仮想通貨The Graph(GRT)とは?将来性と価格動向を徹底解説
2023年6月12日、国内仮想通貨(暗号資産)取引所のビットバンクは6月15日から仮想通貨「The Graph(GRT)」の取り扱いを開始すると発表しました。
GRTはAI銘柄の一つで、ブロックチェーン上にあるデータの取り扱いに関連しています。
AI関連銘柄には、Ocean Protocol(OCEAN)やCryptoGPT(GPT)などがあり、いずれも市場の強い関心を集めています。
今回はGRTの概要や特徴、GRTの上場以来の価格動向、GRTの今後の予想や将来性、今回GRTの上場を決定したビットバンクについて解説します。
- GRTはThe Graphのガバナンストークン
- The Graphはブロックチェーン上のデータを検索しやすくするサービス
- すでに実用化され、複数のプロジェクトにサービスを提供
- GRTの価格は長期にわたって低迷
- Web3.0で必要とされるブロックチェーンで将来性があり、長期的に価格上昇の可能性あり
- GRTの公式サイトは英語であり、読み込みに注意が必要
GRTの取り扱いを決めたビットバンクは、仮想通貨取引量が国内ナンバー1※になったことがある国内仮想通貨取引所で、現在は37もの銘柄を取り扱っています。 ※2021年2月14日 CoinMarketCap調べ
詳しい内容については、ビットバンクの公式サイトをご確認ください。
\ 取引量国内No.1 /
仮想通貨The Graph(GRT)とは?
名称 | The Graph |
シンボル | GRT(グラフ) |
発行上限 | なし |
時価総額(2024年7月現在) | ¥278,910,839,034 |
時価総額ランキング(2024年7月現在) | 48位 |
現在の価格(2024年7月現在) | ¥29.20 |
入手できる国内取引所 | ビットバンク |
The Graphはブロックチェーン上のデータ検索をスムーズに行うことを目的としたプロジェクトで、処理能力の向上や情報セキュリティの強化に貢献できます。
そのため、The Graphのことを「ブロックチェーンのGoogle」と例える人もいます。
GRTはThe Graphが発行するガバナンストークンで、システムに貢献した人への報酬として支払われます。
GRTは2020年12月にローンチされた仮想通貨でしたが、日本ではあまり注目されてきませんでした。
その理由の一つは、取り扱う国内仮想通貨取引所がなかったからです。
今回、ビットバンクが取り扱いを開始したことで、他の国内仮想通貨取引所にも上場される可能性があります。
GRTの取引価格や取引方法について詳しく知りたい方は、ビットバンクの公式サイトをご確認ください。
\ 取引量国内No.1 /
仮想通貨The Graph(GRT)の特徴
仮想通貨The Graph(GRT)の3つの特徴を解説します。
- 「サブグラフ」でブロックチェーンの情報を検索しやすくする
- 複数のプロジェクトにサービスを提供
- スキル次第で誰でもGRTトークンをもらえる可能性がある
「サブグラフ」でブロックチェーンの情報を検索しやすくする
The Graphはブロックチェーン上のデータを検索しやすくするために「サブグラフ」を作成します。
サブグラフでは、ブロックチェーン上のデータを取り出し、「GraphQL」で簡単にクエリ(情報を取得したり検索したりするために質問や要求をすること)できるようにします。
サブグラフがない状態でブロックチェーンから必要な情報を取り出すのはとても労力がかかりますが、サブグラフがあることで、ユーザーがブロックチェーンから必要なデータを取り出しやすくなるため、DApps開発者の利便性が向上します。
また、The GraphはGoogleのような中央集権的なシステムではなく、分散型のプラットフォームであるため、誰でもサブグラフを利用できます。
こうした分散型の仕組みを採用することで、データの処理スピード向上やセキュリティ性能の強化を達成しています。
複数のプロジェクトにサービスを提供
The GraphはWeb3.0に関連する複数のプロジェクトにサービスを提供しています。
分散型取引所のUniswapやSushiSwap、仮想通貨の貸し借りなどを行えるAAVE、メタバースゲームのDecentralandなど多数のプロジェクトに提供されています。
サービスを提供しているプロジェクトは30,000件を超えます。
イーサリアムやポリゴン、ファントムなどのブロックチェーンにもサービスを提供しています。
使用するごとにデータ量が増大するブロックチェーンから必要な情報を素早く検索する手段の一つとして、The Graphが定着しつつあります。
スキル次第で誰でもGRTトークンをもらえる可能性がある
The Graphのシステムに関わる人たちは4つに区分できます。
インデックスやクエリの処理を行うインデクサー、サブグラフを評価しインデクサーに指示を出すキュレーター、トークンをインデクサーに預けてシステム安定に貢献するデリゲーター、サービスを利用するカスタマー(消費者)の4タイプです。
スキルがあればインデクサーやキュレーターとしてシステムに貢献できますし、知識に自信がなくてもGRTトークンをインデクサーに預けるデリゲーターになることで一定の報酬が得られます。
以上のように、The GraphとガバナンストークンであるGRTは、ブロックチェーン技術にとって必要不可欠な要素となっています。
分散しているがゆえにデータ検索に時間がかかるブロックチェーンの弱点を補うThe Graphは、Web3.0時代のインフラとして機能しており、今後も需要が高いブロックチェーンといえます。
日本でGRTを初めて扱うのがビットバンクです。
過去には取引量国内ナンバー1となったこともあり、流動性の面でも評価できる国内仮想通貨取引所です。
ビットバンクの取扱銘柄や取引形式などについて詳しく知りたい方は、ビットバンクの公式サイトでご確認ください。
\ 取引量国内No.1 /
仮想通貨The Graph(GRT)の価格動向
仮想通貨GRTは2020年の12月にローンチしました。
これまでの価格動向について整理します。
- ローンチ直後に急騰
- ウクライナ侵攻とLUNAショックで暴落
- 2023年にから現在まで2度の高値挑戦
ローンチ後に急騰
GRTは2020年12月にローンチされ、2021年2月には最高値の2.88ドルに達しました。
その後、価格は下落し、2021年末には0.6ドル前後まで低下します。
ローンチ直後に価格が急騰し、その後大きく下落するのは多くの仮想通貨で見られる動きであり、とりわけ珍しいものではありません。
ウクライナ侵攻とLUNAショックで暴落
2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻するとビットコインをはじめとする仮想通貨が軒並み下落しました。
ただ、この時の下落は短期的で、GRTも同年3月には落ち着きを取り戻しました。
2022年5月、価格が法定通貨であるドルと連動していた仮想通貨USTと、USTと連動していたLUNAが大暴落するという前代未聞の事件が起きます。
この事件はGRTにも影響を与え、上昇に転じていたGRTの価格も0.11ドル付近まで大きく下落しました。
以後、仮想通貨全般の価格が不振に陥る「仮想通貨の冬」が到来し、GRTは0.9ドル付近で推移しました。
2024年現在:上昇トレンド形成中
2023年2月上旬、GRTに買い注文が集まり価格が一時0.23ドルを突破しました。
しかし、このあとは上昇する材料を欠いていたため、それ以上に価格が伸びることはなく、緩やかに低下します。
同年6月12日にビットバンクがGRPの新規上場を公表しましたが、それに伴って価格が急騰することもありませんでした。
しかし、2023年10月後半から上昇を見せています。
仮想通貨市場全体に連動した上昇であり、2024年7月現在は再度0.18USDあたりで推移しています。
過去最高値は2.8ドルほどなのでまだ最高値には到達していませんが、今後更新する可能性は充分にあるでしょう。
仮想通貨The Graph(GRT)の今後の予想・将来性
GRTは今後どうなるのでしょうか?
今後の予想や将来性について解説します。
- 国内仮想通貨取引所の上場だけで価格が急騰する可能性は低い
- インフレコントロールが上手くいけば価格を維持できる
- インフラとして機能すれば、利用者が大きく伸びる
国内仮想通貨取引所の上場だけで価格が急騰する可能性は低い
仮想通貨の価格が上昇するパターンの一つが仮想通貨取引所への新規上場です。
2023年6月12日、国内仮想通貨取引所のビットバンクがGRTの新規取り扱いを発表しました。
しかし、取り扱い開始の前日には0.079ドルを下回る瞬間すらあり、上場が価格上昇のきっかけになりませんでした。
国内仮想通貨取引所の上場が起爆剤となりにくいと言わざるを得ません。
インフレコントロールが上手くいけば価格を維持できる
仮想通貨に限らず「値崩れ」を起こす原因の1つは供給過剰です。
GRTは発行枚数の上限を提示していませんので、コントロールに失敗すると供給過剰を引き起こす恐れがあります。
始めに100億GRTが初期トークンとして供給され、その後は毎年3%ずつ年次供給します。
この年次供給分が開発者側が想定するGRTのインフレ率ですが、年次供給数は定期的に見直すとしています。
一方、毎年焼却(バーン)されるGRTは全体の1%ほどと想定されています。
このバランスが崩れなければ、供給過剰による無秩序なインフレに陥る可能性が低下し、価格を維持できます。
また、バーンの数量が多くなれば供給量が減少するため、価格が上昇する可能性もあるでしょう。
インフラとして機能すれば、利用者が大きく伸びる
GRTがWeb3.0時代に重要なインフラとなり、多くのユーザーやプロジェクトに利用されれば、長期的に価格が上昇する可能性があります。
現在は中央集権的なシステムの中で双方向的に情報をやり取りするWeb2.0から、情報やシステムをブロックチェーンを前提とした分散型で管理するWeb3.0に移行する過渡期です。
The Graphはその問題を解決し、情報にインデックスをつける役割を果たせることから、多くのプロジェクトで活用されてきました。
The Graphのシェアが大きくなるほど、支払いに使われるGRTの需要が増大するため、GRTの価値が増すと考えられます。
つまり、Web3.0の技術進歩やそれに伴うThe Graphのシェア拡大により、GRT価格が長期的には上昇すると考えられます。
GRTは国内取引所「ビットバンク」にて取引することができます。
ぜひこの機会にビットバンクの公式サイトを確認してみてください。
\ 取引量国内No.1 /
仮想通貨The Graph(GRT)に投資するならbitbank(ビットバンク)
取引所名称 | ビットバンク(bitbank) |
取り扱い通貨数 | 39種類 |
取引手数料 | 販売所の手数料:無料 ※販売所で売買するとスプレッドを負担 取引所の手数料:メイカーー0.02%、テイカー0.12% |
入金手数料 | 無料 ※振込手数料は顧客負担 |
出金手数料 | 3万円以下:550円 3万円以上:770円 |
提供サービス | 販売所取引 取引所取引 レンディング |
公式サイト | ビットバンク |
ビットバンクは2017年3月に現物取引を開始した仮想通貨取引所です。
取引量が多く流動性を確保しやすいことや、セキュリティ能力が高いことが高く評価されています。
リアルタイムで日本円を入金できるため、トレードチャンスを逃さないことも大きなメリットといえます。
トレードで使用するアプリの視認性が高く、だれもが使いやすいデザインとなっている点も好評です。
Trading Viewを利用して70ものテクニカル分析を使用できるため、上級者にとっても使い勝手が良いデザインです。
ビットバンクの取扱銘柄やトレードのルール、手数料、アプリの詳細について知りたい方は、ビットバンクの公式サイトをご確認ください。
\ 取引量国内No.1 /
仮想通貨The Graph(GRT)に関するよくある質問
GRTに関するよくある質問をとりあげます。
- GRTに関する情報はどうやって入手すればいいのですか?
- 取引以外にGRTにはどんな使い道がありますか?
- GRTはステーキングできますか?
GRTに関する情報はどうやって入手すればいいのですか?
GRTに関する情報はThe Graphの公式サイトで入手できます。
また、The Graphの将来性について詳しく知りたいのであればThe Graph Academyでも調べられます。
ただし、上記のサイトはいずれも英語で表記されていますので、Google翻訳などの機能を使いながら、慎重に読み進めたほうがよいでしょう。
取引以外にGRTにはどんな使い道がありますか?
GRTはThe Graphのシステムを維持するのに貢献した時の報酬として支払われますが、そのほかにThe Graphに関する重要事項を決定するガバナンス投票でも役立ちます。
ガバナンス投票ではクエリ利用料の価格や分配率、ステーキングの報酬率などについて決められます。
この投票に参加するにはGRTを保有していなければなりません。
GRTはステーキングできますか?
ステーキングとは、特定の仮想通貨を保有してブロックチェーンのネットワークに参加することです。
GRTもステーキングを行うことができ、報酬としてGRTが支払われます。
ただし、ビットバンクではステーキングサービスを提供していませんので注意しましょう。
ビットバンクはステーキングを行っていない代わりに、「暗号資産を貸して増やす」サービスを実施しています。
顧客はビットバンクに暗号資産を貸し出し、最大で年利5%分の仮想通貨が得られます。
GRTはもちろんのこと、取り扱っているすべての仮想通貨で「暗号資産を貸して増やす」サービスの利用が可能です。
詳しい内容について知りたい方はビットバンクの公式サイトをご確認ください。
\ 取引量国内No.1 /
仮想通貨The Graph(GRT)まとめ
今回は仮想通貨The Graph(GRT)について解説しました。
The GraphはWeb3.0時代に重要とされるブロックチェーンです。
しかし、GRTの価格はローンチ時の勢いを失っているため、長期にわたって低迷しています。
ビットバンクへの上場も起爆剤とはならず、短期的には上昇しにくい状態です。
しかし、The Graphのもつブロックチェーン上の情報検索機能は、ブロックチェーンが今以上に重要な役割を果たすWeb3.0の時代に必要とされています。
長期的な投資対象として考えるのであれば、分析・検討する価値があるのではないでしょうか。
日本であまり知られていなかったGRTを最初に上場させたのがビットバンクです。
ビットバンクは合計39の仮想通貨を取り扱っており、これまでの上場実績から考えても、積極的に取扱数を増やすと考えられます。
また、ビットバンクでは口座開設後に10,000円を入金したすべての人に、現金1,000円のプレゼントを行っています。
キャンペーン内容や詳しい申し込み方法について知りたい方は、ビットバンクの公式サイトをご確認ください。
\ 取引量国内No.1 /