ベトナム株投資におすすめのネット証券会社は?特徴や注意点を解説

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ベトナムはASEANを構成する東南アジア大陸部の国であり、勢いのある若いマーケットとして投資家に注目されています。

ベトナム市場の魅力は人口の増加に伴う経済成長、資源の豊富さ、そして安定した政治体制です。

この記事では将来的な発展の可能性が高い「フロンティア株」であるベトナム株の特徴・メリットや、注意点ついて解説していきます。

この記事をまとめると
  • 「フロンティア株」とはどういったものか
  • ベトナム株の特徴とメリット
  • ベトナム株を取引するにはどの証券会社がおすすめか
  • ベトナム株の注意点と投資する際のコツ
  • ベトナム株を買うにはネット取引に対応したSBI証券が最適

ベトナム株への株式投資をするならSBI証券が最適です。

最短5分で口座開設が完了でき、すぐにベトナム株への投資をスタートすることができます。

この記事を参考にベトナム株への理解を深め、株式投資を始めてみましょう。

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目次

ベトナム株の基礎知識

ベトナム株はホーチミン取引所とハノイ取引所に上場されている株式です。

ホーチミン取引所は設立時2銘柄、ハノイ取引所は設立時6銘柄での操業開始となっています。

取り扱い銘柄は年々増加していき現在ではホーチミン取引所は396銘柄、ハノイ取引所は363銘柄と合計で759もの銘柄を取り扱うまでに成長したのです。

ここでは顕著な成長を遂げてきたベトナム株の基礎について解説していきます。

ベトナム株は「フロンティア株」である

フロンティアとは日本語で「辺境」を意味します。

フロンティア株は、市場規模が先進国及び新興国より小さく流動性が低い株式です。

しかし、フロンティア株は「次世代の新興国株」と考えられています。

新興国株へ格上げがされると、市場が急成長し株価が上昇することが見込まれます。

ベトナム政府も自国株式をフロンティア株から新興国株へ移行させることに対して積極的です。

「フロンティア株」のベトナム株を買えば必ず儲かるわけではない

ベトナム株は近い将来「新興国株」に格上げされることが期待されています。

しかし、現在は期待がされている状態であってまだフロンティア市場と評価されている状態です。

フロンティア市場と評価されている段階では株式市場の流動性が低いため、短期的に株式を購入して売却しようとしても買い手がつかない可能性があります。

上述の理由からベトナム株を買えば必ず儲かるとは言えません。

ベトナム株の特徴・メリット

次にベトナム株の特徴とメリットについて解説していきます。

主なポイントは以下の2つです。

ベトナムは人口が一億を超える若い成長市場

ベトナムの特徴を理解するために、人口と平均年齢や出生率について日本と比較していきましょう。

ベトナムの人口は約1億人でありながら、平均年齢が31歳と若者が多い国です。出生率は2.09と高く、人口は増加していくと予測されます。

対して日本の人口は1億2500万人でベトナムよりも多いですが、平均年齢は49歳と高く高齢者が増加しています。出生率は1.36で人口は徐々に減少していく見通しです。

ベトナムは、日本と比較すると平均年齢が若く出生率も高いため総人口が日本を追い抜く日も近いかもしれません。

また平均年齢が若いということは内需が拡大しやすく外国経済に依存しないということですから、安定的な経済発展の伸びしろがあるということになります。

現在のベトナムの状況は1970年代の日本経済の状況と似ており、日本の高度成長期のような経済成長が期待できるのです。

中国に代わる生産拠点として投資が増大している

ベトナムは中国に代わる生産拠点として投資家や事業家の注目を集めています。

その理由として挙げられるのが労働賃金の安さです。

アジア各国の中でもタイやインドよりも低い水準にあり、特に中国と比べると3分の1ほどとなっています。

ちなみに日本と比べると10分の1ほどの労働賃金なので、いかにベトナムの労働力が安価であるかがわかると思います。

この労働賃金の安さが海外からベトナムに対しての投資を増やしているのです。

さらにベトナム政府は義務教育を10年にし自然科学教育や教育のデジタル化を推進するなど教育に力を入れています。

ベトナム人は基礎的な教育のレベルが高く賃金が低いため、優れた労働力であると評価できます。

以上の理由から、ベトナムは中国に代わる生産拠点とされ投資が増えているのです。

ベトナム株を買える証券会社の比較ポイント

それでは、有望な市場であるベトナムの株式に投資するにはどの証券会社が良いのでしょうか。

比較する際に重要になってくるポイントについて解説していきます。

取引できる株の銘柄

取引できる銘柄が多ければ多いほど投資できる金融商品の選択肢が増えます。

株式投資に関しては選択肢が多いことは市場の情勢に合わせた選択ができるということなので一般的に好ましいことです。

そのため取引銘柄が多い証券会社を選ぶことをおすすめします。

取引に関する費用

長期的な取引を見据えると取引手数料が低く抑えることができれば手に入る利益を増やすことができます。

取引手数料が高い証券会社は株式を売買するごとに手数料がかかってしまい、せっかく株式運用で得た利益の一部を取られてしまいます。

取引に関する費用はネット証券会社選びにおいて非常に重要な要素なのでしっかりと確認しましょう。

ネット取引

株式投資するのであればネット取引ができるかどうかはポイントになってきます。

ネット取引非対応の証券会社の場合、取引するごとに電話するか窓口へ行かなくてはならず面倒です。

日中仕事をしている多くの人にとっては、ネットで株式の取引ができることは重要になってくるでしょう。

ベトナム株が購入できる証券会社比較一覧

それではベトナム株式を購入できる証券会社を比較していきましょう。

下の表ではベトナム株を購入できる4社の条件を比較しています。

スクロールできます
比較項目SBI証券アイザワ証券岩井コスモ証券むさし証券
対象市場ホーチミン
ハノイ
ホーチミン
ハノイ
ホーチミン
ハノイ
ハノイ
銘柄数322277岩井コスモ証券の
条件を満たすもの
27
ネット取引対応対応非対応非対応
取引手数料(税込)約定金額の
1.65~2.20%
最低取引手数料
5,500円
(買いの場合のみ)
約定金額の
2.2~2.926%
最低取引手数料
132万ベトナムドン
(約5,940円)
(売却金額が
最低手数料未満
の場合は約定代金の
55%)
約定金額の
2.2%
最低取引手数料
5,500円
(売却金額が
5,500円未満
の場合は約定代金の
55%)
約定金額の
2.2%
最低取引手数料
5,500円
(売却金額が
10,000円以下
の場合は約定代金の
55%)
為替手数料
1万ドン取引時
(円換算時
手数料率)
2円
(約4.4%)
2円
(約4.4%)
2円
(約4.4%)
1.5円
(約3.3%)
決済方法外貨決済外貨決済
円貨決済
外貨決済外貨決済
円貨決済
公式サイトSBI証券公式ページアイザワ証券公式ページ岩井コスモ証券公式ページむさし証券公式ページ

各社比較すると決済方法や手数料に関してかなりの違いがあることがわかりますね。

ネット取引に対応しているかどうかが取引のしやすさに大きく影響することもおさえておきましょう。

ベトナム株購入におすすめの証券会社

SBI証券Top

上にあげた4つの証券会社の中で、ベトナム株投資に最も最適な証券会社はSBI証券です。

取引銘柄の多さとネット取引に対応している点がSBI証券が人気の理由です。

取扱銘柄が4つの中で一番多い

SBI証券は、紹介した4つの証券会社のうちでもっとも多い322銘柄の取り扱いをしています。

さらにホーチミン市場、ハノイ市場どちらにも対応していているのも良いです。

その結果、322銘柄と多くの銘柄を取り扱うことができています。

銘柄が限られるとせっかく良い投資先をみつけたとしても取引することできないため、選択肢が豊富なSBI証券はおすすめです。

ネット取引対応

SBI証券はネット取引に対応しているので、インターネットにつながってさえいればどこからでも注文することができます。

さらにSBI証券はスマートフォン用アプリを利用して気軽に注文できます。

昼間仕事で忙しい方でも、スマートフォンアプリからすぐに株式の取引ができます。

上記の二つの理由から、ベトナム株取に最適なネット証券会社はSBI証券になります。

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日本で購入できるベトナムのおすすめETF・投資信託

続いて、日本で購入できるベトナムのおすすめETF・投資信託をご紹介します。

それぞれ特徴が異なるので、分散投資をする際にも参考にしてみてください。

VNM

名称ヴァンエック・ベトナムETF
現在価格(2023年11月時点)13.06ドル
時価総額(2023年11月時点)544.979千ドル
直近配当利回り0.85%
経費率0.66%
3年トータルリターン-6.28%
5年トータルリターン-2.23%
購入できる証券会社SBI証券

VNM(ヴァンエック・ベトナムETF)は、マーケット・べクトル・ベトナム・インデックスの価格と利回り(手数料や経費控除前)に連動する運用実績を目指したETFです。

売上高の50%以上がベトナム国内の売上高が占めている上場企業で構成されています。

直近5年での変動は少なく⁻2.23%の低水準ですが、価格変動が安定しているため、複数の銘柄と分散する際に最適な銘柄です。

また、経費率が0.66%と低いのでトータルコストが抑えられる点も魅力的な銘柄と言えるでしょう。

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キャピタル-ベトナム成長株インカムファンド

名称キャピタル-ベトナム成長株インカムファンド
現在価格(2023年11月時点)15,606円
時価総額(2023年11月時点)25,954百万円
信託報酬1.881%
直近分配金100円
3年トータルリターン17.85%
5年トータルリターン7.99%
購入できる証券会社SBI証券

キャピタル-ベトナム成長株インカムファンドは、キャピタル アセットマネジメントが運用する投資信託です。

成長性の高いベトナムの企業へ投資を行い、ファミリーファンド方式で運用を行います。

信託報酬が1.8%程度と高めですが、設定来のパフォーマンスは100%を超えるなど、今後の高利益にも期待できる銘柄です。

年に4回の決算を行い、運用実績等に応じて収益分配が行われるため、インカムゲインを狙う際にも最適な銘柄と言えるでしょう。

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ベトナム株ファンド

名称ベトナム株ファンド
現在価格(2023年11月時点)13,204円
時価総額(2023年11月時点)89.23 億円
直近分配金1400円
信託報酬1.793%
3年トータルリターン15.55%
5年トータルリターン61.72%
購入できる証券会社楽天証券

ベトナム株ファンドは、「ダイワ・ベトナム株式マザーファンド」を通じてETFと株価連動債に投資をする銘柄です。

大和アセットマネジメントが運用する投資信託であり、長期間で高いパフォーマンスを誇ります。

ベトナム株ファンド

設定来(2016年12月)のパフォーマンスは91%とかなり高く、コロナショックを経験しながらも右肩上がりの上昇を続けてきました。

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ベトナム株の注意点

ここまではベトナム株の特徴やメリット・取引できる証券会社の比較やおすすめの証券会社について解説してきました。

次にベトナム株の注意点について、3つのポイントに分けて解説していきます。

日本語でベトナム株情報を収集するのが難しい

日本株の情報収集には主に書籍やTwitterなどのSNSが用いられます。

ベトナム株の情報を収集する際には、インターネットでの情報収集がメインになります。

しかし、日本語でベトナム金融市場の情報を収集することには限界があります。

なぜなら現地で起こった最新のニュースは、ベトナムで広く話されているベトナム語で書かれているからです。

株式取引を有利にすすめるためには最新の金融情報を収集することが重要です。

ベトナム株投資には、情報収集の難しさがあることをおさえておきましょう。

為替リスクが存在する

ベトナムは毎年3〜4%ほどのインフレ率で物価が上昇しています。

そのため、定期的に通貨の切り下げを実施しているのです。

ベトナムの通貨であるベトナムドンは、通貨の切り下げにより価格が下落することがあります。

するとベトナム株の配当はベトナムドンの切り下げのため下り、実質的な利回りは悪くなります。

通貨の切り下げによる為替リスクが存在することをしっかりと認識しましょう。

ベトナムはアメリカ・中国・韓国の経済動向に影響を受ける

アメリカの経済状況は、ベトナムのみならず全世界の国々に影響を与えます。

アメリカで発生したリーマンショックは世界的な恐慌を引き起こしましたが、ベトナムも例外なく影響を受け株価が下落しました。

新興の経済大国である中国のベトナムに与える影響も無視できません。

2018年後半に米中貿易摩擦が激しくなってからは、中国からの対ベトナム直接投資額は年々増加しています。

日本の隣国であり輸出が強い韓国は、2015年にベトナム・韓国FTAを結びベトナムに対する直接投資を増加させています。

さらに韓国は中国・アメリカに次ぐベトナムへの輸出国となっているため、アメリカ・中国・韓国経済はベトナム経済に大きな影響を与える存在となっているのです。

ベトナム株投資をする際のコツ

ここまでベトナム株の注意点について、情報収集の難しさ・為替リスク・米中韓経済の影響という3点を解説してきました。

次は、ベトナム株に投資する際のコツについて解説していきます。

成長の見込みがある分野や銘柄に投資しよう

2021年1月から3月の業種別GDP成長率をみると成長率が高い順に鉱工業・建設業、サービス業、農林水産業となっており、鉱工業・建設業のなかでも製造業の成長率が高いです。

ベトナムは中国に代わる生産拠点としての役割を担っており、海外への輸出が増えています。

そのため、輸出に関わる製造業関係のベトナム株取引が良いでしょう。

もうひとつはIT分野のベトナム株への投資です。

教育に力を入れているベトナム政府の方針を考えると、長期的な視点では今後のIT産業の成長が見込めます。

ベトナムの経済動向をチェックしよう

ベトナムの経済動向を知るための指標としては、「実質GDP成長率・VN指数・NNA景気指数」などがあります。

実質GDP成長率やVN指数(ホーチミン取引所の時価総額加重平均指数)をみることによって大まかな景気の動向を知ることができます。

アジア経済ニュースが発表しているNNA景気指数は景気判断基準を快晴から大雨で表現していて直感的に理解できます。

全体的なベトナム経済の動向分析には、ネットニュースや証券会社のウィークリーレポートが参考になります。

ベトナム株投資におすすめの証券会社まとめ

この記事では、ベトナム株の特徴・メリットや注意点について解説してきました。

ベトナム株は次なる新興国として期待されているフロンティア株であり、そのポテンシャルには目を見張るものがあります。

ベトナム株を取り扱っている日本の証券会社はいくつかありますが、その中でも特におすすめなのはSBI証券です。

取り扱い銘柄が多く株式をネット注文できることとスマートフォンアプリが使えることがおすすめする理由です。

SBI証券で成長の潜在性が高いベトナム市場の株取引を検討してみてはいかがでしょうか。

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監修者

InvestNavi(インヴェストナビ)編集部です。我々は、証券会社銀行省庁等の出身者や、FP証券外務員などの資格を持つ有識者を中心に、株式・為替・仮想通貨をはじめとした各分野に精通した金融の専門家によって結成されています。各自の専門知識をもとに、鮮明かつ初心者の方々から上級者の方々まで参考にすることができる信頼性の高い情報を提供します。

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