【最新】投資信託の利回り(トータルリターン)ランキング2024年!

当サイトの運営ポリシー
コンテンツ作成体制や運営方針に関しては、当サイトのInvestNavi(インヴェストナビ)の運営ポリシーをご参考ください。なお、InvestNaviでは、金融庁HPを参照し、金融庁の暗号資産交換業者登録一覧を紹介しております。また、ページにはプロモーションが含まれているものがあります。
監修者

InvestNavi(インヴェストナビ)編集部です。我々は、証券会社銀行省庁等の出身者や、FP証券外務員などの資格を持つ有識者を中心に、株式・為替・仮想通貨をはじめとした各分野に精通した金融の専門家によって結成されています。各自の専門知識をもとに、鮮明かつ初心者の方々から上級者の方々まで参考にすることができる信頼性の高い情報を提供します。

数多くある投資信託を選ぶうえで重要なポイントのひとつに、「利回り」があります。

利回りとは、投資元本に対してどれだけの利益が見込めるかを表した数値です。

「利回りが高ければ高いほど良い投資信託だ」と言い切ることはできませんが、ほかの条件が同じであれば利回りが高いほうが魅力的に思う人も多いでしょう。

今回の記事では、利回りという観点で投資信託を解説します。

投資信託の銘柄を利回りランキング形式で比較もしていますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

この記事からわかること
  • 投資信託の利回りとは、分配金と売却損益による収益が投資金額に対してどれほどかを1年単位で表したもの
  • 利回りが高い投資信託には、相応のリスクもある
  • 利回りの正解は人によって異なるが、個人投資家の目安としては10%を目標とするのがおすすめ
  • 利回りの高い投資信託ランキングTOP3はブル型ファンドが独占
  • 国内債券型や国際株式型など、投資対象のアセットにより利回りの傾向に差がある

安定的な運用をする中で比較的大きな利益を狙いたいなら、利回りの高さは投資信託を選ぶうえで非常に重要なポイントです。

投資信託を始めるならSBI証券が最適です。

詳しくは、SBI証券公式サイトをチェックしてみてください。

\ 株式取引シェアNo.1! /

目次

投資信託の利回りとは?

投資信託の利回りとは、投資信託への投資金額に対する収益の割合を表す数値です。

利回りが高ければ高いほど、見込み利益率が高いと判断することができます。

逆に、利回りが低ければ、投資金額に対する収益率が低い運用と考えられます。

投資信託における利回りは、分配金と売却損益による収益が投資金額に対してどれほどかを示し、通常は年率(1年単位での収益率)で表されています

具体的には、以下の計算式にて利回りを求めることができます。

投資信託の利回りを求める計算式
  1. 投資信託の収益を計算する
    収益(円)=分配金+売却損益
  2. 投資金額に対する利回りを計算する
    利回り(%)=収益÷運用年数÷投資金額×100
計算例

100万円の投資信託を購入し、1年後に2万円の分配金を受け取り、108万円で売却した場合の利回りを計算します。
※ここでは手数料やその他のコストは無いものとして計算しています。

  1. 投資信託の収益を計算する
    分配金=2万円
    売却損益=(売却価額108万円 – 購入価額100万円)=8万円の売却益
    投資信託の収益=2万円 + 8万円=10万円
  2. 投資金額に対する利回りを計算する
    運用年数=1年
    投資金額=100万円
    利回り=10万円÷1年÷100万円×100=10

∴利回りは10%

投資した金額に対してどれだけの利益が見込めるかを表す目安として、利回りは重要な数値です。

また、利回りが高い商品は値動きの幅(ボラティリティ)も大きいため、一般的にはリスクが高い商品と考えられます。

大きな利益を求める場合は同じくらいの損失を覚悟する必要がありますので、「利回りが高ければ高いほど良い」とも限りません

どれだけのリスク・リターンを取るかは希望する運用スタイルによって人それぞれ正解が異なりますので、自分のリスク許容度(どれだけのリスクを取ることができるか)としっかり向き合って投資をしましょう

\ 株式取引シェアNo.1! /

投資信託の平均利回り

次に投資信託の平均利回りについて説明します。

平均利回りを把握し、どれだけの利回りを目標に運用していくかを考えましょう。

平均利回り

一言で投資信託と言っても、国内債券型や国際株式型など様々な種類の投資信託があり、それぞれ平均的な利回りは異なります

人気の投資信託の商品のうち代表的なものについて利回りを見比べてみましょう。

スクロールできます
ファンド名分類トータルリターン(1年)
レオスーひふみプラス国内株式+3.72%
ニッセイ日経225インデックスファンド
国内株式+3.12%
SBIーSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド国際株式10.54%
三菱UFJ国際ーeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)国際株式+10.36%
三菱UFJ国際ーeMAXIS Slim 国内債券インデックス国内債券-3.62%
ニッセイー<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド国内債券-3.65%
三菱UFJ国際ーeMAXIS Slim 先進国債券インデックス国際債券+0.38%
Oneーたわらノーロード 先進国債券国際債券+0.39%
三菱UFJ国際ーeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)バランス+4.40%
Oneー投資のソムリエバランス-10.11%
トータルリターンは2023年8月時点のものを掲載

同じ投資信託でも、銘柄によって利回りが大きく異なっています。

とはいえ、人気のファンドを一覧にして見比べると、分類ごとに利回りの傾向が見えてきます。

投資対象とする資産(アセットクラス)によって、利回りが大きく変わっていることが分かります。

その結果、複数のアセットを組み合わせるバランス型ファンドは、銘柄によって利回りが大きく異なっています。

目標利回り

平均利回りの把握ができたら、次は目標とする利回りを考えましょう。

リスクを取って平均を上回る利回りを目指すか、平均以下の利回りで低リスクな運用をするか、平均的なリスク・利回りを目指すかは、投資家の好みです。

目標の利回りには正解はありませんので、自分の好きな運用スタイルに合う投資信託を選びましょう。

個人投資家の目標利回りのひとつの目安としては、10%前後の運用がおすすめです。

基本的には10%以下であれば、ある程度の安定運用が可能です。

投資信託は比較的リスクの低い傾向がある金融商品ですので、あまり怖がらずに10%ほどの利回りを狙って運用することも検討してみてください。

\ 株式取引シェアNo.1! /

【2023年】投資信託の利回りランキングTOP3

投資信託の利回りについて、具体的な銘柄をランキング形式で紹介します。

ランキングはSBI証券におけるの過去1年間のトータルリターンを参考にしています。
(トータルリターンは利回りを比較する際に有効な指標)

利回りランキングは、ブル型ファンドが独占しているという結果になりました。

ブル型ファンドとは…
相場が上昇しているときに利益が出るように設計された商品で、レバレッジをかけることにより対象とする指数の値動きに対して数倍の値動きで基準価額が変動することを目指して運用されているファンド。
雄牛(bull)が角を下から上へ突き上げる仕草から上昇相場を表している。
反対に、相場の下落時に利益が出るように設計されたものをベア型ファンドと呼ぶ。

ブル型ファンドは、対象指数のわずかな値動きでも基準価格を大きく変動させるという特徴があります。

利益が出しやすく、また損失も出しやすいというハイリスク・ハイリターンなファンドのため、利回りも高くなる傾向があります。

具体的な商品について、それぞれ見ていきましょう。

【第1位】SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

スクロールできます
名称SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
基準価額(日時)21,118円
トータルリターン(1年)17.04%
信託報酬0.0938%程度
購入できる証券会社例SBI証券楽天証券 ほか
トータルリターンは8月時点のものを掲載

\ 株式取引シェアNo.1! /

【第2位】三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

スクロールできます
名称三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
基準価額(日時)19,968円
トータルリターン(1年)17.95%
信託報酬0.1144%以内
購入できる証券会社例SBI証券楽天証券 ほか
トータルリターンは8月時点のものを掲載

\ 最短5分で口座申し込み完了! /

【第3位】三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

スクロールできます
名称三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額(日時)23,061円
トータルリターン(1年)187.12%
信託報酬0.0968%以内
購入できる証券会社例SBI証券楽天証券 ほか
トータルリターンは8月時点のものを掲載

\ 最短5分で口座申し込み完了! /

投資信託の種類毎の利回りランキング

投資信託には、国内債券型や国際株式型など様々な種類があり、それぞれで利回りの傾向が異なります。

ここでは、投資信託の種類別に利回りの高い銘柄を見てみましょう。

利回りランキングTOP3を種類別に紹介します。

ランキングはSBI証券における4月時点の過去1年間のトータルリターンを参考にしています。

国内株式

スクロールできます
ランキングファンド名トータルリターン(1年)
1位ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド28.17%
2位ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド28.33%
3位レオス-ひふみプラス18.00%

最初に、国内株式に投資をする投資信託の利回りランキングTOP3です。

国内株式型の投資信託の場合、上位銘柄は約100%ほどの利回りです。

「国内の企業を応援したい」「日本の企業の未来に投資がしたい」という人に最適です。

国際株式

スクロールできます
ランキングファンド名トータルリターン(1年)
1位SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド18.86%
2位三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)17.95%
3位三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)18.91%
トータルリターンは8月時点のものを掲載

次に、国際株式に投資をする投資信託の利回りランキングTOP3を紹介します。

国際株式型の投資信託の場合、上位銘柄は150%~200%ほどの利回りです。

国内株式に比べて2倍近くも高い利回りとなっており、比較的ハイリスク・ハイリターンな商品と考えられます。

2022年はエネルギー関連銘柄が上位を占めています。

国内債券

スクロールできます
ランキングファンド名トータルリターン(1年)
1位大和-日本物価連動国債ファンド3.57%
2位東京海上セレクション・物価連動国債3.38%
3位One-MHAM物価連動国債ファンド3.37%
トータルリターンは8月時点のものを掲載

続いて、国内債券型ファンドの利回りランキングTOP3を見てみましょう。

国内債券型の投資信託の場合、上位銘柄は4%ほどの利回りです。

国内株式・国際株式型の投資信託と比べて、非常にローリターンという傾向が分かります。

「ローリターンでも良いから、リスクをあまり取らずに安定的に運用がしたい」と考えている人に最適な商品です。

国際債券

スクロールできます
ランキングファンド名利回り
1位三菱UFJ国際-三菱UFJ 米国バンクローンファンド通貨選択ロシアルーブル毎月-0.32%
2位三菱UFJ国際-三菱UFJ 米国バンクローンファンド通貨選択ロシアルーブル年2回-0.32%
3位SGHM-米国エネルギー・ハイインカム・ファンド32.67%
トータルリターンは8月時点のものを掲載

最後に、国際債券に投資をする投資信託の利回りランキングTOP3についても見てみましょう。

国際債券型の投資信託の場合、上位銘柄は60%ほどの利回りです。

同じ債券型ファンドでも、国内債券と国際債券では利回りに大きな差があることが分かります。

「債券に投資して安定運用がしたいけど、利回りもある程度高いほうがいい」という方が投資しています。

\ 株式取引シェアNo.1! /

投資信託の利回りに関するよくある質問

投資信託の利回りに関するよくある質問について解説します。

投資信託を実際に購入する前に疑問を解決しておきましょう。

利回りと騰落率の違い

利回りとは、投資した額に対する収益(分配金および売却益)を指しますが、利回りとよく似た言葉に「騰落率(とうらくりつ)」があります。

投資における騰落率とは、値上がり率もしくは値下がり率を指します。

投資信託における騰落率について考えると、基準価額の上昇率もしくは下落率を示しています。

基準価額とは…
投資信託の時価を表した数値。1万口(もしくは1口)あたりの純資産のことを指す。
株式投資においては現在の価額を判断するために基本的には株価が見られるが、投資信託においては基準価額がその役割を担っている。

ところで、分配金は純資産から出されるため、当然ながら分配金を出した後は基準価額が下がります

つまり、分配金が無いタイプの投資信託なら、分配金による基準価額の騰落への影響が無いため、利回りと騰落率が同じということになります。

また、騰落率の算出においては手数料や税金を考慮していないため、実際の運用損益とは異なるという点も覚えておきましょう。

利回りとパフォーマンスの違い

パフォーマンス」も利回りとよく似た言葉ですが、「パフォーマンス」とは何を指すのでしょうか。

実は、投資信託の文脈において使われる「利回り」と「パフォーマンス」は、異なる意味を指しているケースが多いのです。

パフォーマンスとは、ベンチマークと比較した運用成績の評価です。

ベンチマークとは…
投資信託の運用を行うにあたって、指標としている基準の数値を指す。
たとえば、東証株価指数(TOPIX)に連動する(もしくは上回る)運用成果を目指し、国内株式に投資をしている投資信託の場合、ベンチマークにあたる指数はTOPIXとなる。

要するに、ベンチマークよりも運用成績(=利回り)が良かったかどうかを評価する際、一般的に「パフォーマンス」という言葉が使われているのです。

端的に言えば、「パフォーマンスが良い」とはベンチマークを上回る利回りのことを指し、「パフォーマンスが悪い」とはベンチマークを下回る利回りのことを指します。

別の言い方をすれば、「利回りが良い」という評価は個人の観点により異なりますが、「パフォーマンスが良い」という評価は、基本的には誰の観点にも依存せず事実を述べているだけということになります。

投資信託の利回りまとめ

今回は、投資信託の利回りについて解説しました。

この記事のまとめ
  • 利回りが高い商品はボラティリティも高いことが多く、リスクが高い傾向がある
  • 利回りが高ければ高いほど良いとも限らない
  • 投資先のアセットクラスによって、利回りも異なる
  • ブル型ファンドはハイリスク・ハイリターンな取引に向いている
  • 国際株式に投資する投資信託は、ほかの資産に投資する投資信託に比べて最大利回りが高い
  • 安定的な運用がしたい人には債券型ファンドがおすすめ

投資信託はリアルタイムでの取引に対応していないため、デイトレードのような短期的な売却益を狙うような取引には向いていません。

そのため、投資信託にとっての「利回り」とは、ある意味では、ほかの金融商品にとっての利回り以上に重要なファクターといえます。

個別株に多額の資産を投資することも、大きなリターンを狙うチャンスがあるためひとつの有効な投資手法ですが、相応のリスクも伴い、安定的な運用には向かない商品が多いです。

安定的な運用をしながら高いリターンを目指したい人は、利回りの高い投資信託を選ぶと良いでしょう。

投資信託はSBI証券をはじめとする多くのネット証券で購入することができます。

今回の記事を参考に、利回りの高い投資信託を選んでみてください。

\ 株式取引シェアNo.1! /

監修者

InvestNavi(インヴェストナビ)編集部です。我々は、証券会社銀行省庁等の出身者や、FP証券外務員などの資格を持つ有識者を中心に、株式・為替・仮想通貨をはじめとした各分野に精通した金融の専門家によって結成されています。各自の専門知識をもとに、鮮明かつ初心者の方々から上級者の方々まで参考にすることができる信頼性の高い情報を提供します。

目次