カナダドルの今後の予想/見通しを徹底解説!【初心者向け】

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カナダの法定通貨であるカナダドルはメジャー通貨と認識されており、活発な取引が行われています。

CADJPYで見るとトレンドを作りやすい傾向にあるので、高額な利益を出しやすい通貨ともいえます。

このページではそんなカナダドルについて、基本情報から今後の見通しまで詳しく解説していきます。

ぜひ最後まで読んで、FX取引の参考にしてみてください。

この記事に書いてあること
  • カナダドルの基本情報
  • 2020年3月から2023年11月時点緩やかな上昇中
  • カナダは資源国のため原油価格の影響を受けやすい
  • アメリカとの密接な関係にあり、連動した動きになりやすい
  • 政策金利の変更に注意
  • 各社予想
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目次

カナダドルの基本情報

カナダの法定通貨であるカナダドルは、アメリカとの経済的関係から米ドルの影響を大きく受けやすい傾向にあります。

また、石油や天然ガスなどのエネルギー資源が豊富であることから、資源国通貨として原油価格の影響も受けやすいです。

原油価格の影響を受けやすく、原油の上昇→カナダドルの上昇、原油の下落→カナダドルの下落といった相関性があります

カナダの主な重要指標
  • BOC政策金利発表
  • 雇用統計(失業率、雇用者数変化)
  • 四半期GDP(国内総生産)

上記の指標が特に意識され、指標後には活発な値動きとなる傾向にあります。

カナダドルの現在の為替レート

カナダドルの現在の為替レート
引用元:Trading Viewの提供チャート

2023年11月中旬時点では90円台で推移しており、金利と原油価格の上昇を受けて、CAD高トレンドとなっています。

また、対円相場で見ると円安の影響を受けて大きく上昇したという経緯もあります。

2020年2月は82~84円で推移していましたが、コロナショック後に73円台まで売られ、その後1年かけて値を戻しました。

USDCAD
引用元:Trading Viewの提供チャート

USD/CADのチャートを見ると現在に至るまで大きなトレンドは発生していません。

カナダドルの買いと米ドルの買いが均衡している状態と言えるでしょう。

カナダドルのこれまでの変動要因

次にカナダドルのこれまでの変動要因を見ていきましょう。

カナダドルのこれまでの変動要因

2015年1月にカナダ銀行(カナダの中央銀行)が政策金利の引き下げを開始しました。

それまで1%だった政策金利が2015年1月に0.75%、同年7月には0.50%まで引き下げられたことを受けて、強いカナダドル売りとなっています。

同年は原油価格の急落もあり、資源国としての経済の先行き不安からも値を下げました。

2016年は原油価格の回復に伴い多少は買い戻されましたが、2017年以降はアメリカ経済の停滞に連動してカナダドルも徐々に値を下げています。

2020年3月には新型コロナウィルスの世界的な流行を受け安値更新しましたが、現在に至るまで価格を持ち直している状況です。

ロシア・ウクライナ情勢悪化による原油価格高騰や、円安の影響・米金利上昇による連動したカナダドル買いなどが要因となって、現在は100円台で推移しています。

2023年に予想されるカナダドルの変動要因

次に2023年に予想されるカナダドルの変動要因を紹介します。

過去チャートから見ても、カナダドルの変動は以下の3つが要因で動く傾向にあります。

カナダドルの変動要因
  • 原油価格
  • 米国経済
  • カナダ経済・政策金利

長期トレードでは特に重要なポイントとなるので、ぜひ参考にしてみてください。

原油価格

資源国通貨として、原油価格が最大の変動要因の一つとなっています。

昨年の4月には新型コロナウィルスの感染拡大による需要減少を背景に、WTI原油先物価格が史上初のマイナスとなり話題となりました。

その後、需要は低迷を続けているものの、ワクチン開発を受けて需要回復が期待されたことに加え、供給面でも減産が続いたことで、足もとの価格はコロナ前の水準に近づいています。

原油価格がマイナス圏になった時も、カナダドルの急落が起きました。

また、その後に価格を戻し始めてから同じようにカナダドルも買いが入る状況となっています。

原油価格の変動はカナダドルの動きを見るうえで、切っても切り離せない相関関係にあるといえます。

参考までに、以下の表はWTI原油価格の大まかな推移です。

スクロールできます
年代2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年
価格($/バレル)48.7143.1950.7664.8257.0139.3174.5677.56

2022年2月からのロシア・ウクライナ情勢の悪化により、現在は原油価格の高騰が続いています。

資源国通貨であるカナダドルも相対的に上昇が続いている状況です。

米国経済

原油や資源、エネルギーと共に大きく影響を与えるのはアメリカの経済状況です。

新型コロナウィルスで経済の落ち込みを見せていたアメリカですが、2023年は経済回復が期待されています。

アメリカではバイデン大統領による新政権が誕生して、追加経済対策に注目が集まります。

2021年3月には200兆円規模の追加経済対策がした事が話題となりました。

現在のアメリカは、金利上昇やインフレなど経済に関する話題が豊富です。

連動してカナダドルの動きにも影響を与える可能性が高いので、米ドル関連のニュースや指標には注目していきましょう。

アメリカの重要度が高い指標
  • FOMC
  • 米国雇用統計
  • 国内総生産(GDP)
  • ISM製造業景況指数
  • 消費者物価指数

カナダ経済および政策金利

カナダの金利は2023年現在5.00%です。

2021年の第一期はマイナス成長が予想されることから、短期的に不安定な経済状況が予想されていました。

2020年から2021年の段階では、マイナス金利の導入も示唆されていましたが、2022年3月から段階的な利上げを実施しています。

新型コロナの影響で0.25%までの利下げが続いていましたが、徐々に金利を引き上げています。

しかし、2023年後半の直近では据え置きが続いており、利上げサイクルの終了が示唆されています。

カナダドルの今後の予想・見通し

次に、各会社が予想しているカナダドルの今後の見通しと予想を見ていきましょう。

価格や変動予想は長期トレードであれば特に重要視したいポイントです。

情報収集をしっかりと行い相場分析をしていきましょう。

三菱UFJ銀行

原油需要の増加見通しが産油国通貨カナダドルに追い風になりそうだ。ロシアのノバク副首相は 10 日、西側諸国がロシア産石油・石油製品に上限価格を設定したことへの対抗措置として、3月に石油生産を約5%、日量 50 万バレル削減すると述べた。また、14 日にOPECが発表した 2023年の世界石油需要の増加見通しでは、 日量 232 万バレルと、前月の 222 万バレルから上方修正された。同見通しでは、需要増加の鍵を握るのは中国の需要復活と、それが中国を含めた他地域や世界経済全体に与える影響と指摘する。

MUFG – FX Monthly

カナダは中国と密接な関係にありますが、直近では中国経済の低迷により原油需要も落ち込んでいました。

三菱UFJの見通しでは、中国での原油需要が増すことで、カナダドルには追い風となると予想しています。

また、カナダ中銀がタカ派的姿勢を崩さない状況もカナダドル高を支える要因と指摘しています。

野村証券

野村証券では、2023年のカナダドルを以下のように述べています。

BoCは海外中銀の動きをそれほど意識しない姿勢を明らかにした一方で、堅調な1月雇用統計を受けややタカ派的なコミュニケーションを行った。BoCは引き続き労働市場の動向を注視するとみられ、利上げ停止スタンスの持続性を見るうえでは、移民流入の影響や米景気の先行きに注目が集まる。仮に米景気の上振れを主因にBoCがタカ 派化した際は、FRBへの利上げ期待も高まっていると見られ、米国とカナダの金利差 拡大にはつながらず、カナダドルへの影響は限定的となるとみられる。

野村證券 – 国際金融為替マンスリー 2023年

野村証券では、今後のカナダドルを米国経済やBocの政策金利動向に左右されるとしています。

現在アメリカの経済が低迷する中でカナダ経済にも連動して悪化が見られるのは懸念です。

しかし、原油価格の高騰や中銀の強気姿勢はカナダドルを下支えする可能性があるとしています。

各社予想まとめ

以上のように、各社とも直近相場ではカナダ中銀の動向に注視すべきとしています。

カナダでは現在インフレ抑制のために段階的な利上げが続いていましたが、経済悪化の懸念もぬぐい切れません。

利上げペースが徐々に縮小していることもあり、落ち込んだ経済に復活も見えてきそうです。

また、原油価格の動向はカナダドルを支える材料との見通しは共通しています。

原油価格の動向や各国での需要次第ではカナダドルを下支えする材料となり得るでしょう。

本記事の解説を踏まえながらも、最新の情報をアップデートして丁寧に分析していきましょう。

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