【比較解説】つみたてNISAとiDeCoの違いを解説!併用はできる?
「株式投資に興味はあるけど、何から始めていいのかわからない…。」
そんな方におすすめなのが、少額から資産形成を始められるつみたてNISAとiDeCoという2つの長期投資支援制度です。
この2つの制度を利用することで、本来投資の利益にかかってしまう税金の支払いが免除となります。
つまり、株式投資で得られた利益をまるまる手に入れることができるのです。
このページではつみたてNISAとiDeCoの特徴や違いについてわかりやすく解説していきます。
2つの制度を活用して賢く資産形成をしていきましょう。
- つみたてNISAとiDeCoを活用すれば、非課税でお得に資産形成できる
- iDeCoを利用すれば投資の掛金に所得税や住民税がかからない
- つみたてNISAとiDeCoの比較ポイントは、年間投資限度額・税制優遇期間・資金の引き出し
- 「資産形成初心者だけど投資に挑戦してみたい」という人にはつみたてNISAがオススメ
- 「老後の快適な生活のために資産を増やしたい」という人にはiDeCoがオススメ
- つみたてNISAとiDecoは圧倒的総合力を誇るSBI証券ではじめよう
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つみたてNISAとiDeCoとは?
まずはじめに、つみたてNISAとiDeCoとはいったいどのような制度なのか解説していきます。
つみたてNISAとは?
本来投資で得られた利益には2割程度の税金が課されるのですが、つみたてNISAを利用すると利益が非課税になります。
つみたてNISAで投資できる商品は、手数料が低く頻繁に分配金が支払われない等の条件を満たす長期・積立に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限られています。
投資初心者を中心に幅広い年代の方にとって気軽に利用しやすい仕組みとなっています。
つみたてNISAの他にも一般NISA制度がありますが、NISAとつみたてNISAの違いという記事で詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。
iDeCoとは?
iDeCoは、個人の責任で老後資産を形成することを支援する目的で2001年にはじまった個人型確定拠出年金制度です。
つみたてNISA と同様に投資利益が非課税になることに加えて、投資に用いるお金である掛金は所得税や住民税などの各種税金が免除になります。
iDeCoで投資できる商品は、投資信託、預金、保険などつみたてNISAと比べると投資できる商品が多く、利用者が許容できるリスクに合わせて投資対象の商品を組み合わせることができます。
iDeCoは、基本的には60歳以降の生活に必要となる資金のつみたて制度であることは注意が必要です。
非課税と所得控除の違い
つみたてNISAとiDeCoの違いを理解する上で重要な2つのキーワード、それは「非課税」と「所得控除」です。
つみたてNISAとiDeCoは、両者ともに投資で得られた利益には本来かかる約2割の税金がかからないため「非課税」の制度といえます。
しかし、つみたてNISAを利用して投資を行う場合、投資の掛金には所得税や住民税がかかってしまいます。
一方でiDeCoを利用した場合は、掛金には所得税や住民税がかからないため、iDeCoには「所得控除」の機能も備わっています。
2つの制度を比較する際に重要な点なので、この違いはおさえておきましょう。
つみたてNISAとiDeCo比較一覧表
次に、つみたてNISAとiDeCoの違いをより具体的に見ていきましょう。
つみたてNISAとiDeCoを比較する上で重要なポイントをまとめると以下のようになります。
比較ポイント | つみたてNISA | iDeCo |
---|---|---|
対象者 | 日本在住の20歳以上 | 日本在住の20歳以上65歳未満の被保険者 ✳︎就労形態や職種によって変わる |
年間投資限度額 | 40万円 | 14.4万円~81.6万円 ✳︎就労形態や職種によって変わる |
投資できる金融商品 | 投資信託・ETFなど | 預貯金・投資信託・保険商品 |
税制優遇期間 | 20年 | 65歳まで |
資金の引き出し | いつでも可能 | 60歳まで基本的に不可 |
所得控除 | なし | あり |
対象者や年間投資限度額については、就労形態や職種によって条件が変わってくるようです。
比較ポイントを参照して、自分に合った投資制度を利用しましょう。
まずは2つの制度を気軽に始められるSBI証券公式サイトをチェックしてみてください。
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以下で、2つの制度を利用する際に知っておくべき重要な3つの項目について比較しながら解説していきます。
つみたてNISAとiDeCoの違いを比較
つみたてNISAとiDeCoの違いで、おさえておきたい3つのポイントについて解説していきます。
比較①:年間投資限度額
つみたてNISAの年間投資限度額は一律40万円であるのに対し、iDeCoの限度額は投資する人の職種によって拠出できる金額は変わります。
iDeCoの公式サイトでiDeCoの年間投資限度額についてわかりやすく解説しているので、詳細を知りたい方はこちらを参照してください。
iDeCoでの投資に興味がある方は、自分がいくら投資できるのかをチェックしておくことをお勧めします。
比較②:税制優遇期間
税制優遇期間はつみたてNISAとiDeCoで大きく異なります。
つみたてNISAを利用した場合、非課税の恩恵を受けられる期間は最長20年です。
20歳からつみたてNISAを利用して株式投資をした場合、40歳まで投資利益を非課税で手に入れることができます。
一方、私的な年金制度であるiDeCoでは65歳まで税制優遇の恩恵を受けることができます。
比較③:資金の引き出し
3点目に株式投資の掛金や利益の引き出しについて比較していきます。
つみたてNISAを利用した場合、投資の掛金や利益はいつでも自由に取り出して使うことができます。
対して、iDeCoは60歳以降の生活費を準備する私的年金制度であるため、資金の引き出しは60歳まで原則できません。
資金の引き出しの可否をどう評価するかは、現役世代の間に使うお金を準備するのか、老後の生活のためにお金を貯めるのか、資産形成の目的次第で変わってきます。
つみたてNISAとiDeCoどっちがおすすめ?
非課税の投資制度という点では共通しているものの、違いもあるつみたてNISAとiDeCo。
どちらの制度をより魅力的に感じるかは、投資に挑戦する人の年齢、収入や貯蓄の状況、配偶者・家族の有無によって変わってくるでしょう。
では、どのような人にどちらの制度がおすすめなのでしょうか?
これまで解説してきたそれぞれの制度の特徴・違いや比較結果を踏まえて考えてみましょう。
つみたてNISAがおすすめな人
「老後の生活のことは先の話でよく分からないけど、とにかく投資に挑戦してみたい!」という方には、つみたてNISAがおすすめです。
投資ができる商品が金融庁が厳選した投資信託などの金融商品である点、資金の引き出しが自由であり結婚や出産などの大きなライフイベントにも対応できるという点が、つみたてNISAをおすすめする理由です。
つみたてNISAの始め方についての記事もありますので、詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。
iDeCoがおすすめな人
「生活は安定してきたけど、老後お金に余裕を持ってゆったりと生活できるか心配。」という方には、間違いなくiDeCoがおすすめです。
iDeCoを利用すれば、つみたてNISAよりも豊富な金融商品に60歳まで投資でき、投資の掛金には住民税・所得税がかからない所得控除の機能もあります。
老後のための資金形成が目的であるならiDeCo一択でしょう。
つみたてNISAとiDeCoは併用可能
ここまでつみたてNISAとiDeCoの違いを比較・解説してきましたが、実はこの2つの制度は併用が可能です。
「投資」に主眼を置いているつみたてNISAと「私的年金」であるiDeCoでは主たる目的が違うため、両方とも非課税で利用することができるのです。
手始めにどちらか1つの制度を利用するのも、両者のメリットを理解した上で両方の制度を利用するのも良いでしょう。
つみたてNISAとiDeCoをはじめるのにオススメの証券会社
SBI証券では、簡単につみたてNISAとiDeCoを始めることができます。
取扱商品については、国内株はもちろん、9カ国もの外国株や投資信託、債券、さらにFXにも対応しています。
あらゆる金融商品への取り扱いに対応しており、他のネット証券会社と比べても段違いの幅広さを誇っています。
どこの証券会社を選ぶべきか決められないという人は、SBI証券を使っておけば困ることは無いでしょう。
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つみたてNISAとiDeCoの比較まとめ
初心者でも安心して気軽に長期投資に挑戦できるつみたてNISAと、所得控除の恩恵を受けて老後資金をお得に貯められるiDeCo。
どちらも非常にお得に利用できる制度ですが、ふたつの制度にはいくつか重要な違いもあります。
- つみたてNISAとiDeCoを利用すれば投資で得た利益が非課税になる
- つみたてNISAとiDeCoを比べるなら投資限度額・税制の優遇期間・資金を引き出せるかがポイント
- つみたてNISAとiDecoを始めるなら豊富な商品を扱っているSBI証券が最適
この記事で解説したそれぞれのメリットと自分の投資目的を理解した上で、SBI証券でつみたてNISAとiDeCOを利用していきましょう。
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