から代表的な500社を選出

NASDAQに上場している3,000以上の銘柄全てを対象

となっています。

他の指数と比べて銘柄数が少なく、かつ単純平均で算出されるため、株価水準が高い銘柄からの影響を強く受けます。

構成銘柄が入れ替わる

NYダウの構成銘柄には定量的な選定ルールがあるわけではなく、各産業で現代のアメリカ経済をけん引する優良企業で構成されており、時代の変化に合わせて入れ替わっています。

そのためNYダウの銘柄を見れば、その時代ごとのアメリカにおける産業のトレンドがわかります。

現在のNYダウ構成銘柄には、アップル、インテル、マイクロソフト、IBMなどIT関連の企業が多く含まれていることが読み取れます。

また正式名称「ダウ工業株30種平均」なのですが、上に示した一覧からもわかる通り、生活必需品関係、通信関係、金融関係など、現代では工業関係以外の銘柄が非常に多くなっています。

ちなみに直近の銘柄入れ替えは、2020年8月31日におこなわれました。

120年以上の歴史を誇る

NYダウは1896年生まれでアメリカでもっとも古く、また世界で2番目に長い歴史を持つ株価指数です。

なおS&P500は1957年、ナスダック総合指数は1971年に生まれました。

NYダウのこれまでの価格推移

NYダウのこれまでの価格推移
引用元:Trading Veiwの提供チャート

ここで、NYダウのこれまでの価格推移を振り返っていましょう。
上の画像は、NYダウが生まれたところから2022年8月現在までのチャートです。

NYダウは1896年から始まり、120年以上の歴史があります。

またその歴史の中で、次にあげるような大きな危機に何度も遭遇しています。

  • 1929年 世界恐慌
  • 1955年~ベトナム戦争
  • 1973年 オイルショック
  • 1987年 ブラックマンデー
  • 2008年 リーマンショック

など

それらの危機によって短期的に見ると幾度も大きく下落する局面がありましたが、長期的に見るとアメリカの経済成長によって上昇してきています。

特に平成に入ってからの成長は著しく、平成の終わりには1989年初めと比べて約12倍の水準に伸び、令和に入っても続伸しています。

現在のNYダウの価格

現在のNYダウの価格
引用元:Trading Veiwの提供チャート

続いて、現在のNYダウの価格推移について解説します。

上の画像は、2020年から2022年8月時点までのNYダウのチャートです。

価格推移のポイントをみていきましょう。

2020年2月~コロナショックで急落

2020年2月、新型コロナの感染が欧米に拡大した影響からNYダウも急落。

また3月18日には、1日あたりの下落幅では過去最大の-2,997.1ドル(-12.93%)を記録しました。

コロナショックによる下落はチャートからも読みとれる通り、非常に大きなものでした。

しかし、アメリカ政府やFRBの財政・金融政策により企業への資金供給を確保したことで、比較的短期間で株価を回復させています。

2020年11月 アメリカ大統領選で民主党のバイデン氏が勝利

2020年11月3日にアメリカ大統領選がおこなわれ、民主党のバイデン氏が当時現職のトランプ氏に勝利しました。

選挙前は先行きの不透明さからリスクオフの売りが先行しましたが、選挙後すぐに回復しています。

2020年11月 コロナワクチン開発で経済回復の期待が高まる

2020年11月9日アメリカの大手製薬会社ファイザーが、コロナワクチンの臨床試験の結果、90%以上の予防効果を示したと発表しました。

・大統領選が終わり、政治の先行き不透明感が解消
・コロナワクチンの普及によって、経済活動の正常化に対する期待

これらに株式市場が反応し、NYダウも高騰。11月24日には、史上初となる3万ドル台を記録しました。

また2021年に入ってからも、引き続き上昇しています。

2022年:米金利上昇に伴う懸念から下落

2022年にアメリカでは、これまで低金利であった金利を利上げしました。

しかしこの間アメリカのインフレ率は急上昇しており、一気に経済後退への不安が高まったのです。

米国株は直接影響をして、ダウ平均も大きく価格を下げています。

NYダウの今後の予想・見通し

続いて、NYダウの2022年の予想・見通しをご紹介します。

東洋証券 需給環境が相場下支え

東洋証券は、2022年のアメリカ株式市場の展開を需給環境が相場下支えすると予想。

米国株のバリュエーションを見ると翌4四半期の予想EPSを対象とした予想PERは既に18倍台に入っており、20/2/14の19.4倍や17/12/15の18.8倍が意識される水準と考える。今後も利上げが予想される中、バリュエーションの更なる拡大は期待しにくいと予想され、上値抑制材料と思われる。ズームビデオコミュニケーションズ(ZM、8/22)やセールスフォース(CRM、8/24)、ワークデイ(WDAY、8/25)などが決算発表を予定。安値から2~3割程度戻っており(終値基準、8/16時点)、戻りが正当化される内容か注目。ジャクソンホール会議(8/25~8/27)の議題は「経済と政策への制約を再評価する」で、制約を低くめに評価しインフレ対策への強い決意表明の場とするか、制約の存在を高めに評価し供給制約による物価高への金融政策での対処に限度がある旨を説明する場とするかで、相場の方向性が大きく変わると思われる。市場でも予想が分かれると思われ、会議前は様子見ムードが強まりそうだ。

東洋証券:過熱感があるものの、需給環境が相場下支えか(8/22~8/26)

金融政策面では低金利政策が当面続けられるほか、財政政策面でも追加の経済対策が期待できると見ています。

以上のとおり東洋証券の予想では、現在の金融政策・財政政策はまだしばらく続き、需要増から経済が正常の状態に戻っていき、株価を押し上げると見込んでいます。

マネックス証券:景気後退の声次第で利上げ打ち止め時期の見通し

以下は、マネックス証券の2022年後半予想です。

無論、利上げは打ち止めにはならず秋以降も続けられるだろう。しかし、6月17日付レポート「年後半、相場上昇の確信度高まる」で述べた通り、FRBの利上げ幅が0.75%のような大幅なものになるのはこの7月が最後で、年後半は利上げ幅の縮小、すなわち利上げペースの鈍化となるだろう。すでにこれだけ景気後退が取り沙汰されているし、そこにインフレのピークアウト感が加われば、利上げペース減速はほぼ間違いない。「FEDの利上げ7月でピーク」と読み替えてもらえば、半分くらい「当たり」の合格ラインだ。 そこで問題は景気後退だ。景気循環の底を示す明確な証拠を待っていては、投資家はすでに株価の大きな上昇を逃しているのである」と述べている。 シーゲル教授の分析に照らせば、今年前半の米国株の大きな下落は、なんのことはない、すでに景気後退と同時進行で起きてきた株価の下落であった可能性が高い。アトランタ連銀のGDP Nowは4-6月のGDPをマイナス成長と予想している。このままいけば1-3月期のマイナス成長に続く2四半期連続のマイナス成長となる可能性が高く、つまり年初からすでにリセッションだったということだ。
今後、商品市況の調整が進展し、景気後退の声が高まって来れば、なおさらFEDの利上げ打ち止め時期の見通しは早くなるだろう。そしてそれこそが景気後退の底打ちを期待させる材料となるのである。

マネクリ-【米国株】2022年後半の株高シナリオ 再確認

景気後退の声が多くなれば、利上げ打ち止め時期の見通しは早くなる懸念があるとしています。

なお、ここでは2022年の見通しを解説しましたが、さらに長期的な見通しを知りたい方は、米国株の見通しの記事の中で解説していますので、そちらをご参照ください。

NYダウに連動したおすすめETF

NYダウなどの株価指数に対して投資する方法・商品は、次のようなものがあります。

  • 株価指数のCFD取引
  • 株価指数に連動した投資信託
  • 株価指数に連動したETF(上場投資信託)

ここではこれらの内、ETF(上場投資信託)のおすすめ銘柄を3つご紹介します。

他の指数に連動するETFも見てみていという方はETFのおすすめ銘柄という記事も参考にしてみてください。

NYダウに連動したおすすめETF3つ
  • NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信
  • Simple-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信
  • NEXT NOTES NYダウ・ダブル・ブル・ドルヘッジ ETN

NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信

銘柄正式名NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信
愛称NYダウ30種ETF
銘柄コード1546
対象指標NYダウ(円換算)
基準価格(2021年3月時点)32,757円
取引単位1口
信託報酬率(税抜き)0.45%
投信会社名野村アセットマネジメント
ファンドの概要

主としてNYダウに採用されている、または採用が決定された銘柄の株式に投資します。

日本円換算したNYダウに連動する投資成果を目指しており、原則として為替ヘッジはおこなわれません。

Simple-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信

銘柄正式名Simple-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信
愛称NYダウETF
銘柄コード1679
対象指標NYダウ
基準価格(2022年8月時点)71,374円
取引単位1口
信託報酬率(税抜き)0.55%
投信会社名シンプレクス・アセット・マネジメント
ファンドの概要

NYダウに採用されている銘柄の株式、関連する株価指数先物取引、短期公社債が投資対象。

NYダウの動きに連動する投資成果を目指しています。

原則として、為替ヘッジはおこなわれません。

NEXT NOTES NYダウ・ダブル・ブル・ドルヘッジ ETN

銘柄正式名NEXT NOTES NYダウ・ダブル・ブル・ドルヘッジ ETN
愛称NYダウブルETN
銘柄コード2040
対象指標NYダウ
基準価格(2022年8月時点)27,665円
取引単位1口
信託報酬率(税抜き)0.8%
投信会社名ノムラ・ヨーロッパ・ファイナンス・エヌ・ブイ
ファンドの概要

指数の変動率がNYダウの前日比変動率(%)の2倍となるように計算された、NYダウレバレッジ・インデックス(レバレッジ2倍・円ヘッジ・プライスリターン)を連動対象としています。

レバレッジがかかっていることで、よりハイリスクハイリターンな投資が可能になっています。

NYダウに投資するならSBI証券がおすすめ

SBI証券トップページ
名称SBI証券
公式サイト公式サイト
取り扱い銘柄数3,600銘柄以上
最低取引額100円
取引手数料0円〜

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NYダウに連動したETFに投資するなら、次の3つのポイントからSBI証券がおすすめです。

SBI証券のおすすめポイント3つ
  • オリコン顧客満足度ランキングでトップ
  • NISA口座で運用できる
  • ETFの定期買付サービスがある
  • オリコン顧客満足度ランキングでトップ

SBI証券は、オリコン顧客満足度ランキング・ネット証券部門で総合1位となっています。

また総合1位になるのは5年連続13度目であり、多くのユーザーから長い間支持を得ていて非常に信頼できるネット証券会社です。

  • NISA口座で運用できる

SBI証券ではNISA用の口座をつくることができ、NISAの対象となっているETFを売買する場合は、国内ETFと海外ETFともに取引手数料が0円です。

また年間投資上限額の120万円までは運用利益等が非課税になるので、活用しない手はありません。

  • ETFの定期買付サービスがある

SBI証券にはETF定期買付サービスあります。

購入する銘柄、購入数量、買付日などを最初に設定したら、あとは自動で取引をしてくれるので、投資初心者でも簡単にETFに対する長期積立投資が可能です。

また定期買付サービスは、NISA枠を使っておこなうこともできます。

SBI証券の詳細については、公式サイトまたはSBI証券の評判・口コミをご覧ください。

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NYダウに関するQ&A

最後に、NYダウに関してよくあるQ&Aを2つ紹介します。

NYダウとS&P500の違いは?

NYダウは、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している企業から、代表的な優良株30銘柄が選出されています。

一方S&P500は、同じくニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している企業から、代表的な500銘柄が選出されています。

どちらも主な選出先はニューヨーク証券取引所、NASDAQなので、アップルやビザなどどちらにも含まれる企業も複数あります。

ですがそれぞれ、

  • NYダウは、一株あたりの価格が高い銘柄が組入比率の上位になる
  • NYダウは、30社の内の上位10銘柄が組入比率の半分以上を占める
  • S&P500は、時価総額で組入比率が決まる
  • S&P500は、500社の内の上位10銘柄が組入比率の約3割を占める

といった特徴があり、NYダウの方が特定の企業(上位10銘柄)の影響を強く受けています。

NYダウとS&P500、どちらに投資した方が有利?

これに関しては一概にどちらがいいとは言えません。

上で述べた通り、それぞれの特徴から

  • NYダウの方が、特定の企業(上位10銘柄)の影響を受けやすい
  • S&P500の方が、より分散投資の効果が高い

と言えます。また、上位銘柄のウェイトの違いに加え、業種別のウェイトも大きく異なります。

NYダウとS&P500のどちらを選んでも分散投資になることは違いありませんが、それぞれの特徴を理解して、より自分の投資スタイルや目的に合う方を選びましょう。

NYダウの今後の予想まとめ

今回はNYダウについて解説しました。

この記事のまとめ
  • NYダウは、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに属する企業の内、優良株30銘柄で構成される株価指数
  • NYダウは120年以上の歴史を持ち、現在も上昇を続けている
  • NYダウは2021年も続伸するという見方が強いが、増税・金利上昇などのリスク要因もある
  • NYダウに連動したETFに投資するなら、SBI証券が最適

アメリカの株式市場はコロナワクチンが普及することで経済活動が正常化し、2021年も続伸するとの見方が強いです。

しかし一方で、

  • コロナワクチンの効果が適切にあらわれるのか
  • バイデン政権下で増税や長期金利上昇があるのか
  • 2021年米中関係に変化は起こるのか
  • 財政・金融政策によって支えられている社債のデフォルト(債務不履行)率はどう変化するのか

といった、現時点では先が見通せないリスク要因もあることを忘れてはいけません。

NYダウに対して投資する場合は、そういったリスクがあることも理解した上で、もし強い調整局面に陥った場合でも対応できるようなリスク管理・資金管理をおこないましょう。

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