トラリピ世界戦略とは?メリットとやり方を徹底解説
マネースクエアが提供するFX自動売買ツール「トラリピ」を使った「トラリピ世界戦略」とはどういったものなのか。
トラリピとは、価格が変動する範囲を予想し設定することで、設定した価格の範囲で自動的に売買を繰り返してくれるサービスです。
そんなトラリピを使ったトラリピ世界戦略とは、トラリピ向きの3つの通貨ペアに分散して仕掛け、中長期的にコツコツと安定した運用を目指すFXトレード戦略となります。
今回の記事では、そんなFX自動売買ツール「トラリピ」を使った「トラリピ世界戦略」について解説していきます。
- 地理的に分散した通貨を組み合わせることで、地域固有のリスクを緩和
- 値動きに相関がない複数の通貨ペアに投資することで、分散効果と収益チャンスの拡大
- トラリピ世界戦略を構成するAUD/NZD、USD/CAD、EUR/GBPの特徴
- トラリピ戦略リストから戦略を選ぶだけで、簡単にトラリピ世界戦略の運用を開始
トラリピ世界戦略で、リスクを抑え安定したFX運用を始めましょう。
現在はおトクな口座開設特典もありますので、ぜひこの機会にマネースクエアでトラリピを使ったFX運用をご検討ください。
トラリピ世界戦略とは
トラリピ世界戦略とは、安定したFXトレードを目指すための戦略です。
詳しくは「トラリピの評判まとめ」の記事にて解説していますが、トラリピとは設定した価格の範囲で自動的に売買を繰り返すFX自動売買です。
一般的に「リスクが高い」とされるFX取引ですが、「FXでコツコツ運用し、安定した運用を目指すための戦略」が「トラリピ世界戦略」です。
この戦略においては、以下の通貨ペアを組み合わせます。
・オージーキウイ(豪ドル/NZドル)
・ユーロポンド(ユーロ/英ポンド)
・ドルカナダ(米ドル/カナダドル)
この3通貨ペアは、以下の理由によりトラリピ戦略に選ばれています。
- レンジ相場になりやすい
価格が変動する範囲を予想する運用方法のトラリピには、レンジ相場を形成する通貨ペアが適しています。
同じ経済圏のなかで関係が深い通貨を組み合わせると、通貨の価格が相互に影響しやすいため、レンジ相場を形成しやすくなります。
トラリピ世界戦略の通貨ペアはそれぞれ同じ地域に属しているためレンジ相場を形成しやすく、トラリピ戦略に適しています。
- ショック相場に強い
長期的に安定する運用を目標とするトラリピ戦略では、価格暴落などの不測の事態への耐性は重要な要素です。
世界経済に大きな影響を与えるようなショックに強い通貨ペアを選ぶことで、安定運用が期待できます。
そのような通貨ペアは、レンジから逸脱してしまうリスクや、ロスカットのリスクが低いと考えられます。
トラリピ世界戦略の通貨ペアは過去のショック相場における変動率が低いため、トラリピ戦略に適しています。
トラリピ世界戦略の特徴・メリット
トラリピ世界戦略の特徴やメリットについて見てみましょう。
地理的なリスク分散
トラリピ世界戦略においては、地理的に分散する通貨ペアを組み合わせます。
地域 | 通貨ペア |
---|---|
オセアニア州 | オージーキウイ(豪ドル/NZドル) |
欧州 | ユーロポンド(ユーロ/英ポンド) |
北米 | ドルカナダ(米ドル/カナダドル) |
運用先を地理的に分散させることで、地域固有のリスクを抑える効果があります。
大きな出来事があると、通貨の価格はその影響を受けて変動しやすくなります。
なるべく価格変動のリスクを抑えるには、1つの通貨ペアのみで運用するよりも、複数の通貨ペアで運用するほうが望ましいでしょう。
複数の地域の通貨で運用することで、特定の地域の政治や経済の状況、災害や戦争といった出来事に左右されにくくなります。
また、価格が変動しやすい時間帯・時期も地域ごとに分散されるため、24時間・365日(土日を除く)アクティブな値動きを追いかけることができます。
通貨ペアのリスク分散
トラリピ世界戦略では、3つの通貨ペアに分散して運用します。
複数の通貨ペアを組み合わせることには、以下のようなメリットがあります。
- 値動きの偏りが発生しにくい
トラリピ世界戦略を構成する3つの通貨ペアは、それぞれ異なる値動きをします。
それぞれの相関係数(異なる資産の値動きの関連度合いを+1~-1の間で表した数値)で、値動きの関連度合いを確認してみましょう。
+1に近いほど「同じ値動き」、-1に近いほど「逆の値動き」をする傾向があることを示し、0は「相関性の無い値動き(2つの値動きが似ていないこと)」を表します。
相関係数 | 値動き |
---|---|
+1 | 同じ |
0 | 関連しない |
-1 | 逆 |
トラリピ世界戦略を構成する3つの通貨ペアの相関係数は以下のようになっています。
通貨ペア1 | 通貨ペア2 | 通貨ペア1と通貨ペア2の相関係数 |
---|---|---|
豪ドル/NZドル | ユーロ/英ポンド | 0.11 |
ユーロ/英ポンド | 米ドル/カナダドル | 0.18 |
米ドル/カナダドル | 豪ドル/NZドル | 0.21 |
※出典:マネースクエア公式サイト
各通貨ペア同士の相関係数はほぼ0であり、それぞれの値動きは似ておらず、相関性がほとんど無いことが判断できます。
トラリピ世界戦略の3つの通貨ペアで運用することで値動きに偏りが発生しにくく、リスクの分散に効果的と考えられます。
- 収益チャンスが多い
各通貨ペアの相関性がほとんど無いということは、価格の上昇するタイミングや下降するタイミングがそれぞれ異なることを意味します。
高低差(ボラティリティ)のピークが異なるタイミングで発生するので、3つの通貨ペアに並行して投資をすることで、それぞれの収益チャンスを狙うことができます。
1つの通貨ペアに絞って投資をするよりも、複数の通貨ペアに分散して投資をするほうが収益チャンスが多くなります。
- リスクを抑えられる
1つの通貨ペアで運用した場合よりも、複数の通貨ペアで運用した場合のほうがリスクが軽減されます。
そのため、トラリピ世界戦略の3つの通貨ペアを組み合わせて運用することで、リスクを抑える効果が期待できます。
ローリスクな投資はトレーダーの心理的な負担を軽減するため、長期間の運用を続けやすくなります。
このように、3つの通貨ペアで運用するトラリピ世界戦略は、リスクが低く安定した投資ができるため、短期的な投資よりも中長期的な投資に向いています。
中長期的な投資に適したトラリピ世界戦略を活用して、資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。
興味がある人は、マネースクエアの公式サイトをチェックしてみてください。
トラリピ世界戦略の通貨ペアの特徴
次に、トラリピを構成する3つの通貨ペアの特徴を見てみましょう。
AUD/NZD
AUD/NZD(豪ドル/NZドル)は、通称「オージーキウイ」とも呼ばれる通貨ペアです。
- 狭い値幅でのレンジ相場を形成しやすい
オーストラリアとニュージーランドは、ともにオセアニア地域に属する国々です。
同じ地域の通貨である豪ドル(AUD)とニュージーランド・ドル(NZD)には、強い相関関係があります。
似たような値動きをすることが多い通貨ペアのため、狭いレンジで値動きしやすいという特徴があります。
各通貨ペアの値動きの高低差を、比較してみましょう。
通貨ペア | 2015年1月~2022年4月の高低差(単位:pips) |
---|---|
豪ドル/NZドル | 1,449.0 |
NZドル/米ドル | 2,428.1 |
豪ドル/米ドル | 2,789.7 |
米ドル/円 | 3,248.3 |
NZドル/円 | 3,423.1 |
豪ドル/円 | 3,827.5 |
各通貨ペアの2015年1月~2022年4月の高低差を比較すると、オージーキウイの値は他の通貨ペアよりも小さく、高低差が狭いことが分かります。
※米ドル/円、豪ドル/円、NZドル/円は1円を100pips、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドル、豪ドル/NZドルは0.01米ドル(NZドル)を100pipsとして換算。
同じポジション量で高低差が狭い場合は、評価損失(リスク)が抑えやすいという特徴があります。
この特徴のため、オージーキウイは「リスクを抑えやすい」通貨ペアであり、また、「一定の値幅の範囲内での値動きが多く、リピートにしやすい」というメリットがある通貨ペアなのです。
ローリスクで運用が可能で、リピートしやすいオージーキウイは、長期目線で投資をするトラリピ世界戦略には適した通貨ペアといえます。
- ショック相場に強い
オージーキウイは、ショック相場においても影響を受けにくいという特徴があります。
ブレグジット(イギリスの欧州連合EUの離脱)やコロナショックなど、世界の相場が大きく動くような出来事が起きた時にも、オージーキウイは比較的安定しやすい傾向があります。
設定したレンジ内で取引をするトラリピにおいて、価格が急激に大きく変動してしまうと、設定を修正する手間が発生したり、ロスカットになってしまったりする場合があります。
そのため、ショック相場における価格の変動率が小さいことは、トラリピ向きの要素のひとつなのです。
したがって、ショック相場でも比較的安定しているオージーキウイは、安定した運用を目指すトラリピ世界戦略に適した通貨ペアと考えられます。
オージーキウイは狭い値幅でレンジを形成し、ショック相場に強いため、トラリピ運用に向いています。
USD/CAD
USD/CAD(米ドル/カナダドル)は、通称「ドルカナダ」とも呼ばれる通貨ペアです。
- ショック相場に強い
ドルカナダは、比較的ショック相場に強いという特徴があります。
2015年8月のチャイナショックや、2016年11月のトランプショックなどが起きても、ドルカナダの1か月間の変動率は5%未満に抑えられていました。
この数値は、他の通貨ペアと比較しても低水準の変動率です。
ショック相場においても価格があまり変動しないドルカナダは、レンジから逸脱しにくく、また、ロスカットになりにくいというメリットがあります。
ドルカナダは、相場の急変動に強く、比較的安定しているためトラリピ世界戦略に適しています。
- 経済的関係が深い
アメリカとカナダは、いずれも北米に属しています。
隣国同士であるアメリカとカナダは経済面でも密接にかかわっており、お互いが輸出相手国1位であり、また輸入においてもトップ3に入ります。
両国ともG7に加盟している経済国家であり、また、両国の国土を合わせると世界の約14%を占めるほど、広大な土地と資源を保有しているという面もあります。
経済的な関係が深く、お互いに影響を与え合うドルカナダは、レンジ相場を形成しやすい通貨ペアです。
価格の暴落に強く、レンジ相場を形成しやすいドルカナダは、長期投資を目指すトラリピ世界戦略に適しています。
EUR/GBP
EUR/GBP(ユーロ/英ポンド)は、通称「ユーロポンド」や「ユロポン」などと呼ばれる通貨ペアです。
- リピートしやすい
ユーロポンドは、他の通貨ペアと比較するとリピートしやすいという特徴があります。
「リピートしやすさ」を示すデータとして、2016年7月~2022年4月の100pipsあたり総推移を確認してみましょう。
100pipsあたり総推移=総推移÷高低差
値動きの多さを判断する指標のひとつ。
100pipsの値幅の中で、どの程度の総推移があったのかを示した数値。
通貨ペア | 100pipsあたり総推移 |
---|---|
ユーロ/英ポンド | 7,269.0 |
豪ドル/NZドル | 6,985.5 |
英ポンド/円 | 4,521.2 |
NZドル/米ドル | 4,438.5 |
カナダドル/円 | 3,740.1 |
※小数点第2位以下は切り捨て
この値が大きいほど、値動きが多くリピートしやすいことを示しており、トラリピに向いています。
この通貨ペアの中では、ユーロポンドは最も値が大きく、リピートに向いていることが分かります。
したがって、ユーロポンドは一定の値幅の中での値動きが多いため、トラリピ世界戦略に適した通貨ペアと言えます。
- 収益力が高い
ユーロポンドは、収益力の高さが魅力的な通貨ペアです。
ユーロポンド円換算収益を、オージーキウイと比較して確認してみましょう。
100pipsあたりの円換算収益を比較すると、以下のようになります。
- オージーキウイ
※NZドル/円レートは83円として計算
0.01NZD(100pips)×1万通貨×83円=8,300円の円換算収益
- ユーロポンド
※英ポンド/円レートは約163円として計算
0.01BGP(100pips)×1万通貨×163円=16,300円の円換算収益
同じ獲得pipsで比較すると、オージーキウイよりもユーロポンドのほうが2倍ほど高い収益となっています。
ただし、ユーロポンドは証拠金が多く必要となる点には注意が必要です。
ユーロポンドは価格が安定しておりリピートしやすく、収益力にも優れているため、トラリピ世界戦略に選ばれています。
トラリピ世界戦略で通貨ペアの設定例
次に、トラリピ世界戦略における通貨ペアの設定例を紹介します。
ここでは、例としてAUD/NZDの通貨ペアで、資金100万円で運用を始めることを想定した設定例を解説します。
トラリピを設定する際は、「仕掛けるレンジ」「トラップ本数」「注文金額」といった項目を自分で決めて入力する方法と、その設定をせずに「トラリピ戦略リスト」から戦略を選ぶ方法があります。
「トラリピ戦略リスト」とは、100万円の運用を想定してマネースクエアのストラテジストが考えた設定リストです。
リストの中から戦略を選ぶだけで、トラリピの注文を進めることができます。
AUD/NZDの運用に適した戦略は、オージーキウイトラリピダイヤモンド戦略です。
※トラリピ戦略リスト注文数累計(2021年11月26日~12月21日)
「戦略レンジの中央付近での値動き」を期待した戦略です。
中央に近いほど合計金額が大きくなるように、上半分には売り、下半分には買いのトラリピを、複数に分けて設定する注文方法です。
売りと買いの両方で注文を設定した場合、必要証拠金が多い一方のみに証拠金がかかるため、資金効率の高さが期待できます。
レンジ内に価格が留まる期間の設定が長いほど、この戦略が適しています。
ここで、AUD/NZDのダイヤモンド戦略におけるパフォーマンスを確認しましょう。
マネースクエア公式サイトの「トラリピ世界戦略」特集ページによると、トラリピ世界戦略公開日である2022年5月16日から2023年3月31日間のパフォーマンスは、+22.7%(※)となっています。
※未実現スワップ損益は評価損益の中に含まれています。総合損益は、2022年5月16日からの累計確定損益と、2023年3月31日時点の評価損益を合計した損益です。
今後も同様のパフォーマンスが保証されているわけではありませんが、少なくとも過去の成績を見る限りは、非常に好成績と考えられます。
戦略リストからトラリピを始める場合、難しい設定は不要で、1クリックで簡単に注文を進めることができます。
資金100万円をAUD/NZDの通貨ペアで運用するなら、オージーキウイトラリピダイヤモンド戦略で、誰でも簡単に始められます。
トラリピを使えるのはマネースクエア
名称 | 株式会社マネースクエア |
スプレッド | 非公開 |
提供サービス | FX:16通貨ペア CFD:株価指数(日経225/NYダウ/DAX/FTSE100/NASDAQ-100)、ETF(金/原油) |
売買単位 | ※1,000通貨単位 |
取引手数料 | 無料 |
ロスカット | 証拠金維持率100%未満 |
入金手数料 | 振込み入金:ユーザー負担、クイック入金:無料 |
出金手数料 | 無料 |
詳細 | マネースクエアの公式サイト |
2002年にマネースクウェア・ジャパンとして創業され、2018年には社名をマネースクエアに変更しました。
通算20年以上の運用実績があるマネースクエアですので、信頼性の高さが魅力的なFX会社です。
マネースクエアの主力サービスは、FX自動売買ツールの「トラリピ」です。
ユーザーが決めた価格の範囲内で自動的に売買を繰り返してくれるため、FXトレードの経験が浅い人でも始めやすいでしょう。
現在、マネースクエアではおトクな口座開設特典もあります。
- 口座開設申込期間
2023年7月1日(土)~2023年9月30日(土)
- キャンペーン参加条件
期間中の新規FX口座開設申込&口座開設完了した方のうち、所定の条件を達成した方
※要エントリー
- キャンペーン特典
- 「トラリピ運用の教科書-入門編- (扶桑社刊 エンスパ編集部(著))」
- 40マネースクエア ポイント、最大90,000マネースクエア ポイント
※各特典の詳細条件あり
トラリピ運用の教科書とポイント付与キャンペーンを活用して、お得に取引を始められるこの機会にトラリピでFX自動売買を始めてみましょう。
興味がある人は、マネースクエアの公式サイトをチェックしてみてください。
まとめ
今回の記事では、FX自動売買「トラリピ」の世界戦略について解説しました。
- トラリピ世界戦略は、リスクを抑えて中長期運用を目指すための戦略
- AUD/NZDは、狭い値幅での値動きが多い通貨ペア
- USD/CADは、経済的関係の深い2国を組み合わせた通貨ペア
- EUR/GBPは、収益性の高さが期待できる通貨ペア
「FXは難しそう」「FXはリスクが高くて怖い」というイメージを持つ人も多いかもしれません。
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