Magic Eden(マジックエデン)とは?使い方や購入/販売方法を徹底解説
2021年にゲームアイテムやデジタルアートのNFTが流行して以降、各ブロックチェーンで様々なNFTマーケットプレイスがつくられてきました。
そういった風潮の中、Solanaチェーンにおいて高い人気を集めているのが、今回取り上げる「Magic Eden」です。
この記事ではSolanaチェーンのNFTマーケットプレイス「Magic Eden」について、特徴や使い方、今後の見通しなどをご紹介します。
- Magic Edenは、Solanaチェーンで最大規模を誇るNFTマーケットプレイス
- 2022年5月には一時、取引量で最大手のOpenSeaを上回った
- STEPNのスニーカーNFTや、デジタルアートのNFTが高値で取引されている
- NFTを買う際に必要なSOLは、国内取引所の「FTX Japan」で購入できる
- 国内のNFTマーケットプレイスの中では、「LINE NFT」が初心者にも適していて使いやすい
ちなみに国内でもNFTマーケットプレイスが数多くつくられていますが、その中でも初心者に向いているのが「LINE NFT」です。
海外発の多くのNFTマーケットプレイスと違って、LINE NFTはウォレットなし・ガス代なしで使うことができます。
なおLINE NFTで使える仮想通貨フィンシア(FNSA)は、国内取引所の「LINE BITMAX」で取り扱われています。
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仮想通貨/NFTマーケットプレイスMagic Eden(マジックエデン)とは?
名称 | Magic Eden(マジックエデン) |
取り扱うNFTの種類 | ブロックチェーンゲームのNFT デジタルアートのNFT(コレクタブルNFT) |
対応チェーン | Solanaチェーン |
対応ウォレット | Phantom、Solflare、Sollet 他 (2022年9月時点で12種類) |
Magic Eden(マジックエデン)は、Solanaチェーンを基盤にした人気のNFTマーケットプレイスです。
ブロックチェーンゲームのNFTと、デジタルアートのNFTを中心に取り扱っています。
またNFTを売買できるだけでなく、クリエイター審査制のNFTローチパッドなどの機能も備えており、Magic Edenによる審査をクリアすればクリエイターとして一次販売をすることも可能です。
Magic Edenの特徴
Solana基盤のNFTマーケットプレイス「Magic Eden」には、次のような特徴があります。
- Solanaチェーンでは最大のNFTマーケットプライスである
- 取引件数でOpenSeaを上回った
- ガス代が安い
Solanaチェーンでは最大のNFTマーケットプライスである
Solanaチェーンにも複数のNFTマーケットプレイスがつくられていますが、DappRadarによるとMagic Edenは、その中で最大の取引規模を誇ります。
またイーサリアムやBNBチェーンなど主要なブロックチェーンのNFTマーケットプレイスと比較しても、2022年5月時点で取引高のラインキングで5位につける人気のプラットフォームとなっています。
取引件数でOpenSeaを上回った
NFTマーケットプレイスの最大手は、イーサリアムを基盤にしているOpenSeaです。
しかしDappRadarによると、Magic Edenは2022年5月に一時、1日あたりの取引件数でそのOpenSeaを上回りました。
つまり、それだけMagic EdenやSolana基盤のNFTの需要が拡大しているということが言えます。
ちなみに取引高においては、OpenSeaにまだ遠く及びません。
その要因としては、イーサリアムの方がこれまで話題になったNFTのコレクションが多く、両者のNFTの平均単価に差があることが挙げられます。
ガス代が安い
Magic Edenが人気を集めている要因の一つが、ガス代(ネットワーク手数料)の安さです。
OpenSeaに限らずイーサリアムを基盤にしたプラットフォームは、ガス代が高いことがネックになっており、時には取引するNFTよりもガス代の方が高くついてしまうという事態も起きていました。
一方で、Solana基盤のMagic Edenではガス代が少額であり、またトランザクションにかかる時間も短くて済みます。
Magic Edenの始め方
それではここで、Magic Edenの始め方を確認しておきましょう。
Magic Edenは多くのNFTマーケットプレイスと同様に、ウォレットを繋ぐだけで使えるようになります。
- Solana基盤のウォレットを用意する
- Magic Edenにウォレットを接続する
Solana基盤のウォレットを用意する
Magic EdenはSolana基盤のNFTマーケットプレイスなので、ウォレットもSolana基盤のものを用意しましょう。
次の通りMagic Edenは、Solanaを基盤にした12種類のウォレットに対応しています。
- Phantom
- Solflare
- Sollet
- Torus
- Ledger
- Slope
- Sollet(Extension)
- Clover
- coin98
- Solong
- MathWallet
- Glow
なお、どのウォレットを使えばよいか迷ってしまう方は、スマホにも対応しているPhantomを選んでおけば間違いないでしょう。
Magic Edenにウォレットを接続する
ウォレットを用意できたら、後はそれを接続するだけです。
Magic Edenにアクセスして、トップページ右上の「Select Wallet」をクリックします。
表示される選択肢の中から自身が使っているウォレットを選び、ウォレット側のロックを解除すれば、接続が完了します。
Magic Edenでの買い方・購入方法
続いて、Magic EdenでのNFTの買い方をご紹介します。
- 仮想通貨SOLを用意する
- 買いたいNFTを探す
- 購入手続きをおこなう
仮想通貨SOLを用意する
Magic EdenでNFTを購入するには、SolanaチェーンのネイティブトークンであるSOLが必要です。
なおSOLは2022年5月時点において、国内では「FTX Japan」のみでの取り扱いとなっています。
FTX Japanについては別途以下の記事で紹介していますので、ぜひご参照ください。
買いたいNFTを探す
SOLを用意できたら、次はMagic Edenで買いたいNFTを探しましょう。
欲しいものが決まっていれば、サイト上部の検索窓から検索をかけてみるとよいでしょう。
またMagic Edenでは以下の画像のように、コレクションごとでNFTを探すこともできます。
なおNFTの購入方法は、固定価格とオークションの2種類があります。
気になるNFTのコレクションがあれば、購入方法でもフィルターをかけて、希望に沿うものを探してみましょう。
購入手続きをおこなう
買いたいNFTが見つかったら、それをクリックして詳細画面を開きます。
固定価格のものを買う場合は、「すぐ買う」をクリックするとウォレットが立ち上がるので、取引内容やガス代に問題がないことを確認して、購入手続きを完了させましょう。
ちなみに売り手の提示価格よりも安く買いたいときは、「オファー」を出していわゆる値切り交渉をすることもできます。
Magic Edenでの売り方・出品方法
次に、Magic EdenでのNFTの売り方をご紹介しています。
NFTの売り方も他のNFTマーケットプレイスと大差はなく、次のようなシンプルな仕組みになっています。
- 売りたいNFTを選択する
- 販売価格等を設定して出品する
売りたいNFTを選択する
まずはサイト上部に表示されているアカウントアイコンをクリックして、開かれたメニューから「Sell」をクリックします。
するとウォレットに入っている自身のNFTがまとめて表示されるので、その中から出品したいNFTを選択します。
販売価格等を設定して出品する
売りたいNFTが決まったら、出品方法を「固定価格」と「オークション」のどちらかから選択します。
なお固定価格で出品する場合はその価格、オークションの場合はオークションの開始日時、期間、最低入札額を設定する必要があります。
これらの設定ができたら「List Now」をクリックして、出品手続きを完了させましょう。
Magic Edenでの稼ぎ方/Magic Edenは稼げるの?
Magic Edenでの稼ぎ方は、主に2つあります。
1つはNFTのクリエイターになって、自身のコレクションをMagic Edenで販売するという方法です。
ただ、クリエイターになるにはMagic Eden側の審査をクリアする必要があり、多くの方にはハードルが高いことでしょう。
2つ目の方法は外部で入手したNFTを転売したり、Magic Eden内で買ったNFTを再販したりして、売買差益を得るというものです。
こちらは誰しもがチャレンジできる方法であり、安く仕入れて高く売ることを徹底できれば、稼げる可能性が十分にあります。
またMagic Edenならガス代を安く抑えられるので、コスト面では他のNFTマーケットプレイスよりも優位性があると言えるでしょう。
Magic Edenを利用する際の注意点
さて、Magic Edenを利用する際は以下の点に注意しておきましょう。
- 売買手数料とガス代がかかる
- 著作権が怪しいものに注意
売買手数料とガス代がかかる
Magic Edenでは自分が持っているNFTをマーケットに出品する際は、手数料が発生しません。
しかし売買が成立すると、取引額のうち2%が手数料として徴収されます。
また取引手数料とは別に、少額のガス代がかかります。
そのためMagic Edenを稼ぐ目的で使うのであれば、手数料とガス代も加味した上で、最低でも赤字にならない価格設定をする必要があります。
著作権違反が怪しいものに注意
Magic Edenで一次販売されているNFTは、Magic Edenの審査をクリアしたクリエイターが出品しています。
にもかかわらず中には残念ながら、例えば日本のアニメやゲームをモチーフにしたNFTなど、著作権が怪しい作品が出回っていることもあります。
言うまでもないことかもしれませんが、そういった見るからに著作権違反の恐れがあるNFTには手を出さないようにしておきましょう。
高額なMagic Edenでの出品NFT事例
Magic Edenでは様々なNFTのコレクションが出品されていますが、ここでは高額での取り扱いもある人気のコレクションを3つご紹介します。
- STEPN
- Trippin’Ape Tribe
- Okay Bears
STEPN
STEPNは、Solanaチェーンを基盤にしたMove to Earnのアプリです。
スニーカーNFTを保有した状態で運動すると、その報酬として仮想通貨を受け取れる仕組みになっています。
STEPNはMove to Earnの先駆け的存在で高い人気があり、Magic Edenでは、スニーカーNFTが12.7SOL~150.0SOL(日本円で約7万1,000円~83万9,000円)で販売されています。
Trippin’Ape Tribe
Trippin‘Ape Tribeは、サルをモチーフにしたデジタルアートのNFTです。
イーサリアムで流行したBored Ape Yacht Club(BAYC)やMutant Ape Yacht Club(MAYC)に似たコレクションであり、Solanaにおいては同コレクションがNFT市場をけん引しています。
実際にMagic Edenでは高値で取引されており、最安値でも51.5SOL(約29万円)がつけられています。
Okay Bears
Okay Bearsも、Solanaチェーンで人気があるコレクタブルNFTの一つです。
2022年4月26日にリリースされると瞬く間に二次販売で価格が吊り上がり、個々のプロジェクトとしては初めて、24時間の取引量でイーサリアムの各プロジェクトを上回ることとなりました。
まだまだその勢いは衰えておらず、169.0SOL(約95万円)から活発な取引がされています。
Magic Edenの見通し
Solanaチェーンで最大規模を誇るMagic Edenですが、その今後については次のような要素が影響してくると見られています。
- 大手ベンチャーキャピタルから資金調達をしている
- Solana基盤のNFTが需要をさらに拡大できるか
- OpenSeaもsolanaチェーンに対応した
大手ベンチャーキャピタルから資金調達をしている
Magic Edenは2022年3月に、複数の大手ベンチャーキャピタルから約32億円を調達しています。
その投資には大手仮想通貨VCのParadigmや、Solanaエコシステムにも投資しているSolana Venturesなどが参加しました。
また、調達資金を元手にサンフランシスコでオフィスを開設する予定となっており、事業規模が拡大していけば自ずと新たな顧客確保にもつながっていくことでしょう。
Solana基盤のNFTが需要をさらに拡大できるか
先ほど紹介した通り、Magic Edenは2022年5月に一時、取引量で最大手のOpenSeaを上回りました。
ただ、まだSolana基盤のNFTはイーサリアムのNFTに単価で劣っており、取引高では及びません。
またSolana以外にもBNBチェーンなど、NFT市場を展開するブロックチェーンは数多くあります。
そういった多くの競合がいる中で、Solana基盤のNFTやMagic Edenも、明確な優位性を示せなければ生き残っていくことは難しいでしょう。
OpenSeaもsolanaチェーンに対応した
イーサリアム基盤の最大手OpenSeaは、2022年4月からSolana基盤のNFTの取扱いを開始しました。
Magic Edenの統計によるとSolana基盤のNFTの取引高は、まだMagic EdenとOpenSeaで大差があるようですが、他のSolana基盤のプラットフォームはすでにOpenSeaに追い抜かれています。
OpenSeaによってSolana基盤のNFTの需要が拡がるのは良いことかもしれませんが、マーケットとしてはMagic EdenがOpenSeaに対して、差異や優位性を示していく必要があるでしょう。
このようにMagic Edenは、今後についてポジティブとネイティブ両方の要素を抱えています。
Magic Edenに限ったことではありませんが、NFT市場は変遷が激しいので、これからの動向には注視をしておきましょう。
Magic Eden以外の国内NFTマーケットプレイス
今回はMagic Edenを紹介しましたが、国内にも優れたNFTマーケットプレイスは数多くあります。
その中の一つがLINEグループが手がける「LINE NFT」であり、同プラットフォームは次のような特徴を有しています。
- LINEアカウントがあれば始められる
例えば今回紹介したMagic Edenであれば、利用の際に別途ウォレットを用意する必要があります。
一方でLINE NFTは、LINEアカウントでログインするだけで利用できます。
そのため、特にNFT初心者が使い始めるプラットフォームとして最適です。
- 仮想通貨を持っていなくても、日本円(LINE Pay)で取引できる
Magic Edenも同様ですが、海外発のNFTマーケットプレイスの多くは法定通貨による決済に対応しておらず、決済のための仮想通貨を用意しなければなりません。
しかしLINE NFTでは、LINE PAYを使って日本円での決済が可能です。
- ガス代がかからない
この記事で再三述べた通り、多くのNFTマーケットプレイスは取引の際にガス代がかかってきます。
ところがLINE独自のブロックチェーン「LINE Blockchain」上で発行されたLINE NFT なら、ガス代は無料です。
なお、LINE NFTについてより詳しく知りたい方は、ぜひ次の記事をチェックしてみてください。
またLINE NFTは、日本円だけでなくLINEブロックチェーンの独自トークン「フィンシア(FNSA)」でも取引が可能です。
フィンシア(FNSA)は国内取引所の「LINE BITMAX」で入手できるので、LINENFTを使うなら合わせてLINE BITMAX公式サイトをチェックしてみましょう。
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Magic Edenのまとめ
今回はNFTマーケットプレイスのMagic Edenについてご紹介しました。
- Magic Edenは、Solanaチェーンで最大規模を誇るNFTマーケットプレイス
- 2022年5月には一時、取引量で最大手のOpenSeaを上回った
- STEPNのスニーカーNFTや、デジタルアートのNFTが高値で取引されている
- NFTを買う際に必要なSOLは、国内取引所の「FTX Japan」で購入できる
- 国内のNFTマーケットプレイスの中では、「LINE NFT」が初心者にも適していて使いやすい
Magic Edenは、Solanaチェーンを基盤にしているNFTマーケットプレイスです。
Solanaチェーンの恩恵でガス代が安く、最近ではOpenSeaを脅かすほどの人気を集めています。
またSTEPNやTrippin’Ape Tribeのように目玉となるNFTのコレクションも増えてきているので、興味を持った方はぜひ一度Magic Edenに触れてみてください。
なおMagic Edenのような海外発のNFTマーケットプレイスを使うことに抵抗を感じる方には、ウォレットなし・ガス代なしで使える日本発のNFTマーケットプレイス「LINE NFT」が適しています。
LINE NFTで使える仮想通貨フィンシア(FNSA)は国内取引所の「LINE BITMAX」で購入できるので、LINE NFTでNFTの売買を始めるなら、LINE BITMAXも合わせてチェックしておきましょう。
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