仮想通貨リスク(LSK/Lisk)とは?特徴と今後の予想/見通しについて解説
リスク(Lisk)は、2016年に生まれた比較的新しい仮想通貨のひとつです。
2016年に上場して取引されており、その将来性に期待されていた仮想通貨です。
この記事ではそのリスクの特徴や、今後の値動きの見通しを解説します。
- リスクは「分散型アプリケーション」構築のためのブロックチェーンおよび仮想通貨
- 2024年7月現在、価格は150円程度
- リスクは一部の取引所でステーキングサービスの対象となっている
- リスクの将来性に期待して先行投資するなら、コインチェックでの入手が最適
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リスクとは?
通貨名 | リスク(Lisk) |
通貨コード・単位 | LSK |
ブロックチェーン | リスク(Lisk) |
現在の価格(2024年7月時点) | ¥154.54 |
時価総額(2024年7月時点) | ¥22,013,681,925 |
時価総額ランキング(2024年7月時点) | 279位 |
公式サイト | Lisk公式サイト |
購入可能な取引所 | コインチェックなど |
リスク(Lisk)とは、Max Kordek 氏と Oliver Beddows 氏が開発した「分散型アプリケーション」構築のためのブロックチェーンプラットフォームおよび仮想通貨のことです。
ブロックチェーンの名称が「リスク」、そのブロックチェーン上で使われる仮想通貨の名前も同じく「リスク」と呼びます。
分散型アプリケーションとは、参加者全員にデータを分散管理させることで、銀行のような中央管理者がいなくても管理・取引ができるアプリケーションのことです。
分散管理で中央管理者がいないということは、
- 一部でトラブルが起きても、システムが稼働し続けられる
- データ改ざんのリスクが小さい
といったメリットがあります。
リスクは2016年5月に最初のブロックがつくられました。
ちなみにビットコインが生まれたのが2009年なので、そこから7年後に開発されたことになります。
なお日本では2024年7月現在、Coincheck、GMOコイン、bitFlyerこの3つの取引所で取り扱われています。
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リスクの特徴
リスクは様々な優れた特徴を持つブロックチェーン・仮想通貨ですが、今回はその中でも特に注目すべき4つの特徴をご紹介します。
- リスクは未完成なブロックチェーン
- プログラミング言語にJavascriptを採用
- 発行枚数の上限がない
- 一部の取引所でステーキングサービスの対象となっている
リスクは未完成なブロックチェーン
リスクは2016年に上場して現在にいたるまで、未だ開発・アップデートが進められている未完成なブロックチェーンです。
例えば、性能の目標として「サイドチェーンの採用」「スマートコントラクトの採用」をかかげていますが、現在はそれをつくる土壌が整ったところで、まだいずれも実装までにはいたっていません。
サイドチェーンとはブロックチェーンの一種で、メインチェーンに接続して機能を拡張させることができます。
そもそもブロックチェーン(メインチェーン)は、いくつかの情報をまとめたブロックを鎖(チェーン)のようにつなげた形状をしているのですが、一本道で枝分かれしていません。
そこにサイドチェーンをつなげることで、処理能力の向上や機能拡張をはかります。
また、サイドチェーンに何らかのトラブルが起こったとしても、メインチェーン側への影響を抑えられるというセキュリティ面のメリットもあります。
スマートコントラクトとは、契約条件の締結や履行が事前に設定したプログラムによって自動で実行される仕組みのことです。
従来の契約では、売り手と買い手の間に第三者による仲介が必要でした。
しかしスマートコントラクトなら、条件さえ整えばあとはプログラムが実行してくれるので、仲介者が不要になります。
それによって取引手数料や時間を削減でき、ブロックチェーンと組み合わせることで改ざん防止・取引の透明性の確保も可能です。
プログラミング言語にJavaScriptを採用
プログラミングの経験がない方でも「JavaScript」という単語は見たことがあるのではないでしょうか。
JavaScriptはプログラミング言語のひとつで、普通に町の本屋で学習書が置いてあるほど、メジャーなプログラミング言語です。
仮想通貨は独自のプログラミング言語を使っているものが多い中、リスクではそのJavaScriptを採用しています。
メジャーな言語を使うことによって、多くのプログラマーが開発に参加できる仕組みになっています。
発行枚数の上限がない
例えばビットコインの場合は、発行上限枚数が2100万枚と決まっています。
それに対して、リスクは発行上限枚数が決まっていません。
2020年9月での発行枚数は約1億2600万枚でしたが、現在も新規発行がなされています。
ただ想像に難くないと思いますが、枚数を増やし過ぎるとインフレをおこして1枚あたりの価値を下げることにつながります。
開発された2016年以降、徐々にリスク発行時の「生成報酬」を減らすことで発行メリットを小さくしてきていますが、無限に発行させるわけにはいかないでしょうから、さらに枚数を増やしたときにどのような対応をするのか要注目です。
承認システムにDelegated Proof of Stake を採用
仮想通貨リスクは、承認システムとして Delegated Proof of Stake (DPoS)を採用しています。
DPoSは、取引承認を行う101人の承認者をリスク保有者による投票で選出するシステムです。
投票権はリスク保有量の割合によって付与され、投票権を得たものが順番に承認を行います。
その後承認者に対して報酬が分配される仕組みです。
ビットコインのようなマイニングは必要なく、リスクを所有しているだけで報酬が得られるのです。
一部の取引所でステーキングサービスの対象となっている
ステーキングとは、ステーキング対象の仮想通貨を保有してブロックチェーンのネットワークに参加することで、その対価として報酬が発生する仕組みのことです。
これまで仮想通貨取引で利益を得る方法は、「安く買って高く売る」といった売却益(キャピタルゲイン)がメインでした。
しかし、ステーキングの場合、仮想通貨を保有し続けることで利益を得られます。
イメージでいえば、銀行の預金金利に近いです。
つまり、売却益(キャピタルゲイン)だけでなく、利子・配当益(インカムゲイン)でも利益を得られるのです。
2020年1月からコインチェックがリスクを対象にステーキングサービスを開始、2021年2月にはビットフライヤーもサービスを開始しています。
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また、リスク自体は扱っていませんが、草コインを幅広く取引したい方はGMOコインが最適です。
詳しくは、GMOコインの公式サイトをチェックしてみてください。
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リスクのこれまでの価格変動
リスクのこれまでの主な価格変動・変動要因は次の3つです。
- 2016.5 主要取引所で取引開始
- 2018.2 リブランディングを実施
- 2020.1 コインチェックがステーキングサービスを開始
主要取引所で取引開始(2016年5月)
リスクは2016年5月に主要な取引所で取引が開始されました。
上場直後は注目を集めて1LSKあたり400円台をマークしましたが、すぐに50円以下まで下落。
2017年中頃までは、あまり値動きがありませんでした。
リブランディングを実施(2018年2月)
ビットコインをはじめとした仮想通貨は2017年中頃から注目が集まり、強く高騰しています。
メディアでも話題になっていましたが、いわゆる「仮想通貨バブル」ですね。
リスクも当時、ご多分に漏れず高騰しています。
また2018年2月のリブランディング時には、3,300円台をつけています。
リブランディングとは、対象の名前やロゴ、ウェブサイトのデザインなどを刷新ことです。
市場にポジティブな判断材料としてとらえられる場合が多いです。
しかし「仮想通貨バブル」の崩壊が起きたことで、2018年12月末の終値は約160円と、わずか1年足らずでその価格は20分の1以下になってしまいました。
そしてその後しばらくは、再び動きが低迷しました。
コインチェックがステーキングサービスを開始(2020年1月)
2020年1月に日本の仮想通貨取引所であるコインチェックが、リスクを対象にステーキングサービスを開始しました。
それが好材料ととらえられて一時180%増となりましたが、こちらも長期的な上昇要因とはならず、すぐに再び価格を落としています。
リスクの現在の価格評価
リスクは2021年2月に入ってから急騰したものの、価格は落ち着いています。
まずはくわしくチャートで確認していきましょう。
2024年7月現在のチャート
リスクは21年2月あたりから価格上昇が始まり、一時的に1,000円を超える価格をつけたこともありました。
その後、価格は大きな下落を見せ、一時期200円程度になりました。
8月~12月にかけては緩やかに「200円台〜500円台」まで上昇しています。
2022年は仮想通貨市場全体での下落に連動していました。
2024年7月現在はビットコインの現物ETF承認から上昇傾向ですが、高値の更新とはならず直近高値で反発しています。
リスクの高騰要因
先程解説した通り、リスクは2021年2月に入ってから価格が急騰しています。
その要因は次の2つだと思われます。
- ビットフライヤーがステーキングサービス開始を発表
- 仮想通貨全体の投資熱増大
ビットフライヤーがステーキングサービス開始を発表
2021年2月9日、ビットフライヤーはリスクを対象としたステーキングサービス開始を発表し、それが好材料と市場にとらえられて急騰しました。
1年前の2020年1月にコインチェックがステーキングサービス開始したときも高騰しているので、ほぼ同じ構図です。
仮想通貨全体の投資熱増大
2020年10月以降、ビットコインを筆頭に主要な仮想通貨が軒並み高騰していました。
なお仮想通貨全体の高騰の要因については、ビットコインの見通しの記事をご参照ください。
現在も仮想通貨市場全体の連動により上昇を見せています。
高騰を知って後から参入しようとした投資家は、投資対象を選ぼうにも今から購入するのを躊躇われるような状況です。
そんな状況の中、ビットフライヤ―からの発表をトリガーとして、これまでまったく注目されていなかったリスクにも多くの投資家から白羽の矢が立ったものと思われます。
DMM Bitcoinでは、豊富な通貨のレバレッジ取引ができるので、仮想通貨が下落した場合でも利益が上げられます。
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【2024年】リスクの今後の予想・見通し
リスクの今後についてですが、これは本当に予想が難しいです。
その理由は次の2つです。
- リスクは発展途上のブロックチェーン
- 現状、仮想通貨の中で確かな地位があるとはいえない
リスクは発展途上のブロックチェーン
特徴の部分でもお話した通り、リスクは未完成のブロックチェーンです。
ただし、開発の進捗は積極的に公開されており、過去には「Lisk.js」という開発者向けのイベントが開催されました。
リスクは、プラットフォーム的な性質を持つブロックチェーンであることから、開発者向けに情報が公開されているのは高評価できます。
また、投資家・開発者向けに開発進捗に関するロードマップも公開されており、
各宝石ごとに、開発に関するタスクが設定されています。
実際にロードマップを覗いてみると、順調に開発が進んでいることが確認できるでしょう。
ただし、逆に考えると「まだ完成している訳ではない」ということもでもあり、未完成な故に不安定な面も否めません。
そのため、リスクの現状は「積極的に情報開示を行っており、開発も進んでいるものの、未完成」という状況です。
開発速度が遅い懸念
リスクは未完成の仮想通貨であると紹介しましたが、開発の進捗は遅いです。
2024年7月現在では様々な高性能仮想通貨が開発されていますが、リスクはその波に乗り遅れている現状と言えるでしょう。
今後の将来性自体は期待されているものの、他の通貨に遅れをとっている事が懸念となります。
しかし、通貨そのものの需要拡大は見込めるので、開発が進めば大きな話題を生む可能性もあります。
仮想通貨内で確固たる地位があるとは言えない
記事執筆時点でのリスクの価格は「¥154.46」、時価総額ランキングは279位です。
この時価総額・規模感は、仮想通貨全体の立ち位置で考えると、確固たる地位があるとは言えません。
このような価格になっている背景としては、上記した通り、リスクがまだ未完成であるというが影響しているのでしょう。
他の仮想通貨の事例をチェックすると「完成・ローンチ」「開発状況が進む」「技術的な問題が解決される」といったニュースによって、価格が上昇するケースは少なくありません。
この点を考慮すると、リスクの開発が進み以下のような環境になれば、価格も自然に上昇していく可能性が高いでしょう。
- より開発が進んで、投資家を含む一般の人に対しても明確な優位性が見えてくる
- 分散型アプリケーション用プラットフォームとしての需要確保
- 企業連携などによる需要拡大が進む
しかし、このような目標を掲げて「結局完成しない」「価格が上昇しない」といった現象が多く見られるのが、仮想通貨です。
競合するイーサリアムが大きく需要を伸ばしていることも要因と言えます。
同じような目的で作られた通貨の価格が上昇すると、リスクの需要が減ることは間違いないです。
まだまだ不安定な点が多いため、リスクへ投資をしている方は開発進捗を細かにチェックしておくといった姿勢が必要になるでしょう。
リスク取引に最適な取引所
今からリスクを購入するなら、国内仮想通貨取引所のコインチェック公式サイトをチェックしてみてください。
先述のとおり、コインチェックではリスクのステーキングサービスをおこなっているので、一定数以上リスクを保有しておくだけでもインカムゲインを得ることができます。
また、コインチェックは取引画面がわかりやすく、初心者でも使いやすくなっています。
名称 | CoinCheck(コインチェック) |
公式サイト | CoinCheck(コインチェック)公式サイト |
取扱通貨数 | 30通貨 |
最低取引額 | 500円 |
提供サービス | 仮想通貨販売所 仮想通貨取引所 CoinCheckつみたて 貸仮想通貨サービス |
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リスクに関するQ&A
リスクに関して、特にステーキングに関するQ&Aを2つほどご紹介します。
- コインチェックでステーキング報酬を受け取れる対象者は?
-
コインチェックの「取引アカウント」で1日あたり平均10LSK以上保有している、また「貸仮想通貨アカウント」にて貸出中でないLSKを1日あたり平均10LSK以上保有している利用者が対象になっています。
保有が条件であり、それ以外に特段の申し込み手続きなどもありません。
ステーキング報酬を狙うなら、10LSK(2024年7月時点で約¥1,500)以上をまずは入手しましょう。
- コインチェックでのステーキング報酬額はどれくらい?
-
ステーキング報酬の額や割合は、固定ではありません。
対象者には原則として毎週水曜日に報酬が付与されますが、固定額ではなく、場合によっては対象となる条件を満たしていても報酬が発生しないこともあります。
まとめ
今回は仮想通貨のひとつであるリスクについて解説しました。
- リスクは「分散型アプリケーション」構築のためのブロックチェーンおよび仮想通貨
- JavaScriptを用いて、現在進行形で開発が進められていると見られる
- 将来性はあるが、具体的な完成時期などは不透明
- コインチェックはリスクを対象にステーキングサービスを実施している
- リスクの将来性に期待するなら、コインチェックでの取引が最適
リスクはサイドチェーンなどの優れた魅力を持つ仮想通貨ですが、未だ発展途上で、仮想通貨全体から見てもまだそれほど注目度は高くありません。
もう少しその将来に確実性が出てきてから投資しても決して遅くはないと思われますが、開発が活発におこなわれていることを根拠として、今の内から先行投資してみるのも悪い手ではありません。
リスクに興味が湧いた方はぜひ他の仮想通貨とも比較しながら、取引対象とするか検討してみてください。
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