仮想通貨の進化は著しく、DeFiやNFTに続いて注目を浴びているのが「メタバース」です。
メタバースというと、仮想空間やゲーム内の世界とイメージしている人は多いと思います。
そのメタバースが、ブロックチェーン上のゲームとして、仮想通貨やNFTとどのように関わるのかを考えると難しいかもしれません。
この記事ではそもそもメタバースとは何なのか、また実際にメタバースのサービスはどのようなものがあるかまでわかりやすく解説しています。
NFTを使った活用方法や、実際の始め方も解説するので、メタバースを賢く使うためにぜひ参考にしてください。
- ブロックチェーン上で開発されたメタバースは安全で収益性もある
- メタバース内の資産はNFT化されて外部での売買も可能
- 家にいる時間が長くなったことでメタバースが注目されている
- 各メタバースゲームで使える仮想通貨は異なるので準備する必要がある
- 仮想通貨の入手は国内大手取引所であるコインチェックが最適
メタバースは主にイーサリアムネットワークで開発され、展開するプロジェクトは増えてきています。
各メタバース内で必要な仮想通貨(暗号資産)は異なるので、事前に準備する必要があります。
コインチェックは、国内の暗号資産取引アプリダウンロード数で3年連続No.1の実績を誇り 、NFTマーケットプレイスにも積極的に注力しています。※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
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また、「メタバースについてサクッと動画で学んでみたい!」という方は、ビッコレTVでわかりやすく解説されているのでぜひチェックしてみてください。
そもそもメタバースって何?
メタバースは、3次元世界や仮想空間のことで、ゲームや通貨の名前ではありません。
3次元世界の思想は古くからあり、その空間に名付けられたのがメタバースで、超越を表す古代ギリシャ語の「meta」に、世界を表す「universe」を掛け合わせた造語といわれています。
つまり、仮想通貨やブロックチェーンが登場するずっと前からメタバースの考えはありました。
メタバースと、ブロックチェーン技術を組み合わせることで、安全性や利便性が高まり、さらに収益にも繋がるということで近年急速に注目度が増しています。
ここでは、オフラインゲームや小説の話ではなく、ネット上にあるメタバースについて、さらにかみ砕いて説明していきます。
メタバースはインターネット上にある三次元の仮想空間
メタバースは、インターネット上で広がる三次元の仮想空間を総称した呼び方です。
ユーザーはメタバース内で、アバター(自分の分身)を操作して、他のユーザーと交流したり、敵を倒したり、アイテムを揃えたりするといった別世界での生活を楽しめます。
有名どころでいえば、マインクラフトやどうぶつの森です。
ネットに繋がれたオンライン上で、複数のユーザーと楽しむことができるので人気ですね。
では、このメタバースがなぜブロックチェーン業界でも注目されているのでしょうか。
ブロックチェーン技術により高度で安全なメタバースの実現へ
ブロックチェーンとは、ブロックチェーン上で行われる取引を多数のコンピューターに共有することで、改ざん不可能な状態で安全に取引データを保持する仕組みのことを指します。
様々な取引データは特定の機関・人物が保有する仕組みとなっています。
例えば、銀行と顧客の取引データはその銀行が全て管理しているため、中央組織である銀行がハッキング被害などにあうと取引データの喪失につながります。

ブロックチェーン技術を活用すると、取引データが常に複数のコンピューターに共有されているため改ざんが非常に難しく、データの信ぴょう性も担保することができます。
メタバース×ブロックチェーンがなぜ注目されるのかについては、ブロックチェーンがデータに資産性を持たせることができるという特徴が主な理由となります。
「データの資産性」というのは最近のバズリワードである「NFT」と深く関わってきます。
また、ビッコレTVではドラマ形式でメタバースを取り扱っており、深く考えさせられるものになっています。
「メタバースが日常化したらどうなるのだろう…」と不思議な方はぜひご覧になってみてください。
メタバースへのNFTの活用
ブロックチェーンを活用してメタバースを構築すると、メタバース内に資産を生み出すことが可能になります。
これがNFTと呼ばれる技術です。
最近のメタバースを理解するにはこのNFTの仕組みを理解しておく必要があるため、そもそもNFTとは何なのかからメタバースでどのように活用されているのかを解説していきます。
そもそもNFTとは?
NFTとは、ブロックチェーン技術を活用することで、アートやゲーム内のアイテムといった資産に作者や所有者の情報を追記することができるデジタル資産のことを指します。
例えば、1000円札というのは偽札でなければ、どの1000円札であっても同等の価値になります。
しかしNFTは作者と所有者の情報を保証する唯一無二のデジタル資産であるため、それぞれのNFTは全く違う価値になります。
ゲーム内のアイテムやSNSのアイコン、絵画、音楽などさまざまなデジタルアートでNFTが使われています。
NFTの売買は既に世界中で行われており、最大手のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaは2021年の8月の流通総額が3500億円を超えるほどです。
近年では、簡単なイラスト(岩やドット絵)が1億円以上で取引されることもあり、NFTバブルが止まりません。
こうしたデータに資産性を持たせることができるNFTの技術がメタバースにおいても活用されています。
メタバースにどのように活用されるか
- NFT化したアイテムや武器、土地などの売買
- アバターの装飾品、見た目などの売買
- NFTギャラリーやショールーム
- 自分でNFTアイテムを作成
- 指定NFT所有者のみが入場できるメタバース上のエリア
唯一無二の存在であるNFTは、上記のようにメタバースの世界で大いに役立ちます。
特にユーザーが感じるメリットは、NFT化したアイテムなどを自分のウォレットで保管して、いつでも売却できる利便性です。
メタバース内に市場を構築してその場で取引することも可能ですし、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスでも売買できます。
ブロックチェーンでメタバースを提供するプロジェクトは、NFTのやり取りで独自トークンの流動性が高まり、価格上昇も見込めるため開発者にとっても大きなメリットです。

例えば、The Sandboxというメタバースゲーム内にある土地の一画が、OpenSeaで500ETHで販売される場合もあります。
2022年4月07日時点での1ETHの価格が約40万円となっているので、相当の価格でやりとりされていることがわかります。
このような土地を購入したユーザーが、また売却して二次取引も可能となり、メタバース内のNFT活用次第で収益が爆発的に大きくなるといえます。
メタバースはなぜ注目されるのか
メタバースは今やただの仮想空間ではありません。
ネットを介して人々が集まる場所、経済活動の場として確立しています。
ここまで急成長し、注目される3つの理由について解説します。
メタバース上のNFT活用による経済活動
メタバースでは、ゲーム内のアイテムや土地などをNFT化して売却することでユーザーの収益に繋がります。
収益化を求めてユーザーが集まり、NFTを構築することで、提供元であるプロジェクトのトークン価値も高まり、それだけでも経済が活気的です。
さらに、ゲーム業界以外にもメタバースの経済活動に目を向ける大手企業があります。
- Facebook:メタバース「orizon Workrooms」で参加できるバーチャル会議室を展開
- Microsoft:メタバース用のVRヘッドセットやARメガネの開発、VRアプリも開発済み
- グリー:子会社が配信するバーチャルアプリ「REALITY」を元にメタバース参入へ意欲的
上記のように、日本だけでなく世界的な大企業がメタバース市場への参入を試みており、すでに関連アプリ提供やAR(拡張現実)の技術導入を実現しています。
企業がメタバース内で商品(NFT)のショールームを展開することもあり、経済活動として成り立っていることが注目される理由として大きいですね。
また、米金融大手のシティグループは2022年4月1日に、メタバース市場は2030年までに最大13兆(約1600兆円)ドルまで拡大するとの見方を示しています。
仮想通貨・NFT業界のバブルの影響
仮想通貨は2018年くらいから日本でも人気があり、トレーダーが徐々に増えてきました。
近年では、仮想通貨の単純な取引だけでなく、DeFiによる高金利の投資や、一般ユーザーによるNFT作成などで注目が集まり、バブル状態が続いています。
さらに、メタバースといったゲーム業界でNFTが盛んになり、トレードに興味がないユーザーも参入するようになりました。

そこで爆発的に人気となったのが「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」です。
空想の生き物「アクシー」を育て、繁殖、戦闘、取引することで収益化できます。
初期投資で20万以上かかりますが、アクシーを借りて稼ぐ方法もあるので、初期費用がない人も稼ぐことが可能です。
このような仮想通貨業界のバブル、Axie Infinityの人気はメタバースが注目される理由の一つです。
コロナ禍による新しいコミュニケーション手段としての人気
コロナ禍は、メタバース・仮想通貨業界に大きく影響したといえます。
家にいる時間が長くなり、外で人と会う機会が減ることで、今やオンライン帰省やリモートワークが主流となっていますね。
インターネットに触れる時間も長くなり、仮想通貨関連の話題は必然的に目に入ってくるかもしれません。
そこで新しいコミュニケーション手段、新しくネットで稼ぐ手段としてメタバースに注目が集まります。
友人同士はもちろん、他人同士でもメタバースで集まって遊ぶ、戦う、売る、買うといった第二の現実世界に浸ることができます。
もし、新型コロナウイルスの流行がなかったらメタバースの流行はもう少し遅かったかもしれません。
人気のメタバースプラットフォーム・関連銘柄
仮想通貨のインデックス商品を作成・維持するプロトコル「Index Coop」では、メタバースのインデックス商品「MVI」を提供しています。
この中から、人気度の高いメタバースプラットフォームを3つに厳選して解説します。
Decentraland

Decentraland(ディセントラランド)は、イーサリアムブロックチェーン上のメタバースです。
発行するMANAトークンは、Decentraland内のマーケットでアバターや装飾品、ネームなどのコンテンツ支払いに利用できます。
アプリケーション構築のための土地(LAND)を購入するためにMANAを使うこともあり、入手したLANDはコンテンツの売買をする市場として活用することも可能です。
つまり、MANAを保有して収益化を計ることができます。
もちろんLANDを購入せずに、アバターやその装飾品を専用のマーケットで購入・売買しても楽しめます。
Enjin Network

Enjin Networkは、イーサリアムブロックチェーンベースのゲーム開発プラットフォームです。
NFT化に特化しており、ユーザーはメタバース内のアイテムをENJトークン(NFT)として保存できます。
上の画像のように複数のメタバースがEnjin Networkで開発され楽しまれているのがわかりますね。
さまざまなネットワークの開発者がEnjin Networkでメタバースを構築、NFT化するメリットは、管理や取引、収益化、市場化が簡単にできるためです。
例えば、「The Six Dragons」はファンタジー世界が舞台のRPGで、戦士や魔術師が使う武器や鎧を、ゲーム内の鍛冶屋を介してNFT化します。
取引所経由ではなく、個人のウォレットでアイテムや武器をNFTとして保管できるので、いつでも他プレイヤーと売買・取引が可能です。
Cluster

Clusterは、無料で遊べるメタバースです。
スマホ・Windows・MACと幅広いデバイスに対応している事から、近年人気が急上昇しています。
世界中の人と繋がりが持てるので、最近では「メタバースオフ会」や「メタバースコンサル」というワードも浸透してきました。
アスレチックのような空間で遊んだり、頻繁に開催されているイベントへの参加が可能です。
日本発のメタバースである事や、無料で遊べるという点から、参加するハードルが低いという特徴もあります。
THE Sandbox
The Sandboxは、イーサリアムブロックチェーン上のメタバースで、すべてのゲーム内アイテム・資産・土地がNFT化されています。
ユーザーはNFTを構築・所有し、マーケットプレイスで売買することで収益化が可能です。
世界観はマインクラフトのようなイメージで、家や街を作ったり、ゾンビNFTが徘徊する土地(LAND)があったりと自由に遊んで構築できます。
The Sandboxを利用する上で必要な仮想通貨SANDは、2022年5月より国内取引所で初めてコインチェックでの取り扱いがスタートしました。
SANDに興味がある方は、コインチェック公式サイトをチェックしてみてください。
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メタバース関連銘柄が気になるという方はぜひビッコレTVもチェックしてみてください。
メタバースの始め方
ここではメタバースとして人気の高いDecentralandの始め方を紹介していきます。
おおまかな流れは以下の通りです。
- コインチェックでBTCを購入し海外仮想通貨取引所へ送金
- 海外仮想通貨取引所でMANAに変えてMetaMaskへ送金
- DecentralandとMetaMaskの連携
- Decentralandでプレイ開始
国内の取引所のアカウント作成・入金
メタバース上で使用できる仮想通貨はほとんどの国内仮想通貨取引所で取り扱いがありません。
そのため、海外の取引所で通貨を購入する必要がありますが、海外の取引所で日本円の入金は対応していないため国内の取引所でBTCやイーサリアムを入手し送金する必要があります。
国内の仮想通貨取引所の最大手はアプリダウンロード数No.1のコインチェックです。
特にこだわりがない人は、コインチェックのアカウントを作成しておくといいでしょう。
また、コインチェックではThe Sandbox内の仮想通貨「SAND」を扱っているので、気になる方はコインチェック公式サイトをチェックしてみてください。
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公式サイトの「口座開設はこちら」から進んで、メールアドレスとパスワードの設定、SMS認証を行います。
スマホからも登録できるので、上記のコインチェック公式動画も参考にしてください。
入金するために、本人確認と二段階認証も済ませておきましょう。

銀行振込やコンビニ収納代行を利用してコインチェックへ日本円を入金します。
入金後、販売所でBTCを購入するので、上の画像のようにBTCを選択して購入数量を入力しましょう。
「購入する」を選択すればBTCの入手が完了します。
コインチェックから海外仮想通貨取引所へ送金
購入したBTCを、コインチェックから海外仮想通貨取引所に送金します。
海外仮想通貨取引所において、MANAを入手しましょう。
海外仮想通貨取引所からMetaMaskへ送金
MetaMaskは、仮想通貨を保管するためのウォレットです。
MetaMask公式HPからダウンロードしましょう。

MetaMaskのウォレット画面です。
「Account1」の部分をクリックするとウォレットアドレスをコピーできます。
このアドレスを、海外取引所の送金ページに貼り付けて、MANAを移動させましょう。
上記の出金画面になるので、ネットワークは「ETH Ethereum(ERC20)」を選択して数量を入力、送金します。
これで、MetaMaskへMANAの送金が完了しました。
Decentralandへ登録する

Decentralandの公式HPにアクセスして、「GET STARTED」をクリックすると、上の画像のページになります。
「Play」をクリックするとウォレットの選択画面になるので、MetaMaskを選びましょう。
MetaMaskからDecentralandへ接続してよいか承認を求められるので、そのまま署名して進みます。
これでDecentralandで遊ぶ準備がすべて整いました。
実際にDecentralandをプレイする

Decentralandでは最初にアバターを作成します。
その次に自分のユーザーネームとメールアドレスの入力です。
規約に同意して、メタバースの世界で遊びましょう。
メタバースのまとめ
この記事では、メタバースの概要やNFTとの関係、始め方を解説しました。
重要な部分を要約して5つにまとめるのでもう一度確認しておきましょう。
- 仮想空間であるメタバースではアイテムの構築や売買が可能
- ユーザー資産をNFTとしてブロックチェーンに保管できる
- NFTは高額で売買されることもあり収益化に期待できる
- プレイユーザーが増えると通貨価値が上がりメタバースがさらに盛り上がる
- メタバースを始めるにはコインチェックで通貨を取引するのがおすすめ
このように、メタバースはただの仮想空間ではなく、一つの経済圏として活気に満ちています。
ブロックチェーン技術を用いることでNFT化できるようになったアイテムや土地が出回り、経済活動は盛んです。
コロナ禍で人と会うのが難しい世の中ですが、メタバースを使えばいつでも多くの人と繋がり楽しめます。
メタバースを始めるには、そのゲーム内で使える仮想通貨が必要なので、コインチェックで通貨を購入して始めましょう。
コインチェックでは、主要NFTトークンであるENJ(エンジンコイン)を取引できます。
さらに、コインチェックNFT(β版)では、The Sandboxで使えるトークン「LAND」の売買も可能となっているので、ぜひコインチェックを利用してください。
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