韓国株投資におすすめのネット証券会社を解説!メリットや注意点は?
近年投資家からの注目を浴びている韓国の株式市場。
世界中で人気を集めるアーティスト「BTS」の所属事務所が、2020年に上場したことが話題を集めました。
「韓国株に投資してみたい」と考えている人も多いのではないでしょうか?
この記事では韓国株への投資について詳しく解説しています。
この記事では韓国株のメリットと注意点、おすすめの証券会社を紹介していきます。
・韓国経済は成長が期待できる
・経済の情報が手に入りやすい初心者におすすめの外国株
・韓国は輸出中心の国であるため海外の情勢に左右されやすい
・国を挙げて投資している半導体産業のような成長分野の銘柄を狙う
・株価指数や経済指標をチェックする
・韓国株投資にはネット証券口座開設No. 1のSBI証券が最適
韓国株への投資をするならSBI証券が最適です。
最短5分で口座開設が完了し、韓国株投資をスタートすることができます。
この記事を参考にして韓国への株式投資を始めてみましょう。
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韓国株の基礎知識
韓国株の取引を行うのであれば前提となる基礎知識を押さえておく必要があります。
まずはマーケットとして韓国がどういう国か、韓国の株式市場はどうであるかについて解説していきます。
韓国株は「新興国株」扱い
韓国の株式市場は、米MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)社によって新興国市場に分類されています。
投資をする際の先進国と新興国の大きな違いはカントリーリスクの高さです。
カントリーリスクとは投資する地域の情勢変化によって金融商品の価格が大きく変動するリスクのことを指します。
投資していた国・地域に政治的な危機や金融危機などが起こると、投資家はお金を引き上げてしまい金融商品の価格が急落するリスクがあります。
もちろん先進国にもカントリーリスクは存在しますが、新興国は先進国と比較してリスクが高くなります。
韓国が一般的にカントリーリスクが高いと言われる新興国市場に分類されていることを覚えておきましょう。
韓国株を買えば必ず儲かるわけではない
韓国株に限った話ではないですが、株式を買えば必ず儲かるわけではありません。
韓国経済の成長が著しいことは事実であり、魅力的な企業も多く存在します。
しかし海外の株式に投資する際には上で紹介したカントリーリスクの他に以下のようなリスクがあります。
株価変動リスク | 株式を発行している企業の業績や、株の需給バランスの変化により価格が変動するリスク |
信用リスク | 株式を発行している企業の財務状況の変化により、価格が変動するリスク |
流動性リスク | 取引量が少ないため、思い通りのタイミングで売買を行えないリスク |
為替変動リスク | 日本円と外貨の為替変動により、外国株式の資産価値が変動するリスク |
これらのリスク要因により株価は日々変動していきます。
株価は必ず上がって儲かるわけではなく、下落するリスクも抱えていることをしっかり把握しておきましょう。
韓国株式市場はKOSPIとKOSDACの2つ
韓国の証券取引所は、「韓国取引所(KRX)」です。
韓国取引所が取り扱う市場は大きく分けて2つの種類があります。
KOSPI | 韓国を代表する大企業を中心に構成 |
KOSDAQ | 中小企業やベンチャーなどの新興企業を中心に構成 |
韓国国内の大型企業に投資したい場合はKOSPI、成長を期待する中小型の企業に投資したい場合はKOSDAQという分類で検討すると良いでしょう。
韓国株の特徴・メリット
韓国株への投資には、以下のような特徴・メリットがあります。
・韓国の経済は、今後成長が見込める
・韓国株への投資を介して東南アジアの新興国への投資ができる
・情報が手に入りやすいため初心者におすすめの外国株
「いきなり韓国株に投資するのはどうかな?」と思っている初心者の方にもおすすめできます。
それぞれ詳しく解説していきます。
韓国経済は成長が見込める
韓国は上で紹介した通り、新興国として分類されています。
裏を返せば経済成長の伸び代があり、今後大きな成長を期待できる国であるということです。
実際、新型コロナウイルスの影響下にあった2020年の実質経済成長率(物価変動の影響を取り除いたGDPの成長率のこと)はマイナス1.0%で主要15カ国内では中国・ノルウェーに次ぐ3番目の高さを誇りました。
(参考:JETRO 2020年通年のGDP成長率はマイナス1.0%)
韓国経済が成長することで、韓国株の価格上昇の可能性も高くなります。
経済成長が見込めることは、韓国株投資の大きなメリットと言えます。
韓国株投資を介して東南アジアの新興国に投資できる
「急速な経済成長を遂げる東南アジアの新興国に投資したい」と考える人は多いでしょう。
一方で東南アジアに関する情報は手に入りにくく、気軽に投資を行えないのが難点です。
しかし韓国企業への投資をすることで、間接的に東南アジアの新興国に投資することができます。
韓国企業は、ベトナムやインドネシアなどの東南アジア諸国への進出を活発に行っています。
K -POPなどのエンタメだけでなくエレクトロニクス産業も続々と東南アジアに参入しているため、市場のシェアは急速に拡大しています。
東南アジア市場でシェアを広げつつある韓国企業への投資を介することで、東南アジアの国々にも投資することができるのです。
経済情報が手に入りやすく初心者向けの外国株
経済情報が手に入りやすいという点も韓国株のメリットのひとつです。
外国株投資の大きな難点として、その国の経済情報が手に入りにくいという点が挙げられます。
日本国内と比べて海外の経済情報は入手しにくく投資をするにも不安が残ります。
しかし隣国の韓国であれば、他の新興国と比較して経済情報などが手に入りやすいため初心者でも取引をしやすいです。
「外国株式に投資してみたい」という初心者の方は、ぜひ経済情報が手に入りやすい韓国株への投資をスタートしてみましょう。
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韓国株投資ができる証券会社を比較するポイント
韓国株投資をスタートするためには、韓国株を取り扱っている証券会社に口座開設をする必要があります。
証券会社を選ぶ際には以下のポイントをチェックしておきましょう。
・取引したい市場と銘柄に対応しているか
・個別株以外の金融商品の取引を行うことができるか
・取引手数料の安さ
それぞれ解説していきますので、証券会社選びに役立ててみてください。
取引できる市場・銘柄
韓国株投資をする証券会社を選ぶ際には、自分が取引したい市場・銘柄に対応しているかチェックしましょう。
証券会社によって取り扱っている銘柄が異なり、購入したい銘柄の取引ができない可能性があるためです。
「せっかく口座を開設したのに購入したい銘柄の取り扱いがない…」なんてことは避けたいところです。
取引を検討する証券会社が「KOSPIとKOSDAQ市場に対応しているか」「欲しい銘柄の取引ができるか」という点は、事前にしっかりチェックしておきましょう。
個別株以外の金融商品の有無
次に韓国の個別株以外の金融商品の取り扱いがあるのかどうかを確認しましょう。
初心者でいきなり個別株に投資するのはハードルが高いですが、ETF(上場投資信託)などであれば比較的リスクを抑えた運用ができます。
例えば「韓国経済全体が伸びていきそうだから市場全部に投資したい」という人はETFがおすすめです。
したがって取引をする証券会社にETFの取り扱いがあるのかを確認しておくと良いでしょう。
取引手数料
韓国株の取引手数料(株式の買付と売却の約定代金に対して一定の割合を掛けて算出される料金)も重要なポイントです。
基本的には取引手数料が安い証券会社を選ぶようにしましょう。
通常取引手数料は売買の度にかかるため、取引の回数が増えてくると手数料の額も大きくなっていきます。
そのため「気が付いたら取引手数料が大きな金額になっていた」なんてことにもなりかねません。
なるべく取引手数料が安い証券会社を選ぶようにしましょう。
韓国株を買うならSBI証券がおすすめ
ここまで韓国株の取引を行う証券会社を選ぶポイントを解説してきました。
・取引できる市場や銘柄の数が揃っているか
・個別株以外の金融商品を取り扱っているか
・取引手数料は安いか
このような条件を満たす証券会社はどこなのだろう?とお悩みの人がいるのではないでしょうか。
そんな人にはネット証券おすすめランキングNo. 1のSBI証券が最適です。
SBI証券の韓国株取引には以下のような特徴があります。
・KOSPIとKOSDAQ市場に上場する個別株とKDR(韓国預託証券)とETFなど66銘柄の取引が可能
・取引手数料が約定代金の0.9%(税込0.99%)
・「韓国ウォンによる決済」と「日本円による決済」を選べる
証券会社に口座を開くなら手数料が安いネット証券がおすすめです。
そして、ネット証券で韓国株を豊富に取り扱っているのがSBI証券です。
個別株・ETFも厳選された銘柄が揃っているので、初心者でも気軽に韓国株投資をスタートすることができます。
SBI証券について詳しく知りたいという方は公式サイト、またはSBI証券の評判・口コミを参考にしてみてください。
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韓国株の注意点
韓国株投資をする際は以下の点に注意が必要です。
・韓国は輸出がメインなので世界経済の影響を受けやすい
・国内の財閥企業の存在感が極めて強い
・東アジアの国際関係に韓国経済が左右される
上の注意点をひとつずつ解説していきますので、じっくり読んで「失敗した…」という事態を未然に防ぎましょう。
輸出志向なので世界経済の影響を受けやすい
韓国は輸出によって大きな成長を遂げてきた国です。
現在でも輸出型の国であることに変わりはなく、韓国経済の発展に海外の需要は欠かせない状況です。
したがって、韓国の経済は国内の情勢だけでなく世界の経済状況に影響を受けやすい性質を持っています。
例えば、韓国の輸出先は中国とアメリカの割合が非常に大きくなっています。
米中間で経済関係に摩擦が生じた場合、その貿易相手国である韓国も多大な影響を受けることになります。
韓国株に投資する際は韓国の輸出先の情勢にも気を配るようにすると良いでしょう。
財閥企業の存在感が極めて強い
韓国は財閥企業(莫大な資本を持つ一族が経営するグループ)の存在感が強く、GDPでも大きな割合を占めています。
例えば、電子関連の分野に強みを持つ韓国最大規模の財閥「サムスングループ」は財閥企業の代表例です。
「サムスン電子」が最も有名ですが、化学や金融、建設の他にも病院などあらゆる分野に影響力を持っています。
他の財閥企業も同じようにさまざまな分野で大きな影響力を持っており、韓国経済は財閥によって支えられていると言えます。
韓国株投資をする際には、財閥企業の韓国経済に与える影響力を考慮しましょう。
東アジアの国際関係に経済が左右される
韓国は東アジアに位置しており、中国や日本など周辺諸国との関係が経済に大きな影響をもたらします。
そしてすでに紹介した通り、東南アジアへの進出も積極的に行っています。
つまり韓国の経済状況は東アジアの国際関係によって大きく左右されてしまいます。
実際、タイから始まったアジア通貨危機(1997年タイの通貨バーツの価値が急落し連鎖的にアジア諸国の通貨も急落した事件)の際には韓国にもその影響が及びました。
韓国の経済は、東アジアの国際関係や各国の経済状況によって大きく左右されることを理解しておきましょう。
韓国株投資をする際のコツ
ここで韓国株に投資する際のコツを紹介していきます。
韓国株への投資を始めようとしている人はぜひ参考にしてみてください。
成長している産業分野の銘柄を狙おう
韓国株に投資すると言っても企業の数はかなり多いため、数多くの選択肢の中から銘柄を選ぶことは大変です。
投資する株の銘柄は成長している産業分野から選ぶことをおすすめします。
株価は業績を反映することが多いため、今後業績が伸びていきそうな成長分野の企業は株価が伸びていく可能性が高いです。
韓国の成長分野は、例えば半導体業界が挙げられます。
半導体の世界トップを目指し、韓国は国を挙げて半導体産業に莫大な投資を行っています。
国から支援される分野は、それだけ成長に対しての期待感が強いことを表しています。
韓国株投資をする際は、成長分野の企業から選ぶと利益を得られる可能性が高くなることを覚えておきましょう。
韓国の株価指数をチェックしよう
韓国株に投資する場合は、株価指数をチェックするようにしておきましょう。
韓国の代表的な株価指数を以下にまとめました。
KOSPI | 韓国証券取引所に上場している全ての企業からなる株価指数 |
KOSPI 200 | 上場企業の中で主要200企業からなる株価指数 |
KOSPI 100 | 上場企業の中で上位100銘柄からなる株価指数 |
KOSPI 50 | 上場企業の中で上位50銘柄からなる株価指数 |
これらの指数は、日本の株式市場における「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」などと同様のものと考えてください。
韓国株全体の動きや主要銘柄の株価変動などをチェックすることができるため株価指数は必ずチェックしておきましょう。
韓国の経済指標をチェックしよう
株式投資を行う際には、経済指標のチェックも忘れないようにしましょう。
一般に株価は経済の動向と連動しやすい傾向があるため、景気の流れを把握しておく必要があります。
韓国の経済指標には以下のようなものがあります。
・GDP成長率
・インフレ率
・失業率
・景況感
・製造業PMI
上で紹介した経済指標をチェックする際には単純に数字の良し悪しだけでなく、事前の予想に対してどのような数字だったのかを確認しましょう。
数字が悪くても「事前に予想されていたよりはマシだった」というケースでは株価がプラスに反応することがあります。
必ず事前の予想と比較して経済指標の数字をチェックするようにしましょう。
韓国株投資におすすめな証券会社まとめ
今回の記事では、韓国株について紹介してきました。
・韓国は経済成長への期待が大きく経済情報が手に入りやすいので初心者におすすめ
・証券会社を選ぶ際には「取引できる市場・銘柄」「個別株以外の金融商品」「取引手数料」をチェック
・韓国株の取引を始めるなら、SBI証券が最適
・韓国の経済は海外の情勢に大きく左右されやすい
・韓国株投資の際も株価指数や経済指標をチェックする
日本株や米国株と比べると韓国株投資をしている人はまだ多くありませんが、韓国の株式市場は非常に魅力的なマーケットです。
外国株式であるため「難しそう」「よくわからない」という印象を持たれることも多いですが、韓国株は比較的情報が手に入りやすく成長が期待できるため外国株投資初心者に人気です。
取引をする際には「取引ができる銘柄の数」「個別株以外の金融商品」「取引手数料」を必ずチェックするようにしましょう。
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