小麦CFDとは?価格動向や取引できる証券会社・始め方を徹底解説

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小麦を扱った投資商品の一つに「小麦CFD」があります。

実際に小麦の受け渡しをすることなく、売買によって生じた差額で利益を得ることを目指します。

小麦は、世界三大穀物の中のひとつでありながら、小麦CFDを取り扱っている証券会社は限られており、情報も少ないというのが現状です。

そこで今回は、小麦CFDの特徴やメリット・デメリット、おすすめの証券会社などについて詳しく解説していきます。

この記事の概要
  • 小麦CFDは、実際に小麦の受け渡しをせずに、売買によって生じた差額で利益を得ることを目指す投資方法である
  • 小麦価格は、天候や災害、作付面積、バイオ燃料生産の需要などの影響を受ける
  • 決済期限がないので長期間の保有が可能で、レバレッジを効かせて少額でも大きな取引ができる
  • 「売り」からも可能で市場の上昇時だけでなく下降時にも利益が得られる可能性がある
  • レバレッジをきかせることで、大きな損失が出たり追証が発生したりする可能性がある
  • 小麦CFDを始めるなら実績と安心の「IG証券」が最適

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小麦CFDについて理解できたら、さっそく口座開設をして取引を始めてみてください。

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目次

小麦CFDとは?

CFD (Contract for Difference)とは「差金決済取引」のことをいい、現物の売買は行わずに証拠金を預け入れて銘柄を売買し、その差金のみを決済します。

つまり小麦CFDとは、実際の小麦の受け渡しをせずに、売買によって生じた差額で利益を得ることを目指す投資方法ということです。

小麦は、とうもろこしや米とともに「世界三大穀物」として、世界中の人の主要な食糧源であるとともに投資対象としての役割も果たしてきました。

小麦生産国No.1は中国で、2位がインド、3位がロシアと続いています(2023年現在)が、日本では小麦の生産量はごくわずかで、主にアメリカ、カナダ、オーストラリアなどからの輸入に頼っているのが現状です。

小麦CFDは、シカゴ商品取引所(CME/CBOT)の先物市場でメインに行われており、世界の小麦価格の基準となっています。

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小麦CFDの相場の変動理由

小麦の輸出国として大きな割合を占めているのはアメリカなので、アメリカの小麦生産状況によって価格が大きな影響を受けています。

では、小麦CFDの相場変動の原因となる主な4つの理由について確認していきましょう。

小麦生産地の天候や自然災害

小麦は作物であるがゆえに、生産地(主にアメリカ)の天候や自然災害の発生状況に生産量が影響を受けます。

小麦の生育期に長期間にわたる雨や干ばつなどが起きると、小麦の供給が減少することが予測され価格が上昇する可能性があります。

中国やインドの生産状況・食料需要

中国やインドは、小麦の生産量が多いため高い自給率を保っていますが、一方で消費量も多いという現実があります。

仮に、天候状況や自然災害などで不作となり自国の生産量で間に合わない場合は、輸入量が急増することが考えられ、その結果、小麦の供給が間に合わず価格が上昇する可能性があります。

作付面積・期末在庫

主にアメリカの小麦農家の作付面積によって小麦のおおよその生産量が決まるため、作付面積の公表は投資家の注目するポイントです。

平均的な年間作付面積が少ない場合は、小麦価格が上昇する要因のひとつとなります。

バイオ燃料生産の需要

近年、原油価格の高騰を受けて、「バイオエタノール」などのバイオ燃料ブームが起きています。

バイオ燃料は、石油などの枯渇性資源とは異なり「非枯渇性資源」として注目されるほか、二酸化炭素の排出量が増えないため石油燃料の代わりとしての利用も期待されています。

小麦自体もバイオエタノールの原料となることがありますが、もっぱら利用されているのはとうもろこしで、それを受けて小麦生産農家の中にはとうもろこし生産農家へ移行するケースも多く、小麦の生産量が減少傾向にあります。

小麦の供給が足りない場合は、価格は上昇することが考えられます。

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小麦CFDの価格動向

小麦CFDが今後どのような価格変動を起こすのかを予測するためには、これまでにどのような価格動向をしてきたのかを知ることが大切です。

そこで、過去10年間(2010年から2020年まで)の推移と、過去1年間における推移から、小麦CFDの価格動向を確認していきましょう。

過去10年間の価格動向

下のチャートは、2012年から2023年までの約10年間の小麦価格の推移を示したものです。

過去10年間の価格動向
引用: Tradingviewの提供チャート

上記のチャートを見ると、2012年にかけて小麦価格が上昇していることがわかります。

これは、リーマンショックなどの世界的規模の経済危機による景気低迷や、小麦の作付け期に市場価格が低下したことなどを原因として収穫面積が減少したことが影響していると考えられています。

また、カナダでの豪雨、EU 西部の熱波や東部の洪水、ロシアの干ばつなど、小麦の主要生産国での天候不順や自然災害などが原因となり、世界全体的に生産量が減少することが予測されました。

その後、2012年中盤から2016年にかけて徐々に価格が下降していきましたが、2017年以降再び価格が上昇傾向にあります。

過去3年間の価格動向

次に、2020年11月からの過去3年間における小麦価格の推移を見ていきましょう。

過去3年間の価格動向
引用: Tradingviewの提供チャート

2020年11月以降の小麦価格は上昇と下降を繰り返しながらも、緩やかに上昇傾向にあると言えるでしょう。

小麦の価格が上昇するのは、小麦の主要輸出国である米国とカナダが高温や乾燥といった天候不順に見舞われ、作付状況が悪化したことが原因とひとつと考えられています。

ほかにも、景気が回復し始めた中国で豚の飼料用の輸入が増加したことや、新型コロナウィルス感染予防のための巣ごもり需要の高まりによる、運送料金の値上がりも影響を与えていわれています。

ちなみに、小麦CFD取引では買いと売りのどちらからでも利益を得られるチャンスがあるので、相場に関わらずいつでも取引を始めることができます。

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小麦CFDのメリット

小麦CFDには、決済期限がないため長期保有ができる、少額でも大きな利益が出せるチャンスがある、「売り」注文から入ることもできる、といったメリットがあります。

では、それぞれのメリットについて詳しく確認していきましょう。

決済期限がないので長期間保有できる

小麦先物取引は、来るべき将来の日にあらかじめ決めた価格で売買する取引なので、決済期限が定められています。

一方で小麦CFDは、参照している小麦先物が最終取引日を迎える前までに、次の小麦先物に交代(乗り換え)します。

そのため、小麦CFDには決済期限が実質なくなることから、長期間保有し続けることができます。

レバレッジをかけて少額でも大きな取引ができる

小麦だけに限ったことではありませんが、CFDはレバレッジをかけられる取引方法なので、手持ちの資金が少なくても大きな資金で取引をすることができます。

IG証券を例にとると、小麦CFDでは最大20倍のレバレッジをかけられるので、少額取引でも大きな利益を得られるチャンスがあります。

ただし、その分損失も小麦の現物取引と比較して最大20倍になりますので、大きな取引には注意が必要です。

損失についてしっかりと理解し、上手にレバレッジを活用すれば大きな利益が得られる可能性があるのはメリットといえます。

「売り」注文からでも始められる

小麦CFDは、「買い」注文からはもちろんのこと、証拠金を担保にして「売り」注文から始めることもできます。

そのため、相場が下落しているときでも利益が得られるチャンスがあるのです。

つまり、小麦現物取引のように「安く買って高く売る」だけでなく、「高く売って安く買う(買い戻す)」という逆方向の取引も可能になり、取引チャンスが倍になるというメリットがあります。

これらのメリットを生かして「小麦CFDを始めたい」と思ったら、小麦を始めさまざまな商品CFDを取り揃えている「IG証券」で口座開設をしてチャレンジしてみてください。

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小麦CFDのデメリット

小麦CFDには、投資家の興味をそそるメリットがあることがわかりましたが、一方で気を付けたいデメリットもあります。

主にレバレッジをかける際に起こり得るデメリットが大きく、ほかにも情報量の少なさなどが挙げられます。

レバレッジをかけると損失リスクも大きくなる

小麦CFDのメリットで、レバレッジを効かせられるため少額でも大きな取引ができるということに触れましたが、大きな利益が得られる反面、大きな損失を被るリスクもあることに注意が必要です。

小麦CFDでは最大20倍のレバレッジを効かせることができますが、損失リスクを考慮してレバレッジをかけ過ぎないようにすることが大切です。

追加保証金(追証)が発生することがある

レバレッジを効かせて取引をした場合、もし損失が出てしまったら追加保証金(追証)を差し入れなければなりません。

差し入れることができなければ取引は強制終了され、高額な損失が確定してしまいます。

追証の発生を防ぐためには、ギリギリの取引を避け余裕を持った取引を行うようにしましょう。

小麦CFDに関する情報が少ない

小麦CFDは、投資信託や株投資のようにメジャーな商品ではないため、得られる情報量が少ないというデメリットがあります。

また、小麦CFDを取り扱っている証券会社も限られているというのが現状です。

投資家や取扱い証券会社が少なければ、それだけ情報量も少なくなるため、市場動向を探る材料が限られてしまいます。

小麦CFDを取引できる証券会社比較一覧

小麦CFDを扱っている証券会社は数少ないというのが現状で、「IG証券」と「サクソバンク証券」の2社にとどまっています。

商品CFDの取扱い種類が多い「GMOクリック証券」でも小麦の取り扱いはありませんが、コーンや大豆といった農作物の取扱いはありますので、参考までに紹介します。

証券会社名取引可能な種類商品CFDの取扱い銘柄
IG証券・商品CFD
・ FX CFD
・ 株式CFD
・ ETF CFD
・主要国の国債CFD
・金
・銀
・プラチナ
・パラジウム
・WTI原油
・北海原油
・NY天然ガス
・シカゴ小麦
・シカゴコメ
・シカゴコーン
サクソバンク証券・商品CFD
・株式CFD
・ETF CFD
・先物株価指数CFD
・金
・銀
・プラチナ
・パラジウム
・WTI原油
・US天然ガス
・シカゴコーン
・シカゴ大豆
・小麦
GMOクリック証券・株価指数CFD
・ETFCFD
・商品CFD
・バラエティCFD
・外国株CFD
・金
・銀
・プラチナ
・WTI原油
・北海原油
・天然ガス
・コーン
・大豆
(小麦の取り扱いはなし)

このように、各証券会社によって取り扱っているCFDの種類が異なるうえ、商品CFDの具体的な銘柄もそれぞれ少しずつ異なっています。

小麦CFDを始めるなら取扱い銘柄数が豊富な「IG証券」が最適です。

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小麦CFDのおすすめ証券会社ランキング

小麦CFDを取り扱っている証券会社、「IG証券」、「サクソバンク証券」について詳しく紹介しています。

また、小麦CFDの取り扱いはありませんが、コーンや大豆といった銘柄を扱っている「GMOクリック証券」も併せて紹介します。

①IG証券

IG証券
銘柄名小麦CFD
取引手数料無料
レバレッジ最大20倍まで
取引時間10:00~22:45、23:30~4:20
(夏時間 9:00~21:45、22:30~3:20)
取引ツール・スマートフォン&タブレット専用アプリ ・ウェブブラウザ
公式サイトIG証券

小麦CFDを始める人におすすめなのがIG証券です。

IG証券の商品CFDでは、小麦をはじめとした農作物以外にもさまざまな原資産を取り扱っており、その数およそ約70種類。

商品CFDの取扱い銘柄数は断トツでトップを誇っています。

また、IG証券の小麦CFDは業界最狭水準のスプレッドで取引手数料が無料なので、コストを抑えた取引が可能となっています。

スマートフォン&タブレット専用アプリやトレーディング・アプリなどの便利な取引ツールも用意されているので快適な取引を行うことができます。

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②サクソバンク証券

銘柄名小麦CFD
取引手数料無料
レバレッジ最大20倍まで
取引時間10:00~翌日4:15 (夏時間 9:00~翌日3:15)
取引ツール・SaxoTraderGO ・SaxoTraderPRO など
公式サイトサクソバンク証券

サクソバンク証券でも、小麦CFDの取引が可能で、シカゴコーンやシカゴ大豆などの農作物や原油、天然ガスといった商品も取り扱っています。

手数料が無料なのでコストを抑えた取引が可能なほか、取引ツールが充実しているというメリットもあります。

日本国内のオンライン証券会社として10年以上続けてきたという信頼もあります。

③GMOクリック証券

GMOクリック証券 CFD
取扱い商品商品CFD
取引手数料無料
レバレッジ最大20倍まで
取引時間【コーン・大豆】
10:00〜22:45、23:30〜翌日4:15
(夏時間 9:00〜21:45、22:30〜翌日3:15)
取引ツール・GMOクリックCFD
・はっちゅう君CFD
・ウェブブラウザ
・プラチナチャート
公式サイトGMOクリック証券

GMOクリック証券には小麦CFDの取引はありませんが、コーンや大豆といった農産物の商品CFDがあります。

手数料が無料で、サポート体制も万全なので初めての人でも安心です。

興味のある人は、無料で利用できるデモ取引から始めてみるのも良いでしょう。

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小麦CFDの始め方

ここまでの内容で、小麦CFDの特徴やメリット・デメリットなどを理解できたら、いよいよ口座開設をして小麦CFDの取引を始めてみましょう。

具体的な小麦CFDの始め方について、「IG証券」を例にとって解説していきます。

STEP1:口座を開設する

IG証券の公式サイトにアクセスし、口座開設をします。

申し込み手順は簡単で、必要事項を入力し必要書類をアップロードするだけなので、通常は数分程度で完了します。

なお、口座を開設する前に、無料で利用できるデモ口座でCFD取引を体験しておくと安心です。

STEP2:口座に入金する

小麦CFDを取引する口座が開設できたら、取引資金を入金します。

なおIG証券では、最低入金金額といった条件はありませんので、必要に応じて金額を決めることができます。

入金方法には、ネットバンキングを利用する「クイック入金」と、投資家一人ひとりに割り当てられるみずほ銀行の振込先を利用する「ベストレシーバー入金」のふたつがあります。

STEP3:取引銘柄から「小麦CFD」を選択する

入金が済めばいつでも取引を始めることができます。

IG証券の取り扱っている豊富な銘柄の中から「小麦CFD」を選択しましょう。

IG証券では、ウェブブラウザだけでなくスマートフォンやタブレットのアプリでも取引することができます。

STEP4:ポジションの保有や決済をする

市場価格などから、「買い」または「売り」のどちらを保有するか、また、ロット数や注文方法なども設定します。

一般的に、小麦が今後上昇すると予測できる場合、安値で買い高値で売ることで利益を得られるチャンスがあります(買いポジションの保有)。

逆に、小麦が今後下落すると予測できる場合は、高値で売り下落したときに買い戻すことで利益が得られるチャンスがあります(売りポジションの保有)。

IG証券」は、初めての人でもわかりやすく口座開設ができるのでおすすめです。

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小麦CFDのまとめ

小麦CFDの特徴やメリット・デメリット、おすすめの証券会社などについて解説してきました。

小麦CFDのまとめ
  • 小麦CFDは、売買によって生じた差益を得ることを目指す投資方法である
  • 小麦生産地の天候や災害、作付面積、バイオ燃料生産の需要などによって価格が変動する
  • 長期間の保有が可能で、レバレッジを効かせて少ない元手でも大きな取引ができる
  • 「買い」と「売り」のいずれからでも取引可能なので、取引チャンスが2倍ある
  • レバレッジをきかせすぎると、大きな損失が出たり追証が発生したりする可能性がある

小麦CFDは、最大20倍のレバレッジをかけることができるため、少ない元手で大きな取引をすることが可能です。

ただし、レバレッジをかけ過ぎると大きな損失を出してしまう恐れがあったり、追証が発生したりする可能性があります。

小麦CFDを取引する際には、利益のことだけでなくデメリットについてもしっかりと理解したうえで取り組むことが大切です。

なお、安心して小麦CFDを行うためには信頼のある証券会社を選ぶことがポイントで、豊富な銘柄を取り扱っていて、なおかつ安心と信頼のある「IG証券」が最適です。

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監修者

InvestNavi(インヴェストナビ)編集部です。我々は、証券会社銀行省庁等の出身者や、FP証券外務員などの資格を持つ有識者を中心に、株式・為替・仮想通貨をはじめとした各分野に精通した金融の専門家によって結成されています。各自の専門知識をもとに、鮮明かつ初心者の方々から上級者の方々まで参考にすることができる信頼性の高い情報を提供します。

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