仮想通貨Algorand(アルゴランド/ALGO)とは?今後の見通しや予想・将来性を解説!
Algorandは、ブロックチェーンの分散性、セキュリティ、拡張性などの長年の問題を解決したパブリックブロックチェーンです。
機能性と信頼性が圧倒的に高く、一般ユーザーやプロジェクトだけでなく大手企業や政府、国家も注目しています。
2021年9月にはALGOが最高値を更新して、新たな投資プロジェクトやインフラ提供も始まり、また大きく成長すると期待されています。
この記事では、Algorandの特徴や価格動向を徹底解説するので、ぜひ参考にしてください。
- Algorandはコンセンサスアルゴリズム「PPoS」を採用した完全なるブロックチェーン
- 処理速度、セキュリティ、分散性において最高レベルを築き上げた
- CeFiやDeFi、NFTなどすべての金融サービスを統合した「FutureFi」を目指す
- 1ALGO保有するだけでガバナンスに参加できる
- ALGOを入手するなら国内取引所コインチェック経由が最適
AlgorandのPPoS(後述)には企業や国家が注目して、金融サービスの開発をAlgorand上で行うことが増えてきています。
2021年には最初のDeFiサービスを開始しており、世界中から関心を持たれているプロジェクトです。
AlgorandのネイティブトークンALGOを購入するには、国内取引所でBTCを購入し、海外取引所でBTCから変えるのが一般的な方法となっています。
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仮想通貨Algorand(アルゴ)とは?
通貨名 | Algorand |
ティッカーシンボル | ALGO |
ブロックチェーン | Algorandブロックチェーン |
現在の価格(2024年5月時点) | ¥30.83 |
時価総額(2024年5月時点) | ¥251,820,443,293 |
時価総額ランキング(2024年5月時点) | 64位 |
公式サイト | Algorand公式HP |
Algorandは、従来のCeFi(管理者がいる中央集権型金融)と、DeFi(管理者が存在しない分散型金融)を統合をした未来の金融「FutureFi」を目指すブロックチェーンプロジェクトです。
誰でもネットワークに参加できる「パブリックブロックチェーン」を基盤としおり、独自のメカニズム「PPoS」(後述)を導入することで従来のブロックチェーンの課題を解決しました。
超高速な取引や、高いセキュリティ、幅広いネットワーク参加者がいる分散性、システムの拡張性など、Algorandの機能性は世界に誇るレベルです。
独自発行トークン「ALGO」を所有するだけで、数量に関わらずガバナンス(方針やルール決定)に参加できるという個々の意見を尊重する体制もあります。
まず国内取引所のコインチェックで通貨を入手して、海外取引所に送ってからALGOに交換すとスムーズです。
詳しくは、コインチェック公式サイトをチェックしてみてください。
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Algorand(アルゴ)の特徴
Algorandには、次のような特徴があります。
未来の金融を目指すための具体的な取組みについて理解しておきましょう。
- PPoSによりトリレンマを解決したパブリックブロックチェーン
- Algorand上の資産は「ASA」として表される
- 未来の金融「FutureFi」を目指している
- 少量のALGO保有でガバナンスに参加できる
それでは一つずつ解説していきたいと思います。
PPoSによりトリレンマを解決したパブリックブロックチェーン
Algorandのコンセンサスアルゴリズムは「PPoS(Pure Proof of Stake)」を採用しています。
コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンにブロックを追加するためのルールであるコンセンサス(合意)を作るためのアルゴリズム(方法)のことで、データが間違いないか担保するルールのようなイメージです。
例えば、ブロック追加のために複雑な計算(マイニング)を行う「PoW(Proof of Work)」や、コインを保有することでブロック生成の確率が上がる「PoS(Proof of Stake)」などがあります。
AlgorandのPPoSは、もっと幅広いです。
- ステーキングする通貨の量に関係なく誰でもネットワークに参加できる
- バリデータ(ブロックの情報を検証する役割)は無作為・秘密裏に選択されるのでセキュリティ性が高い
- ネットワークが世界中に完全に分散化されており処理能力が高い
- 検証・承認されるブロックは1つなのでブロックチェーンがフォーク(分岐)せず全ての取引が有効
これらの特徴により、Algorandは従来のブロックチェーンが抱えていたトリレンマを解決します。
トリレンマとは、以下の3つの問題のことです。
スケーラビリティ・セキュリティ・分散性のうち、どれか2つを取れば1つがどうしても欠けてしまう状態が従来のトリレンマ問題です。
Algorandは具体的に以下のように対応・解決しています。
- スケーラビリティ…ユーザーや取引の増加に適応できる能力・拡張性が高い(将来的に1秒間に45,000以上の処理を目指す)
- セキュリティ…フォーク(分岐)しないことによる複製チェーンや取引消滅がない安全性
- 分散性…世界中のALGO保有者がネットワークに参加する分散性の高さ
以上が、AlgorandのPPoSコンセンサス・アルゴリズムで実現している内容です。
パブリックブロックチェーンとは、世界中の誰もが参加できるブロックチェーンのことで、AlgorandはPPoSによりトリレンマを解決した唯一のパブリックブロックチェーンであることがわかります。
Algorand上の資産は「ASA」として表される
Algorand上では、仮想通貨(トークン)やNFTなどのすべての資産を表すブロックチェーン上の資産として「ASA」が活用されています。
ネイティブトークンは「ALGO」ですが、それ以外のAlgorand上で発行されるトークンや資産がすべて「ASA」ということです。
例えば、以下のような資産すべてです。
ASAは、ALGOやAlgorandで発行されたすべての資産と相互運用性があります。
これら資産をASAトークン化をすることで、デジタル資産のあらゆる問題が解決します。
- Algorandの主要チェーンに組み込まれているので非常に高速かつ安全
- 取引手数料がごくわずかの少額のため低コストで実行可能
- プロジェクト開発者が簡単に発行できて取り入れやすい
- あらゆる資産の管理が容易になる
- さまざまな異なるデジタル市場へアクセスしやすい
このように、ユーザー・プロジェクトともに、ASAによってAlgorand上の資産管理や使い勝手が格段に上がります。
例えば、Algorand上の分散型取引所でASAが発行された瞬間と同時に利用可能となり、利用の簡素化や取引(トランザクション)の完了までが瞬時に行われるということです。
Algorand上には、分散型金融であるDeFiや、分散型取引所DEX、分散型融資市場、NFTマーケットなどあらゆるプロジェクトが活躍しており、その背景にはASAの柔軟性が広く活躍していると考えられますね。
ステーブルコインとは、法定通貨の価格に連動したコインのことです。有名どころのステーブルコインでは、USDT(テザー)やUSDC(USDコイン)がASAの代表的なコインとしてAlgorand上で採用されています。
未来の金融「FutureFi」を目指している
Algorandが目指す未来の金融「FutureFi」とは、現在と未来に広がるさまざまな金融サービスを融合させることです。
ブロックチェーン技術により、管理者不在ですべての金融サービスの取引が円滑に進み、ユーザーが参入する壁を取り払い、国や個人の金融格差をなくすことで、世界中の誰もが自由に参加できる金融の未来です。
従来必要だった銀行の書類や審査、保証人、実際に足を運ぶ時間、市場に参加できない個人やコミュニティなどの隔たりをなくします。
- 従来型(管理者がいる集権型)金融
- 分散型金融
- ステーブルコイン
- NFT
- トークン
- 証券
- 中央銀行デジタル通貨(CBDC)
上記の中央銀行デジタル通貨(CBDC)とは、日本でいう日銀のような国家の銀行が発行するお金で、それをデジタルに置き換えられた通貨です。
近年の電子決済サービスの主流化や、コロナウイルスによる給付金の配布遅れなどで、中央銀行デジタル通貨は特に中国で関心が高まっています。
日本ではあまり意欲的ではないですが、世界的に見て中央デジタル通貨の導入を検討する未来は見えており、AlgorandはすでにFutureFiに取り込んでいるのです。
例えば、以下のように国家の通貨をAlgorand上で開発する国があります。
- エルサルバトル…ビットコインの法定通貨決定後、2021年9月にビットコイン法が施行され、それを導入するブロックチェーンにAlgorandを採用
- マーシャル諸島共和国…ブロックチェーンベースの「SOV(ソブリン)」が法定通貨となり、Algorandブロックチェーンが採用
これほど各国がAlgorandに注目するのは、主要チェーンのほかに「Co-Chains(コ・チェーン)」が用意されていることが大きいです。
コ・チェーンは、Algorand主要チェーンの機能を引き継いだもう一つの非オープン型のプライベートチェーンのことで、完全に独立しているため、外部から保護されセキュリティが保たれます。
つまり、中央銀行デジタル資産の運用には、許可が必要なコ・チェーンを使うことで安全に守られ、かつ相互運用性もあり通貨の移動がスムーズです。
このように、Algorandのパブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンを併用することで将来的にさまざまな金融が融合したFutureFiの実現に進んでいくのです。
少量のALGO保有でガバナンスに参加できる
Algorandは、ALGOを保有するすべてのユーザーが参加できる分散型ガバナンスを2021年10月から開始します。
ガバナンスとは、コミュニティの経営方針や運用について管理する仕組みのことです。
従来まではAlgorand財団が考え決定していた事項を、ALGOを保有するすべてのユーザーとコミュニティ全体で提案や投票、決定できるようにします。
しかも、ALGOの保有量に関係なく参加できるので、1ALGOだけでも構いません。
ガバナンス期間中にALGOを保有する「ガバナー」は、参加・支援・投票することで報酬が与えられる仕組みです。
ユーザー全員でAlgorandを成長させていき、さらにALGOの普及にも努める意気込みが感じられますね。
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Algorand(アルゴ)の現在価格とこれまでの価格推移
Algorandのメインネットは2019年6月に立ち上がりました。
最初の1年半ほどは大きな価格変動はなかったものの、2021年に入ると一気に価格が伸びてきています。
現在価格とこれまでの価格を見比べてみましょう。
現在価格
上のチャートは、2021年8月~2024年5月までのALGO/USDの価格チャートです。
2021年9月に入り一気に急上昇したことが分かります。
同年9月8日だけで34%も上昇し、その後13日には2.5ドルに到達し最高値となりました。
この時期、ビットコインなど他のほとんどの通貨は下落していたにもかかわらず、Algorandが上昇したのは際立っています。
この上昇の理由は以下2点だと考えられます。
- 8月31日、ビットコインを法定通貨としたエルサルバトルが、政府のブロックチェーンインフラをAlgorandで開発すると発表
- 9月初め、10月1日から始まるALGO保有者によるガバナンス分散化と報酬獲得モデルを公開
上記のことから、Algorandを保有するコミュニティメンバーだけでなく、興味があった一般ユーザーも関心を向けました。
2022年は、仮想通貨市場全体での下落によってALGO価格も大きく落ち込んでいる状況と言えるでしょう。
2022年11月はFTXの破綻騒動で仮想通貨市場全体が連動し、さらに価格が落ち込んでいます。
しかし、あらゆる方向からAlgorandの安全性、分散性、利便性など、すべての機能面で注目を浴びていることは一目瞭然です。
過去の価格推移
こちらは、2019年にAlgorandのメインネットが立ち上がってからのチャートです。
2021年に入るまで、1ドルを超えることはなく下げ止まりとなっていました。
DeFiプロジェクトの初登場も2021年6月だったこともあり、それまで一般ユーザーからの注目がやや少なかったともいえます。
しかし、アルゴランド・ジャパンはこの時期からすでに発足されており、業界人や開発者の中ではAlgorandはかなり前から関心を得ていました。
2021年に入り、さまざまな発表でAlgorandに期待するプロジェクトやユーザーが増えてきたことが分かりますね。
送金用の取引所は、人気の高いコインチェックが使いやすいので、ぜひこの機会にコインチェック公式サイトをチェックしてみてください。
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Algorand(アルゴ)の今後の予想・見通し
Algorandチェーンに関して、今後どのように活用されていくのかも注目です。
ここでは、Algorandの今後の見通しを予想して解説するので、ぜひ参考にしてください。
国家のインフラにAlgorandの活用が期待される
Algorandのもう一つのチェーンであるコ・チェーンにより、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の取扱いが各国の国や政府にも注目されています。
すでに国や企業ベースの活動では以下のようにAlgorandを活用しています。
- エルサルバトルのBTC法定通貨に対するブロックチェーンインフラのAlgorand採用
- マーシャル諸島共和国のSOV(ソブリン)でAlgorandチェーン採用
- コロンビアでコロナワクチン接種を追跡するパスポート技術開発にAlgorand採用
- ボストンの企業Bleumiのデジタル決済システム構築にAlgorand採用
このように、国家や地域、企業がAlgorandのPPoSアルゴリズムを搭載したブロックチェーン技術に感銘を受け、さまざまな金融アプリとして導入され始めています。
また、BleumiのCEOであるTohmas Arul氏はAlgorandについて「わずかなコストで前例のないパフォーマンスとスピードを提供しており、日常の決済には不可欠」と公式のインタビューで発言しています。
このことより、今後さらにAlgorandが企業や政府、国家レベルのブロックチェーンインフラとして活躍していくと予想されるでしょう。
AlgorandエコシステムでDeFiプロジェクトの急成長
Algorandは2021年9月10日、DeFiプロジェクトをサポートするための投資と、助成金プログラムを設立したと発表しました。
投資資金はなんと3億ドルで、Algorandで展開するDeFiエコシステムの成長を促進するために利用されます。
さらに2つの助成金プログラムが立ち上がり、各500万ドルのサポートをする予定です。
助成金プログラムは、イーサリアムからブリッジするアプリケーションと、オラクルの2つが対象です。
ブリッジとは…ネットワークの橋渡しをするサービス
オラクルとは…オフチェーン(外部データ)をスマートコントラクトに追加するサービス
やはりイーサリアムからの橋渡しに注力して、プロジェクトやユーザーの流れを掴もうとしているのが分かりますね。
そして、Algorandのエコシステムには数百の組織が参加しているので、この投資計画によりさらにDeFi市場が加速すると考えられます。
つまり、Algorandチェーンのプロジェクトが活発化し、世界中の開発者や利用者が増えることで今後急成長していくと予想されます。
オープンソースによる開発の発展と利用者数の増加
Algorandはブロックチェーン開発者も強力支援しています。
アプリケーション、ユーティリティ、監視や実装など多くの分野でオープンソースとなり、開発者がAlgorand上で開発・構築することを簡単にします。
開発者が利用しやすいプログラム(Javaなど)をサポートしており、世界中のシステムエンジニアがAlgorandに参加しやすい環境を整えているのです。
DeFiなどのさまざまなアプリケーションがAlgorand上で立ち上がることで、さらに利用者が増えて市場経済が促進していくと考えられます。
アルゴランドを入手するなら、国内最大級の仮想通貨取引所であるコインチェックにてビットコインやイーサリアムを取引しておくとスムーズです。
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Algorand(アルゴ)の購入方法
Algorandの発行トークン「ALGO」は、国内取引所バイナンスジャパンに上場されました。
しかし、国内取引所ではALGOのようなアルトコインは取り扱っていないものも多いので、海外取引所から入手するのが一般的です。
ここでは、海外取引所経由でアカウント作成からALGO入手までを解説するので参考にしてくださいね。
国内取引所でアカウント作成をする
まずは国内取引所のアカウント作成が必要です。
日本人向けで使いやすいコインチェックが最適です。
公式サイトの「口座開設はこちら」から進んで、メールアドレスやパスワードを入力すれば、登録は5分で完了します。
通貨を購入するには、本人確認と日本円の入金が必要なので済ませておきましょう。
コインチェックなら、コンビニや銀行振込で日本円を入金できます。
BTCを入手する
コインチェックに入金した日本円を使ってBTCを準備します。
「販売所」からBTCを選択して、残高に合わせて入手しましょう。
BTCを海外取引所へ送金する
ALGOが上場している海外取引所にアカウント作成をしましょう。
そこで、BTCの入金用アドレスを取得し、コインチェックの送金画面にアドレスを貼り付けてBTCを送金します。
アドレス間違いに注意してくださいね。
送金したBTCでALGOを入手する
届いたBTCを使って、海外取引所のマーケットでALGOを入手します。
ALGO/BTCで取引すれば入手できます。
これでALGOを購入することができました。
コインチェックでの口座を保有しておけば、すぐに入金してALGOやさまざまな通貨を入手できます。
初心者でも感覚で操作できる見た目と、販売所・取引所の使い勝手が良いコインチェックをぜひチェックしてください。
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Algorand(アルゴ)の今後の予想・見通しまとめ
Algorandの特徴や今後の予想、ALGOの入手方法などを解説しました。
とにかくAlgorandは最先端で、開発力や財源も多く、信頼して利用できるブロックチェーンプロジェクトです。
最後にもう一度Algorandについて振り返りましょう。
- PPoSで従来の問題を解決し、未来の金融FutureFiへと進む特大プロジェクト
- ALGO保有でガバナンスに参加してさらに報酬ももらえる
- 2021年9月に最高値更新し、今後さらに成長が期待できる
- 世界中の企業や国家が認めるセキュリティや信頼性の高さを誇る
- ALGOを保有するためにはコインチェックの利用が最適
ALGOは、イーサリアムを制圧する第二のSolana(SOL)になるともいわれています。
コンセンサスアルゴリズム「PPoS」、相互運用できる「ASA」、未来の金融「FutureFi」とさまざまな特徴があり、その実力はすでに世界的に知られていますね。
ガバナンスがコミュニティに移行したことで、よりユーザー意向が反映したプロジェクトが誕生すると思われます。
また、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の運用性や、国レベルの事業でAlgorandの活用が期待され、増えていくことも想像できます。
今後著しく成長すると思われる期待のAlgorandのネイティブトークンであるALGOに興味がある方は、まずコインチェック公式サイトをチェックしてみてください。
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