SBIネオトレード証券の新サービス「API for Excel」の魅力を徹底解説

高性能で使いやすい取引ツール「NEOTRADER」を提供する「ネオトレード証券」が、2024年3月8日（金）、Excelで手軽に取引できるツール「ネオトレAPI for Excel」をリリースしました。

現物取引または信用取引における買付注文や売付注文といった取引や、資産状況の確認などもExcel上で操作が可能です。

さらに、気になる銘柄の株価、各種ランキングから銘柄検索などの情報収集も、取引ツールを別途起動させる必要なく、すべての操作がExcel上で完結します。

今回リリースした新機能「ネオトレAPI for Excel」を活用して、便利かつ手軽に取引を楽しんでみましょう。

今回の記事では、「ネオトレAPI for Excel」について解説します。

「NEOTRADER」に代表されるネオトレード証券の取引ツールに「ネオトレAPI for Excel」が加わることで、今後、さらに快適で自由な取引環境が実現することでしょう。

ぜひ、この機会にSBIネオトレード証券の公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。

ネオトレAPI for Excelとは？

ネオトレAPI for Excelとは、SBIネオトレード証券で利用できる最新の取引機能です。

証券会社名称	SBIネオトレード証券
運営会社	株式会社SBIネオトレード証券 ※親会社：SBIグループ（100％）
設立年月	1948年4月 ※設立時企業名称：更栄証券株式会社
主な提供サービス	株式取引（現物・信用） CFD取引（指数CFD・個別株CFD） 投資信託（ファンド）
詳細	SBIネオトレード証券公式サイト
関連記事	SBIネオトレード証券の評判・口コミ｜メリット・デメリットは？（旧ライブスター証券）

楽天証券の「マーケットスピード II RSS」や、岡三オンラインの「岡三RSS」と同様に、取引に関する主要機能をMicrosoft Excel上で利用できるツールがSBIネオトレード証券にも登場しました。

ネオトレAPI for Excelは、証券の基幹システムとExcelをAPI連携し、便利な機能で投資家をサポートします。

利用できる機能

ネオトレAPI for Excelには、取引に関する様々な機能が備わっています。

上記のような取引に役立つ様々な機能が、Excel上で利用できます。

Excel上で利用できる

ネオトレAPI for Excelは、Excelの以下のような機能を活用して操作できます。

Excelの従来の機能や専用の関数を組み合わせることで、取引手法を自由に設定することができます。

高スペックなパソコンは不要

ネオトレAPI for Excelの利用にあたって、専門的なスペックのパソコンは不要です。

以下の環境であれば、家庭用のパソコンでも問題なく利用できます。

動作環境

Excelバージョン	対応有無
【Excel2016】デスクトップ版・32bit	×
【Excel2016】デスクトップ版・64bit	○
【Excel2016】ストアアプリ版・32bit	×
【Excel2016】ストアアプリ版・64bit	×
【Excel2019】32bit	×
【Excel2019】64bit	○
【Excel2021】32bit	×
【Excel2021】64bit	○
【Office365】32bit	×
【Office365】64bit	○

推奨環境

項目	詳細
OS	Windows10, 11（64bit）
Excel	Excel2016, 2019, 2021の64bit、Office365　 ※ いずれもバージョン16.0 ※「ストアアプリ版」は対象外
CPU	Intel i7-3770 3.40GHz（4コア）以上
メモリ	8GB以上
HDD	5GB以上の空き容量
ディスプレイ	フルHD（1920×1080ピクセル）以上
通信速度	10Mbps以上

万が一、ネオトレAPI for Excelが正しく動作しない場合は、ご利用の環境を確認してみてください。

また、ご利用のパソコンにExcelがインストールされていない場合は、ネオトレAPI for Excel対応バージョンのExcelを用意してインストールしておきましょう。

ネオトレAPI for Excelの特徴

ネオトレAPI for Excelには、以下のような特徴があります。

Excel上で操作できる

ネオトレAPI for Excelは、表計算ソフトのMicrosoft Excel上で操作が可能です。

Excelは仕事で利用する方も多く、国内外で広く普及しているツールのひとつです。

業務でExcelを使用しない方でも、学生時代に触れたことがある方が多いのではないでしょうか。

背景色や文字色の変更、セルのサイズの変更などのレイアウト調整が感覚的に操作可能で、自分の好みに合わせて簡単にカスタマイズできます。

PC用のトレードツールを立ち上げる必要は無く、Excel単体ですべての操作が可能ですので操作性の良さを求めるトレーダーに向いています。

Excelに慣れていない人も操作しやすい

ネオトレAPI for Excelは、Excelに慣れている方はもちろん、Excelに慣れていない人でも操作しやすいよう設計されています。

たとえば、Excelを含む多くの表計算ソフトに備わっている主な機能として、「関数」があります。

さらに、より上級者が使いこなす「VBA」というプログラミング言語にも対応しています。

これらはコンピュータに適切に指示を出すための非常に便利な機能ではありますが、表計算ソフトに慣れていない人にとっては理解に時間がかかる機能でもあります。

「簡易ダイヤログ機能」を搭載しているネオトレAPI for Excelは、基本的な機能を使用するうえで、関数などを入力する必要がありません。

簡易ダイヤログ機能では、取得したい項目やソート順、表示数などを選択するだけの簡単な操作で、以下のような機能を使用することができます。

Excelの操作が不安な方でも、取得したい情報を簡単に取得できるようサポートする「簡易ダイヤログ機能」が備わったネオトレAPI for Excelなら、簡単に使いこなすことができます。

様々な注文方法を利用できる

ネオトレAPI for Excelでは、通常の注文機能だけでなく、逆指値、OCOやIFDといった上級者向けの注文機能も標準で装備されています。

また、プログラミング言語の「VBA」に関する知識がある方なら、詳細の条件を設定して注文方法をカスタマイズすることも可能です。

VBAで条件を設定することで、以下のような注文方法も設定できます。

複数の条件を組み合わせることで、どのツールにも実装されていないような注文方法でも再現することができます。

リアルタイムで証券口座と連携

証券ツールにAPI接続されているネオトレAPI for Excelは、証券口座の情報をリアルタイムで取得できます。

リアルタイムで投資情報の確認が可能で、また、関数を使用した発注も可能です。

証券口座の情報はExcel上で取得可能であり、取引や情報収集のために他のツールを立ち上げる必要が無いため、動作が重くなる心配もなく、性能の高いパソコンを持っていない人でも利用可能です。

発注機能、注文や資産を参照する機能など取引に必要な基本的機能を網羅しているため、使い慣れたパソコンから簡単に操作ができます。

利用には申請が必要

ネオトレAPI for Excelを利用するには、利用申請を行う必要があります。

利用開始までの基本的な流れは、以下の通りです。

利用開始前には審査が行われ、審査結果に問題が無い場合は、ネオトレAPI for Excelを利用するためのExcelアドインが配布されます。

審査には時間がかかる可能性がありますので、利用開始までのスケジュールに余裕を持って申し込むようにしましょう。

なお、利用申請時、「自動売買を使いたい」などの「利用目的」を記入する欄がありますが、回答内容はマーケティングのために使用されるため、記載内容によって審査結果に影響することはありません。

初期設定は自分で行う必要がある

ネオトレAPI for Excel利用開始にあたって、自分で初期設定を行う必要があります。

ネオトレAPI for Excelの利用審査完了後は、以下の手順にて利用できるようになります。

審査結果に問題が無ければ、URLが記載されたメールが届きます。

URLをクリックすると、Excelのアドインをダウンロードできるページが開きます。

ダウンロードしたファイルを解凍し、上記の手順にて設定を進めると、Excelへのアドイン登録が完了します。

アドイン登録が問題なく完了すると、Excel上で「ネオトレAPI」タブが追加されていることが確認できます。

新しく生成された「ネオトレAPI」タブからログインして、自分の口座情報にアクセスして取引を開始してみてください。

サンプルシートで手軽に利用できる

Excelの操作が得意な方もそうでない方も、最初はどのように操作をすれば良いのかが分からず、慣れるまでは使いにくいと感じることもあるかもしれません。

ネオトレAPI for Excelでは、各種機能を手軽に試すことができるよう、サンプルシートを無料提供しています。
※特定の銘柄や商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません。
※株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものではありません。
※投資にあたってはユーザー自身で最終判断をするようお願いいたします。

サンプルシートには、必要な関数の入力や、基本的な操作ができるボタンの設定などが最初からされています。

シートタイプ

以下の2種類のシートタイプから選択できます。

• サンプルシートA（黒）

色やフォント等のレイアウトが調整済みで、そのまま利用可能なシート
※レイアウトなどを後で編集することも可能

• サンプルシートB（白）

ユーザーが自由にカスタマイズできるよう、最小限の文字や関数のみが入力されたシート

サンプルシート

提供しているサンプルシートは、以下の7つのファイルです。

各ファイルについて、サンプルシートA、Bの2種類ずつ用意されています。

• 日経225サンプルシート

日経225の構成銘柄（2024年3月1日時点）が一覧で登録されています。

各銘柄の現在値や売買代金などの情報が確認できます。

• TOPIX100サンプルシート

TOPIX100の構成銘柄（2024年3月1日時点）が一覧で登録されています。

各銘柄の現在値や売買代金などの情報が確認できます。

• ランキングサンプルシート

ランキング上位の株式銘柄を確認できます。

値上がり率、値下がり率、売買高、売買代金など、各項目別にランキングにて表示されています。

• チャートサンプルシート

チャートにて各種データを確認できます。

株式・為替・指数の各データを自動的に取得し、チャートを生成します。

• 簡易発注サンプルシート

現物取引・信用取引における買付または売付の簡易注文ができます。

指定セル（記入欄）に必要事項を入力するだけで簡単に発注が完了します。

ミニ気配板のサンプルに関数を追加することで、自由にカスタマイズすることもできます。

• 銘柄管理サンプルシート

お気に入りの株式銘柄・為替銘柄・指数銘柄の管理ができます。

指定した銘柄の現在値、売買代金などの情報を取得して一覧で表示します。

Excel上での並べ替えや抽出の機能を活用して、効率的に銘柄を検索できます。

• 国内株注文約定・残高照会サンプルシート

注文状況や残高の管理ができます。

現物注文約定、現物残高、信用注文約定、信用残高を照会し、現在の資産状況が確認できます。

興味がある方は、上記の7種類のサンプルシートと操作マニュアルを活用し、ネオトレAPI for Excelの機能を気軽に試してみてください。

ネオトレAPI for Excelを使うのにおすすめな方

ネオトレAPI for Excelは、以下のような方におすすめの取引ツールです。

Excelの操作に慣れている方

ネオトレAPI for ExcelはExcelの使用経験があまりない方でも問題なく使用できるツールですが、普段からExcelを使っている方や使用経験がある方であれば、より幅広く活用できるでしょう。

ネオトレAPI for Excelを使用する際も普段と同じようにExcelの操作ができるため、Excelの使用経験が豊富な方ほど抵抗なく操作ができます。

背景色の変更や文字色の変更といった基本的なExcel操作はもちろん、関数なども普段と同じものが使用可能です。

Excelの使用経験がある方や普段からExcelを使用している方は、より簡単にネオトレAPI for Excelの操作ができるようになるでしょう。

一方、Excelを使用したことが無い方は、使用経験がある方と比較すると、最初はExcelの操作方法に戸惑ってしまう可能性があります。

ただし、Excelの使用経験が無い方でも、ネオトレAPI for Excelの使用を諦める必要はありません。

ネオトレAPI for Excelには誰でも簡単に操作できる機能「簡易ダイヤログ機能」が搭載されているため、Excelの使用経験が無い方でも安心して始められます。

取引環境を自由にカスタマイズしたい方

ネオトレAPI for Excelでは、Excelを操作して取引環境を自由にカスタマイズすることができます。

レイアウトを調整して好みのデザインにカスタマイズしたり、関数を使用することで高度な注文方法で取引したりできます。

パソコンやスマートフォンにインストールして使用する取引アプリでは難しいような内容のカスタマイズでも、Excelなら直感的に操作が可能です。

通常の取引環境では使いにくいと感じている方や、自分の好みの環境で取引したいと感じている方は、ネオトレAPI for Excelを活用することで、快適な環境で取引できるようになるでしょう。

ネオトレAPI for Excelで自分だけの取引環境を整えて、自由に取引をしてみてください。

ネオトレAPI for Excelまとめ

今回の記事では、「ネオトレAPI for Excel」について解説しました。

「ネオトレAPI for Excel」なら、取引に必要な基本的なアクションを、すべてExcel上で操作することができます。

自由にカスタマイズをして、自分好みの取引環境を整えてみてはいかがでしょうか。

詳しくは、SBIネオトレード証券の公式サイトをチェックしてみてください。