高校生・未成年は株式投資できるの?始め方・注意点を徹底解説
「高校生でも株式投資はできるの?」「高校生でもできるなら、株式投資の始め方やおすすめの証券会社が知りたい」
株式投資に興味を持っている高校生の中には、上記のような悩みを抱えている方もいるでしょう。
そこで今回は、高校生でも株式投資ができるのかについて詳しく解説します。
また、高校生が株式投資をするために重要なことや始め方などについても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
株式投資は大人がするものではなく、高校生や未成年でも可能です。
むしろ現在では、株式投資を始める未成年者が増えてきているといわれています。
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高校生でも株式投資はできる?
結論からいうと、高校生でも株式投資を行うことはできます。
証券会社では原則的に未成年でも投資を行うために必要な口座を持つことができます。
年齢の下限は特に設定がないため、極端にいえば0歳からでも株式投資や投資信託の現物取引ができるのです。
ただし、多くの証券会社では親権者の同意書・住民票や戸籍謄本などの続柄が確認できる書類の提出、親権者も口座開設と入金することなどが条件が必要です。
また、取引は本支店に限り、インターネットは不可という証券会社も存在します。
成人(20歳以上)していればそういった制限や成約はなく、自由に投資を行うことができます。
しかし、金融機関によっては年齢に達していても貯蓄・定期的な収入がないという理由で口座開設の審査が通過できないケースもあるため注意が必要です。
これまでの説明で高校生でも株式投資ができることが分かってもどこの証券会社で口座開設すれば良いのは分からないという方もいるでしょう。
そうした方におすすめなのがSBI証券です。
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高校生が株式投資するために重要なこと
まずは、高校生が株式投資をするために重要なことについて紹介します。
- 株式投資を始める目的を決める
- 投資の三原則を守る
リスクを回避するためにも、ここでしっかりと理解を深めておきましょう。
株式投資を始める目的を決める
高校生が株式投資を始める場合、ただ漠然と投資してみてもあまり効果を期待できないでしょう。
まずは、株式投資を始める目的を明確にし、その目的・目標を目指して投資を進めることをおすすめします。
投資の三原則を守る
高校生が投資を始める際に注意して欲しいのが「少額・長期・積立」という投資の三原則を守って投資を行うことです。
この投資の三原則は高校生だけではなく、投資初心者が守るべきものです。
投資の三原則を徹底することで、リスクの分散になってより資産を守りながら安全に投資を行うことができます。
投資の三原則
- 少額:1回あたりの投資金額を少なくすることで、損失を最小限にする
- 長期:株式投資は時間で価格が変動するため長期投資することで時間のリスクを分散できる
- 積立:一括投資は避け、少額ずつを長期的にコツコツ投資する
例えば、高校生がお年玉で貯めた金額7万円を投資しようとした場合、国内株式100株を7万円で購入するのではなく、証券口座に7万円を入金した後、毎月7,000円円ずつを10回に分けるなどです。
このように、少額・長期・積立しながら、興味のある株式投資を運用してみると良いでしょう。
長期的にコツコツ投資する場合に気になるのはコスパではないでしょうか。
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高校生が株式投資をするメリット
高校生が株式投資をするメリットは以下の通りです。
- 金融知識が身につく
- 経済動向に関心が持てる
- 収入源ができる
金融知識が身につく
実際に株式投資を行うことで、将来の資産形成・資産運用に必要な金融知識を身につけることが可能です。
社会人になると仕事が忙しくてなかなか投資の勉強ができませんが、10代のうちに金融知識を身につけておくことで、就活や就職後に大きな武器となるでしょう。
また、早い段階から投資を始めることで、長期目線で投資を行うことができるようになります。
経済動向に関心が持てる
株だけに限ったことではありませんが、投資を行うと自然に世界経済・政治の動向を意識するようになります。
なぜなら、株価は経済指標・要人の発言によって大きく変動するからです。
株式投資を始めることで、経済ニュース・新聞をチェックする習慣が身につくでしょう。
収入源ができる
株式投資では値上がり益(キャピタルゲイン)・配当金(インカムゲイン)・株主優待などを駆使して収益を上げることができます。
もちろん、損をする可能性もありますが、事前にしっかり勉強してから臨むことでリスクを下げることが可能です。
自分のリスク許容度に応じた適切な投資を行うことで、リスクを抑えながら収入源を確保することができるでしょう。
株式投資初心者の方はどのように投資・運用していいのか迷いがちです。
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高校生が株式投資をするデメリット
高校生が株式投資をするデメリットは以下の通りです。
- 条件や書類を提出しないと口座開設できない
- 稼ぎすぎると税金がかかる
- 大きな損失を出す可能性がある
- 信用取引ができない
条件や書類を提出しないと口座開設できない
高校生が口座を開設する場合、以下の条件を満たして書類を提出しなければなりません。
条件
- 0〜19歳である
- 未婚である
- 親権者も同じ証券口座を持っている
- 未成年者本人・親権者がどちらも国内在住である
必要書類
- 親権者の署名・捺印のある同意書
- 親権者と本人の関係が分かる書類(住民票など)
- 未成年者本人の本人確認書類
- 未成年者本人のマイナンバー
このように、親権者の同意書や親権者と本人の関係が分かる書類など、成年口座では必要のない書類を用意・提出する必要があります。
つまり、高校生が証券口座を開設する場合、親御さんの強力が必要不可欠なのです。
上記で紹介した以外にも、証券口座によってルールが細かく決められているため、口座開設の前に利用規約をしっかり確認するようにしてください。
稼ぎすぎると税金がかかる
高校生を含んだ未成年者に限ったことではありませんが、家族の扶養に入っている人が株などで利益を上げると場合によっては扶養から外れてしまう可能性があります。
対策としては証券会社の口座を「特定口座(源泉徴収あり)」にすることです。
これは、源泉分離課税という制度を利用する口座で、税金関係をシンプルなものにしてくれます。
所得があった時点で税金分を自動的に天引きしてくれるため、源泉徴収された時点で課税が完了します。
つまり、いくら利益が残ろうと、それ以降の税金面での負担が発生しない仕組みになっているのです。
利益が少なくても税金分が天引きされてしまうというデメリットもありますが、高校生が株を始める場合は「特定口座(源泉徴収あり)」で始めた方が安全だといえるでしょう。
大きな損失を出す可能性がある
株式投資ではどうしても損失を出すリスクが付き物です。
高校生であまり株の事がよくわかっていない状態で投資すると、大きな損失を出してしまう可能性があります。
また、働いている社会人などに比べると高校生が損失分の補填や元本を用意するのは簡単ではありません。
高校生で株を始める場合は少額で低リスクの取引を心がけておきましょう。
信用取引ができない
どの証券会社でも未成年口座での信用取引はできないようになっています。
信用取引とは、現金や株式、投資信託を担保として証券会社に預けることにより、その担保合計金額の約3倍の購入資金や株式を借りてお取引が可能となる株式取引です。
引用:国内株式ー信用取引について|SBI証券
現物取引とは違って、下がると予想する場合は「売り」からはじめることもできるので、株価の下落局面でも利益を狙うことができます。
そのため、高校生で信用取引に興味がある場合は20歳になるまで待つ必要があります。
このように高校生では信用取引を行うことはできませんが、SBI証券ならネット証券の中でも取扱銘柄数が多いというメリットがあります。
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高校生の株式投資の始め方
高校生が株式投資を始める手順を紹介します。
- 基礎知識をつける
- 親権者の了承を得る
- 口座を開設する
基礎知識をつける
何も知識がない状態で株式投資を始めるのは危険な行為です。
株式投資では、以下のようなさまざまな要因で株価が変動します。
- 世界経済の指標(PMI・GDP成長率など)
- 政治動向
- 個別企業の業績づこう
- 個別企業のニュースリリース
- 機関投資家の売買
- TOBなど
「なんとかなる」など安易に株式投資に手を出すのではなく、まずはしっかりと知識をつけておくことが大切です。
また、高校生が株式投資を始めるためには親権者の許可が必要となりますが最初は反対されることが多いでしょう。
そこで、「これだけ株式投資について勉強した」「きちんとした知識があればリスクを抑えられる」ということを説明できれば株式投資を始められる確率が高まるはずです。
そのため、親に相談する前にまずは株式投資の基礎知識を身につけておくことをおすすめします。
親権者の了承を得る
高校生が株式投資を行うためには、親権者の許可が必要となるため親に相談して了承を得ましょう。
しかし、一般的に株式投資を始めようと思い立った高校生が親に相談してもほとんどの場合、断られてしまうでしょう。
頑張って食い下がっても「子供には早い」「自分で稼げるようになってから」などと言われることが多いです。
ほとんどの親が以下のような理由で高校生が株式投資を始めるのを反対します。
- 株式投資についての知識がない
- 株式投資で大きな損を出した経験がある
- 株はギャンブルと同じでリスクが大きいと考えている
株式投資は練習をすることで上達していくため、早いうちから経験を積んでおくべきといえます。
親が株式投資を反対するのは大損したときが怖いからです。
そのため、時間をかけて説得をしていきましょう。
口座を開設する
高校生が株式投資を始めるためには証券口座(未成年口座)を開設する必要があります。
なるべく親が立ち会って一緒に行うか親が代理で開設の手続きを行った方が安心です。
証券口座を開設する手順は、以下の通りです。
証券口座の開設方法
- どこで口座を開設するか比較検討する
- 口座開設ホームページから申し込む
- 本人確認書類・マイナンバーを提出
- 必要事項を入力してデータを送信する
- 郵便またはメールで完了の通知がきたら口座開設完了
口座開設する証券会社ですが、親がすでに証券口座を持っている場合は、同じ証券口座で口座開設を行うのが得策でしょう。
なぜなら、同じ仕組みで投資を行うため、教えてもらいやすいというメリットがあります。
その他には、売買に関する手数料が無料もしくは安い証券口座を探すのもおすすめです。
また、高校生が証券口座を開設する際の必要書類は、証券会社によって異なりますのでしっかりチェックしておきましょう。
現在、さまざまな証券会社があるため、どこで口座を開設しようか迷う方もにおすすめなのがSBI証券です。
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高校生が株式投資するのにおすすめの証券会社
ここからは高校生が実際に株式投資を行うのに適しているおすすめな証券会社を3つ紹介します。
- SBI証券
- 楽天証券
- PayPay証券
SBI証券
SBI証券は、国内株式個人取引シェアNo.1のネット証券会社です。
高校生がSBI証券で口座を開設するためには、親権者がSBI証券の口座を持っている必要がありますので、持っていない場合はまず親権者の口座開設が必要です。
親権者が口座を持っている場合は、以下の手順で未成年口座を開設することができます。
- 専用フォームから開設書類の請求
- 未成年者と親権者2人の本人確認書類の準備
- SBI証券から口座開設申込書が届く
- 書類に記入の上返送
- SBI証券から「口座開設手続完了のご案内」が届く
- サイトへログインして利用開始
ジュニアNISAと併せて開設する場合は税務署の確認に1〜2週間程度かかるため、注意してください。
また、必要な本人確認書類ですが、マイナンバー記載の住民票・親権者の運転免許証のコピー・未成年者の健康保険証のコピーが必要になりますので準備しておきましょう。
このとき、親権者が1人の場合や未成年者と親権者が同一世帯ではない場合、上記と用意する必要書類が変わりますので事前に確認しておきましょう。
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楽天証券
楽天証券のおすすめポイント
- 楽天ポイントを使って投資可能(ジュニアNISA不可)
- さまざまなプログラムでお得にポイントをゲットできる
- 未成年口座の開設申し込みがWebで完結できる
楽天証券は、2021年8月29日からWeb申込みができるようになり、約5日〜1週間程度で取引開始できるネット証券会社です。
楽天証券もSBI証券と同様、親権者が口座を開設していないと未成年口座を開設できません。
親権者が口座を持っている場合は、以下の手順で未成年口座を開設することができます。
- 専用フォームにアクセス
- 家族構成の選択
- 未成年者の情報を入力
- 親権者の同意
- 必要書類をアップロード
- ID・パスワードが届く
- サイトへログインして利用開始
楽天証券で未成年口座を開設する場合の必要書類は、親権者と同一世帯かどうかで異なります。
親権者と未成年者が同一世帯の場合、未成年者のマイナンバーと親権者と未成年者の続柄が載っている住民票が必要です。
一方、同一世帯ではない場合、未成年者のマイナンバー記載がある住民票と戸籍謄本または戸籍全部事項証明書、親権者の本人確認書類が必要となります。
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PayPay証券
PayPay証券のおすすめポイント
- 高校生の場合は親権者のPayPay証券口座が不要(0〜14歳の場合は必要)
- 1,000円から投資可能
- 投資を学べる漫画コンテンツが充実
PayPay証券は、2021年2月にOne Tap BUYから社名変更したスマホアプリで始めることができる証券会社です。
PayPay証券はSBI証券や楽天証券とは違い、15〜19歳の場合は親権者のPayPay証券口座が不要です。
そのため、高校生の場合は親権者が口座を開設していなくても以下の手順で未成年口座を開設することができます。
- スマホ証券「PayPay証券」のアプリをダウンロード
- 申込みフォームに必要情報を入力
- 本人確認書類をアップロード
- 未成年口座開設・取引に関する同意書を返送
- 証券口座へ投資資金を入金
同意書には、親権者と未成年者の続柄を証明する書類が必要になるため、住民票・戸籍謄本・戸籍抄本のいずれか1点を準備しておきましょう。
未成年口座を開設する歳、未成年者の本人確認書類としてアップロードした住民票の画像に親権者と未成年者の氏名・続柄が記載されていれば上記の書類は不要となります。
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高校生でも株式投資はできる?まとめ
今回は高校生でも株式投資はできるのかについて詳しく解説してきました。
高校生におすすめの証券会社を3つ紹介しましたが、中でもおすすめなのがSBI証券です。
よりお得に投資をしたいという高校生におすすめな証券会社なので、この機会にぜひSBI証券公式サイトをチェックしてみてください。
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