【2024年最新】割安株人気ランキング!見つけ方や高配当銘柄・10万円以下で買える銘柄を紹介
株式投資を行っている人であれば、誰しもができるだけ安いタイミングで株を購入したいと考えたことがあるのではないでしょうか。
しかし目の前の銘柄がいつ安くなるのか、未来を予想するのはなかなか難しいことは言うまでもありません。
一方で、公開されている財務指標などを元に現在の株価が割安と言える銘柄、すなわち割安株を探し出すことであれば、投資初心者の方でも比較的簡単に行うことができることをご存じでしょうか。
そこでこの記事では、割安株の特徴や探し方、人気の割安株銘柄などを解説していきます。
割安株投資に人気の証券会社も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 割安株とは会社の本来の価値よりも株価が低い状態の株式
- 既に割安なため下値が堅く、値上がりも期待しやすい
- 配当や優待目的での長期保有がしやすい
- 自分で割安株を探す場合のスクリーニング基準
- 割安株に投資するならIG証券が人気!
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割安株/バリュー株とは?
割安株とは、その会社が本来持っているはずの収益力や資産価値よりも株価が低い状態の株式のことを指し、バリュー(Value)株とも呼ばれます。
株価が低い状態になっている理由は様々なものが考えられます。
- 会社の事業規模が小さい
- 会社の知名度が低く、注目されていない
- 事業の将来性が評価されていない
- マイナスイメージとなる報道をされた
株価は必ずしも企業の価値だけによって決まるものではありません。
実際には様々な外部要因によって日々左右され、景気や為替、社会情勢やトレンドの変化、そして報道などによる投資家心理の変化によっても影響を受けます。
こうした中で、割安となっている株をスクリーニングと呼ばれる作業によって探し出し、投資する手法を割安株投資(バリュー株投資)と言います。
スクリーニングは証券会社などが提供する機能を使って簡単に行うことができるため、投資初心者の方でも安心して始められる投資方法の一つと言えるでしょう。
割安株が注目されている理由
割安株投資は初心者でも安心して始めやすい投資手法として注目されています。
その主な理由として次の3点が挙げられます。順に見ていきましょう。
- 今後の値上がりが期待できる
- 既に割安なため下値が堅い傾向にある
- 配当や株主優待目的での長期保有がしやすい
今後の値上がりが期待できる
割安株は事業に対する注目度の低さやイメージの問題など、さまざまな要因によって企業本来の収益力や資産価値などが十分に株価へ反映されていない状態となっています。
そのため、企業活動が社会に浸透して市場から妥当な評価を得ていくことで、本来の企業価値に見合った株価へ値上がりすることが期待できます。
全ての割安株が必ず値上がりするとは限らない点には留意が必要ですが、裏付けとなる収益力や資産価値がある割安株を選定することで投資の成功率を高めることができるのです。
既に割安なため下値が堅い傾向にある
一般的に割安株は既に株価が下落している状態であるため、その分下値が堅い傾向にあります。
今後の値上がり期待が大きく、万が一廃業して清算されたとしても株価以上の分配が見込まれる株であれば、投資家がその株を手放す動機が乏しく、売られにくくなるためです。
もちろん割安株だからといって絶対に値下がりしないわけではありませんが、事業の安定性がある割安株を選定することで、より堅実な投資を行うことができるでしょう。
配当や株主優待目的での長期保有がしやすい
前述したように割安株は将来的な値上がりが期待できるうえに下値も堅い傾向にあるため、長期保有に適しているとされています。
そのため、割安株投資は長期的にじっくりとキャピタルゲインを狙いたい人に向いている投資手法と言えるのです。
また、割安株には配当利回りの高い銘柄も多く存在するため、こうした高配当割安株へ投資することで長期的かつ安定したインカムゲインも期待できるでしょう。
2024最新!割安株の人気銘柄ランキング
割安株はPBR、PER、ROEといった財務諸表に基づいてスクリーニングすることで探し出すことが可能です。
ここでは一定の条件に基づいて抽出した銘柄から7社についてご紹介します。
実際にスクリーニングを行う条件についても後段で詳述していますので、こちらとあわせて参考にしてみてください。
- 【1605】INPEX
- 【5019】出光興産
- 【5017】富士石油
- 【6627】テラプローブ
- 【8935】FJネクストホールディングス
- 【6932】遠藤照明
- 【5816】オーナンバ
【1605】INPEX
銘柄名 | INPEX |
銘柄コード | 1605 |
株価 | 1,956円 |
時価総額 | 2,712,321百万円 |
PER | 7.98倍 |
PBR | 0.60倍 |
ROE | 12.7% |
一株配当 | 64.0円 |
配当利回り | 4.01% |
株主優待 | オリジナルデザインのQUOカード |
INPEXはエネルギー資源の探査・開発・生産・販売に従事する国内最大手の総合エネルギー会社です。
主に天然ガス・原油・LNGの生産に焦点を当てており、国内外に多数の資源プラントを保有しています。
日本のエネルギー安全保障にとって非常に重要な企業であるため、日本の上場企業の中で唯一、日本政府に対して黄金株を発行しているという特徴があります。
黄金株とは株主総会や取締役会において重要な議決を拒否する権利を付与された株式のことで、拒否権付株式とも呼ばれています。
日本政府が黄金株を保有していることで外資などからの買収を阻止できるようになっているのです。
これは裏を返せば、日本政府以外の投資家が保有する株式は一般的な株式と比べて議決権が弱いことを意味しています。
そのため経営に参加したい投資家にとってはINPEX株は他の銘柄より見劣りすることになりますが、純粋に資産運用として投資したい場合には魅力的な選択肢と言えるでしょう。
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【5019】出光興産
銘柄名 | 出光興産 |
銘柄コード | 5019 |
株価 | 2,945円 |
時価総額 | 877,212百万円 |
PER | 8.54倍 |
PBR | 0.52倍 |
ROE | 21.81% |
一株配当 | 120.0円 |
配当利回り | 4.11% |
株主優待 | なし |
出光興産は石油製品の製造・販売やガス事業、資源開発などを行う大手エネルギー会社です。
主力製品はガソリンや軽油などの石油製品となっており、現在は「apollostation」というブランド名に移行されつつありますが、出光といえばガソリンスタンドのブランドとして愛着がある方も多いことでしょう。
一方で近年は再生可能エネルギーの開発にも力を入れており、国内外で多数の発電所を展開しています。
世界的なSDGsやカーボンニュートラルへの動きは石油業界にとっては逆風と言えますが、直近の業績では2022年3月期に過去最高益を記録している上、2023年3月期についてもエネルギー価格の高騰などを背景に堅調に推移しています。
配当がしっかり行われてきていることから見ても、検討しておきたい割安株と言えるでしょう。
出光興産を取引する際は、スマホアプリから手軽に売買できる楽天証券公式サイトをチェックしてみてください。
【5017】富士石油
銘柄名 | 富士石油 |
銘柄コード | 5017 |
株価 | 293円 |
時価総額 | 22,908百万円 |
PER | 3.41倍 |
PBR | 0.31倍 |
ROE | 27.05% |
一株配当 | 10.0 円 |
配当利回り | 3.70% |
株主優待 | なし |
富士石油は石油の輸入・貯蔵・精製などを行っているエネルギー会社です。
京葉工業地域に石油精製施設を持ち、出光興産、ENEOS、住友化学、日本製鉄などに石油製品を供給しています。
その立地優位性と堅固な顧客基盤によって他社の参入を許さない安定したビジネスを確立していますが、SDGsやカーボンニュートラルへの圧力の強まりによって、石油業界全体が大きな転換点を迎えつつあります。
そのため同社も石油精製施設の徹底した環境対策や、脱炭素ビジネスの追求としてバイオ燃料の研究開発に力を入れており、長期的にはこうした取り組みの成否が注目されることになるでしょう。
とはいえ、今後も当分の間は石油が基幹エネルギーであり続けることが予想されており、堅固なビジネス基盤の上で安定した配当を続けていることから見ても、当面は安定が期待できる銘柄と言ってよいでしょう。
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【6627】テラプローブ
銘柄名 | テラプローブ |
銘柄コード | 6627 |
株価 | 2,737円 |
時価総額 | 23,169百万円 |
PER | 7.24倍 |
PBR | 0.54倍 |
ROE | 11.24% |
一株配当 | 54.0円 |
配当利回り | 2.16% |
株主優待 | なし |
テラプローブは2005年に東京都中央区で設立された、半導体テスト会社です。
国内最大規模のテスト装置を有しており、半導体のテストに関する工程を一貫して受託しています。
現在は世界的なメモリストレージ製造メーカーであるKingston Technology社の傘下にある台湾PTI社が親会社となっており、世界的な半導体需要増を受けて着実に業績を伸ばしてきました。
直近では2022年12月期決算で過去最高益を更新しており、ROEは11.24%と優れた水準になっています。
半導体業界は短期間で市況が大きく変化するという特徴があり、短期的には落ち込む可能性があるものの、長い目で見れば今後も半導体需要は伸びていくことが予想されています。
2%程ではありますが配当も実施しており、長期保有も含めて検討したい銘柄の一つと言えるでしょう。
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【8935】FJネクストホールディングス
銘柄名 | FJネクストホールディングス |
銘柄コード | 8935 |
株価 | 987.0円 |
時価総額 | 35,235百万円 |
PER | 5.24倍 |
PBR | 0.59倍 |
ROE | 11.24% |
一株配当 | 48.0 円 |
配当利回り | 4.71% |
株主優待 | カタログギフト(5,000 円相当)温泉旅館利用券※保有年数に応じて異なる |
FJネクストホールディングスは、資産運用目的のマンション開発を中心とした不動産開発・販売・運営・管理などを行っている企業グループです。
東京都心や横浜・川崎エリアなどで資産運用型マンション「GALAマンションシリーズ」を多数開発、販売しています。
関東圏に住んでいる人であれば、GALAマンションのテレビCMを見たことがある人も少なくないのではないでしょうか。
単身者をはじめとした首都圏のマンション賃貸需要が底堅いことから、同社の業績も安定した推移を見せています。
なお、同社は旅館事業も手掛けており、伊豆半島に3件の旅館を所有しています。
4%の高配当に加えて、株主優待としてカタログギフトや同社が運営する温泉旅館の利用券が貰える事も嬉しいポイントの一つと言えるでしょう。
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【6932】遠藤照明
銘柄名 | 遠藤照明 |
銘柄コード | 6932 |
株価 | 1,075.0円 |
時価総額 | 12,663百万円 |
PER | 3.80倍 |
PBR | 0.44倍 |
ROE | 12.86% |
一株配当 | 30.0円 |
配当利回り | 3.50% |
株主優待 | なし |
遠藤照明は大阪市中央区に本社を置く、大手照明器具専門メーカーです。
大型施設向けの照明設備から家庭用の照明器具まで幅広く手掛け、特に商業施設の照明においては国内トップクラスの実績を誇ります。
同社はLED製品の開発に力を注いでおり、2009年に世界に先駆けて実用的なLED照明器具の製品化に成功し、その後もLED照明のIoT化によって省電力化や低コストでの調光システムを実現するなど、業界をリードし続けています。
一方で遠藤照明は発行済株式の3分の1以上を創業者一族で保有している、いわゆるオーナー企業となっています。
オーナーの意向によって株主総会などの議決に対して拒否権が行使できるほか、大手のグループに所属していない独立系であることなどのリスクが、株価に反映された結果の割安水準と見ることができるでしょう。
投資する際はこうしたメリットとデメリットをしっかり見極めて判断する必要があります。
遠藤照明は、SBI証券で取引可能です。
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【5816】オーナンバ
銘柄名 | オーナンバ |
銘柄コード | 5816 |
株価 | 781.0円 |
時価総額 | 10,498百万円 |
PER | 4.77倍 |
PBR | 0.49倍 |
ROE | 11.11% |
一株配当 | 24.0円 |
配当利回り | 2.87% |
株主優待 | なし |
オーナンバはワイヤー・ケーブル・ワイヤーハーネスなどの製造・販売を行うメーカーです。
売上高の4割を欧州やアジアなどの海外で稼いでいる同社は、世界的な半導体不足に伴う機械製品の生産調整などの影響を受けながらも、新エネルギー分野での新規システム開発や、環境関連システム製品の新規開拓などの取組によって、業績は堅調に推移しています。
2022年3月決算時点でのROEは12%を越え、PER・PBRも割安水準となっています。
3%には及ばないものの配当も継続的に実施しており、価格の安さも相まって手を出しやすい割安株となっています。
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高配当割安株ランキング
割安株は底値が堅い傾向があるため、比較的長期保有しやすいという特徴があります。
そのため割安株の中でも高配当な銘柄を保有することで、安定したインカムゲインを狙う投資手法も人気です。
ここでは先ほどご紹介した割安株7銘柄の中から、次の高配当株3銘柄にフォーカスして解説していきます。
銘柄 | 一株配当*1 | 配当利回り*2 |
---|---|---|
FJネクスト | 48円 | 4.71% |
INPEX | 64円 | 4.31% |
出光興産 | 120円 | 3.91% |
*1 一株配当は各社中間決算資料記載の予想値
*2 配当利回りの株価は2023年8月18日終値を使用
FJネクスト(利回り4.71%)
年 | 一株配当 |
---|---|
2023年3月期(予想) | 48円 |
2022年3月期 | 48円 |
2021年3月期 | 44円 |
2020年3月期 | 44円 |
2019年3月期 | 36円 |
FJネクストは「株主に対する利益還元を経営の重要課題のひとつ」としており、安定的な利益配分を行うことを基本方針としています。
実際に過去の配当実績を見ても安定した配当を行っており、今後も継続的な配当が期待されます。
また同社は株主優待が充実しており、保有年数と株数に応じてカタログギフトや伊豆の温泉旅館宿泊券が貰える点も、嬉しいボーナスと言えるでしょう。
INPEX(利回り4.31%)
年 | 一株配当 |
---|---|
2023年12月期(予想) | 64円 |
2022年12月期 | 62円 |
2021年12月期 | 48円 |
2020年12月期 | 24円 |
2019年12月期 | 30円 |
INPEXは日本国政府に黄金株を発行しているため一般株主の議決権が弱いという特徴がありますが、他方で株主への配当には力を入れている企業でもあります。
2022年に策定した中期経営計画では、2022年度から2024年度の期間中は総還元性向40%以上を目途とし、1株あたりの年間配当金の下限を30円に設定するなど、安定的な配当を基本方針としています。
また、保有年数と株数に応じてオリジナルデザインQUOカード(1,000円〜5,000円)の配布が株主優待として設定されており、これも含めると実質的な利回りは更に高くなるでしょう。
出光興産(利回り3.91%)
年 | 一株配当 |
---|---|
2023年3月期(予想) | 120円 |
2022年3月期 | 170円 |
2021年3月期 | 120円 |
2020年3月期 | 160円 |
2019年3月期 | 100円 |
出光興産は主として既存事業の収益力強化による株主への利益還元を経営上の重要課題として位置付けています。
2023年度から2025年度までの中期経営計画では、総還元性向50%以上の株主還元を行う方針を明記しており、1株あたり120円の安定配当を基本として掲げています。
あくまでも計画ですので確実な配当が保証されているわけではない点については注意が必要です。
しかし、経営計画でここまで強い還元方針を示している事は心強いポイントと言えるでしょう。
10万円以下で買える割安株ランキング
割安株は企業本来の収益力や資産価値と比べて株価が安くなっている状態ではありますが、実際に株を購入するにはまとまった資金が必要です。
通常の株式取引では単元株と呼ばれる売買単位で株を購入する必要があり、今回ご紹介した7銘柄は全て100株単位となっています。
そのため、割安株を購入するには株価の100倍の資金を用意する必要があるのです。
先ほどご紹介した7銘柄の中で、10万円以下で買える割安株は次の3銘柄です。
銘柄 | 株価 | 単元株価格 |
---|---|---|
富士石油 | 267円 | 26,700円 |
オーナンバ | 836円 | 83,600円 |
遠藤照明 | 857円 | 85,700円 |
いずれの銘柄も利回り2%〜3%程度の配当を予定しており、少ない金額から割安株投資を始める際には候補に入れたい銘柄と言えるでしょう。
また高配当割安株の項目でもご紹介したFJネクストホールディングスも、株価が1,000円前後で推移しているため、タイミングによっては10万円以下で購入できる可能性があります。
人気の米国割安株ランキング
さて、ここまで日本株における割安株についてご紹介してきましたが、米国の割安株へ投資を検討している方もいることでしょう。
ここでは代表的な米国株の中から次の3つの割安株について解説します。
- 【GM】ゼネラル・モーターズ
- 【BAC】バンク・オブ・アメリカ
- 【GS】ゴールドマン・サックス・グループ
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ポジションを持っている間は金利調整額が発生するため長期保有にはあまり向いていませんが、米国割安株でキャピタルゲインを狙いたい人にはおすすめの選択肢と言えるでしょう。
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【GM】ゼネラル・モーターズ
銘柄名 | ゼネラル・モーターズ |
ティッカー | GM |
株価 | 41.01 USD |
時価総額 | 571.94憶 USD |
PER | 6.69倍 |
PBR | 0.8倍 |
ROE | 13.98% |
一株配当 | 0.18 USD |
配当利回り | 0.44% |
ゼネラルモーターズは米国の最大手自動車メーカーです。
2022年の米国新車販売台数では、前年首位だったトヨタ自動車を抜いて2年ぶりの首位を奪還しました。
一方で、全世界における新車販売台数では首位のトヨタ自動車をはじめ、フォルクスワーゲン、現代自動車、ルノー・日産・三菱アライアンスの後塵を拝し、世界シェアの低下が懸念されています。
こうした中、2021年には50〜60ドルであった株価が現在は40ドル前後の安値圏で推移しています。
しかし、世界で2番目の自動車市場である米国で首位であることは同社の大きな強みであり、割安株として魅力的な検討対象と言えるでしょう。
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【BAC】バンク・オブ・アメリカ
銘柄名 | バンク・オブ・アメリカ |
ティッカー | BAC |
株価 | 34.16 USD |
時価総額 | 2,734.11憶 USD |
PER | 10.71倍 |
PBR | 1.0倍 |
ROE | 10.61% |
一株配当 | 0.86 USD |
配当利回り | 2.52% |
バンク・オブ・アメリカはノースカロライナ州シャーロット市に本店を置く米国の大手銀行です。
米国の優良銀行でありながらPERは10倍、PBRも1倍という魅力的な水準で推移しているこの銘柄は、世界屈指の投資家として有名なウォーレン・バフェット氏がポートフォリオに多く組み込んでいることでも話題となっています。
2023年は米国経済がリセッション(景気後退局面)に入ることが予想されており、金融業界においては注意が必要ですが、米国銀行株を投資先に組み込みたい人には魅力的な割安株と見られています。
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【GS】ゴールドマン・サックス・グループ
銘柄名 | ゴールドマン・サックス・グループ |
ティッカー | GS |
株価 | 357.09 USD |
時価総額 | 1,197.76憶 USD |
PER | 11.88倍 |
PBR | 1.02倍 |
ROE | 10.47% |
一株配当 | 9.0 USD |
配当利回り | 2.52% |
ゴールドマン・サックス・グループは米国の大手投資銀行です。
直近の2022年12月決算は売上高が20%減の473億ドル、純利益が前期比48%減の112億ドルの減収減益となっています。
これはFRBによる急速な利上げや金融市場の混乱を受けて、資金調達支援やM&Aなど投資銀行業務の需要が冷え込んだことが背景にあります。
ただし、業績が悪化したとはいえPERは11.88倍と優秀な水準を維持しており、割安株の一つとして検討に値する銘柄と言えるでしょう。
収益力が低下したことを踏まえ、同社は大規模な組織再編や人員削減に取り組んでおり、こうした削減努力によって業績が回復できるか注目されています。
ゴールドマンサックスはGMOクリック証券でCFD取引ができるので、興味がある方はぜひGMOクリック証券をチェックしてみてください。
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割安株を購入する際に人気の証券会社
割安株へ投資をするには、証券会社に口座を開設しておく必要があります。
証券会社によってそれぞれ異なる強みがありますので、ご自分の投資スタイルに応じて最適な証券会社を選んでいきましょう。
- 【CFD取引なら】IG証券
- 【現物取引なら】SBI証券
【CFD取引なら】IG証券
名称 | IG証券 |
取扱商品 | 株式CFD、株価指数CFD、商品CFD、FX、ノックアウトオプション |
取引手数料 | 0.055%(日本株・CFD取引) |
公式サイト | IG証券の公式サイト |
関連記事 | IG証券の口コミ・評判 |
IG証券はイギリス発祥の金融大手であるIGグループが運営する日本法人です。
株式CFD、株価指数CFD、商品CFD、FX、ノックアウトオプションなど幅広い商品が提供されているため、割安株だけでなくさまざまな手段や商品に分散投資したい人に向いています。
特に株式CFDでは最大5倍までレバレッジをかけて取引を行うことができるため、元手資金を最大限に活用して割安株の値上がり益の極大化を狙えます。
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【現物取引なら】SBI証券
名称 | SBI証券 |
取扱商品 | 株式、債券、FX、先物オプション、投資信託、各種CFD |
取引手数料 | 55円~1,070円(スタンダードプラン・国内株式)0円~約定代金に応じた額(アクティブプラン・国内株式) |
公式サイト | SBI証券の公式サイト |
関連記事 | SBI証券の口コミ・評判 |
SBI証券は金融大手のSBIグループが運営する、国内株式の個人取引シェアNo.1のネット証券です。
取引手数料の安さに定評があり、アクティブプランであれば1日の約定金額合計額が100万円以内であれば取引手数料が無料となる料金設定になっています。
少額から割安株投資を始めたい方にはぴったりの証券会社と言えるでしょう。
現物取引が可能であるため、高配当割安株を長期保有する投資にも向いています。
またSBI証券では投資信託の取り扱いがあり、中には割安株を中心に組み込んだファンドも多数ありますので、銘柄選定に不安がある方は投資信託での割安株投資を検討してみるのも良いでしょう。
手軽に割安株への投資を初めてみたい方は、SBI証券をぜひチェックしてみてください。
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割安株のスクリーニング方法・見つけ方
株式投資を行っている方であれば、「麦わら帽子は冬に買え」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
注目される前の安値のうちに投資することの重要性を説いた投資格言ですが、定期的に必ず訪れる季節と違って、現実に株価が上下するタイミングを予想することは難しいものです。
しかし、各種財務指標を組み合わせてスクリーニングすることで、今割安になっている銘柄を探し出すことなら比較的容易となります。
ここでは割安株を探す際の代表的なスクリーニング条件を4つご紹介します。
ぜひ参考にしながら、ご自身にとってベストな銘柄を探してみてください。
- PBRが1以下であること
- PERが15倍以下であること
- ROEが10%以上であること
- 配当利回りが3%以上であること
PBRが1以下であること
PBR(Price Book-value Ratio 株価純資産倍率)とは、企業の株価が純資産に対して割高か割安かを判断するための指標で、1を基準として数値が小さいほど割安であることを示しています。
PBR = 株価 ÷ 一株あたり純資産(BPS)
(BPS = 純資産 ÷ 発行済株式総数)
例えばPBRが1未満である場合、その企業は時価総額(市場が評価している企業価値)よりも純資産(会計上の企業の解散価値)の方が多い状態となっています。
そのため万が一その企業が解散してしまったとしても、株主は株価以上の分配を見込めることになり、理屈の上では損をしない状態と見ることができるのです。
このようにPBRは資産価値の観点で割安株を見分ける際に、非常に重要な指標であると言えるでしょう。
ただし、PBRにも注意しなければいけない点があります。
大きな赤字が続いている企業や、訴訟などによる簿外債務を抱えている企業の場合は、表面的なPBRだけで割安株であると断定することはできません。
というのも、PBRが1.0以下であるということは、市場に「この企業の持つ純資産は将来にわたって利益を生まないだろう」と評価されていることを意味するからです。
そのため、PBRが低いということは、その企業の将来性があまり望めないということも示唆しており、単純にPBRの高低だけで割安・割高を判断するのは危険です。
そこでこの後に解説するPERやROEなどによって収益力をしっかり条件に加える必要があるのです。
PERが15倍以下であること
PER(Price Earnings Ratio 株価収益率)とは、企業の株価と収益を比較することで投資価値を判断するための指標で、値が小さいほど割安であることを示しています。
PER = 株価 ÷ 一株あたり利益(EPS)
(EPS = 当期純利益 ÷ 発行済株式総数)
例えば100万円の純利益を稼ぐA社とB社があり、どちらも発行済株式総数が1万株であったとします。
A社の株価が1,000円、B社の株価が2,000円だった場合、どちらの株が割安と言えるでしょうか。
このケースではA社のPERは10倍、B社のPERは20倍となり、A社の方が割安と見ることができます。
一般的に日本の上場企業のPERは概ね15倍程度が平均値と言われていますので、PERが15倍以下の条件でスクリーニングすることで、収益力の観点で割安株を絞り込む事ができるのです。
ROEが10%以上であること
ROE(Return On Equity 自己資本利益率)とは、企業が投下された資本に対してどれだけの利益を上げられているのか、すなわち経営効率の高さを判断するための指標です。
原則的に、値が大きければ大きいほど好ましいとされています。
ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本(純資産) × 100
ROEは株価に左右されないため割安かどうかを判定する指標とはなりませんが、株主にとって企業の利回りともいえるROEは、多くの投資家が重視している財務指標とされています。
日本企業の場合、ROEが10%を超えると一般的に優良企業と目されます。
PBR、PERに加えてROEで絞り込むことで、優良な割安株を見つけていきましょう。
配当利回りが3%以上であること
割安株で配当収入を獲得したい場合は、配当利回りを条件に加えるのも良いでしょう。
配当利回り = 一株あたりの年間配当額 ÷ 株価
ROEが高い企業は優良企業と前述しましたが、いくら利益効率が良くて純資産が蓄積されたとしても、それが株価に反映されなければ株主にとって直接的な利益にはなりません。
一方で配当として利益を株主還元している企業であれば、例え株価が横這いであったとしても株主は定期的な配当収入を得ることができます。
そのため、しばしば割安株投資は高配当株投資とセットで語られることが多いのです。
求める高配当の水準は人によって異なるかもしれませんが、ここでは3%程を基準として、適宜調整してみると良いでしょう。
人気の割安株/バリュー株のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は割安株の特徴や探し方、人気の割安株銘柄などを解説してきました。
- 割安株とは会社の本来の価値よりも株価が低い状態の株式
- 既に割安なため下値が堅く、値上がりも期待しやすい
- 配当や優待目的での長期保有がしやすい
- 自分で割安株を探す場合のスクリーニング基準
- 割安株に投資するならIG証券が人気!
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