先物・オプション取引とは?違いやリスクについて初心者向けにわかりやすく解説

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InvestNavi(インヴェストナビ)編集部です。我々は、証券会社銀行省庁等の出身者や、FP証券外務員などの資格を持つ有識者を中心に、株式・為替・仮想通貨をはじめとした各分野に精通した金融の専門家によって結成されています。各自の専門知識をもとに、鮮明かつ初心者の方々から上級者の方々まで参考にすることができる信頼性の高い情報を提供します。

先物・オプション取引は大きな利益が得られる可能性があることから、興味を持っている投資家も多いことでしょう。

確かに、先物・オプション取引では大きな利益を得られる可能性がありますが、逆に大きな損失を被ってしまうリスクも同程度存在します。

実際に取引を始める前に、先物・オプション取引の概要や仕組み、メリットやリスクなどについてしっかりと理解しておくことが大切です。

先物。オプション取引を始めてみたいと考えている方は、是非本記事を参考にしてみてください。

この記事の概要
  • 先物取引は「売買契約」、オプション取引は「権利の取引」のことを指す
  • 先物・オプション取引は「差金決済が行われる」「証拠金が必要」「取引期限がある」
  • 少額でも大きなリターンを狙え、相場が下落局面でも利益が出る可能性がある
  • 元本や利益は保証されず、大きな損失が出る可能性もある

先物・オプション取引を始めてみたいという方には、国内株式個人取引シェアNo.1、「HYPER先物」など先物取引に最適なサービスを提供しているSBI証券が最適です。

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目次

先物・オプション取引とは

先物取引とオプション取引とは具体的にどのような取引のことを指すのか、まずはそれぞれの定義を確認しておきましょう。

また、両者の違いについても合わせて解説していきたいと思います。

先物取引とは

先物取引とは、ある商品(原資産)を、予め定められた期日に、取引の時点で決められた価格で売買することを約束する取引のことをいいます。

先物取引というと、大豆やトウモロコシといった原材料をイメージする方が多いと思いますが、投資においても価格が未定の将来の株を取引する「先物取引」があります。

オプション取引とは

オプション取引

ある特定の商品を、あらかじめ定められた期日までに、あらかじめ定められた価格で買うまたは売る権利をオプションといいます。

また、買う権利が「コールオプション」、売る権利が「プットオプション」と呼ばれます。

オプション取引とは、このコールオプションやプットオプションを売買する取引をいいます。

なお、オプションの買い手は、買う権利を得るために「権利料」を売り手に支払いますが、この権利料のことを「プレミアム」といいます。

先物取引とオプション取引の違い

先物取引とオプション取引は同じデリバティブ(金融派生商品)ですが、両者には決定的な違いがあります。

先物取引は、「将来の定められた期日に、あらかじめ定められた価格で『原資産』を売買することを約束する取引」ですが、それに対してオプション取引は、「あらかじめ定められた期日に、あらかじめ定められた価格で、原資産を『買うまたは売る権利』を売買する取引」です。

つまり簡単にいうと、先物取引が売買の契約であるのに対し、オプション取引は権利の取引だということです。

SBI証券なら、HYPER SBIなどのツールを使用して素早く注文することが可能になっています。

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先物・オプション取引の仕組み

先物取引とオプション取引を行う際には、その仕組みを理解しておくことが先決です。

両者の仕組みでは、「差金決済が行われる」「証拠金が必要」「取引期限がある」ことなどがポイントになります。

売りと買いの差額をやり取りする

先物取引とオプション取引の決済方法には、以下のふたつがあります。

反対売買による決済定められた取引最終日までに転売または買戻しによって決済する方法
最終決済による決済約束の決済期日に計算される清算価格を用いて決済する方法

どちらの決済方法でも、定められた先物価格と決済価格との差額のみを受渡しする「差金決済」が行われます。

つまり、利益が出ていれば益金を受け取ることができますが、損失が出れば損金を支払わなければならないということです。

証拠金を必要とする

先物取引やオプション取引では、確実に約束の履行を果たすために、当事者が一定の金額を「証拠金」として差入れる必要があり、このような取引を「証拠金取引」といいます(先物取引もオプション取引も証拠金取引のひとつです)。

差入れる証拠金の額は、一般的に取引する金額に比べて少額になることが多く、取引に必要な証拠金はSPAN®をもとに計算され、各証券会社はこの金額を基準とし、当事者に差入れてもらう証拠金を決めます。

SPAN®とは

シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が1988年に開発したリスクベースの証拠金計算方法及びシステム。

現在、世界の主要先物・オプション取引所・清算機関で採用されている。

取引できる期限がある

先物取引やオプション取引には、株などの現物取引などとは異なり取引に期限が設けられており、これを限月(げんげつ)といいます。

先物取引やオプション取引を行う際には、この限月を選んで取引します。

取引期限があるため、株などのように「値下がりしたから上がるまでもう少し待とう」などと考え、いつまでも塩漬けにはしておけないのです。

先物・オプション取引の魅力

先物・オプション取引の仕組みがわかったところで、次は取引の魅力について解説していきます。

先物・オプション取引には、主に以下の4つの魅力的な特徴があります。

  1. 銘柄選びが簡単
  2. 少ない資金で大きなリターンを狙える
  3. 下落局面でも利益を狙うことができる
  4. 夜間でも取引を行うことができる

ではそれぞれの特徴について見ていきましょう。

銘柄選びが簡単

先物・オプション取引の代表的な商品として、「日経平均株価」や「TOPIX」といった株価指数を対象とした「日経225先物」や「TOPIX先物」が挙げられます。

先物・オプション取引では、株価指数を投資対象とするため、株式のように個別銘柄を選択したり分析したりする必要がなく、銘柄選びが簡単という特徴があります。

少ない資金で大きなリターンを狙える

現物株取引の場合、たとえば10万円の株式を購入する場合は10万円が必要になります。

一方、先物・オプション取引では、証拠金を証券会社に担保として差し入れることで、証拠金の何十倍にも相当する金額で取引することができます(「レバレッジ取引」といいます)。

下落局面でも利益を狙うことができる

先物・オプション取引では、相場が下落局面にあっても利益を狙えるという魅力もあります。

対象となる商品の相場が上がると予想した場合は「買い」から入り、実際に相場が上昇すれば転売することで利益を得ることができます。

逆に、下落すると予想した場合は「売り」から入り、実際に下がったところで買戻しをすることで利益を得ることができるのです。

夜間でも取引を行うことができる

株の取引時間は、9時~11時30分と12時30分~15時の5時間のみですが、先物取引の取引時間は、8時45分~15時10分(日中立会)と、16時30分~翌5時30分(夜間取引)といったように、長時間の取引ができるという特徴があります。

夜間取引なら、米国株式市場などの値動きをリアルタイムで見ながら取引することもできます。

夜間取引について詳しく解説した記事もありますので、興味がある方は是非チェックしてみてください。

先物・オプション取引を始めてみたいという方には、手数料がとても安く、国内株式個人取引シェアNo.1SBI証券がおすすめです。

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先物取引のリスク

先物取引には魅力的な特徴がある一方で、注意すべきリスクも存在します。

ここでは、主な3つのリスクについて解説していきたいと思います。

元本・利益が保証されていない

先物取引は、投資資金に対する元本保証はされておらず、また、利益が確証されているものでもありません

そのため、相場が予想と反した動きになったときには、元本を超える損失が発生することもあります。

損失が膨らむ可能性がある

先物取引は、少ない証拠金で大きな利益を狙えるメリットがありますが、反対に大きな損失が出るリスクがあります。

また、最初に差し入れた証拠金では足りなくなり、追加の証拠金を預けなければ取引が継続できなくなることもあります。

なお、証拠金を追加しても更に損失が膨らんでしまい、証拠金が戻らなくなる、より大きな損失になるといった可能性もあるので、十分に理解したうえで取引することが大切です。

期待していた値段で取引ができない場合がある

先物取引の価格は、需給により決定されるため、相場が大きく変動した場合は注文が少なくなり、期待していた値段で取引ができなくなる可能性もあります。

これらのリスクをしっかりと踏まえた上で、先物取引に臨むことが大切です。

オプション取引のリスク

続いて、オプション取引のリスクについても解説していきます。

元本・利益が保証されていない

オプション取引で、先物取引と同様に元本も利益も保証されているわけではないため、元本をはるかに超える損失が発生する可能性があります。

プレミアム全額が損失となってしまう場合がある(買い手)

オプション取引の買い手側のデメリットとして、選択した価格によっては、満期日にプレミアム価値がゼロになる可能性があるということが挙げられます。

その場合は、支払ったプレミアムは全額損失となってしまいます。

損失が膨らむ可能性がある(売り手)

売り手は、買い手に権利行使されると断ることができないため、全て自分で負担しなければならず、損失は理論上無限大になります。

売り手側のメリットは当初に受け取れるプレミアム料のみで、市場が不利に動くと大きな損失を被る危険性があります。

期待していた値段で取引ができない場合がある

これは、主に買い手側のデメリットですが、先物取引と同様に、取引に期限が設けられているため、期限内に予測した値動きにならなければ損失になる可能性があります。

先物・オプション取引におすすめの証券会社

先物・オプション取引を始めるにあたって証券会社を選ぶ必要がありますが、さまざまな証券会社があるためどこにすればいいのか迷ってしまう方もいるでしょう。

そこで、当サイトおすすめの証券会社を3つ厳選してご紹介しますので、選ぶ際の参考にしてください。

SBI証券

SBI証券
名称SBI証券
取り扱い銘柄数3,600銘柄以上
最低取引額100円
取引手数料0円(1日の約定代金300万円まで)※
外国株米国・中国・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア・シンガポール・タイ
対応サービスNISA・つみたてNISA・iDeCo
公式サイト公式ページへ
※国内株式の現物取引・信用取引(制度・一般)の合計

先物・オプション取引に取り組みたい方には、おすすめネット証券ランキングでも1位で紹介されているSBI証券がおすすめです。

SBI証券をおすすめする理由
  • 「HYPER SBI」が永久無料で利用できる
  • 口座開設は無料で最短5分で入力完了
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マウス操作だけで簡単に板注文ができる機能や、ワンクリックで注文できる「スピード注文」など、初心者にもわかりやすく、また上級者まで満足して利用できる機能を搭載しています。

HYPER SBIは通常1か月550円(税込)の料金がかかりますが、先物・オプション取引口座を開設すると永久無料で利用することができます。

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さらに、特に初心者にはうれしいサービスで、「動画で学ぶ先物・オプション」など随時30本以上のセミナー動画が配信されていますので、勉強しながら投資をすすめることができます。

SBI証券は、ネット証券会社の中でも最大手であり、手数料が業界最低水準に設定されている点もおすすめポイントです。

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マネックス証券

名称マネックス証券
取扱い銘柄数5,000銘柄以上
最低取引額100円
取引手数料100円~
対応サービスNISA・つみたてNISA・iDeCo
公式サイト公式ページへ

次にご紹介するのはマネックス証券です。

マネックス証券をおすすめする理由
  • 手数料体系がシンプル
  • 多彩な注文方法が用意されている
  • 高機能ツール「マネックストレーダー」が無料で利用可

先物・オプション取引にかかる手数料は、取引数量または売買代金に応じたシンプルな手数料体系となっているためわかりやすいという特徴があります。

ひとつの注文ごとに手数料を計算する「取引毎手数料コース」と、1日の約定金額の合計額に対して手数料を計算する「一日定額手数料コース」のふたつの方法があり、「一日定額手数料コース」なら1日に何回取引をしても約定金額100万円以下であれば550円(税込)で取引をすることができます。

また、多彩な注文方法が用意されており、通常注文、逆指値注文、ツイン指値注文、リバース注文、期間指定注文などに対応しています

さらに、高機能ツール「マネックストレーダー」が無料で利用できるので、取引時の心強い味方となってくれます。

マネックス証券は、初心者から経験者まで満足できるサービス内容を展開しており、幅広い金融商品を取り扱っている点もおすすめポイントです。

松井証券

松井証券
証券会社名松井証券
取扱銘柄個別株:東証・名証・福証・札証の上場銘柄 
投資信託:1600本以上 他
手数料25歳以下の株式取引手数料無料
ボックスレート(1日定額制)
50万円まで:0円
100万円まで:1,100円(税込)
200万円まで:2,200円(税込)
1億円まで:100万円単位で1,100円(税込)加算
1億円超:110,000円(税込)(上限)
口座数約135万口座
公式サイト松井証券公式サイト

3つめにご紹介するのは松井証券です。

松井証券をおすすめする理由
  • 手数料は業界最安水準
  • 高機能ツールが無料で利用可
  • サポート体制が充実している

松井証券では、「ボックスレート」を始め投資家が利用しやすい手数料体系となっており、ボックスレートなら売買回数に関係なく、1日の約定金額が50万円まで手数料が0円です。

また、以下のような高機能ツールが無料で利用できるサービスも用意されているので、投資を行う際の手助けをしてくれます。

ネットストック・ハイスピ―ド高機能な発注機能を搭載したトレーディングツール。さまざまな情報画面の中から必要なものを選び、自分の投資スタイルに合わせたトレーディング環境を構築できる。
株価ボード登録した銘柄のリアルタイム株価情報を一覧できる
「松井証券 株アプリ」株式取引に対応したスマートフォン向けトレーディングアプリ
株touchスマートフォン向けの取引アプリで、株式取引や先物・オプション取引に対応
投資アプリ投資信託サービスのすべての機能を備えたスマートフォン向けアプリ

さらに、サポート体制も充実しており、問い合わせは「お客様サイト」内なら24時間、オペレーター対応なら平日8:30~17:00対応しています。

先物・オプション取引のまとめ

今回は、先物・オプション取引について解説していきました。

先物・オプション取引は大きな利益を狙えることから、投資家から注目されている取引のひとつですが、リスクの大きな取引でもあります。

ハイリターンにはハイリスクがつきものですので、特にリスクについては十分に理解し納得したうえで取引を行うことが大切です。

この記事のまとめ
  • 先物・オプション取引の違いは「売買契約」か「権利の取引」かにある
  • 相場の上昇時だけでなく下落時でも利益を狙える
  • 証拠金を差し入れなくてはならないことや取引期限があることに注意
  • 少額でも大きな利益を狙えるが、逆に大きな損失が出る可能性がある

先物・オプション取引を始めるには証券会社での口座開設が必要です。

まだ口座をお持ちでないという方は、国内株式個人取引シェアNo.1SBI証券で是非口座開設を行ってみてください。

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監修者

InvestNavi(インヴェストナビ)編集部です。我々は、証券会社銀行省庁等の出身者や、FP証券外務員などの資格を持つ有識者を中心に、株式・為替・仮想通貨をはじめとした各分野に精通した金融の専門家によって結成されています。各自の専門知識をもとに、鮮明かつ初心者の方々から上級者の方々まで参考にすることができる信頼性の高い情報を提供します。

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