今大注目の世界株投資!タイプ別におすすめ銘柄をご紹介
「世界の経済成長に期待し各国企業を応援したい」なら、世界株式への投資がおすすめです。
国内株式と比較すると世界の株式は驚くほど大きく成長していることを聞いたことがある人も多いでしょう。
世界株に投資をしたい場合は、必ずしも世界中の株式を個別に購入しなければならないわけではありません。
世界の株式を投資対象としている「投資信託」を購入することで、世界中の株式にまとめて投資をすることができます。
今回の記事では、日本から投資ができる世界各国の株式を組み込んだ投資信託について解説します。
- 世界にまとめて投資をするなら、世界の株式に投資する投資信託がおすすめ
- 世界全体への投資なら定番の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
- アメリカへの投資なら王道の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
- 先進国への投資なら「先進国インデックスファンド」
- 新興国への投資なら「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」
- SBI証券などのネット証券会社で口座を開設し世界への投資を始めよう
世界株投資を始めるなら口座開設数NO.1のSBI証券が最適です。
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投資信託の始め方については以下の記事で詳しく説明していますので、併せてご確認ください。
世界株の種類
ひとことに「世界株」の投資信託と言っても、その種類は様々です。
この記事では、以下の4つのカテゴリーに分けて紹介します。
・全世界株式インデックスファンド
・米国インデックスファンド
・先進国インデックスファンド
・新興国インデックスファンド
それぞれを順番に見ていきましょう。
以下の記事では海外ETFを含めたおすすめの海外投資のやり方を紹介していますので、併せてご確認ください。
全世界株式インデックスファンド
最初に、全世界株式インデックスファンドを紹介します。
全世界株式インデックスファンドとは、世界の株式の値動きに連動した運用成果を目指すインデックス型の投資信託です。
端的に言えば、世界全体の企業に投資ができる投資信託です。
人気の全世界株式インデックスファンドとしては、以下の商品があります。
ファンド名 | 運用(委託)会社 |
---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 三菱UFJ国際投信 |
たわらノーロード 全世界株式 | アセットマネジメントOne |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 【愛称】楽天・バンガード・ファンド(全世界株式) | 楽天投信投資顧問 |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 【愛称】雪だるま(全世界株式) | SBIアセットマネジメント |
全世界株式インデックス・ファンド | ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ |
- ファンド1本で世界中に分散投資
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の最大の魅力は、この投資信託1つで世界中の株式に分散投資ができることです。
世界経済の中心と言えばアメリカですが、今後も永久にアメリカが中心であり続ける保証はありません。
たとえば、アメリカに次いで世界第二位のGDPを誇る中国が経済の中心となる可能性もありますし、近年著しく人口が増加しているインドが台頭する可能性や、その他の国が発展し始める可能性もあります。
適宜経済状況を判断し、その時に最も有利と思われる国に投資対象を切り替えることができれば問題ありませんが、全員がその判断を正確にできるとは限りません。
ただし、世界の中心となる国がどんなに変わったとしても、世界全体が今後も発展していくことはほぼ確実と考えられます。
世界全体に投資をしておけば、国単位での発展や衰退に気を取られることなく、リスクを分散できます。
- 長期・積立投資に向いている
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」での世界全体への投資は、長期投資かつ積立投資に適しています。
2020年3月のコロナショックのような世界同時株安といった現象は、今後も起こる可能性があります。
しかし、そのような一時的な暴落が起きても、長期的に見ると世界全体は成長する可能性が高いと言えます。
そして、長期的に投資をするなら、暴落時は安値で購入するチャンスです。
ただし、暴落がチャンスとは言え、実際には今が「買い時」か「売り時」かということは、その時点では判断ができない人も多いはずです。
そのような場合に、積立投資は非常に有効な手法です。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に長期・積立投資をしておけば、時間と手間をかけずに、非常に高い確率で利益を出すことができます。
全世界株式インデックスファンドを1つ買っておくだけで、世界全体の企業に分散して投資ができます。
投資対象が幅広いため、投資の基本である「リスク分散」が自動的に可能な投資商品です。
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米国インデックスファンド
次に紹介するのは、米国インデックスファンドです。
世界一の経済大国アメリカに投資がしたい人は、米国インデックスファンドが最適です。
ファンド名 | 運用(委託)会社 |
---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 三菱UFJ国際投信 |
米国株式インデックス・ファンド | ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ |
iFree S&P500インデックス | 大和アセットマネジメント |
楽天・全米株式インデックス・ファンド 【愛称】楽天・バンガード・ファンド(全米株式) | 楽天投信投資顧問 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 【愛称】SBI・V・S&P500 | SBIアセットマネジメント |
- 不動の人気を誇る定番銘柄
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、多くの証券会社にて常に人気ランキング上位にランクインしている投資信託です。
たとえば、現在、楽天証券における投資信託全銘柄ランキングの「買付ランキング」では「1位」を獲得している銘柄です。
また、積み立てで購入している人も多く、同じく楽天証券での「積立設定件数ランキング」でも「1位」にランクインしています。
経済大国アメリカの成長の恩恵を享受したいと考える人が、真っ先に選ぶ投資信託です。
- 業界最安水準の信託報酬
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、信託報酬の低さが魅力のファンドです。
他の米国株式ファンドの信託報酬と比較すると、以下のようになります。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) : 0.0968%
- 米国株式インデックス・ファンド : 0.495%
- iFree S&P500インデックス : 0.2475%
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド : 0.162%
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド : 0.0938%
この中では、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」に次ぐ信託報酬の安さということが分かります。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などの米国インデックスファンドで、アメリカ全体に投資しましょう。
先進国インデックスファンド
アメリカだけでなくアメリカを含む世界の先進国にまとめて投資がしたい人には、先進国インデックスファンドがおすすめです。
ファンド名 | 運用(委託)会社 |
---|---|
eMAXIS先進国株式インデックス | 三菱UFJ国際投信 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 三菱UFJ国際投信 |
たわらノーロード 先進国株式 | アセットマネジメントOne |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | ニッセイアセットマネジメント |
SBI-SBI・先進国株式インデックス・ファンド 【愛称】雪だるま(先進国株式) | SBIアセットマネジメント |
- アメリカを含む先進国への投資
「アメリカの成長に投資をしたいが、投資対象をアメリカだけに絞るのは不安」と感じる人は、「eMAXIS先進国株式インデックス」が最適です。
「eMAXIS先進国株式インデックス」なら、アメリカを含む先進国全体に投資ができます。
1本の投資信託を購入するだけで、リスク分散をしながら、経済大国アメリカにも投資ができ、高いパフォーマンスが期待できます。
- 「eMAXIS先進国株式インデックス」と「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の違い
「eMAXIS先進国株式インデックス」とよく似たファンドに、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」があります。
eMAXISシリーズとeMAXIS Slimシリーズでは、ベビーファンドが異なります。
ベビーファンドとは…
ファミリーファンド方式(実際の運用を行うマザーファンドと、投資家から資金を集めるベビーファンドの2つの投資信託で運用を行う方式)で運用する投資信託のうち、実際に投資家が購入する投資信託のこと。
「子ファンド」とも呼ばれる。
「eMAXIS先進国株式インデックス」と「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」を以下の項目で比較してみましょう。
- 設定日
- eMAXIS:2009.10.28
- eMAXIS Slim:2017.02.27
- 純資産
- eMAXIS:491.65億円
- eMAXIS Slim:2308.56億円
- 信託報酬
- eMAXIS:0.66%
- eMAXIS Slim:0.1023%
「信託報酬」で比較すると「eMAXIS Slim」のほうが低コストということが分かります。
また、純資産で比較すると、「eMAXIS Slim」は「eMAXIS」の約5倍ほど規模が大きいファンドです。
ただし、設定日を見ると、「eMAXIS」のほうが運営歴が長いことが分かります。
どちらのファンドにも異なる特長がありますが、長い運営実績があり信頼できるファンドを選びたい場合は、「eMAXIS先進国株式インデックス」が適しています。
投資先を数か国に分散しておくことで、リスクを軽減しながら先進国への投資ができます。
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新興国インデックスファンド
新興国インデックスファンドも最適です。
新興国は先進国に比べると経済状況が不安定といった傾向があるため、リスクはありますが、その分大きなリターンが得られる可能性があります。
ファンド名 | 運用(委託)会社 |
---|---|
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 三菱UFJ国際投信 |
eMAXIS新興国株式インデックス | 三菱UFJ国際投信 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド | ニッセイアセットマネジメント |
楽天・新興国株式インデックス・ファンド 【愛称】楽天・バンガード・ファンド(新興国株式) | 楽天投信投資顧問 |
SBI・新興国株式インデックス・ファンド 【愛称】雪だるま(新興国株式) | SBIアセットマネジメント |
- 新興国株式インデックスファンドの王道
新興国株式に投資をしたいなら、まずは人気の「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を検討しましょう。
新興国株式は、先進国株式などに比べると、ハイリスク・ハイリターンとなる傾向があります。
価格の上下が大きい分、利益を出すチャンスも多くあることが予想されます。
そんな魅力的な新興国株式の中でも、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」なら分散投資によりリスクを軽減させることができます。
新興国株式市場に上場する約1,300銘柄に分散投資が可能ですので、いずれかの銘柄が不安定な値動きをしたとしても、市場全体が成長していればリターンが得られます。
- 665.10億円の規模を誇るファンド
新興国株式インデックスの中でも人気の高い「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」は、純資産額665.10億円という大規模なファンドです。
過去の純資産額を見ると、近年の急激な成長が明らかです。
- 2019年1月 : 111.84億円
- 2019年7月 : 180.56億円
- 2020年1月 : 246.63億円
- 2020年7月 : 312.45億円
- 2021年1月 : 459.33億円
- 2021年7月 : 683.16億円
このように、わずか2年の間に純資産額は約6倍にまで成長しました。
今後も大きな成長に期待したい場合は、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」への投資を検討してみてください。
新興国インデックスファンドを通して、新興国企業の発展を応援してみましょう。
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世界株投資 全世界株式投資編
ここからはこれまで説明してきた4つのタイプの投資信託について代表的な商品を取り上げて解説していきます。
まずは、「全世界株式インデックスファンド」について詳しく説明します。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が定番
全世界株式インデックスファンドへの投資をするなら、王道の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」がおすすめです。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の商品概要は以下の通りです。
基準価額 | 19,308円 |
純資産額 | 12183.38億円 |
信託報酬 | 0.1144% |
収益率(1年間の年率) | +21.84% |
購入できる証券会社 | SBI証券・楽天証券・ ほか |
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、SBI証券など多くの証券会社にて購入が可能です。
信託報酬は0.1144%と非常に安く、低コストでありながら大きな収益も出しているファンドです。
純資産額は12183.38億円という大きな規模のファンドで、多くの投資家に愛されています。
このファンド1つで世界中に投資ができる点においてリスクが低く、投資初心者にもおすすめのファンドです。
地域別構成比率
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の国・地域別の構成比率は以下の通りです。
順位 | カテゴリー | 国・地域 | 比率 ※桁数未満の数値は四捨五入 |
---|---|---|---|
1 | 先進国 | アメリカ | 61.4% |
2 | 先進国 | 日本 | 5.4% |
3 | 先進国 | イギリス | 3.7% |
4 | 先進国 | カナダ | 3.2% |
5 | 先進国 | フランス | 2.8% |
6 | 先進国 | その他 | 12.5% |
7 | 新興国 | 中国 | 3.3% |
8 | 新興国 | 台湾 | 1.8% |
9 | 新興国 | インド | 1.4% |
10 | 新興国 | その他 | 4.5% |
– | – | 合計 | 100.0% |
「全世界株式」ではありますが、実はその半分以上はアメリカによって構成されています。
「全世界と言えないのではないか」といった印象を受けるかもしれませんが、世界経済の中心はアメリカです。
実態としては、世界経済の半分はアメリカから成っていると言っても過言ではありません。
この点を考慮すると、半分以上をアメリカが占めている構成比率は不自然ではないどころか、経済の実態が反映された合理的な構成比率と考えられます。
過去のパフォーマンス推移
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の過去のパフォーマンス推移を見てみましょう。
時期 | 基準価額 | 騰落率 |
---|---|---|
2019年1月 | 9,261円 | – |
2019年4月 | 10,519円 | 13.58% |
2019年7月 | 10,623円 | 0.99% |
2019年10月 | 10,615円 | -0.08% |
2020年1月 | 11,569円 | 8.99% |
2020年4月 | 9,029円 | -21.96% |
2020年7月 | 10,827円 | 19.91% |
2020年10月 | 11,436円 | 5.62% |
2021年1月 | 12,803円 | 11.95% |
2021年4月 | 14,544円 | 13.60% |
2021年7月 | 15,492円 | 6.52% |
基準価額の動きより、2020年の前半、新型コロナウィルスによる暴落を経験しつつも、長期的に見ると成長を続けていることが分かります。
国・地域別の構成比率では約半分がアメリカとなっているため、アメリカの経済状況の影響を大きく受けてこのような推移となっています。
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世界株投資 米国株編
次に、「米国インデックスファンド」について説明します。
S&P500は王道の米国インデックスファンド
米国を代表するインデックスと言えば、S&P500が挙げられます。
米国株式ファンドのベンチマークとしてよく使われているインデックスには、以下があります。
・S&P500
・NYダウ
・NASDAQ100
上記の中でも王道と言えるインデックスは、S&P500です。
アメリカの証券取引所に上場している主要企業500社の株価をもとに算出されるインデックスです。
要するに、アメリカ経済の大部分を数値として表したものといえます。
長期的に成長を続けるS&P500ですが、最近はハイテク企業を中心に大きく発展していることなどが影響し、直近数年間は特に急成長をしています。
2020年3月にはコロナショックによる暴落を経験したことが記憶に新しいですが、コロナショックから5か月弱でコロナショック以前の水準まで回復しました。
さらにその後はコロナショック以前よりも高い水準を記録し、アメリカ経済の勢いの強さが、S&P500の数値にて世界中に知れわたることとなりました。
S&P500についてより詳しく知りたい人は、以下の記事も併せてご確認ください。
米国インデックスファンドに投資をするなら、S&P500に連動した商品がいくつかあります。
代表的なものとしては、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。
基準価額 | 19,300 円 |
純資産額 | 14566.78 億円 |
信託報酬 | 0.0968% |
収益率(1年間の年率) | 11.79% |
購入できる証券会社 | SBI証券・楽天証券 ほか |
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、SBI証券・楽天証券 などの証券会社にて購入が可能です。
主な構成銘柄
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の主な構成銘柄を確認しましょう。
組入れ上位銘柄は以下のようになっています。
順位 | 組入上位銘柄 | 業種 | 比率 |
---|---|---|---|
1 | APPLE INC | テクノロジー・ハードウェアおよび機器 | 5.7% |
2 | MICROSOFT CORP | ソフトウェア・サービス | 5.2% |
3 | AMAZON.COM INC | 小売 | 4.0% |
4 | FACEBOOK INC-CLASS A | メディア・娯楽 | 2.1% |
5 | ALPHABET INC-CL A | メディア・娯楽 | 1.9% |
6 | ALPHABET INC-CL C | メディア・娯楽 | 1.9% |
7 | BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B | 各種金融 | 1.4% |
8 | TESLA INC | 自動車・自動車部品 | 1.4% |
9 | JPMORGAN CHASE & CO | 銀行 | 1.3% |
10 | JOHNSON & JOHNSON | 医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス | 1.2% |
S&P500は、日本のTOPIX(東証株価指数)と同様に、時価総額加重平均指数です。
時価総額加重平均とは、時価総額の割合に応じて構成銘柄の比率が決まる方式です。
時価総額とは、端的に言えば会社の価値を表しています。
つまり時価総額加重平均とは、会社の価値が大きい企業は構成比率が大きく、会社の価値が小さくなるほど構成比率が小さくなる方式です。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の組入れ上位銘柄、すなわち時価総額が比較的大きい銘柄として、アメリカを代表するIT企業であるGAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft)が含まれています。
※「GOOGLE」は、組入れ上位銘柄5位および6位の「ALPHABET」に該当します。
これらの企業の株式を個別に購入する場合、通常は、まとまった資金が必要になり、資金の用意が難しい場合も考えられます。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を購入することで、こういった有名企業にも少額から投資が可能になります。
また、組入れ銘柄7位には、「投資の神様」とも呼ばれる投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる世界最大の投資会社、「BERKSHIRE HATHAWAY (バークシャー・ハサウェイ)」がランクインしています。
さらに、8位の「TESLA(テスラ)」社は、時価総額において2020年に日本のトヨタ自動車を超え、自動車業界では世界のトップとなりました。
9位の「JPMORGAN (JPモルガン)」は世界トップの時価総額を誇る金融機関で、非常に安定した収益基盤があります。
10位の「JOHNSON & JOHNSON(ジョンソン・エンド・ジョンソン)」は、現在に至るまで59年連続で増配し続けており、一般消費者からはもちろん、高配当株投資家からも愛されている企業です。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を1つ購入するだけで、これらの米国のトップクラスの企業に一度に投資をすることができます。
過去のパフォーマンス推移
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の過去のパフォーマンス推移を見てみましょう。
時期 | 基準価額 | 騰落率 |
---|---|---|
2019年1月 | 8,809円 | – |
2019年4月 | 10,565円 | 19.93% |
2019年7月 | 10,725円 | 1.51% |
2019年10月 | 10,890円 | 1.54% |
2020年1月 | 11,873円 | 9.03% |
2020年4月 | 9,474円 | -20.21% |
2020年7月 | 11,465円 | 21.02% |
2020年10月 | 12,182円 | 6.25% |
2021年1月 | 13,339円 | 9.50% |
2021年4月 | 15,217円 | 14.08% |
2021年7月 | 16,540円 | 8.69% |
全世界株式の値動きと同様に2020年前半に一度大きな暴落をしているものの、長期的に見ると上昇を続けています。
口座開設数NO.1のSBI証券はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を取り扱っています。
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世界株投資 先進国編
次に、「先進国インデックスファンド」について説明します。
eMAXIS先進国株式インデックスがおすすめ
先進国の株式に一度に投資できるファンドを選びたい人には、「eMAXIS先進国株式インデックス」がおすすめです。
先進国に分散して投資ができるため、アメリカだけに絞って投資するリスクが気になる人などは「eMAXIS先進国株式インデックス」が適しています。
アメリカの比率が全体の約7割に抑えられているため、アメリカの経済成長の恩恵はしっかりと受けつつ、分散投資によるリスクヘッジが可能です。
「eMAXIS先進国株式インデックス」は、SBI証券・楽天証券などの証券会社にて購入が可能です。
地域別構成比率
「eMAXIS先進国株式インデックス」は、アメリカをはじめとする22か国・地域で構成されています。
国・地域別の構成比率は以下のようになっています。
順位 | 国・地域 | 比率 |
---|---|---|
1 | アメリカ | 71.7% |
2 | イギリス | 4.7% |
3 | フランス | 3.7% |
4 | カナダ | 3.4% |
5 | スイス | 3.2% |
6 | ドイツ | 3.1% |
7 | オーストラリア | 2.4% |
8 | オランダ | 1.3% |
9 | スウェーデン | 1.1% |
10 | その他(香港、デンマーク、スペインなど) | 5.4% |
– | 合計 | 100.0% |
「先進国」と言えば、ほとんどの人にとって、真っ先に思い浮かぶ国はアメリカではないでしょうか。
世界経済の中心となる先進国、さらにその中心となっているのはアメリカです。
多くの人がそう考えているだけでなく、実際に、アメリカのGDPは世界第一位です。
その点を考慮すると、「eMAXIS先進国株式インデックス」の約7割はアメリカにより構成されていることにも納得がいきます。
そのため、アメリカへの投資が有利な選択とも考えられますが、一国だけに集中投資をすることによるリスクが気になる人もいるでしょう。
リスクを軽減させる方法としては、投資対象の国を一か国に絞らず、数か国に分散させることが有効です。
その点において、アメリカを中心に投資ができ、かつリスク分散ができる「eMAXIS先進国株式インデックス」は、国・地域の構成が非常に合理的になされていると考えられます。
過去のパフォーマンス推移
「eMAXIS先進国株式インデックス」の過去のパフォーマンス推移を見てみましょう。
時期 | 基準価額 | 騰落率 |
---|---|---|
2019年1月 | 22,642円 | – |
2019年4月 | 27,274円 | 20.46% |
2019年7月 | 27,286円 | 0.04% |
2019年10月 | 27,348円 | 0.23% |
2020年1月 | 29,707円 | 8.63% |
2020年4月 | 23,211円 | -21.87% |
2020年7月 | 27,950円 | 20.42% |
2020年10月 | 29,418円 | 5.25% |
2021年1月 | 32,663円 | 11.03% |
2021年4月 | 36,896円 | 12.96% |
2021年7月 | 40,027円 | 8.49% |
国・地域別の構成比率で紹介したように、「eMAXIS先進国株式インデックス」の約7割はアメリカで構成されています。
そのため、値動きとしては「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と同様に、長期的に上昇しています。
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世界株投資 新興国編
最後に、「新興国インデックスファンド」について説明します。
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスに注目
新興国に投資するインデックスファンドと言えば、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」です。
「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」は、新興国株式市場の値動きに連動した投資成果を目指すファンドです。
ベンチマークとしているのは、新興国の株式を対象とする代表的な株価指数である、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)です。
第4期の運用報告書によれば、基準価額は期首に比べ56.9%の上昇となりました。
ベンチマークとの差異はほとんど無く、ファンドの騰落率はベンチマークの騰落率(57.4%)を0.5%ほど下回りました。
新興国株式市場全体の値動きと、ほぼ同様の運用成果が得られています。
この期間における新興国株式市場の値動きとしては、新型コロナウィルス感染拡大後の政府支援やワクチン開発に関する報道などの影響を受け、大きく上昇をしました。
新興国株式市場全体の発展に投資をするなら、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」への投資を検討してみてください。
「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」は、SBI証券などの証券会社にて購入が可能です。
地域別構成比率
「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の地域別構成比率を確認してみましょう。
順位 | 国・地域 | 比率 |
---|---|---|
1 | 中国 | 37.9% |
2 | 台湾 | 13.8% |
3 | 韓国 | 13.3% |
4 | インド | 9.7% |
5 | ブラジル | 4.5% |
6 | 南アフリカ | 3.8% |
7 | ロシア | 3.1% |
8 | サウジアラビア | 2.8% |
9 | タイ | 1.9% |
10 | その他 | 9.2% |
– | 合計 | 100.0% |
「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」は、約4割が中国によって構成されています。
世界のGDP第二位の中国は、経済状況としては先進国に劣らないほどの発展を続けています。
また、第4位の構成比率としてランクインしているインドは、近年、急激に人口が増加しています。
2027年には中国の人口を超し、世界トップの人口になると予想されています。
人口が増加するということは、経済的に発展する可能性が非常に高いと考えられます。
人口と経済の関連性という観点で言えば、「世界全体への投資」以上に大きなリターンが期待できるかもしれません。
過去のパフォーマンス推移
「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の過去のパフォーマンス推移を見てみましょう。
時期 | 基準価額 | 騰落率 |
---|---|---|
2019年1月 | 8,837円 | – |
2019年4月 | 10,177円 | 15.16% |
2019年7月 | 9,986円 | -1.88% |
2019年10月 | 9,540円 | -4.47% |
2020年1月 | 10,705円 | 12.21% |
2020年4月 | 8,066円 | -24.65% |
2020年7月 | 9,582円 | 18.79% |
2020年10月 | 10,243円 | 6.90% |
2021年1月 | 12,054円 | 17.68% |
2021年4月 | 13,308円 | 10.40% |
2021年7月 | 13,816円 | 3.82% |
これまでに紹介した3つのファンドの値動きと比較すると、比較的大きな値動きを繰り返していることが分かります。
ボラティリティが大きい商品ですので、リスクがある分チャンスも多い商品と考えられます。
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世界株投資 地域大国編
ここからは、地域の大国であるアメリカ・中国・インドそれぞれの株式市場の見通しについて、説明します。
米国株の今後の見通し
アメリカ企業の代表格と言えば、GAFAMです。
GAFAMとは、アメリカの5つの巨大IT企業、Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoftの頭文字を取った言葉です。
これらの巨大企業は、アメリカの経済成長を強くけん引しており、アメリカ市場の成長に大きな影響を与えています。
今後もGAFAMはアメリカを代表して世界のITを発展させ続け、米国株市場は安定的な成長を続けるものと考えられます。
米国株の今後について詳しく知りたい人は、米国株価(アメリカ株価)の今後の予想/長期見通しについての以下の記事をお読みください。
中国株の今後の見通し
アメリカに次ぐ経済大国と言えば、中国が挙げられます。
2020年3月のコロナショックでは、他国に比較して経済的ダメージが軽く、その経済基盤の強固さが明らかになりました。
医療業界、インターネット・IT業界、自動車業界など幅広い業界で世界に貢献する中国企業には、今後も投資価値があるものと考えられます。
中国株の今後の予想・見通しについての記事では、中国株について詳しく説明していますのでぜひお読みください。
インド株の今後の見通し
人口増加により、数年のうちに大きく経済成長を遂げたインドへの投資もおすすめです。
2027年には世界で最も人口の多い国になると言われており、今後も成長が続くと見られます。
IT・ソフトウェア業界において特に発展をしているインドは、今後の成長にも大きく期待ができるものと考えられます。
インドの今後に関して詳しく知りたい人は、インド株の今後の予想/見通しについての記事をお読みください。
世界株まとめ
今回は、世界株を投資対象とした投資信託について解説しました。
- 投資信託を通して、世界の企業にまとめて投資ができる
- 全世界への投資は、リスク分散に有効
- アメリカ、先進国、新興国といったように特定の地域に絞って投資することも可能
- 投資信託を通して世界の株式に投資をするならSBI証券が最適
世界全体の人口は中国やインドを中心として増加傾向にあることから、世界経済の発展は今後も加速していくものと考えられます。
最も投資対象が広い「全世界株式インデックス」は、リスク分散の面でも非常に優秀なファンドです。
また、世界経済の中心となる国に集中して投資をするなら、世界全体ではなく、アメリカ、もしくはアメリカを含む先進国への投資も有効です。
リスクを取って高いリターンを狙いたい人は、伸びしろのある新興国への投資も魅力的です。
より将来性があると感じる地域に投資する投資信託を選びましょう。
SBI証券は本記事で紹介した投資信託のほとんどを取り扱っている口座開設数NO.1のネット証券会社です。
SBI証券で世界株式の投資信託を購入し、世界経済の成長への投資を検討してみましょう。
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