仮想通貨のハッキングとは?過去の事例や防ぐ方法を徹底解説
インターネットを経由して取引を行う仮想通貨は、ハッキングによる資産の盗難被害に遭いやすいという特徴があります。
実際にこれまでいくつもの仮想通貨取引所が、ハッカーからの攻撃によって盗難被害に遭っています。
仮想通貨のハッキング被害に遭わないためには、自分でも正しい知識を身につけて対策を行う必要があります。
今回の記事では、仮想通貨のハッキングについて、過去の事例やハッキングを防ぐ方法、おすすめの仮想通貨取引所などを紹介していきます。
- 仮想通貨のハッキングとは、資産を預けてある取引所やウォレットがハッカーの攻撃によって盗難被害に遭うこと
- 仮想通貨はインターネット上で取引されるため、ハッキングの被害に遭いやすい
- 「二段階認証を利用する」「複数の口座に分けて資産を管理する」などの対策が有効
- ハッキングを防ぐためには取引所選びも重要
- DMM Bitcoinは手厚いセキュリティ対策で安心して仮想通貨取引が可能
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仮想通貨のハッキングとは?
仮想通貨のハッキングとは、仮想通貨を預けてある取引所や自分のウォレットが、ハッカーからのハッキングの被害に遭って、仮想通貨が盗難されてしまうことを指します。
仮想通貨取引所がハッキング被害に遭うと、取引所を利用しているユーザーの資産がなくなってしまう可能性もあります。
仮想通貨はインターネット上の通貨であるため、オンラインで保管されている場合は誰にでもアクセスが可能ということとなります。
インターネットは常に情報が抜き取られてしまうというリスクを持つため、しっかりとしたリスク対策を講じていないと、ハッカーの標的となってしまうのです。
ハッキングによって大事な資産を失わないためには、ハッキングへの十分な対策を行っている仮想通貨取引所を選ぶと同時に、自分でも仮想通貨のハッキングに対して資産を守るための方法を身につけておく必要があります。
取引所に預けてあるから安心、と油断するのではなく、自分でも仮想通貨のセキュリティについて正しい知識を身につけ、不正アクセスを防げるように努めましょう。
セキュリティ面を重視して仮想通貨取引所を選ぶのであれば、DMM Bitcoinをチェックしてみましょう。
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仮想通貨のハッキングの事例
仮想通貨のハッキングの事例を確認しておきましょう。
代表的なハッキング事件には以下のようなものがあります。
- マウントゴックス事件
- Coincheck(コインチェック)のNEM流出事件
- ポリ・ネットワークの流出事件
- The DAO事件
マウントゴックス事件
マウントゴックス事件は、2014年に起きた仮想通貨のハッキング事件です。
当時世界最大級の仮想通貨交換業社であったマウントゴックス社のサーバーが不正アクセスされ、ビットコイン(BTC)および預かり金が大量に流出しました。
マウントゴックスにビットコインを預けていた約13万人の顧客が被害を受け、被害の額は当時の市場価格で約470億円相当にもなりました。
この事件によって結果的にマウントゴックス社は破綻に追い込まれることになり、仮想通貨業界を大きく震撼させました。
マウントゴックス事件の大まかな経緯は以下の通りです。
- 2011年6月19日:マウントゴックス社が875万ドル以上のハッキング被害を受ける
- 2013年2月22日:オンライン決済システム「Dwolla」のアカウント使用が制限され、マウントゴックスとの取引が停止される
- 2014年2月7日:システム障害を理由として、ビットコインの払い戻しを停止
- 2014年2月28日:民事再生法定期用申請を開始し、事件が明らかになる
- 2014年4月24日:マウントゴックス社が破産手続きを開始
- 2015年8月1日:元CEOのマルク・カルプレス氏が顧客の預かり資産横領の疑いで逮捕
- 2017年7月26日:マウントゴック社ハッキングの容疑でロシア人男性が逮捕
- 2018年6月22日:民事再生法手続に移行される
- 2019年3月15日:カルプレス氏の業務上横領に無罪判決が出る
マウントゴックス事件はその被害額の大きさや、元CEOが事件に関与している疑いが生じたことなどの理由によって、世間から大きく注目されました。
また、当時は有益な投資先として人気が高まっていたビットコインが被害にあったことで、仮想通貨に対する信頼が大きく揺らぐきっかけにもなりました。
ビットコイン=危険、というイメージが広がり、ビットコインから投資家が撤退し、価格が下落しました。
当時はビットコインの仕組みそのものに危険があるのではと考える人が増えたことによって、仮想通貨投資をやめる人もいました。
しかし、事件の原因はビットコインではなく取引所の管理体制にあるということが明らかになると、再び仮想通貨に資金は戻り、ビットコインの価格も元に戻っています。
Coincheck(コインチェック)のNEM流出事件
Coincheck(コインチェック)事件は、2018年に起きた仮想通貨NEMの流出事件です。
不正アクセスによる流出額は約580億円にものぼり、マウントゴックス事件を超える仮想通貨流出事件として、国内のみならず海外からも注目されました。
Coincheckがハッキングのターゲットとなった理由としては、仮想通貨の管理方法にあると考えられています。
仮想通貨の管理方法は、インターネットに接続した状態で管理する「ホットウォレット」と、オフラインで管理する「コールドウォレット」の2種類があります。
Coincheckは当時仮想通貨をホットウォレットで管理していたため、ハッキングの被害にあったのです。
加えて、マルチシグ対応をしていなかったことも問題として挙げられました。
マルチシグは仮想通貨の移動に複数の人の承認が必要となるシステムのことですが、Coincheckではこれを採用していませんでした。
コールドウォレットやマルチシグを採用していなかったことがこの事件の問題として挙げられ、取引所の管理体制がより厳しく見直されるきっかけともなりました。
Coincheck事件の経緯は以下の通りです。
- 2018年1月26日:コインチェックからの不正送金の事象が発生、NEMの売買および出金停止
- 2018年1月27日:Coincheck paymentの一部機能が停止
- 2018年1月28日:不正送金されたNEMの補償を発表
- 2018年3月12日:顧客へのNEMの補償を開始
NEMの流出被害にあった投資家に対して、Coincheckは補償を実施しています。
1NEM=88.549円で計算し、Coincheckの自社資本から投資家に対して返金を行っています。
事件後NEMの価格は一時下落しているものの、その後は再び元の価格水準に戻っています。
ポリ・ネットワークの流出事件
2021年8月10日には、クロスチェーンプラットフォームの「ポリ・ネットワーク」も仮想通貨の不正流出の被害に遭っています。
被害額は約6.11ドル(約670億円)となり、DeFi史上最大のハッキングとして注目されました。
ポリ・ネットワークは、複数のパブリックブロックチェーン接続できる仕組みを開発し、次世代インターネットのインフラ構築を目指しています。
攻撃元自体はすぐに特定され、ハッカーの仮想通貨送信先アドレスを公開した上で、マイナーや取引所にブラックリストに載せるように呼びかけられました。
ポリ・ネットワークによるハッキング報告から約24時間後には、ハッカーが盗難した仮想通貨をどんどんと返却し始めました。
2021年8月13日には盗難された仮想通貨のほぼ全額が返還されています。
ハッカーは今回の事件について、お金が目的ではなく管理体制の脆弱性を指摘することが目的だったと延べ、自身の楽しみのために犯行を実施したと語っています。
犯人からの資金の返還を受けて、ポリ・ネットワークは今回の事件を「ホワイトハット(正義の味方)の行為」として、犯行に対しての責任を追求しない旨を明らかにしています。
The DAO事件
2016年6月に、The DAOというイーサリアム上の分散型投資ファンドでハッキング事件が起こりました。
集められた資金の3分の1に当たる364万ETH(約52億円)が流出し、この量は当時の全ETH発行量の約5%となっていたことから大きな話題となりました。
The DAO事件は、既存のブロックチェーンとは別のブロックチェーンを新たに作り、ハッキングを受けたチェーンを分岐することで、ハッキングをなかったことにするというハードフォークが実施されました。
これによってハッカーによる不正送金が起こる前の状態に戻し、自体は収束されました。
この事件によってイーサリアムは一時大きく価格が下落しましたが、その後は前の水準に戻しています。
このように、仮想通貨取引所はたびたびハッキングの被害に遭います。
自分の資産をハッキングから守るためには、セキュリティがしっかりしている仮想通貨取引所を選ぶことが重要です。
DMM Bitcoinでは、さまざまなセキュリティ強化の仕組みによって、安全に資産が管理されています。
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仮想通貨のハッキングを防ぐ方法
仮想通貨のハッキングを防ぐ方法について確認しておきましょう。
仮想通貨投資を行う際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 適切なパスワード管理
- 取引所を複数利用する
- セキュリティの高い取引所を選ぶ
適切なパスワード管理
まずは、自分のパスワードや暗証番号、秘密の質問の答えなどを適切に管理するように心がけましょう。
これらが流出してしまうと容易に自分のアカウントに侵入され、仮想通貨が流出する原因となります。
0000のような同じ数字の連続や、自分の誕生日、電話番号など他人から推測しやすい番号に設定しないように気をつけましょう。
また、他のサービスとパスワードなどを同じにしている人も注意が必要です。
他のサービスから自分のパスワードなどが流出してしまうというリスクもあるため、なるべく他のサービスのパスワードとは異なるものに設定しておくことをお勧めします。
加えて、二段階認証のシステムも活用しましょう。
二段階認証は、通常のID・パスワードに加えて別の認証を行うことで、不正アクセスのリスクを下げるという仕組みです。
二段階認証アプリを利用すると、IDやパスワードを入力したあとにメールや電話番号に専用のコードなどが送信されます。
それを画面に入力したり、QRコードを読み取ったりすることで本人認証が完了します。
このコードは一定時間が経過すると新しいものが生成されるため、第三者による不正利用の可能性は大きく下がります。
よく用いられる二段階認証アプリには、以下のようなものがあります。
- Google Authenticator
- Authy
- IIJ Smartkey
口座を複数に分けて利用する
仮想通貨のハッキングリスクを減らすためには、仮想通貨取引所を複数利用するのも一つの手です。
資産を分散して保有することで、一つの仮想通貨取引所がハッキングにあった場合も、すべての資産を失わずに済みます。
理想的なのは、用途に応じて仮想通貨の管理を分けることです。
決済に用いるのであれば、あくまでの少額の入金にしておき、出し入れがしやすい口座で保管するのが便利です。
一方、投資目的で仮想通貨を購入する場合は、長期的な保管も前提となります。
そのため、決済や入出金の利便性よりも、セキュリティの強度を重視して口座を選びましょう。
セキュリティの高い取引所を選ぶ
最後のポイントは、セキュリティの高い取引所を選ぶことです。
不正アクセスによって自分の資産が失われないように、セキュリティ強化の取り組みをしっかりと行っている仮想通貨取引所を選びましょう。
ハッキングに対するセキュリティ対策は、仮想通貨取引所によって異なります。
十分に対策が取られている仮想通貨取引所を選ぶことで、安心して取引ができるでしょう。
仮想通貨取引所を選ぶ際のポイントとしては、以下のような点があります。
- ホワイトリストに登録されている
- 2段階認証を採用している
- コールドウォレットを採用
- サポート体制が充実している
- 社内のコンプライアンス体制が整っている
仮想通貨取引所を選ぶ際は、上記のようにセキュリティ対策が充実している取引所を選びましょう。
DMM Bitcoinは、DMMグループで培われた安心・安全のセキュリティ体制に強みを持っています。
さまざまなリスクに備えて対策を講じているため、中長期で仮想通貨を保有したいという場合も安心して資産を預けられるでしょう。
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セキュリティ面からおすすめの取引所
仮想通貨のハッキングを防ぐためには、セキュリティの高い取引所を選ぶことも重要です。
セキュリティ面からおすすめの取引所をいくつか紹介します。
- DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
- bitFlyer(ビットフライヤー)
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
取引所名 | DMM Bitcoin(DMMビットコイン) |
取引銘柄 | 38銘柄 |
取引手数料 | 無料(BitMatch注文を除く) |
最低取引数量(BTCの場合) | 現物取引:0.0001BTC/レバレッジ取引:0.01BTC |
入金手数料 | 銀行振り込み:無料、クイック入金:無料 |
出金手数料 | 無料 |
仮想通貨(BTC)の入出金 | 入金:無料(マイナーへの手数料は顧客負担) 出金:無料 |
公式サイト | DMM Bitcoinの公式サイト |
DMM Bitcoinは、DMMグループの高い技術力を活かし、セキュリティ強化に努めています。
DMM Bitcoinでは、以下のようにさまざまなセキュリティを高めるための仕組みを作っています。
- コールドウォレット運用
- 2段階認証方式の採用
- 顧客資産の分別管理
- SSL暗号技術の採用
- 厳格な社内セキュリティ
仮想通貨取引所のハッキングは、ホットウォレットで資産を保管していることが主な原因となります。
DMM Bitcoinではコールドウォレットによる資産の保管を徹底し、あえて出庫の作業を自動化せずに人の目で確認するというプロセスを採用しています。
また、出庫時には2段階認証方式が採用されているため、IDやパスワード、スマートフォンがすべて盗まれない限り、本人以外はログインできないようになっています。
DMM Bitcoinはセキュリティ面以外でも、使い勝手の良い仮想通貨取引所です。
取引手数料や口座開設手数料、口座維持手数料などが無料となっているため、コストを気にせずに取引できるというメリットがあります。
取り扱っている仮想通貨の種類も豊富で、最大38種類の仮想通貨取引が可能です。
取引ツールも使いやすく、初心者から上級者まで幅広いトレーダーに利用されている取引所です。
現在は、口座開設完了で即時1,000円がプレゼントされるキャンペーンを実施中です。
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bitFlyer(ビットフライヤー)
取引所名 | bitFlyer(ビットフライヤー) |
取引銘柄 | 32銘柄 |
取引手数料 | ビットコイン簡単取引所:約定数量×0.01〜0.15%、ビットコイン販売所:無料 |
最低取引数量(BTCの場合) | 現物取引:0.0001BTC |
入金手数料 | 銀行振り込み:無料、クイック入金(住信SBIネット銀行):無料、クイック入金(他行):330円 |
出金手数料 | 三井住友銀行:220円〜440円、他行:550円〜770円 |
仮想通貨(BTC)の入出金 | 0.0004BTC |
bitFlyer(ビットフライヤー)はビットコインの取引量が6年連続No.1という、国内最大級の仮想通貨取引所です。
業界最長7年以上ハッキング0という実績を持つため、安心して利用できるでしょう。
bitFlyerでは、セキュリティを高めるために以下のような仕組みが採用されています。
- 次世代暗号システム、最高強度の暗号化技術の導入による通信セキュリティの確保
- ファイア・ウォールによる社内環境の防御
- 不正アクセスの常時監視、負荷分散
- パスワードの強度チェック
- アカウントロック機能
- SMSやメールアドレス、認証アプリによる2段階認証
このように、bitFlyerでは顧客の資産を守るためのさまざまな取り組みがなされています。
複数のウイルスソフトによるフルスキャンのウイルスチェックを毎日行ったり、セキュリティの脆弱性をチェックするハッキングテストを定期的に実施したりと、しっかりとセキュリティが機能しているかも確認されています。
加えて、bitFlyerでは、ビットコインやリップル、イーサリアムなど17種類の仮想通貨を1円から購入可能です。
少額から仮想通貨投資を始めてみたいという人も気軽に始めることができるでしょう。
bitFlyerでは、クイック本人確認を利用すれば、申し込みから最短10分で口座開設が可能です。
仮想通貨のハッキングのまとめ
今回は、仮想通貨のハッキングについて、対策方法やおすすめの仮想通貨取引所などを紹介しました。
- 仮想通貨のハッキングとは、資産を預けてある取引所やウォレットがハッカーの攻撃によって盗難被害に遭うこと
- 仮想通貨はインターネット上で取引されるため、ハッキングの被害に遭いやすい
- 「二段階認証を利用する」「複数の口座に分けて資産を管理する」などの対策が有効
- ハッキングを防ぐためには取引所選びも重要
- DMM Bitcoinは手厚いセキュリティ対策で安心して仮想通貨取引が可能
DMM Bitcoinは、充実したセキュリティ体制で安心して資産を運用することが可能です。
口座開設手数料や口座維持手数料も無料となっており、コストを抑えて取引できるというメリットもあります。
幅広い種類の仮想通貨も取引できるので、少額からさまざまな仮想通貨に分散投資したいという人にも向いているでしょう。
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