NZドル(ニュージーランドドル)の今後の予想/長期見通しを解説!【初心者入門】

NZドル円

ニュージーランドは、南太平洋に位置する島国で2つの主要な島と多くの小さな島々で構成された国です。

ニュージーランドでは法定通貨でNZドル(ニュージーランドドル)が利用されています。

NZドルはほとんどのFX会社で取引が可能です。

メジャー通貨として認識され、多くの投資家によって売買されています。

このページではNZドルと日本円の通貨ペアである、NZドル円の見通しと概要、特徴などについて詳しく紹介します。

通貨の変動要因や特徴を掴むことで、より有利な取引へと繋がります。

ぜひ最後まで読んでFX取引の参考にしてみてください。

この記事に書いてあること
  • 貿易依存度が高く中国やオーストラリアの影響を受けやすい
  • 資源国通貨の認識が強いが、原油や鉱物は産出していない
  • 新型コロナの感染抑制による高い評価
  • マイナス金利の導入が示唆されている
  • 実質GDPの早期回復に高い期待
  • 各社の2021年NZドル/円予想
  • NZドルの取引にはGMOクリック証券がおすすめ!

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目次

NZドル円の概要

NZドルは同じオセアニアの国である、オーストラリアの豪ドルと連動した値動きになりやすい特徴があります。

地理的・経済的に密接な関係があるので、どちらかの国でイベントの発生や重要指標の発表があれば同時に売り買いが頻発する傾向が見られます。

また、最大の輸出先である中国経済の動向に大きく影響される一面を持っていることも特徴の一つです。

オーストラリアと同様に資源国としての認識が強いですが、鉱物や原油といった資源は産出していません。

産業としては畜産(乳製品・肉類・羊毛)や農産(果実・木材)等の一次産品が輸出の6-7割を占めており、畜産・農産物価格の影響を受けやすいので、それらの価格帯に注目する必要があるのです。

2020年の上半期は、新型コロナの影響で経済が大きく落ち込みましたが、感染防止対策が徹底していたため世界的に高い評価を受けています。実質GDPも2020年下半期にはコロナ前の水準近くまで回復しています。

世界的にワクチン接種や感染収束に向けた動きが見られる中で、畜産・農産物価格および中国経済の回復が見込めれば、NZドルの更なる上昇も想定されています。

NZドル円のこれまでの変動要因

NZドル/円の週足チャートです。

NZドル
参考チャート

具体的な相場変動の要因を見ていきましょう。

原油安の影響(2014年後半)

2014年の後半には原油価格が下落したことにより、NZドルの売りが強くなりました。

これは、需要面では世界景気の先行き不安で需要見込みが減った一方で、供給面では主要産油国が減産を見送ると同時に北米でのシェールオイル生産が拡大したことが要因です。

ニュージーランドは原油の輸出をしているわけではありませんが、密接な関係にあるオーストラリア経済に大きな影響を与えた懸念から同時にNZドルの売りが加速した状況となっています。

政策金利の引き下げor中国経済の減速(2015年~2016年前半)

もともとNZドルは、高金利の通貨としてスワップを目的とした投資家に人気の通貨でした。

2008年初は政策金利が8.25%となっていましたが、金融危機への対応として2009年3月には2.5%まで下げられています。

その後、2014年には3.5%まで利上げされたのものの、2015年から経済への懸念を背景に再び利下げが始まり、2016年1月までに1.75%まで下がっています。

また、同年には製造業の固定資産投資や不動産開発投資のスローダウンを受けて中国経済が減速しています。

最大の貿易国である中国経済の減速は、ニュージーランドの経済にも大きな影響を与えました。

これらの結果、2015年からNZドル安は下落トレンドをたどります。

アメリカ株高の影響(2016年11月)

原油安や利下げの影響を受けて下落傾向にあったNZドルですが、2016年の11月に大きく上昇しています。

アメリカでトランプ氏が大統領に就任し、政策への期待から米国株が上昇しました。

それを受け、世界的にリスクオンの動きが強くなりNZドルの買いが加速した形です。

リスクオンとは⁉
リスクの高い資産への投資が増えること。
日本円や米ドルのような安全資産に買いが入ればリスクオフと言われ、上昇下落の激しい通貨やマイナー通貨の買いが入ることをリスクオンと呼ぶ。

世界的に景気が後退するとリスクオフの動きが強くなり、暴落の危険性が少ない日本円などが買われる傾向にあります。

NZドルはもともと流動性が低く荒い値動きをする傾向であったことから、リスクをとった投資先として買いが先行しました。

新型コロナウィルスの影響(2020年)

2020年には新型コロナウィルスの世界的な感染拡大を受け、NZドルのみならず多くの通貨でリスクオフの動きが強まりました。

2020年1月には70円台だったNZドル/円ですが、同年3月には59円台まで大きく下落しています。

しかし、ニュージーランドは新型コロナの感染対策が徹底されており、世界的にも人口比での新規感染者数が少ない国です。

その結果、評価が高まり、NZドルは現在に至るまで上昇傾向にあります。

同じオセアニアのオーストラリアも徹底した感染対策を行ったことから、同時に豪ドルの買いも強くなりました。

経済再開と利上げ展望

2020年11月よりCOVID-19ワクチンと経済回復への期待から、NZD高円安の傾向が続いています。

2021年5月の金融政策員会では政策金利を0.25%に据え置きつつも、2022年9月までには0.5%まで上昇するとの見通しを発表しました。これがサプライズとして受け止められ、見通し発表直後には80円/NZDまで上昇しています。

その後は77円~79円のレンジで推移しています。

2021年に予想されるNZドル円の変動要因

次に、2021年に予想されるNZドル/円の変動要因を紹介します。

ニュージーランドでの重要指標は以下のようなものがあります。

ニュージーランドの重要指標
  • 消費者物価指数
  • 失業率
  • GDP (国内総生産)
  • 貿易収収支
  • 政策金利

上記のうちGDPと政策金利には特に注目するといいでしょう。

相場展望を予想する際の参考にしてみてください。

実質GDPの成長率

2020年は、新型コロナウィルスの影響により世界中の国々でGDPが低下しています。

ニュージーランドも例外ではなく、2020年は大幅な落ち込みとなりました。

以下の表はニュージーランドの実質GDP(対前四半期)の推移です。

1Q2Q3Q4Q
2020年-1.2%-11.0%+13.9%-1.0%
2019年+0.5%+0.5%+0.7%+0.1%
2018年+0.8%+1.2%+0.2%+1.1%
2017年+1.1%+1.1%+0.8%+0.8%

2020年2Qは-11.0%の大幅なマイナス成長となりましたが、徹底した感染抑制による経済活動の再開によって翌2Qには+13.9%と大きく回復しています。

2021年の実質GDP成長率の予想(IMF)は+4.4%と、他の先進国と比べても高い成長が見込まれています。

実質的なGDPの成長となれば、NZドルの買いが増えて更なる上昇となる可能性があります。

長期的な低金利政策

もともとは高金利通貨として認知されていたNZドルですが、2021年6月時点での政策金利は0.25%と低い水準です。

経済回復の遅れやデフレは長期的な低金利の原因となるため、この状況が続くようであれば注意が必要です。

2020年5月には経済支援策として500億NZドル(約4兆円)の基金を創設しました。

景気好転への後押しを見据えていますが、政策金利は長期的に据え置かれると予想されていることは懸念といっていいでしょう。

また、ニュージーランド準備銀行はマイナス金利の可能性について示唆したこともあるため、政策金利の発表時には注意が必要です。

NZドルの今後の予想・見通し

次に各社が予想するNZドル/円の見通しを紹介します。

FX取引では、相場の方向性を予想する際に情報収集が重要となります。

ぜひ参考にして取引に役立ててみてください。

新生銀行

以下は新生銀行の公表しているNZドル/円の見通しです。

NZドル/円の為替相場は引き続き、世界の新型コロナウイルス感染者数の動向等に左右される展開が予想されます。しかし一方で、他国に先駆けてウイルスの感染抑制に成功していること等を背景とした相対的な景気の早期回復期待、米国を上回る10年国債利回り、米国FRB(連邦準備制度理事会)の量的緩和政策に伴う米ドルの資産規模拡大を背景とする長期的な米ドル安懸念等から、NZドルは再評価される可能性があると考えられます。

ニュージーランドドル 今後の見通し(2020年10月公表)

新型コロナ対策への評価が、更なるNZドルの上昇傾向と予想しています。

世界的な経済被害を受けたコロナの問題ですが、2021年のGDP成長率は世界的に見ても早期の回復が見込まれていることでNZドル買いが加速するとの指摘です。

インヴァスト証券

以下は、インヴァスト証券の予想するNZドル/円の見通しです。

今年のNZドル円相場の想定レンジは、NZドル円相場の過去11年の年間平均変動幅となる13.36を参考に、66.00~79.00とします。ただ、強ければ69円前後が下限となるかもしれません。
基本的な戦略は押し目買いですが、ただ、既に高値圏にあって、上値追いは厳しい状況です。
早期には、72円前後が維持されると強く買っても、 77-78円が抑えると利食っておくのが良いでしょう。また、78.86の戻り高値が上値を抑えるなら、モメンタムのピーク感と伴って、売りも検討されそうです。あくまで78.86を超える動きが見えて、強気から84円方向への上昇をターゲットとしましょう。

NZドル円-2021年相場予想と戦略(2021年1月28日公表)

こちらはテクニカル目線での分析予想です。

年間の予想レンジを66-79円としてますが、2021年3月中旬時点で既にレンジ上限の79円となっています。

予想どおり戻り高値を超えるようであれば、更なる高値も視野に入りそうです。

野村證券

以下は野村證券の予想するNZドル/円の見通しです。

2月に入り、米国の追加経済対策への期待から市場のセンチメントが改善する中、乳製品価格の上昇に加え、3日発表の2020年10-12月期の雇用統計で雇用者数の増加と失業率の低下が市場予想を上回ると、NZドルは強含みました。24日の金融政策会合では、政策金利の据え置きと資産買い入れ規模および資金供給プログラムの維持が決定されました。声明文では金融緩和継続の方針が示された一方、景気判断において新型コロナの感染抑制に伴う経済活動の活発化が指摘されたことが好感され、一段高となりました。景気回復期待を背景にニュージーランド10年国債利回りが1.8%台へと急上昇したことや、資源や農産物の価格上昇を受け、NZドルは25日に対円で一時2年10ヵ月振りの水準へ上昇しましたが、足元では米長期金利の上昇を受けて反落しています。2月26日15時現在、対米ドルで0.73ドル台半ば、対円で78円台前半で推移しています。向こう1年間のNZドルの対円相場レンジを1NZドル=74.0~81.0円と予想します。

マーケットアウトルック – ニュージーランドドル –(2021年3月1日公表)

野村證券では、2021年のNZD/JPYレンジを74-81円と、比較的狭いレンジで予想しています。

コメントにもある通り、農産物の価格上昇がNZD高に寄与している点は特徴的ですので、一般的な経済指標や金利以外に、 乳製品をはじめとする畜産物や農産物の価格にも注意を払う必要がありそうです。

予想どおり戻り高値を超えるようであれば、更なる高値も視野に入りそうです。

SMBC信託

以下はSMBC信託銀行の予想するNZドル/円の見通しです。

5月のニュージーランド(NZ)ドルは続伸。NZ中銀は26日の会合で現行政策を据え置き。一方、経済見通しが概ね想定通りであることを前提に、2022年内に利上げ開始の可能性を示唆。経済活動の正常化を背景に、景気回復は緩やかに進む見込み。NZドル円は目先76-81円で強含みに推移しようが、向こう2年内の最大雇用と物価安定が視野に入れば上伸へ。

SMBC信託銀行 Global Research Monthly 2021年6月号

当面は76-81円のレンジを予想していますが、経済指標次第ではさらに上ブレする可能性も示唆しています。

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NZドル円の今後の見通し・予想まとめ

NZドル/円の今後の見通しは以下の通りです。

NZドル/円の見通し
  • 長期的な低金利、マイナス金利の導入による懸念
  • 新型コロナの抑制による、実質GDPの上昇に期待
  • 畜産・農産物の価格上昇を背景とした、NZドル再評価での上昇

ファンダメンタルの分析では上昇傾向との見方が多いです。

しかし、マイナス金利導入の示唆や中国経済の影響など懸念がないわけではありません。

NZドル/円は多くの通貨ペアの中でも値幅が比較的小さいため、大きな損失を負うリスクは低い通貨ペアといえます。

重要指標やマーケットニュースを見ながら相場予測をして狙っていきましょう。

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