【英国】FTSE100指数とは?株価チャートと今後の見通しを解説
ロンドン証券取引所に上場する大型銘柄を指数化した「FTSE100」は、イギリスの代表的な株価指数です。
ヨーロッパの金融の中心にあるロンドン証券取引所に上場する銘柄で、世界的に大きな注目を集めています。
この記事をお読みの方の中には「イギリス株に投資してみたい」「FTSE100の見通しを知りたい」という人も多いでしょう。
本記事では、FTSE100に投資するメリット・デメリットや今後の見通しについて解説していきます。
またFTSE100に投資する方法と最適な証券会社も合わせて紹介していきます。
FTSE100への投資をするのであれば、GMOクリック証券とIG証券をチェックしてみてください。
どちらも豊富な商品を取り扱っているため選択肢が多く、さらに手数料も圧倒的に安いことから気軽に取引を行うことができます。
\CFD取引始めるなら!/
FTSE100指数とは?
まず、FTSE100がどんな特徴を持った指数なのかという点について解説します。
指数の概要と中心となる主な構成銘柄について紹介していきます。
ロンドン証券取引所時価総額上位100銘柄の株価指数
FTSE100とはロンドン証券取引所(LSE)に上場する銘柄の株価指数で、イギリスの代表的な指数のことを言います。
指数を公表しているFTSEは、イギリスのフィナンシャルタイムズ社とロンドン証券取引所グループが共同出資して設立された会社です。
時価総額が大きい100銘柄を対象としており、1983年12月31日の株価を1,000ポイントの基準値として算出される時価総額加重平均型の株価指数です。
時価総額加重平均型とは…
組入対象銘柄の時価総額を合計して、基準時点からの株価の増減の割合を指数化したもの。
TOPIXやS&P500指数などが時価総額加重平均型に該当。
イギリスの代表的な企業の株価がどのように推移しているのかを把握できるため、英国株に関心を持つ投資家から注目を集めている株価指数となっています。
主な構成銘柄
FTSE100を構成している主な銘柄を紹介していきます。
【FTSE100の主な構成銘柄】
・アストラゼネガ
・バークレイズ
・ロンドン証券取引所グループ
・プルーデンシャル
・ロイヤルダッチシェル
・ロールス・ロイス・ホールディングス
・ユニリーバPLC
日本でも馴染みのある日用品メーカー「ユニリーバ」や石油会社「ロイヤルダッチシェル」など世界的大企業が名を連ねています。
さらにコロナ禍で脚光を浴びる製薬会社「アストラゼネガ」や生命保険・金融グループ「プルーデンシャル」も組み入れられており、投資対象として期待できる銘柄が多いのが特徴です。
FTSE100指数のチャート推移
以下のチャートは、FTSE100の長期的な価格の推移を示したものです。

次に、FTSE100指数に連動したETF「iシェアーズ・コア FTSE 100 UCITS ETF」の期間内の情報は以下の通りです。
名称 | iシェアーズ・コア FTSE 100 UCITS ETF |
基準価額(2023年9月現在) | 7,522.0USD |
直近分配金 | 9.2 |
分配金回数 | 4回 |
分配利回り | 4.15% |
経費率 | 0.07% |
期間 | 騰落率 |
---|---|
1ヶ月 | 0.40% |
3ヶ月 | 5.63% |
6ヶ月 | 10.85% |
1年 | 17.88% |
3年 | 2.96% |
5年 | 30.80% |
10年 | 69.63% |
年初来 | 10.88% |
設定来(2000年4月27日) | 141.70% |
チャートを見てみるとITバブルの崩壊やリーマンショック、コロナショックなどで大きな下落をしていますが、長期的には右肩上がりになっています。
期間別の騰落率を見ても、長期的に投資している方がリターンが安定していることが分かります。
短期の値上がりよりも長期的にじっくりと利益を狙っていく投資対象と言えるでしょう。
FTSE100への長期投資には、GMOクリック証券が最適です。
\CFD取引始めるなら!/
FTSE100指数に投資するメリット
FTSE100に投資することによるメリットは主に以下のような点が挙げられます。
【FTSE100のメリット】
・配当利回りが高い
・長期的に成長を続けている
投資する前にそれぞれ確認していきましょう。
配当利回りが高い
FTSE100の最も大きなメリットは配当利回りが高いことです。
以下の表に、代表的なETFとその配当利回りをまとめました。
ETF | 配当利回り |
---|---|
VTI(米国株式全体連動) | 1.21% |
VOO(米S&P500連動) | 1.34% |
NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(日経平均株価連動) | 1.29% |
FTSE100 | 4.15% |
2023年6月時点では、FTSE100連動のETFの配当利回りは4.15%となっています。
日経平均株価や米国S&P500の平均配当利回りが1%程度であることを踏まえると、かなり高い配当利回りであることが分かります。
先進国指数の中で高い配当を受け取れる点は投資対象としてメリットと言えます。
もし株価が下落しても配当金が出ているだけで安心して投資を継続することができるでしょう。
長期的に成長を続けている
金融商品に投資する場合は、過去にリターンが得られていたのかどうかのチェックが必要です。
すでに紹介したチャートでも分かるように、FTSE100は長期的に成長を続けています。
例えば、もし10年前に投資していたら70%近く値上がりによるリターンを得られていたことになります。
イギリスは今後も人口が増えていくと見込まれており、経済成長に伴う株価の上昇も期待できる国です。
配当金を受け取りながら長期投資で値上がりによる利益も享受できる点が、FTSE100に投資するメリットとなっています。
\CFD取引始めるなら!/
FTSE100指数に投資するデメリット
投資対象としてのメリットがある一方で、デメリットにも留意しておきましょう。
FTSE100の投資には、主に以下のようなデメリットがあります。
【FTSE100のデメリット】
・為替変動リスクがある
・情報が手に入りにくい
それぞれしっかり確認して、デメリットを把握してから投資をするようにしておきましょう。
為替変動リスクがある
FTSE100はイギリスの代表的な企業の株価に連動する指数であるため、ETFなどを活用して投資する場合は為替によるリスクがあります。
為替変動リスクとは…
2国間の為替レートの変動により、外貨建て資産の価格が変動する可能性のこと。
つまり本来のパフォーマンス以外に、為替レートの変動によってFTSE100の価格が変動してしまうことになります。
FTSE100はイギリスポンドで取引することになるため、イギリスポンドと日本円の為替レートの変動の影響を受けます。
今後FTSE100に投資しようと考えている人は、イギリスポンドと日本円の為替レートに注意して取引するようにしましょう。
日本や米国と比べると情報が手に入りにくい
投資をする時には投資先国の経済情報や企業の動向がどうなっているのかを把握しておくことが重要です。
個別株に投資する時に企業の決算情報をチェックしておく必要があるように、FTSE100に投資するのであればイギリスの情報を入手しておく必要があります。
しかし日本や米国の情報と比べると、イギリスの情報は少し手に入りにくいです。
インターネットやSNSをある程度上手く活用しないと情報を手に入れるのが難しいため、投資対象として不安を感じる人もいるかもしれません。
情報入手の難易度が高いことがFTSE100のデメリットと言えるでしょう。
FTSE100指数の今後の見通し
FTSE100はイギリスの時価総額上位100銘柄の株価に連動している指数であるため、イギリス経済の今後の動向が重要となります。
イギリス経済の今後の成長見通しをチェックしていきましょう。
イギリスの経済不安
イギリスでは、前首相であるジョンソン氏が2022年9月に退陣をして、同じ保守党のトラス氏が就任していました。
しかし、後を継いだトラス氏はわずか1か月半での辞任をして大きな話題を集めています。
2022年9月に大型減税の法案を掲げましたが、大規模の減税の財源確保に懸念が集まり、通貨、株式、国債が同時に売られるトリプル安を誘発してしまったのです。
結果的に短期間で大混乱を巻き起こす形となり、政治的な不安要素から今後の経済を危惧する声が高まっています。
利上げによる経済不安
一つ目のポイントは金利についてです。
イギリスの中央銀行であるイングランド銀行は、2021年の終わりごろから段階的な利上げを実施しています。
物価上昇の激しいイギリスでにインフラを止めるための政策です。
しかし、利上げは同時に経済へのブレーキをかける要因となります。
前述した政治不安やロシア情勢によってガス代や電気代が高騰する中で、利上げのぺースが上がることは、物価上昇同時に経済危機をもたらす要因となりかねません。
\CFD取引始めるなら!/
FTSE100に投資する方法
FTSE100に投資する方法は大きく分けて2つあります。
①現物取引で投資する
②CFD取引で投資する
それぞれの投資方法について解説していきます。
①現物取引で投資をする
FTSE100に投資する方法として最も基本となるのが、現物取引による投資です。
現物取引とは…
決済のタイミングで現物資産と現金を交換する取引のこと。
FTSE100は指数なので、現物資産はETFということになります。
決済の時に「現金を支払って現物資産であるFTSE100連動のETFと交換する」という通常の投資が現物取引です。
FTSE100に現物投資をしたいのであれば、SBI証券が最適です。
国内株式個人取引シェアNo.1のSBI証券は、手数料が非常に安く気軽に取引をスタートできます。
ぜひこの機会にSBI証券をチェックして、FTSE100への現物投資を検討してみましょう。
\ 株式取引シェアNo.1! /
②CFD取引で投資をする
FTSE100に投資する方法は、現物取引の他にCFD取引(差金決済取引)という方法もあります。

CFD取引とは…
資産の受け渡しはせず、購入と売却の差額のみを受け渡すことで決済する取引のこと。
例えば10,000円分だけFTSE100に投資して15,000円で売却する場合、実際にFTSE100の商品を保有せずに差額となる5,000円のみを受け渡すことで成立する取引のことです。
またレバレッジをかけられる点もCFD取引の大きな特徴となっています。
レバレッジとは…
自己資金の証拠金を担保として、何倍もの資金で取引をすることができる仕組みのこと。
少ない自己資金で大きな資金の取引ができる点もCFD取引の魅力です。
「現物の受け渡しを行わないこと」と「レバレッジにより大きな資金で取引ができる」という2点がCFD取引の特徴です。
CFD取引で投資するのであれば、GMOクリック証券が最適です。
FTSE100をCFD取引で投資したいのであれば、GMOクリック証券をチェックしてみましょう。
\CFD取引始めるなら!/

FTSE100投資に人気のネット証券会社
FTSE100に投資するための人気のネット証券会社を紹介します。
現物投資とCFD投資をする場合でそれぞれの証券会社を解説しますので、取引したい方法に合わせた証券会社を利用してみましょう。
FTSE100へのCFD投資ならGMOクリック証券

取引単位 | CFD価格の10倍 |
取引手数料 | 無料 |
レバレッジ | 10倍 |
注文方法 | 寄指注文、引指注文、寄成注文、引成注文、指成注文、IOC注文 |
FTSE100以外のCFD対応銘柄 | 米国30、米国S500、上海A50、ドイツ30など |
取引ツール | GMOクリックCFD、 はっちゅう君CFD、プラチナチャート |
詳細 | GMOクリック証券の公式ページ |
GMOクリック証券は、「GMOインターネットグループ」のネット証券として、手数料の安さや銘柄の豊富さに定評があります。
CFD取引においては取引手数料が無料かつスプレッドの幅が業界でも狭い水準に設定されているので、余計なコストをかけずに取引しやすくなっています。
また、日本円で取引できるため、為替リスクを気にすることなく取引ができるというメリットもあります。
さらに、取引ツールが高性能でさまざまな媒体で利用できるので、投資家のニーズに合わせて使い分けができます。
サポート体制も充実しておりデモ取引で練習もできるため、初心者でも始めやすい環境になっています。
\CFD取引始めるなら!/

FTSE100への現物投資ならSBI証券

対応取引 | 取引手数料 | 取引単位 | 取引時間 | 詳細 |
---|---|---|---|---|
現物取引 | スタンダードプラン:最低55円〜 アクティブプラン:1日の約定代金100万円まで0円 | 1株 | 8:20~16:00 16:30~23:59 | 公式ページ |
FTSE100への現物投資を検討している方には、SBI証券をチェックしてみてください。
現物取引でFTSE100に投資するのであれば、「UBS ETF 英国大型株 100(1389)」というETFに投資する方法があります。
SBI証券は国内ETFへの取引手数料が圧倒的に安く、スタンダードプランで最低55円〜、アクティブプランは最低0円で取引することができます。
さらにFTSE100以外にも国内株や米国株、海外ETFなど豊富な取扱い商品が揃っています。
「あらゆる金融商品に興味があって色々投資をしてみたい」という人にとっては、充実したラインナップの中から選ぶことができるためおすすめです。
SBI証券はFTSE100の現物投資や、多くの選択肢から商品を選びたい人に人気の証券会社です。
\ 株式取引シェアNo.1! /

FTSE100の今後の見通しまとめ
この記事ではFTSE100について解説してきました。
FTSE100のCFD取引ならGMOクリック証券が最適です。
取扱い銘柄数や商品数が圧倒的に多く、豊富なラインナップから投資先を選ぶことができます。
さらに取引手数料も安く、気軽に投資をスタートさせることができる点も魅力的です。
ぜひこの機会にGMOクリック証券公式サイトをチェックしてみてください。
\CFD取引始めるなら!/