ロシア株投資におすすめの証券会社は?メリットや注意点を解説
海外への投資先と言えばアメリカやヨーロッパ、東南アジアを想像すると思いますが、実はロシアも有望な投資先として多くの投資家から注目が集まっています。
しかしロシア株に投資する上で「何に注意すればいいの?」「どの証券会社を使えばいいの?」など不安や疑問の声も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事ではロシア株の基本情報や特徴・メリットなどを含めて分かりやすく解説していきます。
- ロシア株は新興国株で成長性が期待されている
- ロシア株は割安な銘柄が多い
- ロシア株の為替リスクや地政学リスクに注意が必要
- ロシア株取引をするならSBI証券が最適
ロシア株投資にチャレンジしてみたい方にはネット証券おすすめランキング1位のSBI証券が最適です。
これからロシア株への投資を検討している方はぜひ参考にしてください。
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ロシア株の基礎知識
まずはロシア株についての基礎知識をご紹介します。
日本株との違いを意識しながらロシア株について学んでいきましょう。
ロシア株は「新興国株」である
一般に日本は「先進国」と呼ばれますが、ロシアは「新興国」と呼ばれています。
そのためロシア株は日本株のような「先進国株」とは異なり「新興国株」に分類されます。
「新興国」は「先進国」と比較して経済発展の段階が遅れているために、将来的に経済成長が期待されている国々です。
新興国の中でもロシアは著しい経済成長を遂げている新興大国であるBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)の一角を成しており、株式投資の対象として注目されてきました。
経済成長の見込みがあり、金融市場もダイナミックに変化していく可能性があるのが新興国市場の魅力です。
「新興国株」を買えば絶対に儲かるという訳ではない
一般的に「株式投資」というものは、買えば絶対に儲かるという保証はありません。
「新興国株」も同様で成長が期待できる一方で、買えば絶対に儲かるという訳ではありません。
「新興国株」は一般的な株と同様に下記の4つのリスクがあります。
リスクの種類 | リスクの内容 |
---|---|
価格変動リスク | 株価は上がったり下がったりします。買った時よりも上がれば儲かりますが、下がれば損をします。 |
信用リスク | 投資した銘柄の企業が破綻する可能性があります。 |
流動性リスク | 市場規模や取引量が小さい場合など、思ったタイミングや価格で換金できない可能性があります。 |
為替変動リスク | 外貨建ての株式投資をした場合、為替レートの変動により為替差損が生じる可能性があります。 |
ロシア株の特徴・メリット
続いてロシア株の特徴とメリットについて解説していきます。
ロシア株の特徴とメリットを把握してロシア株投資の魅力について理解を深めていきましょう。
ポテンシャルが高い割安株が多い
ロシア株は他の新興国株や先進国株と比べてポテンシャルが高い割安株が多いです。
そのため、ロシア株は世界中の投資家から注目を浴びています。
このようにロシア株が有望視されている理由の1つとして、ロシアが「欧米諸国から経済制裁」を受けていることが挙げられます。
しかし、ロシアに対する経済制裁もいずれは解除される可能性が高いため、将来的にロシア株の価格が上昇することが期待されています。
天然資源と穀物の価格が上昇し経済が成長する可能性がある
ロシアは輸出の大半を天然資源と穀物が占めているため、経済の成長には天然資源と穀物の価格上昇が必要不可欠です。
原油価格は歴史的に見ると上昇し続けているため、ロシア経済の成長に良い影響を与えています。
最近ではコロナショックで原油価格が急落したものの、現在ではコロナショック前の水準まですでに回復しています。
コロナによる大打撃を受けた世界経済は現在は回復基調になっており、景気回復に伴ったインフレが徐々に起き始めています。
このインフレ進行は穀物価格の上昇を引き起こすため、穀物の輸出に依存したロシア経済にとっては追い風となる可能性があります。
(参考:農畜産業振興機構 「二兎を追うロシア農業 ~穀物輸出と畜産物生産・輸出の拡大~」
https://www.alic.go.jp/joho-c/joho05_000662.html)
ロシア株投資ができる証券会社の比較ポイント
ロシア株投資は日本の証券会社を介して行なうことができます。
それぞれの証券会社で取扱ってる金融商品や手数料が異なるため比較していきましょう。
取引できる株の銘柄
大手ネット証券会社でロシア株を取り扱っているのはSBI証券・楽天証券・マネックス証券の3社です。
ロシア株については、楽天証券とマネックス証券の2社は投資信託のみを行なっています。
SBI証券は投資信託に加えてロシアの個別株の取り扱いも行なっています。
SBI証券で購入できるロシア株の個別銘柄の例は以下のようになります。
- アエロフロート航空
- アクロン化学
- セヴェルスタリ鉄鋼
- ロシア卸売電力
- ガスプロム
- ノリリスク ニッケル
- イルクーツクエネルゴ
- イルクート
- カマズ
- ルクオイル
取引手数料
取引手数料は証券会社によって異なるため、証券会社選びで大切なポイントとなります。
唯一ロシアの個別株の取引ができるSBI証券の手数料は、約定代金の1.2%(税込1.32%)となっています。
ロシア株購入におすすめの証券会社
名称 | SBI証券 |
取り扱い銘柄数 | 3,600銘柄以上 |
最低取引額 | 100円 |
取引手数料 | 0円(1日の約定代金300万円まで)※ |
外国株 | 米国・中国・韓国 ・ロシア・ベトナム ・インドネシア・シンガポール ・タイ・マレーシア |
対応サービス | NISA・つみたてNISA・iDeCo |
公式サイト | 公式ページへ |
ロシア株を購入するにあたっておすすめの証券会社はSBI証券になります。
他のネット証券会社はロシアの個別株の取引がないため、ロシアの幅広い金融商品に触れられるSBI証券は魅力的です。
SBI証券ではロシア以外にも米国・中国・韓国・ベトナム・インドネシア・シンガポール・タイ・マレーシアの計9ヵ国の外国株を取り扱っており、SBI証券の口座一つで多くの国の株式を取引することができます。
手数料の安さも大きな魅力であり、口座開設者数はネット証券会社の中でNO.1を誇っています。
定番のネット証券会社であるSBI証券であれば、慣れない外国株投資にもチャレンジしやすいのではないでしょうか。
SBI証券について詳しく知りたい方は公式サイトまたはSBI証券の評判・口コミを参考にしてみてください。
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ロシア株の注意点
ロシア株を購入する際にはいくつか注意点があります。
ロシアの経済がどんな産業に依存しているのか、外貨建ての為替換金リスク、地政学的なリスクについても把握しておく必要があります。
急騰急落のリスクがある
ロシアは2022年2月にウクライナへの進攻を行いました。
2023年2月現在でも落ち着きは見せておらず、現在も懸念が多く残っている状態です。
戦争が長期化していることから、ロシア株にも大きく影響を与えると考えられます。
情勢の悪化により急変動を起こす可能性が高いので注意しましょう。
天然資源と穀物の価格変動の影響を受けやすい
ロシアの経済は、天然資源関連産業と穀物関連産業に大きく依存しています。
ロシアは世界でも有数の天然資源輸出国でもあり、穀物輸出国でもあるのです。
例えば、天然資源である原油の輸出ではロシアはサウジアラビアに続いて世界で2番目の輸出大国です。
また近年では、ロシアはアメリカに続いて世界で2番目の穀物輸出大国にもなっています。
このような背景から、ロシア株は天然資源と穀物の価格変動の影響を受けやすいと言えます。
(参考:経済産業省 「通商白書2020第I部第3章 第6節 ロシア」https://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2020/2020honbun/i1360000.html)
為替リスクがある
ロシア株投資をするためには日本円を現地通貨のルーブルに換金する必要がありますが、為替レートは日々変動しています。
為替レートの変動はその国の経済状況や政策、国際政治や軍事情勢などの様々な要因で起こるため、将来の為替レートを的確に予測することは難しいです。
そのためロシア株を売買する際は、場合によって為替の換金に伴った損をする可能性があります。
低迷する経済や外交問題など懸念事項は多い
ロシアの経済は長期に渡って低迷しています。
その背景には、ロシアの外交政策が多くの問題を抱えていることが挙げられます。
ロシアの外交政策によって欧米諸国による対ロシアの経済制裁が幾度となく行われており、そのことがロシア経済に影響を与えています。
このような国際関係上のリスクは、ロシア株取引をする上で注意しなければならない点となります。
(参考:REUTERS 「ロシア、EUが経済制裁発動なら関係断絶の用意=外相」
https://jp.reuters.com/article/russia-politics-navalny-eu-idJPKBN2AC0VO)
ロシア株投資をする際のコツ
ロシア株へ投資する際には、いくつかのコツがあります。
個別銘柄を選ぶ前にまずは成長が見込める分野を絞り、ロシアの株式指数や経済指標の状況を知っておくと良いでしょう。
成長の見込みがある分野や銘柄に投資しよう
ロシアの経済を支えてきたのは、何といっても原油・天然ガスといった天然資源です。
特にロシアは世界2位の原油産出・輸出国であるという点を考えると、エネルギー関連産業に成長の見込みがあると考えられます。
ロシア株にはエネルギー関連産業の銘柄がいくつもあります。
例えば、大手石油会社の「ルクオイル」や「ガスプロム ネフチ」、政府系石油会社の「ロスネフチ」、石油の生産からガソリンスタンド経営まで行なう「タトネフチ」などがあります。
ロシアの株価指数をチェックしよう
日本の日経平均株価のように、ロシアでも株価指数が存在します。
それが、「ロシアRTS指数」です。
「ロシアRTS指数」は、ロシア株式市場の代表的な株価指数で、 モスクワ証券取引所に上場する銘柄の中でも流動性の高い銘柄から構成されています。
「ロシアRTS指数」は、下の画像のように、SBI証券の公式サイトからいつでもチェックすることができます。
ロシアの経済指標をチェックしよう
ロシア株の価格は、ロシアの経済指標の状況に左右されます。
ロシア株を買う時は併せてロシアの経済指標もチェックすると良いでしょう。
チェックすべき代表的な経済指標は、実質GDP(国内総生産)・CPI(消費者物価指数)・失業率などがあります。
ロシア株投資におすすめな証券会社まとめ
ロシア株投資におすすめな証券会社は900万人以上の利用者を誇るSBI証券です。
多くの証券会社ではロシア関連の投資信託は販売しています。
しかし、ロシアの個別株を直接取り扱っている証券会社はSBI証券だけになります。
SBI証券は業界トップクラスの実績を持ち手数料の安さにも定評があります。
ロシア株投資を考えている方は、ぜひSBI証券公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
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