コモディティ投資とは?仕組みやメリット・デメリットを徹底解説!
この記事では、コモディティ投資の特徴やメリット・デメリット、コモディティ投資の種類について詳しく解説します。
また、コモディティ取引に最適な証券会社も合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
コモディティ投資は簡単に説明すると、商品先物市場を通じて貴金属やエネルギーなどの商品取引を行うことです。
証券会社で口座開設をして行うコモディティ投資ですが、どの証券会社を選べばいいのか分からない方も多いでしょう。
そういった方に最適なのが「GMOクリック証券」です。ぜひこの機会にGMOクリック証券公式サイトをチェックしてみてください。
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コモディティ投資とは
コモディティ投資とは、商品先物市場で取引されている「商品」と呼ばれる銘柄に投資することです。
そもそもコモディティ(Commodity)は直訳すると「商品」となりますが、あまりにも範囲が広すぎるので投資の世界では以下のようなものを指します。
- 貴金属:金・プラチナ・銀・銅・アルミニウム・亜鉛など
- エネルギー:原油・ガソリン・天然ガス・灯油など
- 農産物:小麦・とうもろこし・大豆・米・肉・砂糖など
コモディティ投資は実物資産への投資を意味しますが、投資方法としては現物取引だけではありません。
実物資産を対象とした投資信託・ETFなどもあることから、流動性において投資しやすい環境にあるといえます。
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コモディティ投資の仕組み
ここからはコモディティ投資の仕組み「直物市場」と「先物市場」の2つに分けて紹介します。
直物市場
直物市場は商品を現金と交換すると、その場ですぐに受け渡しできる市場なので、コモディティの即時受け渡しを必要とする場合に有効です。
例えば、工業用のパイプを製造しているA社が大量の銅製パイプの発注を受けた場合、仮にA社に十分な銅の在庫がなくても直物市場に参加して銅を購入することで材料の確保が可能です。
また、できるだけ早く売却したい銅の在庫を抱えている採掘企業の場合、直物市場に参加することで銅を売却できます。
コモディティは取引量が膨大かつ世界的な規模で取引されているため、トレーダーが毎回検品を行わなくても迅速な売買ができるような仕組みになっています。
先物市場
先物市場では商品・通貨・株価指数など、買い手・売り手が現時点で合意した金額で将来の特定期日に一定量の資産を受け渡すことを約束する取引である先物取引が行われています。
対象となる資産は取引所で物理的に取引されるわけではありません。
取引参加者は先物契約を代わりに行い、期日前に反対売買して決済することも可能です。
そのため、トレーダーは実物を保有することなく、コモディティ価格を使って投機取引(取引の目的物を現実に受渡ししないで相場変動によって生じる差額を利得しようとする売買取引)を行います。
先物契約はコモディティの現物を後日交換したい個人・企業によって結ばれることもありますが、ほとんどが投機・ヘッジ目的です。
売り手はコモディティの保管費・買い手への輸送費など、将来のリスク・費用を考慮する必要があるため、直物市場で同僚売買する場合とは価格が異なるため注意が必要です。
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コモディティ投資のメリット
コモディティ投資のメリットは以下の通りです。
- インフレに強い
- 分散投資が有効
- 危機時に強い
インフレに強い
まず紹介するコモディティ投資のメリットは「インフレに強い」ことです。
コモディティはインフレ(物価上昇)に合わせて投資対象である実物資産の価格も上昇する傾向にあるため、インフレ時には堅調に価格が上昇する資産であるといわれています。
一般的にインフレが起こると貨幣価格は下落。
そのため、現金で資産を保有していると、お金の価値が目減りしてしまうというリスクがあります。
景気回復が進む際にはインフレ懸念が台頭しますが、そのような状態でもコモディティは堅調な価格推移が期待できます。
現に、2023年8月現在は日本を含む世界各国でインフレが問題となっていますが、コモディティは安定した価格推移を見せている状況です。
インフレリスクに備えたいと考えている方は、資産の一部をコモディティに取引しておくのが良いでしょう。
分散投資が有効
次に紹介するコモディティ投資のメリットは「分散投資が有効」なことです。
コモディティは実物資産の需給・天候・生産量・在庫・為替レートなど、さまざまな要因によって価格が変わります。
そのため、株式・債券などの伝統資産の値動きとの相関関係が低く、特に金は「有事の金」と呼ばれるほど、金融市場が暴落した場合や国際情勢が悪化した場合に価格が上昇します。
基軸通貨であるドルの値動きが不安定になると、通貨そのものの信用力が落ち、金に資金が集中して値上がりします。
このように、コモディティは多くの金融資産・価格変動要因が異なるので、ポートフォリオの一部に組み込むことで、分散投資の効果が得られます。
危機時に強い
最後に紹介するコモディティ投資のメリットは「危機時に強い」ことです。
2007〜2008年のリーマンショック・2020年のコロナショック以降、金価格が特に上昇している一方で、世界経済が順調に成長した2010年代では横ばい状態が続いていました。
つまり、機関投資家・個人がリスクを取ってもいいと考えている場合は「株買い・金売り」、リスクを取れない場合は「株売り・金買い」をしているということです。
ただ、暴落直後は株・債券・コモディティなど、リスク性資産が売られすぎる傾向にあるため、現金価格が急激に上昇する傾向にあります。
そのため、暴落が落ち着いてからコモディティを入手するのも良いでしょう。
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コモディティ投資のデメリット
コモディティ投資のデメリットは以下の通りです。
- 価格変動が読みにくい
- 金利や配当などのインカム収入がない
- 景気変動に敏感
価格変動が読みにくい
まず紹介するコモディティ投資のデメリットは「価格変動が読みにくい」ことです。
コモディティは株式・債券とは違い、PER(株価÷1株あたりの純利益)・政策金利(各国の中央銀行が世間に出回る通貨量をコントロールするための金利)といった価格の指標となる数字がありません。
原油・穀物・鉱物には生産量などの指標がありますが、価格の後追いで変化する傾向にあり、株式・債券ほど価格の割高感・割安感を掴めない点に注意しましょう。
金利や配当などのインカム収入がない
次に紹介するコモディティ投資のデメリットは「金利は配当などのインカム収入がない」ことです。
コモディティ自体が収益を生み出すわけではないため、保有しているだけで金利・配当が発生するわけではありません。
そのため、株式などにある配当・分配金などのインカム収入は期待できません。
あくまでも、売買差益だけでの収入を見込む取引となります。
景気変動に敏感
最後に紹介するコモディティ投資のデメリットは「景気変動に敏感」なことです。
2020年4月に原油先物がマイナス価格になったことが市場に衝撃を与えたように、価格変動が大きすぎて思わぬ損失を招くこともあります。
このように、コモディティの価格は景気変動に強い影響を受けることもあるため、注意が必要です。
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コモディティ投資の種類
コモディティ投資には、投資信託・ETF・先物取引・現物取引・CFDといった種類があります。
投資信託
投資信託は「企業の株式・債券を集めて運用する商品のこと」ですが、株式・債券だけではなく、金・原油といった商品の投資信託もあります。
先物価格・指数に連動するものも存在しますが、ETFと比べて銘柄数が少なくて手数料が高い傾向にあるため、あまりおすすめできないものです。
銘柄数の多い金に連動する投資信託は以下の通り。
- 三菱UFJ純金ファンド
- MHAM金先物ファンド
- i-mizuhoゴールドファンド
投資信託・ETFは金融商品としての性質がほとんど変わらないため、コモディティ投資する場合には手数料がより安いETFの方が良いでしょう。
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ETF・ETN
ETF(上場投資信託)は東京証券取引所が開いている時間帯(9時〜11時半・12時半〜15時)にリアルタイムで取引可能です。
ETN(上場投資証券)とは裏付け資産の有無が違いますが、基本的には同じ性質を持っています。
日本で購入できる金は以下の通り。
- SPDRゴールドシェア(1326)
- 金価格連動型上場投資信託(1328)
- Wisdom Tree金上場投資信託(1672)
ETFは手数料の安い投資信託よりもさらに安いというメリットもありますが、現物が手に入らないというデメリットも存在します。
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先物取引
先物取引は「未来の取引を先取りしてする取引のこと」で、石油会社・総合商社などの資源を取引する企業がリスクを抑えるために行います。
具体的に例を挙げて説明します。
- 石油を開発・出荷する総合商社X社は、1L=100円で原油を卸す契約をしている
- 原油価格が1L=85円であれば、15円分の儲けを出せる
- しかし原油価格が将来的に1L=85円のまま維持するのは困難
- 損益分岐点である1L=100円を超えると損失を出す
上記の場合に役立つのが先物取引で、1年後に1L=85円で原油を卸す先物取引をしておけば、仮に1L=100円になったとしても問題ありません。
しかし、逆に1L=75円になっている場合、10円分安く売ることになってしまうため、機会損失を負ったことになります。
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現物取引
現物取引は「原資そのものを取引すること」で、原油や天然ガスではなく、純金やコインなどを取引します。
そのため、コモディティ投資における現物取引のほとんどが貴金属だといわれており、本物の貴金属を持てるという安心感があるのが現物取引のメリットです。
戦争・大災害が起きた起きた場合、最後に頼れるのは電子データ・株式・債券・金ETFではなく、プラチナやダイヤモンドなどの現物資産です。
しかし、現代の日本において戦争が起こる可能性は低く、大災害が起きても電子データは守られています。
現物で金などを保有するのはセキュリティ上問題があり、銀行で保有すると莫大な手数料がかかるため、現物取引はあまりおすすめできません。
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CFD
CFD(差金決済取引)は簡単に説明すると「レバレッジを掛けて行う投資のこと」で、株式にレバレッジを掛ける「株式CFD」、為替にレバレッジを掛ける「FX」、さらに「商品CFD」があります。
レバレッジを掛けることによって少ない資金で大きな金額の取引ができるので、ハイリターンを追い求める方に人気のある投資法です。
しかし、相場が下落時にはメルトレバレッジを掛けた分、より下落していくので注意しなければなりません。
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コモディティ投資の始め方
ここからはコモディティ投資の始め方をIG証券を例に挙げて紹介します。
- 取引したい商品を選ぶ
- 商品価格の変動要因について理解する
- 商品の取引方法を選ぶ
- 証券会社で取引口座を開設する
- 商品取引の仕組みを理解する
- 商品取引のタイミングを見極める
- 取引開始
取引したい商品を選ぶ
まず、取引したい商品を選びます。
IG証券には約70種類の銘柄から商品を選ぶことができ、大きく分けると「ハードコモディティ」と「ソフトコモディティ」2種類の商品があります。
【ハードコモディティ】
- 金・銀などの貴金属
- 原油・天然ガスなどのエネルギー資源
- 石炭・ウランなどの鉱物
【ソフトコモディティ】
- 小麦・大豆・砂糖・コーヒーなどの農産物
- 食料用の農産物以外にも家畜の飼料・バイオ燃料の原料となるものも含む
また、上記以外にも「エネルギー・金属・農産物」などのように、商品用途・生産工程に応じて具体的なカテゴリーで分類されている場合もあります。
商品価格の変動要因について理解する
商品価格は需要と供給の関係で動いており、それらのバランスに影響を与える要因は以下のように多岐にわたります。
- 季節:収穫予測が良いときには上昇し収穫後の市場に製品が溢れるときには下落傾向にある
- 政治:輸出入に影響を与えるような政治的な出来事・発表があった場合に営業を受ける
- 天候:異常気象・自然災害は天然素材の生産・輸送に影響を与える
- 経済状態:特に建築・輸送に関わる商品は経済が低迷すると需要が定価する
- 代替技術の登場:代替技術・商品の登場によって旧来のコモディティに対する需要が減少する傾向にある
商品の取引方法を選ぶ
商品の取引方法を選びます。
IG証券では、CFDやノックアウト・オプション、バイナリーオプションでも商品銘柄の取引ができます。
- ノックアウト・オプションとは……
ノックアウト価格を選ぶと、自分自身でオプション料の決定ができる
- バイナリーオプションとは……
二者択一の取引方法で、選択した商品銘柄の価格が上昇するか下落するかのどちらかを選ぶ
証券会社でアカウント作成をする
コモディティ投資を行う場合、証券会社で取引口座を開設しなければなりません。
IG証券の申込みは、名前・電子メールアドレス・ユーザー名などをオンライン上で入力するだけなので、たった3分程度で完了します。
無料で口座開設でき、デモ口座を用意されているため、取引の練習を無料で行うことができます。
商品取引の仕組みを理解する
商品の取引は他の市場と同様、買い手・売り手が商品を交換するという仕組みで成り立っていますが、現在価格と将来価格の両方で売買できるという違いもあります。
コモディティを売買する手順は、商品先物取引・商品スポット取引・商品関連株 コモディティETFによって異なります。
商品先物取引 | 商品スポット取引 | 商品関連株 コモディティETF | |
---|---|---|---|
概要 | ある資産を将来の設定された日に設定された価格で交換 | その場でどれだけの価格があるか示すもの ※IG証券では対象となる市場で最も近い2つの先物に基づいている | CFDで株式・ETFを取引する場合には市場価格に対してロング・ショートを選択可能 |
取引手順 | 1.取引したい商品を検索 2.右側のパネルで「期限あり」を選択 3.有効期限を選択 4.ロット数を選んで注文を確定 | 1.取引したい商品市場を検索 2.右側のパネルで「スポット」を選択 3.ロット数を選んで注文を確定 | 1.希望の銘柄・ETFを検索 2.ロット数を選んで注文を確定 |
商品取引のタイミングを見極める
商品取引のタイミングを見極めるためには、ニュースなどから情報収集し、取引を検討している銘柄の価格変動を細かく確認することが重要です。
また、テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析を使い、どれくらいの価格水準になったら取引を開始するかターゲットプライスを割り出しておくのもおすすめです。
IG証券では、専門家による情報・テクニカル指標・アラート機能などのツールが提供されていますので活用してみると良いでしょう。
取引開始
商品取引の仕組みを理解してタイミングを見極めたら、いよいよ商品取引を開始します。
- 選んだ商品銘柄が値上がり・値下がりするかに応じて買う・売るを選択
- 支払う証拠金を決定するためにポジションサイズを選択
IG証券では、指値・逆指値注文などリスク管理のためのソリューションが提供されていますので、事前にリスクをどのように軽減するかを考えておくと良いでしょう。
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コモディティ投資におすすめの証券会社
コモディティ投資はさまざまな証券会社で行えますが、ここでは特におすすめな証券会社を3つ紹介します。
GMOクリック証券
取引手数料 | 無料 |
レバレッジ | 最大20倍 |
注文方法 | スピード注文、成行、指値、逆指値、IFD、 OCO、 IFD-OCO |
CFD対応銘柄 | 米国30、米国S500、上海A50、イギリス100、ドイツ40など |
取引ツール | GMOクリックCFD、 はっちゅう君CFD、プラチナチャート |
詳細 | GMOクリック証券の公式ページ |
GMOクリック証券は、「GMOインターネットグループ」のネット証券として、手数料の安さや銘柄の豊富さに定評があります。
CFD取引においては取引手数料が無料かつスプレッドの幅が業界でも狭い水準に設定されているので、余計なコストをかけずに取引しやすくなっています。
また、日本円で取引できるため、為替リスクを気にすることなく取引ができるというメリットもあります。
さらに、取引ツールが高性能でさまざまな媒体で利用できるので、投資家のニーズに合わせて使い分けができます。
サポート体制も充実しておりデモ取引で練習もできるため、初心者でも始めやすい環境になっています。
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IG証券
取扱商品等 | 貴金属 投資信託 ETF CFD |
特徴・強み | 専門家による情報の発信 テクニカル指標・アラート機能などのツールが充実 |
IG証券では「CFD」「ノックアウト・オプション」「バイナリーオプション」で商品を取引でき、取引方法によって取扱銘柄は異なりますが原油から金・小麦・コーヒーに至るまで多彩な商品銘柄が用意されています。
主要銘柄は取引期限なしのスポット取引、スポット金・NY原油先物・NY天然ガス先物では円建てできるというIG証券ならではのメリットが得られます。
また、各種スマートフォン・タブレットに対応した充実の商品CFD取引環境が提供されているため、いつでもどこでも取引可能です。
さらに、売り取引からでも始められるため、チャンスを逃すことなく取引ができるというメリットもあります。
商品に関連したニュース・レポートなどが日々配信されているため、コモディティ投資に欠かせない情報収集ができ、リスク管理のノウハウも公開されています。
世界に31万人以上の顧客をかかえ、17,000以上のCFD銘柄を提供しているIG証券でコモディティ取引を始めてみてはいかがでしょうか。
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SBI証券
取扱商品等 | 貴金属 投資信託 ETF CFD |
特徴・強み | 国内トップクラスの口座数・高い総合力 コモディティ投資の幅広い選択肢(貴金属積立など) |
SBI証券ではコモディティ投資ができる豊富なサービスが提供されており、特に金・銀・プラチナは積立投資に利用できる他、現物として引き出すこともできます。
貴金属取引では最低1,000円から金・銀・プラチナに投資することができ、取引手数料は購入の際には約定代金1.65%・売却無料となっています。
好きなタイミングでの購入・毎月定期的に積立することもでき、購入・積立した貴金属は現物転換を申し込むことで、現物として手元で保管することが可能です。
また、CFDによる原油・金取引にも対応しています。
売りからトレードを始められるので原油・金の下落を予想する際にも臨機応変に対応でき、さらに投資信託で約20銘柄のコモディティに取引ができるようになっています。
SBI証券は「貴金属を取引してみたい」「金・銀・プラチナの現物を実際に入手してみたい」という方に最適です。
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コモディティ投資に関するQ&A
最後にコモディティ投資に関するQ&Aを2つ紹介します。
コモディティ投資をする上で注意するべきことは?
コモディティ投資をする上で注意するべきことは、価格変動リスク・為替変動リスクなどのリスクです。
これまで説明してきたように、コモディティは政治・経済・社会情勢・需要と供給のバランスなど、さまざまな要因によって価格変動が起こります。
そのため、投資を始めたタイミングによっては価格変動により損失を抱えてしまうリスクがあり、元本割れを起こしてしまう可能性もあります。
また、投資対象である実物資産の価格は外貨建てで決定し、為替による影響を受けてしまうため、為替変動リスクにも注意しておきましょう。
コモディティ投資の利益にかかる税金は?
結論からいうとコモディティ投資の利益にかかる税金は、金現物の売却益は譲渡所得として課税されます。
コモディティ投資で利益が出た場合、投資方法によって支払う税金が異なります。
金・プラチナの現物で売却益がでた場合、一般個人は原則として譲渡所得として課税(取引形態によっては事業所得・雑所得になる)。
年間50万円の特別控除を超えた分が課税対象となり、他の所得と合算して総合課税されます。
購入から5年超経過して売却した場合、長期譲渡所得として課税額が半分になるため、税制面からみても金・プラチナは長期投資が得になります。
コモディティ投資信託・ETFの場合は一般的な投資信託・ETFと同様、譲渡所得として20.315%の申告分離課税が適用。
その他の株式・投資信託・ETFなどと損益を通算することもできますが、特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合は確定申告不要となります。
商品先物・CFDの場合は雑所得として20.315%の申告分離課税が適用され、その他のデリバティブ取引と損益通算が可能です。
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コモディティ投資とはまとめ
今回は、コモディティ投資について詳しく解説してきました。
コモディティ投資は、貴金属やエネルギー、農産物などの商品を取引することで、分散投資に有効でインフレに強いというメリットがあります。
2019年12月初旬に中国で発生した新型コロナウイルスによるコロナショックでコモディティ投資の注目度が高まっています。
主要国でロックダウンが行われて需要が減少した影響でコモディティの価格が大きく下落しましたが、ワクチン開発などによる景気回復期待に伴って割安価格でのコモディティ購入を目論む方による買いが増加。
その結果、CRB指数(代表的なコモディティの価格推移を示した指数)はコロナ前よりも高値に推移しているため、売りから始めてみるのも良いでしょう。
また、大規模な財政出動とゼロ金利政策により金利が低くなることで、債券投資の魅力が薄れてコモディティに投資する方が増え、コモディティ価格が上昇しています。
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