QQQとは?株価や配当利回り・今後の予想/見通しについて分かりやすく解説!【特集】

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InvestNavi(インヴェストナビ)編集部です。我々は、証券会社銀行省庁等の出身者や、FP証券外務員などの資格を持つ有識者を中心に、株式・為替・仮想通貨をはじめとした各分野に精通した金融の専門家によって結成されています。各自の専門知識をもとに、鮮明かつ初心者の方々から上級者の方々まで参考にすることができる信頼性の高い情報を提供します。

世界の経済をけん引する米国。その株式市場へ投資する方法として、最も基本となるのがインデックス投資です。

その中でも昨今注目を集めるのがNASDAQ100と、それに連動するETFであるQQQです。

このページでは、QQQの特徴と、さらに投資効率を最大化するCFD取引についても解説を行います。

ぜひ最後まで読んで、取引の参考にしてください。

この記事をまとめると・・・
  • QQQはNASDAQ100指数の値動きに連動する米国株インデックスETF
  • NASDAQ100はGAFAM銘柄が大半を占め、ハイテク銘柄へ幅広く投資可能
  • 米国経済は堅調で、今後も成長が見込まれる
  • QQQ投資には、現物取引とCFD取引に2種類がある
  • CFD取引を活用して少ない資金で効率的にQQQに投資したいなら最大手のGMOクリック証券が最適!

QQQへ投資をするなら多くのトレーダーから利用される最大手のGMOクリック証券が最適です。

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目次

QQQとは?

QQQとは米国のNASDAQ100指数の値動きに連動する米国インデックスETFのことで、インベスコという運用会社が運用しています。

概要

QQQは、NASDAQ100を参照するETFとしては最もメジャーかつ長い歴史を持ち、米系のInvescoが運用しています。

QQQの基本的な情報は以下の通りです。

正式名称Invesco QQQ Trust Series 1
インデックスNASDAQ100
設定日1999年10月3日
配当利回り0.61%
3カ月トータルリターン-8.18%
3年トータルリターン7.56%
5年トータルリターン16.47%
経費率0.20%
2024年1月時点 出所:Bloomberg

NASDAQ100とは、米国のNASDAQ証券取引所に上場する銘柄のうち、金融機関を除く、時価総額上位100社の指数です。

日本のニュース等では、“NASDAQ総合”が言及されることが多いですが、こちらは全銘柄(3,000以上)の指数です。

2023年10月時点の構成銘柄上位10は以下の通りです。

名称数量ファンドの割合
AAPL:USアップル128.97 百万19.15 十億12.40
MSFT:USマイクロソフト74.83 百万18.60 十億12.04
AMZN:USアマゾン・ドット・コム102.83 百万9.33 十億6.04
NVDA:USエヌビディア32.17 百万7.39 十億4.78
GOOG:USアルファベット61.34 百万5.58 十億3.62
GOOGL:USアルファベット61.36 百万5.56 十億3.60
TSLA:USテスラ31.83 百万5.52 十億3.57
META:USメタ・プラットフォームズ29.40 百万5.28 十億3.42
AVGO:USブロードコム5.30 百万3.26 十億2.11
PEP:USペプシコ18.02 百万3.10 十億2.01

人気の理由

上記の通り、NASDAQ100は、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(google)、テスラなど、いわゆる大型ハイテク株が上位を占めており、QQQに投資することでこれら大型ハイテク株に分散して取引することが可能となります。

例えばS&P500指数でももちろんGAFAMが最上位に組み入れられていますが、ITセクターの比率はS&P500が25%強であるのに対し、NASDAQ100は50%強とさらに高く、より成長産業への組み入れ率が高い指数と言えます。

他方で、換言すればNASDAQ100は大型ハイテク銘柄に支配されているので、これらの値動きや見通しに最大限の注意が必要です。

特にこれらのハイテク銘柄は “グロース株” と呼ばれ、その高い成長性ゆえに株価の上昇が期待されている銘柄となります。

この反対が “バリュー株” で、企業の価値(=ファンダメンタルズ)に対して、実際の株価が低い銘柄を指します。

ここで、金利上昇や景気回復の局面では、グロース株よりもバリュー株が選好され、グロース株が下落する傾向があります。

この背景には専門家の間でも様々な議論がありますが、通説としてはグロース株の低いPERが理由とされています。

2020年後半まではグロース株の成長がバリュー株を上回っていましたが、その後、2020年11月~2021年4月の期間は金利上昇と景気回復が意識され、バリュー株がグロース株を12%上回るパフォーマンスになっています
(Source: Schroders 2021年5月24日)。しかし、足元の2021年6月以降は、再びグロース株がバリュー株を再逆転しています。

QQQをその他の米株ETFと比較した際、このような背景で値動きに差が出ていることは理解する必要があります。

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QQQのこれまでの価格推移

下記のチャートがQQQの長期的な値動きを示すチャートになります。

QQQの5年前からの騰落率を青線、比較対象としてVOO (S&P500に連動する代表的なETF)をオレンジ線で示しています。

QQQのこれまでの価格推移
出所:Tradingviewの提供チャート

騰落のタイミングやトレンドは概ね一致しているものの、QQQは総じてより高いリターンになっていることがわかります。

直近5年でQQQの価格は+69%になっています。これに対しS&P500は+45%です。

これまでにパフォーマンスから注目されるQQQはIG証券で取引をすることが可能です。

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QQQの現在の価格チャート

続いて、現在のQQQの価格を見てみましょう。QQQは10月31日現在$349で取引されています。

下のチャートは直近3年の価格推移を示したものです。

出所:Tradingviewの提供チャート

この期間でのポイントは以下のようなものがあります。

2020年7月~主なポイント
  • ~2021年2月 政府の経済対策・FRBの金融政策・ワクチン期待での上昇
  • 2021年2月~5月 インフレ懸念による調整局面
  • 2021年6月~ グロース株の再評価
  • 2022年1月 米国債利回りの上昇を受けてハイテク株売り
  • 2023年現在 米景気回復期待から上昇

~2021年2月 政府の経済対策・FRBの金融政策・ワクチン期待での上昇

COVID-19によるロックダウンは、いわゆる「巣ごもり需要」として在宅サービスの利用を促しました。

その結果、2020年のコロナショック以降、ハイテク株を中心に参照するQQQは驚異的な成長を見せました。

また、政府の経済対策やFRBの金融政策による投資マネーの流入や、ワクチン開発(経済の再開)への期待から、米国株全体が右肩上がりで上昇していました。

※ただし、ワクチン開発は、経済再開で恩恵を受けそうな銘柄(=ハイテク株以外)への投資意欲を高めましたので、前述の通り2020年終盤以降はQQQの中心であるグロース株よりも、バリュー株のほうがパフォーマンスは良好でした。

2021年2月~5月 インフレ懸念による調整局面

2021年2月より、米国のインフレ懸念が高まり、株価調整と金利上昇局面に入りました。

QQQも340$/株付近まで上昇しましたが、3月上旬には300$まで一時的に下落します。

その後、長期金利の上昇が一服したことから、4月には340$を超えます。

しかしながら5月上旬に、4月CPIの高い結果を受け、NASDAQ100を含む米国株全体は再び調整が入りました。

5月中旬にはQQQの価格は一時320$/株を切る水準まで下落しています。

2021年6月~ グロース株の再評価

2021年6月中旬、FRBの金融政策決定会合であるFOMCが、利上げ想定タイミングの前倒しを発表し、市場にサプライズを与えました。

ただしNASDAQ100にはネガティブな影響はなく、むしろFOMCの発表後も長期金利が安定的に推移したことで、グロース株が再び優位となる展開になりました。

7月上旬、QQQは360$前後で取引されており、2か月で12%以上値上がりしたことになります。

2022年1月 米国債利回りの上昇を受けてハイテク株売り

2021年の年末~2022年の年始までは、一時$400まで価格を伸ばしていましたが、2022年1月20日現在は$366.48で取引されています。

アメリカの大手金融グループ「ゴールドマンサックス」の決算が振るわず米国株式市場への重しとなったほか、米国債利回りの上昇を受けてハイテク株が売られた事が要因です。

個別銘柄で見ても、アップルやメタプラットフォームズといった銘柄での下落が相次いでおり、QQQの価格を圧迫しています。

2023年現在 米景気回復期待から上昇

2022年からは米国経済の減速懸念により大きく下落しましたが、2023年より回復傾向です。

ハイテク株の注目度増や、米利上げペースの鈍化期待が大きく影響しています。

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QQQの今後の予想・見通し

QQQ、すなわちNASDAQ100指数と、その裏側にある米国経済の今後の予想・見通しをまとめたものが下表です。

タイムスパン見通し
短期ワクチン普及による国内経済の再開・回復
金融政策の正常化(量的緩和の縮小)
中期ワクチン普及によるグローバル経済の再開・回復
政策金利の利上げ
バイデン政権の増税、およびこれに伴う経済成長・株価への悪影響
長期ハイテク企業のプラットフォーム強化
EV(電気自動車)へのシフトでTeslaと関連企業の需要がさらに増加
アメリカの国家的地位は持続する可能性が高い

それでは短期的には米国株式市場にどのような展開が予想されるのでしょうか。

以下にマーケットの有識者のレポートおよびコメンタリーを紹介します。

野村証券

野村証券の米国株に関する週次レポートです。

2023年は、景気減速に伴うインフレ鎮静化が展望でき る年となろう。そこからは利上げ停止に伴う、米ドル安・金 利低下・株高という2022年とはちょうど逆の動きが予想さ れる。米国の利上げは、インフレのピークアウトを前提に、 今年2月に利上げ幅が25ベーシスに再度縮小されたうえ で、年央までに利上げ停止されるというのがメインシナリ オとなろう。しかし、そこに至る経路は紆余曲折が見込まれる。

野村証券

野村証券では、2023年も米国株の調整材料となるインフレが減速する可能性が高いと予想しています。

SMBC信託銀行

続いて、SMBC信託銀行のレポートです。※リンク先のレポートは自動的に更新されます

米主要企業の決算を手掛かりに、個別銘柄の物色が続くと思われる。また、7日の一般教書演説で、バイデン大統領がハイテク業界への監視強化を提言すると報じられており、同セクターへの影響を警戒したい。加えて、パウエルFRB議長などFRB高官の発言機会があり、市場の利上げ観測の変化に注目。

SMBC信託銀行 – Weekly Market Report 2/6号

こちらも米国株式市場については後退に転じると予想されています。

三菱UFJ信託銀行

最後に、三菱UFJ信託銀行の2023年時点の見通しです。※リンク先のレポートは自動的に更新されます

• 過去の局面では、米国株は利上げの打ち止め以降は上昇基調に。今後、FRBの政策金利打ち止め観測の高まりとともに、株価の持ち直しを想定。

三菱UFJ信託銀行 2023年度投資環境見通し

景気回復と共に企業業績は明るいとしていますが、利上げが株価の上昇を妨げると予想しています。

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QQQへの投資方法

QQQへ投資する際は、現物を購入する方法と、CFD取引で投資する2パターンが存在します。

それぞれのパターンで投資できるネット証券会社を紹介していきます。

現物取引

現物の場合は、国内では多くのネット証券がQQQを取り扱っています。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • SMBC日興証券
  • マネックス証券
  • サクソバンク証券

松井証券、カブコム証券では取り扱いは無いようですが、大手ネット証券で取引が可能です。

NISA、ジュニアNISAでも取引が可能となっています。

CFD取引

CFD(Contract for Difference)取引とは、”差金決済取引” を意味し、デリバティブ取引の一種です。

IG証券 CFD

差金決済とある通り、現物の受け渡しはせず、取引開始時と終了時の差額(=損益)のみをやり取りする取引です。

CFDのメリット・デメリットは以下の通りです。特筆すべきはその資金効率で、少なくとも証拠金(およそ20%)があれば取引が可能となります。

メリットデメリット
少ない資金で投資することができるレバレッジをかけるとリスクも大きくなる
売りから入ることができる追証の可能性がある

最も有名なCFD取引がFX取引になりますが、株や商品のCFD取引も存在しています。

先物とは異なり期限なく取引できますが、長期保有で買い持ちする場合は、約3%/年の金利がかかることに注意が必要です。

CFD取引であれば手数料無料のGMOクリック証券が最適です。

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QQQにおすすめ証券会社

次に、CFD取引、現物取引のそれぞれについて、おすすめの証券会社を紹介します。

GMOクリック証券

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対応取引取引手数料取引単位取引時間詳細
CFD取引無料1株23:30~6:00
(サマータイム:22:30~5:00)月曜〜金曜の
8:00〜翌6:15
(米国夏時間
7:00〜翌5:15):30~6:00
(サマータイム:22:30~5:00)
公式ページ

GMOクリック証券はCFD取引にかかる手数料が無料であるため、取引コストを抑えて運用することができます。

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QQQに関するよくある質問

最後に、QQQに関するよくある質問とその回答を紹介します。

安全な投資といえるのか?

海外のアセットマネジメント会社による、海外株式の上場投資信託、と言われてもピンとこない方は多いと思われます。

国内でも、小規模な投資顧問会社による投資詐欺事件がニュースで取り上げられ、「海外投資=危ない」との認識を持たれる方も一定程度いらっしゃいます。ですが、以下の点を考えれば、QQQ投資は相応に安全といえると思います。(もちろん、市場の変動による下落リスクは存在しています)

まず、QQQのようなETFの運用資産は運用会社とは分別管理されているため、QQQの運用会社であるInvescoが破綻した場合でも投資家の資産は目減りしません。そもそもInvescoは預かり資産が1.4兆ドル(=154兆円)で、世界有数の資産運用会社です。これは、日本最大のアセットマネジメント会社である野村アセットマネジメントの2倍以上の規模です。

また、QQQは、2021年6月末時点の純資産額が1,800億$(20兆円)で、世界で5番目に大きいETFとなっており、すでに世界中の投資家がその資産を投じていることがわかります。

なお、どうしても海外の運用会社を避けたい場合は、野村AMおよび日興AMが設定するETFも存在しますが、それぞれ信託報酬は0.495%, 0.25%と、QQQの0.20%よりも高く、パフォーマンスはQQQに負けることがほぼ確実となっています。

なぜ配当利回りが低いのか?

2023年10月時点のQQQの直近配当利回りは0.58%となっており、これはS&P500のETFであるVOOの1.33%と比べても低い水準となっています。

この背景としては、前述の通り、QQQが参照するNASDAQ100指数の構成銘柄の多くをハイテク企業やヘルスケア等が占めているわけですが、これらの企業が株主還元に積極的ではなく、利益を配当ではなくR&DやM&Aに回すことで企業価値の向上を目指す傾向があるためです。

つまり、QQQ投資はインカムゲイン狙いではなく、キャピタルゲインを目的とするものと言えます。

米国株投資の場合、後述の通りインカムゲインの10%は源泉徴収されますので、むしろ投資先の企業が利益を配当せずに内部留保して企業価値を高めることで、投資リターンとしては有利な結果になるとも言えます。

税金はどのように処理されるのか?

耳慣れない金融商品に投資する際は、その投資本来のリスクに加えて、手続き面でも不安を持たれるのは当然のことです。

現物をSBI証券などの日系ネット証券で売買する場合は、国内株式(国内上場ETF)と取り扱いは原則変わりません。

唯一、配当金のみが米国にて10%源泉徴収されますが、譲渡所得を特定口座(源泉徴収あり)とすれば確定申告は不要です。

CFD取引を取引する際は、原則として雑所得となり、確定申告が必要となります。

IG証券にはプレミアムサービスとして税理士の紹介サービスもありますし、オフィシャルサイトの日本語Q&Aも充実していますので、大きな心配はなさそうです。

IG証券におけるスワップポイント・ファンディングコストを含むCFD/FX取引の実現損益は、雑所得として申告分離課税の対象となります(対象は個人のみ)。利益に対しては税金が課され、原則、確定申告が必要になります。
※また、2012年1月1日取引分から、確定申告により最大3年間の損失額の繰り越しが可能となっております。詳細は所轄の税務署へお問合せください。

IG証券 CFD取引とその仕組み

もちろん、投資する方のステータスによって状況は変わりますので、個別に不安な点は、お近くの税理所や税理士に相談して潰しこんでおくことをおすすめします。

QQQのまとめ

ここまで、米国株ETFでも特に注目の集まるQQQについて解説を行いました。

この記事をまとめると・・・
  • QQQはNASDAQ100指数の値動きに連動する米国株インデックスETF
  • NASDAQ100はGAFAM銘柄が大半を占め、ハイテク銘柄へ幅広く投資可能
  • 米国経済は堅調で、今後も成長が見込まれる
  • QQQ投資には、現物取引とCFD取引に2種類がある
  • CFD取引を活用して少ない資金で効率的にQQQに投資したいなら世界最大手のIG証券が最適!

世界経済をけん引する米国の、特に成長市場であるハイテク株に効率的かつ分散投資が可能とする金融商品です。

さらに、CFD取引を活用することで、少ない資金でも効率的にQQQへ取引を行うことができます。

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監修者

InvestNavi(インヴェストナビ)編集部です。我々は、証券会社銀行省庁等の出身者や、FP証券外務員などの資格を持つ有識者を中心に、株式・為替・仮想通貨をはじめとした各分野に精通した金融の専門家によって結成されています。各自の専門知識をもとに、鮮明かつ初心者の方々から上級者の方々まで参考にすることができる信頼性の高い情報を提供します。

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