フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテスト優勝チームのビジネスプラン発表!
株式会社フィスコが主催している「フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテスト」の優勝チームのビジネスプランが発表されました。
優勝したチームには「3,000万円相当のフィスココイン(FSCC)」が贈呈される大規模なコンテストで、フィスココイン(FSCC)の発展を目的として掲げています。
この記事では、フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストの概要から、優勝チームのビジネスプランについてご紹介していきます。
- フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストはFSCCの発展を目的としたもの
- 優勝チームは「チューリンガム株式会社」
- 優勝ビジネスプランは「FISCO NFT Marketplace」
- フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストはまだ継続募集中!
フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストとは?
フィスココイン(FSCC)とは、株式会社フィスコが2016年に初めて発行したトークンで、FSCC経済圏の形成・拡大を目標としています。
既に経済圏拡大の一環として、フィスココイン(FSCC)を決済通貨として利用している企業もあります。
- 株式会社フィスコ
- 株式会社ネクスグループ
- 株式会社CAICA
- 株式会社イーフロンティア
- イー・旅ネット・ドット・コム株式会社
- 株式会社KICHIRI
(参考:FSCC公式HP)
そんな中、フィスココイン(FSCC)経済圏の拡張や価値・知名度の向上を目的として、FSCCスタートアップコンテストが2021年に開催され、FSCCを活用して、社会のプラットフォームインフラとなり得るサービスやシステムを全世界から募集していました。
フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストの優勝チーム発表
1月から募集を開始していたフィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストですが、5月6日に優勝チームが発表され、ブロックチェーン・秘匿演算技術の開発・研究を行っているチューリンガム株式会社が見事優勝に輝きました。
Turingumはクリプトやブロックチェーンに対して長年研究や開発を通じて貢献してきた技術者集団です。私たちはブロックチェーンと秘匿演算テクノロジーにフルコミットし、新たな価値を創造します。
TURINGUM
優勝チームであるチューリンガム株式会社には3,000万円相当のFSCCが、該当するシステムの納品後に送金される事になります。
次に、優勝チームのビジネスプランの概要について公式発表されている範囲で解説していきます。
優勝ビジネスプランの概要
フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストで優勝したビジネスプランは「FISCO NFT Marketplaceの開発」です。
「FISCO NFT Marketplace」について要点をまとめました。
- FISCO NFT Marketplaceは日本の文化をNFT化するプロジェクト
- NFTをユーザー間で取引出来るプラットフォームであるFISCO NFT Marketplaceの開発
- プラットフォームにおける決済にFSCCを利用することができる
- 付属する機能の開発
- NFT市場へのマーケティング
- 連携サービスの開発
「FISCO NFT Marketplace」とは
フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストにて、優勝したビジネスプランをまとめると「日本の文化をNFT化し、売買するプラットフォームの開発」となります。
NFTとは、非代替性トークンとも呼ばれ、「偽造が出来ない鑑定書」と「所有しているという証明書」を持ち合わせたデジタルデータを指します。
一般的なデジタルデータは改ざん・偽造が容易ですが、NFTではそのような事が出来ません。
この事から、NFTを用いるとデジタルデータに「美術品」のような価値を付与出来るようになります。
今回のプランにおけるNFT化の対象には以下のようなものが挙げられています。
- 日本のアート
- 日本のサブカルチャー
- 日本のIP(知的財産)
日本が持つ様々な文化を「NFT化」し、そのNFTをユーザー間で取引出来るようにするプラットフォームが「FISCO NFT Marketplace」だと言えるでしょう。
FISCO NFT Marketplaceは、以下のような機能を持ったプラットフォームとなる予定です。
- ユーザー間での売買
- 決済手段としてのFSCCの利用
- FSCCを利用した際の売買手数料の優遇
- ユーザーからの投げ銭機能
- 投げ銭におけるFSCCの選択肢
NFTを取引出来る機能が実装されるのはもちろんですが、フィスココイン(FSCC)を用いれば手数料が優遇されるといった機能も実装予定です。
ユーザー目線から見ると、FSCCを利用した方がお得になります。
このような利用する上でのインセンティブを付与する事で、FSCCの経済圏拡大に繋がると考えられます。
日本の文化をNFTで海外に
FISCO NFT Marketplaceには「日本の文化をNFT化して海外に送り込む」という目標があります。
その一環として、NFT化した日本の文化を海外のNFT市場にアピールしていきます。
そのために、海外のNFT市場にリーチするマーケティングを、チューリンガム株式会社や関連企業がサポートする事になっています。
これからの動向
上記のFISCO NFT Marketplaceの開発に加えて、NFT関連の連携サービスも開発していく予定となっています。
また、FISCO NFT Marketplaceの一連の開発が終了し、完成した場合は上記のフィスココイン(FSCC)の関連サービスを運営する「FDAP」への譲渡が予定されています。
つまり、既にFDAPが運営もしくは保有している「株主総会議決権行使アプリケーション」や「株主優待アプリケーション」、「レンディングアプリケーション」に、新たなアプリーケーションとしてFISCO NFT Marketplaceが加わっていく事になります。
フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストのプラン継続募集
優勝チームは決定したものの、フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストにおけるビジネスプランは継続募集しています。
気になる方はこれからご紹介する応募の概要をチェックしてみてください。
コンテスト目的
フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストの目的には以下のようなものが挙げられます。
- FSCC経済圏の拡張
- FSCCの価値向上
- FSCCのグローバルな知名度向上
社会のインフラとなるようなプラットフォームになり得るサービス・システムを募集しており、FSCCの発展を目的としています。
募集方法
フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストの募集条件は、以下の通りです。
- ホワイトペーパーでの提出
- FSCCを利用したキャッシュフローを創出するスマートコントラクト
- または、FSCCの価値向上に資するスマートコントラクト
- ホワイトペーパーの内容について、システム構築出来るスキルやリソース保有
- グッドアイデア賞を希望の方はシステム開発出来るリソースが無くても参加可能
- サービスやシステムが利用される国の法令を遵守していること
基本的には、フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストに応募した内容を開発出来る必要があります。
但し、グッドアイデア賞についてはシステム構築・開発といったリソースをお持ちではない方でも、参加可能です。
選考ポイント
フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストの選考ポイントには以下のようなものが挙げられます。
- 新規性の重視
- 居住地域、国特有の文化や風習に即したサービス
- クロスボーダー取引やグローバルなビジネスのボトルネック解消するもの
- 既存のDApps、DeFiサービスを補完するもの
- 既存金融システムの代替サービスとなるもの
- 自社のサービスをお持ちの場合には、当該自社サービスにFSCCを連携するもの
- FSCC経済圏の構築に役立ち、使い始めるとFSCCが継続利用されるもの
- FSCCの利用者増に繋がるインセンティブが内包されていること
フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストの選考ポイントは、多岐に渡っていますが、優勝ビジネスプランである「FISCO NFT Marketplace」は、上記の選考ポイントに複数合致している事が分かります。
さらに、フィスコはフィスココイン(FSCC)に対して、以下のような展開を志向していると発表しています。
- FSCCが決済手段として利用される
- FSCCを一定期間ロックアップしリワードを得る仕組み
- 既に発表しているアプリの深化
上記の選考ポイントやフィスコが目指しているようなアイデアがある方は、以下のように賞も用意されていますのでぜひご参加ください。
各賞の内容
フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストの各賞の内容は、以下のようになっています。
- 優勝 FSCCを3,000万円相当
- 準優勝 FSCCを1,000万円相当
- グッドアイデア賞(1名) FSCCを100万円相当
- 特別賞(1名) FSCCを10万円相当
既に優勝に関しては決定しているため、現時点での応募で該当するのは「準優勝」「グッドアイデア賞」「特別賞」です。
システム開発に伴うリソースが必要なくとも参加できる「グッドアイデア賞」に関しても、100万円相当のフィスココイン(FSCC)が贈呈されます。
また、応募内容が優秀な場合はフィスココイン(FSCC)の増額や、優秀な応募が多い場合は賞の枠自体を増やす可能性もあるそうです。
フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテストの詳しい参加方法に関しては「フィスココイン(FSCC)スタートアップコンテスト世界同時募集」をご確認ください。