仮想通貨OP/Optimismとは?エアドロ予定や今後の見通し・将来性を徹底解説!
イーサリアムは長い間、需要過多によるガス代(ネットワーク手数料)の高騰や処理遅延に悩まされています。
その問題への対応策となっているのがレイヤー2のブロックチェーンを活用することであり、今回取り上げる「Optimism(オプティミズム)」も数あるレイヤー2ブロックチェーンの一つです。
この記事ではOptimism の特徴や、基軸通貨であるOPトークンのエアドロップ情報、さらにはOptimism の今後の見通しなどをご紹介していきます。
- Optimism は、2021年にローンチされたイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンである
- Optimism のユーザーは、イーサリアムよりも大幅に安いガス代で取引等が可能
- ガバナンストークンであるOPトークンが、2022年6月1日に海外市場への上場を果たした
- すでにいくつかの取引所に上場済みだが、エアドロップはしばらく継続される見込みである
- OPトークン調達の元手となるビットコインやイーサリアムは、国内取引所のGMOコインで入手可能
Optimism の基軸通貨であるOPトークンは、2022年6月1日に海外市場への上場を果たしたものの、残念ながら国内市場ではまだ取り扱いがありません。
そのため入手する際には、一旦GMOコインなどの国内取引所でメジャー通貨を入手して、それを海外取引所でOPトークンに換金することになります。
人気の取引所であるGMOコインは仮想通貨取引初心者でも扱いやすくなっているで、Optimism とOPトークンに興味がある方はぜひ合わせてチェックしてみてください。
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仮想通貨OP/Optimismとは?
名称 | Optimism(オプティミズム) |
ガバナンストークン/シンボル | OPトークン/OP |
OPトークンの価格 (2023年5月時点) | ¥255.35 |
OPトークンの時価総額ランキング (2023年5月時点) | ¥80,396,406,349 |
OPトークンの時価総額ランキング (2023年5月時点) | 73位 |
OPトークンを取り扱う主な取引所 | Coinbase バイナンス Uniswap(DEX、Optimism 上のもの) 国内は未上場 |
公式サイト | Optimism公式サイト |
Optimism(オプティミズム)とは、手数料削減や処理速度向上を主な目的として稼働している、イーサリアムのレイヤー2(L2)ブロックチェーンのことです。
テスト版を経て2021年からすでにメインネットが一般に開放されていたのですが、2022年4月に独自トークンであるOPトークンの発行とエアドロップ(無料配布)の実施が発表され、さらに6月1日には海外市場への上場を果たしたことで話題を呼んでいます。
ちなみにOPトークンはガバナンストークンであり、「Optimism Collective」という実験的なデジタルガバナンスの仕組みに活用されています。
仮想通貨OP/Optimismの特徴
さてOptimismとOPトークンには、次のような特徴があります。
- イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンである
- イーサリアムよりも大幅にガス代(ネットワーク手数料)が安い
- OPトークンの新規上場が相次いでいる
イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンである
Dapps(分散型アプリ)やDeFi(分散型金融)の開発・運用プラットフォームとして高い需要を持つイーサリアムですが、需要過多によって長らく、ガス代高騰や処理遅延などの問題(スケーラビリティ問題)を抱えています。
その問題を解決する方策の一つとして開発されたのが、Optimismをはじめとしたレイヤー2ブロックチェーンです。
Optimismがあることによって、従来はイーサリアムでおこなっていた取引の一部をOptimism側で引き受けることができるので、その分イーサリアム(レイヤー1)の処理負荷の軽減につながります。
またレイヤー1のイーサリアムの負荷を減らせるだけでなく、単にOptimism上での取引がイーサリアム以上に高速・低コストで実行できるという利点もあります。
ちなみにレイヤー2ブロックチェーンはプロジェクトごとでそれぞれ異なる思想や技術が採用されているのですが、Optimismの場合は「Optimistic Rollup」というロールアップ技術の一種が用いられています。
イーサリアムよりも大幅にガス代(ネットワーク手数料)が安い
Optimismは現状、イーサリアムよりも高速・低コストで利用できるようになっていますが、具体的にどれぐらいの差があるのか気になるところでしょう。
ブロックチェーンデータの分析ツールであるDune Analyticsによると、2023年4月時点でイーサリアムのガス代(予測値)が20.36ドルなのに対して、Optimismのガス代(予測値)はわずか0.48ドルと、イーサリアムの約1/48に抑えられていることが示されてます。
またOptimismは2022年4月に公開した記事において、メインネット立ち上げから約1年間の成果として、ガス代を11億ドル(約1,400億円)以上削減することに成功したと述べています。
OPトークンの新規上場が相次いでいる
Optimismでは、ガバナンストークンである「OPトークン」の1回目のエアドロップ(プロモーションのための無料配布)を2022年5月31日に開始しました。
またその翌日の6月1日には、CoinbaseやOKX、bybitといった海外の仮想通貨取引所が続々とOPトークンの取扱いを開始しています。
仮想通貨の価格追跡サイトであるCoinGeckoによると、新規上場からわずか2日でOPトークンの時価総額は約405億円、時価総額ランキングでは146位に達しており、需要や注目度の高さが伺い知れます。
また、2023年4月時点では時価総額520億円、時価総額ランキング101位と需要が拡大している状況でした。
しかし残念ながら、国内取引所でのOPトークン新規上場の動きは今のところ見られません。
仮想通貨OPのエアドロップ
Optimismでは、2022年5月31日からOPトークンの1回目のエアドロップが実施されました。
またOPトークンはすでに市場上場を果たしていますが、エアドロップはまだ継続的に実施される見込みです。
なおエアドロップの参加基準は、以下のように設定されています。
複数ある基準の中でいずれかをクリアしていれば参加が可能で、また4つ以上の基準をクリアするとオーバーラップボーナスがもらえます。
- Optimismのユーザーである(所定の期間内でOptimismを使ったことがある)
- Optimismを繰り返し使っている(所定の期間において、4週間以内に繰り返して使ったことがある)
- L1(イーサリアム)のDAOで投票経験がある
- マルチシグの利用経験がある
- L1(イーサリアム)のGitcoinGrantsで寄付をしたことがある
- イーサリアムと他チェーンのブリッジを使ったことがある
これらの参加基準を自身が満たしているかどうかは、Optimismのサイトにアクセスしてウォレットを接続すればすぐに判明します。
正確な期間は示されていませんがしばらくエアドロップは続くようなので、現状上記の基準を満たしていない方も、いずれかをクリアしてからエアドロップに参加してみるとよいでしょう。
仮想通貨OPの価格動向
ここで、OPトークンの価格動向を確認しておきましょう。
6月1日の新規上場から約1年が経過した時点(2023年5月時点)での、OP/USDTのチャートは以下の通りです。
エアドロップによって無料でOPトークンを所有していた投資家の一部が、利益を確定させるための売却をおこなったことで上場直後は一旦大きく値下がりしました。
上場から日が浅いため、まだまだ値動きが不安定になることも予想されます。
そのため現時点でOPトークンを保有するなら、短期的な値動きに動揺しないで済むようなリスク管理体制をとっておきましょう。
仮想通貨OP/Optimismの今後の見通し
OPトークンを発行して注目を集めているOptimismですが、その今後については以下のような要素が影響を及ぼすものと見られています。
- 対応するDappsやDeFiが増えていくものと思われる
- イーサリアムのレイヤー2同士の位置付けがどう変化していくのか
- イーサリアムが大型アップデートを控えている
対応するDappsやDeFiが増えていくものと思われる
Optimism は2021年から稼働しており、例えばDEXのUniswapやNFTマーケットプレイスのtofuNFTなどは、すでにそのエコシステムを活用しています。
しかしこの度OPトークンが生まれたことで、Optimismのエコシステムに参入するDeFiやDappsはより増えていくことでしょう。
また需要が増えれば、OPトークンの価格にもポジティブな影響を与えていくものと見られています。
イーサリアムのレイヤー2同士の位置付けがどう変化していくのか
一方でOptimism の将来性には懸念点もあります。
その一つ目が、Optimism の需要を上回るレイヤー2ブロックチェーンが存在していることです。
イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンは数多くつくられており、Defi LlamaによるとOptimismと主要なレイヤー2ブロックチェーンの2022年7月時点でのTVL(各レイヤー2のDeFiに預け入れられている資産の量)は、以下のようになっています。
- Polygon:24億9,000万ドル
- Arbitrum:13億2,000万ドル
- Optimism:3億5,054万ドル
- 参考)Ethereum:697億1,000万ドル
現状TVLを見比べるとレイヤー1のイーサリアムが圧倒的であり、またレイヤー2の中でも現時点で格上の競合がいる中で、Optimism がどのように存在感を示していくのか要注目です。
イーサリアムが大型アップデートを控えている
もう一つの懸念点は、イーサリアムが大型アップデートを控えていることです。
レイヤー2はイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決する方策の一つとして考案されましたが、イーサリアム自体もその問題に対して手をこまねいているわけではありません。
まず2022年中のアップデートで、スケーラビリティ問題の主要因となっているコンセンサスアルゴリズムが変更(PoWからPoSへの移行)される見込みであり、さらに2023年には取引の処理能力を高めてガス代も削減できる「シャーディング」の導入が予定されています。
それらのアップデートがおこなわれてイーサリアムの環境が改善されたときに、果たしてレイヤー2の存在意義がどう変化するのか、Optimism を利用するならその点も注視しておく必要があるでしょう。
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仮想通貨OPの入手方法
最後に、OPトークンの入手方法をご紹介します。
先ほども紹介した通りOPトークンは国内市場には上場していないため、入手するには以下の手順を踏む必要があります。
- 国内取引所で、元手となるメジャー通貨(ビットコインやイーサリアム)を購入する
- 海外取引所において、メジャー通貨をOPトークンに換金する
- Coinbase
- バイナンス
- OKX
- bybit
- Uniswap(DEX、Optimism 上のもの)
なお海外取引所の中には、ビットコインやイーサリアムから直接OPトークンに換えられないところもあります。
その場合はメジャー通貨をUSDTやUSDCといったステーブルコインに換えて、それをさらにOPトークンに換えることになります。
また、元手となるビットコインやイーサリアムは、国内取引所のGMOコインで入手できます。
スマホアプリ内で簡単に取引ができる初心者にも扱いやすい取引所なので、まだ口座をお持ちでない方は、この機会にGMOコインの公式サイトのこともチェックしてみてください。
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仮想通貨OP/Optimismの将来性まとめ
今回はイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンであるOptimism と、そのガバナンストークンであるOPトークンをご紹介しました。
- Optimism は、2021年にローンチされたイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンである
- Optimism のユーザーは、イーサリアムよりも大幅に安いガス代で取引等が可能
- ガバナンストークンであるOPトークンが、2022年6月1日に海外市場への上場を果たした
- すでにいくつかの取引所に上場済みだが、エアドロップはしばらく継続される見込みである
- OPトークン調達の元手となるビットコインやイーサリアムは、国内取引所のGMOコインで取引可能
Optimism の公式サイトでは2022年8月、ガバナンストークンであるOPトークンのエアドロップが実施されています。
エアドロップには参加基準が設けられていますが、現状その基準を満たしていない方でも、興味があれば今から基準をクリアして参加してみてはいかがでしょうか。
またOPトークンはエアドロップの最中ですが、すでに海外取引所での売買もできるようになっています。
Optimism 上のDappsやDeFiを使いたい方や、OPトークンの値上がりに期待している方は、国内取引所と海外取引所を併用してOPトークンを購入しておきましょう。
またその際は、元手となるビットコインやイーサリアムの入手先とてGMOコインの公式サイトもぜひチェックしてみてください。
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